白馬岳 4山縦走と不帰ノ嶮
- GPS
- 20:12
- 距離
- 34.5km
- 登り
- 3,505m
- 下り
- 2,894m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:58
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 7:24
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 6:17
天候 | 夕刻に雨 2日目は雷と激しい雨でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
何年目かの夏の遠征。今年の目標は4つ。
1 大雪渓
2 小蓮華山…NHK「坂の上の雲」で放映された稜線歩き
3 白馬岳
4 不帰ノ嶮へのチャレンジ
青森市を夕方に出発。毎度のことだけど運転はつらい。行きたかったフォッサマグナミュージアムとパークで、ヒスイやこの近隣の特異な地質を学びます。白馬村のヨーロッパ風の街並みに驚いた後、猿倉駐車場へ。
翌朝、1日目のスタート。感激の大雪渓を経て頂上宿舎へ。テント場着3番目くらいで1等地に張った後、白馬岳へ。「これが白馬か〜」と感激。テントに戻って早めの祝杯。夜はお決まりの雨。
2日目は小蓮華山へ。水とパンだけヤッケのポケットに突っ込み、2度目の白馬山頂を越えて向かいます。小蓮華はNHKドラマの放映後から、ぜひ訪れてみたい場所でした。素晴らしい縦走路でした。テント場に戻り、荷物を背負って杓子・白馬鑓の縦走へ。どちらも登り返しがきつかった。帰宅後、地形図で調べると200m以上ありました。鑓頂上で京都のトレラン男性と会話し、お互いに「いいお話聞けました」。天狗山荘で2泊目。夕方から激しい雨と雷。夜中まで続きテント底も浸水。「岩は濡れているだろう。こりゃ〜明日は不帰ノ嶮は無理だな。」と鑓温泉からの下山を覚悟しましたが、翌朝は雨が上がりました。
3日目。曇りながら風も無いようなので、不帰に向かって出発。“天狗の大下り” は下り始めがちょっと厳しい。コルから登り返しです。雨で重くなったテントを担ぎながらの登りで息はゼーゼー。キレット、喫を経て、いよいよ曲へ。何か所か逆層の岩部分があり、手は鎖ながら足ホールドに迷う場面も。足をスメアして鎖で体を強引に持ち上げる箇所がありました。「三点支持、三点支持…」と念仏のように唱えながら進みます。確実に歩を進め曲北峰、さらに南峰へ。核心部は過ぎたと思われ、緊張から解放されます。ガスで眺望は無いながらも、唐松岳を経てリフトを乗り継ぎ下山しました。
改めて日本アルプスは、傾斜角度、仰角、登り返し標高差などが大きいと思いました。カールの上部になるほど角度は強まり、足への負担が増します。稜線が岩や石だけで植生が全く無い所も。食事提供の山小屋や登山客の多さなどで安易に考えがちですが、山自体の厳しさはそれによって変わるものではないと思いました。4つの目標を達成、特に不帰ノ嶮を歩き通すことができ、充実感に浸りながら車を走らせました。仮眠等含め17時間半の帰路となりました。
素晴らしいとしか言えません。
レコを拝見しながら、行ったこともないのに、
自分も登っている気分になれました。
体力が羨ましいです。
お疲れさまでした。(^o^)
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
今年も行っちゃいました。 白馬というと勝手に女性的なイメージを持っていましたが
実際、女性が多い感じがしました。でも登山路自体は、傾斜角の大きさや登下降の激しさで
なかなかのものでした。夕刻から夜は必ず雨が降ります。濡れたテントを背負って行動する覚悟も必要です。でも山小屋を利用すれば、自由度は高まると思います。syakunageさんもぜひ行ってみてください。それから八甲田等、いつかご一緒したいですね。
クルマはどうされました?来年あたり行ってみたい!
コメントありがとうございます。
jakaさんにお会いする前から「今年は白馬縦走じゃ!」と決めていたのですが、入山を、猿倉からの大雪渓にするか、栂池からの大池からにするかを決めかねていました。jakaさんが仰った「大雪渓は素晴らしかった」の一言で、大雪渓に決めたという感じです。
リフト→ゴンドラと乗り継ぎ、歩き10分でアルピコ交通白馬バスターミナルへ、猿倉行きに乗車して車を回収しました。最終が15:15なのでそれに間に合わなければタクシー(4000円くらいだそうです)で猿倉に行くことになります。私は1本前の14:05に間に合い、それで猿倉に戻りました。
若い時の感動をもう一度! あの時の自分に逢うために(?)、jakaさん、ぜひ再訪してください。
コメントでエネルギーをいただきました!
大雪渓😅サイコー
まず計画してみよっと、ありがとうございます?
素晴らしい山行ですね!
ぼくにはちょっと怖すぎて行けない山域です💦
コメントありがとうございます。
本山頂上の後に烏帽子・梅花皮岳方面まで足を延ばすnozakiiiさんですから、縦走は大丈夫ですよ。不帰ノ嶮も鎖が張ってあるので、まずは大丈夫です。村営頂上小屋よりも南側(杓子、鑓、不帰)は人も少なくなるので、静かな山歩きが楽しめます。
nozakiiiさんの住む新津からも近いといえば近いですよね。青森よりははるかに…。天空の縦走路、素晴らしかったです。レコをお待ちしております。
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