剱岳(源次郎尾根バリュエーション)
- GPS
- 22:01
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,155m
- 下り
- 2,190m
コースタイム
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 4:55
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 3:06
- 合計
- 11:40
天候 | 3日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰りは立山、富山経由北陸新幹線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
とりつき手前の雪渓はかなり溶けており、所々穴も開いていて注意が必要とのこと |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
山岳会の夏合宿は8名で剱岳へ。6名で源次郎尾根、2名は別山尾根ルートで剱岳の山頂を目指した。
Day1:毎日あるぺん号で朝7時頃に室堂BTへ到着。立ち食いソバで景気付けをしたかったが、8時半OPENとのことで断念。玉殿の湧水で美味しい水を汲んだら初日は剱沢キャンプ場までの半日コース。新室堂乗越経由で景色を楽しみながらゆっくり歩いて昼過ぎにテント場へ到着。それなりに良い幕営スポットも残っておりテントをはったら早めの宴会。最近100名山踏破を達成したメンバーのために頑張って運んだスイカで乾杯!重量2.8kgのスイカ、喜んでもらって運んだ甲斐がありました♪
Day2:1時半起き3時出発。本来のルートは雪渓を降りてとりつき点に向かうようだが、雪渓の融雪が進んでいるとのことで、とりつき点の近くまで夏道を使って雪渓のトラバースは最短ルートをとった。3時出発パーティーが何組かいたようで、前後にヘッテンがたくさん見える。とりつき点でハーネスを付けたらいざ登攀開始。1峰まではひたすらの登り。前半は樹林帯をくぐったりまたいだりしてさながら沢登りのツメのよう。2箇所ほどガバが掴みづらく、うち1箇所はスパっときれた谷をスリングを使ってよじ登る箇所があり冷や汗をかいた。1峰までの後半は稜線に出て絶景と高度感とで息が上がる。
1峰から2峰までは100メートル以上はがっつり下って再びの登り。絶景が続くため緊張しながらも苦しさはない。2峰に到着すると目前に雄々しい剱岳が迫る。2峰目からは30メートルほどの懸垂下降があり、数パーティーの待ちで1時間程の絶景休憩時間。もぐもぐタイムと写真タイムで楽しむ。久しぶりの懸垂下降でセットにもたもたしつつ、なんとかクリア。そのあとはザレてはいるものの難所はなく山頂へ到着。山頂は大賑わいだ。順番で写真を撮ってゆっくり休憩をとったら別山尾根から下山。一般ルートとはいえさすが難関ルート、高度感のあるパートをいくつか超えて下山。剣山荘で別行動をしてたメンバーと偶然に出会え、生ビールで乾杯。
Day3:元々は奥大日のピストンを予定していたが、台風が近づき天候が微妙なことと、Day2で出し切ったこともありこの日に下山することに。延泊メンバーに別れをつげ下山。9時にみくりが荘で温泉に入り(幸い9時前に受付を済ませられたので渋滞にははまらなかったが、温泉渋滞は要注意)、10時室堂発のバスに乗って乗換えて富山駅へ。白エビ丼と日本酒で打ち上げをして新幹線で帰路についた。
源次郎尾根は11時間程度で下山できたが、渋滞も見越してもっと時間がかかる想定だった。体力が切れることなく、かつ登攀で時間がかかりすぎることもなく登りきれたのは、今シーズンに積み重ねた長時間持久系山行と登攀系登山の経験が大きかった。
この積み重ねを踏まえて、来月はいよいよ北鎌尾根へ。少しずつながら自分のレベルアップを感じられて嬉しい。
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