ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 586319
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

北蔵王 北雁戸山〜山形神室 「欲張りすぎてヘトヘト」

2015年02月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:28
距離
17.1km
登り
1,597m
下り
1,580m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:57
休憩
0:32
合計
10:29
距離 17.1km 登り 1,597m 下り 1,597m
5:19
125
国道286号関沢冬季閉鎖ゲート
7:24
7:25
14
7:39
7:40
6
8:06
13
8:19
8:29
11
8:40
8:41
9
8:50
9:01
7
9:08
10
9:18
45
10:03
40
10:43
49
11:32
11:36
45
12:21
12:24
22
12:46
33
13:19
25
13:44
13:45
123
15:48
国道286号関沢冬季閉鎖ゲート
補足
13:51 山工高小屋 着
 |  休憩
15:08 山工高小屋 発

天候 くもり
風弱め
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関沢IC付近、国道286号関沢冬季閉鎖ゲート前に駐車
コース状況/
危険箇所等
●笹谷峠〜カケスガ峰
トレースあり、踏み固められており特に問題はなし。
スノーシュー使用

●カケスガ峰〜雁戸山
トレースあり
前山を通り滑川分岐まではスノーシュー使用
蟻の戸渡りからアイゼン、ピッケル使用
ロープはしっかり出ているので問題はなかった。

●笹谷峠〜山形神室
・大関山〜ハマグリ山はトレースあり、スノーシューが便利
・ハマグリ山〜トンガリ山、トンガリ山手前の急登が大変でした。
・急登はクラストした雪でアイゼンを使用したほうが良い。
・トンガリ山からの下りで雪庇の上を歩いただろうトレースがありクラックが入っていてゾッとした、雪庇に注意。
・山形神室手前の登り、クラストした雪、アイゼンが登りやすかったです。トレースは不鮮明、視界不良時は注意。
5:26 まだ暗い中出発、今日はちょっとハードな山行になりそう。
2015年02月08日 05:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
2/8 5:26
5:26 まだ暗い中出発、今日はちょっとハードな山行になりそう。
月明かりでほんのり明るい
2015年02月08日 05:41撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2/8 5:41
月明かりでほんのり明るい
笹谷古道で笹谷峠まで向かいます
2015年02月08日 05:41撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2/8 5:41
笹谷古道で笹谷峠まで向かいます
笹谷峠到着、峠は相変わらずガスってる
2015年02月08日 06:09撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2/8 6:09
笹谷峠到着、峠は相変わらずガスってる
山工高小屋、中は覗かなかったが誰か泊まっていたのかな?
2015年02月08日 06:15撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
2/8 6:15
山工高小屋、中は覗かなかったが誰か泊まっていたのかな?
八丁平の鉄塔を通過
まずは雁戸山に向かいます
2015年02月08日 06:22撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2/8 6:22
八丁平の鉄塔を通過
まずは雁戸山に向かいます
前日の好天で賑わったのか、トレースはしっかり残っていました。
2015年02月08日 06:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
2/8 6:47
前日の好天で賑わったのか、トレースはしっかり残っていました。
振り返ると山形神室が見えた。
ガスっているのは峠だけだった。
2015年02月08日 07:06撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7
2/8 7:06
振り返ると山形神室が見えた。
ガスっているのは峠だけだった。
遠くを見れば月山も見える
2015年02月08日 07:07撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
2/8 7:07
遠くを見れば月山も見える
太陽の明かりがあると安心する
2015年02月08日 07:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
2/8 7:19
太陽の明かりがあると安心する
えび
2015年02月08日 07:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2/8 7:19
えび
カケスガ峰到着
雁戸山の姿が見えた
2015年02月08日 07:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
9
2/8 7:21
カケスガ峰到着
雁戸山の姿が見えた
瀧山
2015年02月08日 07:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
2/8 7:21
瀧山
宮城側は雲海が広がっています
2015年02月08日 07:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7
2/8 7:21
宮城側は雲海が広がっています
朝日連峰
2015年02月08日 07:22撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
11
2/8 7:22
朝日連峰
月山
2015年02月08日 07:22撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
2/8 7:22
月山
これから向かう雁戸山
2015年02月08日 07:23撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
8
2/8 7:23
これから向かう雁戸山
先週は強風でまったく視界がなかったカケスガ峰、今日は風もなく穏やか。
2015年02月08日 07:23撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
2/8 7:23
先週は強風でまったく視界がなかったカケスガ峰、今日は風もなく穏やか。
山形神室、仙台神室
2015年02月08日 07:39撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
2/8 7:39
山形神室、仙台神室
前山から雁戸山
この構図結構好き
2015年02月08日 07:40撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
12
2/8 7:40
前山から雁戸山
この構図結構好き
蟻の戸渡り、間近で見ると壁
2015年02月08日 07:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
2/8 7:57
蟻の戸渡り、間近で見ると壁
ピッケルまともに使ったの初めてかもしれない!
2015年02月08日 07:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
2/8 7:57
ピッケルまともに使ったの初めてかもしれない!
雁戸山最後の登り、夏はロープがあるが、もちろんこの時期は完璧に埋まってます。
雪は締まっているので登りやすかったです。
2015年02月08日 08:09撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
2/8 8:09
雁戸山最後の登り、夏はロープがあるが、もちろんこの時期は完璧に埋まってます。
雪は締まっているので登りやすかったです。
1484.6M、北雁戸山山頂到着〜
念願の厳冬期雁戸山
2015年02月08日 08:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
10
2/8 8:18
1484.6M、北雁戸山山頂到着〜
念願の厳冬期雁戸山
双耳峰の南雁戸山
南雁戸山への登りはどういうルートで登るんだろう?
2015年02月08日 08:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
2/8 8:18
双耳峰の南雁戸山
南雁戸山への登りはどういうルートで登るんだろう?
熊野岳方面
2015年02月08日 08:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
2/8 8:19
熊野岳方面
相変わらず宮城側は雲海
2015年02月08日 08:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
2/8 8:19
相変わらず宮城側は雲海
奥に朝日連峰
2015年02月08日 08:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
2/8 8:19
奥に朝日連峰
辿ってきた稜線、笹谷峠付近はガスってますね
2015年02月08日 08:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
2/8 8:19
辿ってきた稜線、笹谷峠付近はガスってますね
山形盆地、奥には朝日連峰〜月山
2015年02月08日 08:19撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2/8 8:19
山形盆地、奥には朝日連峰〜月山
山形神室〜仙台神室、面白山などなど
2015年02月08日 08:20撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7
2/8 8:20
山形神室〜仙台神室、面白山などなど
ここまで約3時間、予定していたよりずっと早かった。
2015年02月08日 08:22撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7
2/8 8:22
ここまで約3時間、予定していたよりずっと早かった。
北雁戸山から南に少し移動した所の笹雁新道への分岐
2015年02月08日 08:25撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
2/8 8:25
北雁戸山から南に少し移動した所の笹雁新道への分岐
南雁戸山方面のトレースはなさそう?
2015年02月08日 08:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
2/8 8:26
南雁戸山方面のトレースはなさそう?
この日は東風だったので仙台側の方が天気が悪い
2015年02月08日 08:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
2/8 8:26
この日は東風だったので仙台側の方が天気が悪い
笹雁新道方面の山はなんて名前なんだろう?
2015年02月08日 08:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
2/8 8:26
笹雁新道方面の山はなんて名前なんだろう?
朝日連峰
2015年02月08日 08:27撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
2/8 8:27
朝日連峰
蟻の戸渡りから笹雁新道方面
2015年02月08日 08:34撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
2/8 8:34
蟻の戸渡りから笹雁新道方面
振り返って北雁戸山
2015年02月08日 08:39撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
2/8 8:39
振り返って北雁戸山
蟻の戸渡りは慎重に・・・
2015年02月08日 08:44撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
2/8 8:44
蟻の戸渡りは慎重に・・・
霧氷・・・でいいのかな?
2015年02月08日 09:36撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
2/8 9:36
霧氷・・・でいいのかな?
笹谷峠に戻ってきました、が!
今日はこれから山形神室に向かいますよ!
その為の4時起床w
2015年02月08日 10:03撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
2/8 10:03
笹谷峠に戻ってきました、が!
今日はこれから山形神室に向かいますよ!
その為の4時起床w
トンガリ山〜山形神室
トレースがあり、先行者は2名かな?
2015年02月08日 10:42撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
2/8 10:42
トンガリ山〜山形神室
トレースがあり、先行者は2名かな?
振り返るとさっきまで居た雁戸山が見える
2015年02月08日 10:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
2/8 10:47
振り返るとさっきまで居た雁戸山が見える
ハマグリ山到着
2015年02月08日 10:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
2/8 10:47
ハマグリ山到着
厳冬期、ここから先は未踏の地
2015年02月08日 10:47撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7
2/8 10:47
厳冬期、ここから先は未踏の地
仙台神室
2015年02月08日 10:48撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
2/8 10:48
仙台神室
月山
2015年02月08日 10:48撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
2/8 10:48
月山
トンガリ山への急登、ここが一番キツかった、スノーシューで登ったが雪がクラストしておりアイゼンの方が登りやすかった。
2015年02月08日 11:05撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
4
2/8 11:05
トンガリ山への急登、ここが一番キツかった、スノーシューで登ったが雪がクラストしておりアイゼンの方が登りやすかった。
トンガリ山到着〜

2015年02月08日 11:23撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
2/8 11:23
トンガリ山到着〜

辿ってきた稜線
2015年02月08日 11:23撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
2/8 11:23
辿ってきた稜線
山形神室までもう少し
2015年02月08日 11:23撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
2/8 11:23
山形神室までもう少し
トンガリ山から山形神室へ向かおうとしたら急にガスってきた。
2015年02月08日 11:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
1
2/8 11:57
トンガリ山から山形神室へ向かおうとしたら急にガスってきた。
山形神室への最後のピークまで来るとタイミングよくガスが晴れてきた。
2015年02月08日 11:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2
2/8 11:57
山形神室への最後のピークまで来るとタイミングよくガスが晴れてきた。
山形神室到着!
看板が見つからずウロウロしていたが雪の中から掘り起こした。
2015年02月08日 12:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
2/8 12:17
山形神室到着!
看板が見つからずウロウロしていたが雪の中から掘り起こした。
山形神室より仙台神室
ダンゴ平までの下りと仙台神室への登り今だとどんな状況なんでしょうね。
2015年02月08日 12:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
2/8 12:17
山形神室より仙台神室
ダンゴ平までの下りと仙台神室への登り今だとどんな状況なんでしょうね。
二口山塊
2015年02月08日 12:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5
2/8 12:17
二口山塊
蔵王方面
2015年02月08日 12:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
2/8 12:18
蔵王方面
山形神室山頂
2015年02月08日 12:18撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
2/8 12:18
山形神室山頂
撮影機器:

装備

個人装備
ハードシェル ソフトシェル フリース ウールアンダー上下 ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック ザックカバー アイゼン12本爪 ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ 食器 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ロールペーパー 携帯 時計 カメラ トレッキングポール

感想

 厳冬期の北雁戸山と山形神室、挑戦したいと思っていたが、中々、休日と天候がかみ合わず挑戦できずにいたこの二つの頂。
前日の土曜が晴天でまた予定合わなかった・・・・・・と嘆いていたが、天気予報を見ると日曜日も曇り予報だが気温も高めで風も弱く、これなら山頂アタックできるんじゃないか?どうせなら北雁戸山と山形神室、日帰りで登ってみますか!と欲張りな manimani でした。

 4時起床、準備をして関沢冬季閉鎖ゲート前駐車場へ、5時過ぎ駐車場に着くとすでに車が2台停まっていた。あれ、一台はLuskeさんの車じゃないか?前日から山に入っていたのですかね、今週末はどこへ向かったのか楽しみだ。
5:29まだ真っ暗の中ヘッデンを点けて行動開始、見上げると薄雲だが月が出ており、月明かりが雪に反射してそれほど暗さは感じなかった。

 40分ほどで笹谷峠に到着、峠はガスの中だった、まずは雁戸山を目指しますよ。
登る前に山工高小屋に寄ってみたが、もし泊まっている人が居たらこんな日の出前にお邪魔したら驚かせてしまいそうだったので中は覗かないでおいた。
 カケスガ峰への樹林帯は前日に賑わったのだろう、トレースはしっかりと出来ておりルートファインディングは不要だった。先週は深雪でカケスガ峰まで2時間弱かかったのに、今回は1時間強、先週がどんなに大変だったか思い知らされます。

 ガスは笹谷峠だけでカケスガ峰はガスもなくほぼ無風、これから向かう雁戸山もはっきりと見ることが出来ました。先週は強風とガスでまったく展望がなかっただけにコレは嬉しかった、宮城側は雲海が広がっており幻想的、山形側は曇ってはいるものの遠くの山々の眺めは良好、朝日連峰、月山、飯豊連峰が望めました。

 前山のピークを通り、蟻の戸渡り手前でスノーシューからアイゼンとピッケルに装備を変更、ザックをデポして空身で北雁戸山に向かいます。
 実はピッケルをまともに使ったことがなく、ほぼコレが初めてだったりする、さて蟻の戸渡りの急斜面、遠くから見るときつそうだなと思っていたが、いざ登ってみると意外と登りやすい、コレは意外だった。ロープ埋まっていると思っていたがしっかりと出ており無事に通過することができてホッとした。
 北雁戸山への最後の登り、さすがにここのロープは雪に埋まっていたが、雪質も締まっており特に危険もなく順調に登ることが出来た。そして念願の北雁戸山山頂へ・・・

 山頂からは朝日連峰、月山、熊野岳、瀧山がキレイに見渡せた。
双耳峰の南雁戸山、南雁戸山への登りは岩だらけだった記憶があるけど、この時期はどういうルートで登ればいいのだろうか?教えて欲しいものだ。
北雁戸山ピークの少し先にある笹雁新道の分岐までは足跡が残っていたが、その先にトレースはなさそう?

 名残惜しいが北雁戸山を後にし蟻の戸渡り手前にデポしたザックを回収、アイゼンピッケルからスノーシューに履き替えて下山。
 途中、八丁平で二人組と出会い少し話をしましたが、なんとこの二人組これから南雁戸山に向かうとのこと、詳しくは聞かなかったがどんなルートで登るのか聞いておけば良かったな。山工高小屋まで戻り、5分ほど休憩して今度は笹谷峠反対側の山形神室へ向かいます。


 大関山への急登、トレースはしっかりあるが少しへばってきた。40分ほどでハマグリ山に到着。今日は山形神室までハッキリと見ることができた、先を見ると先行者が2名確認できた。
 ハマグリ山からは先は未踏の地、まずは一つ先のトンガリ山へ。ハマグリ山からの下り、スノーシューで下りましたが、アイゼンの方が降りやすかったかもしれません。
トンガリ山への急登はキツイと聞いていたけど、これが本当にキツかった・・・この急登、雪がクラストしていてアイゼンを使用したほうが登りやすかったと感じました。

 ペースが一気に落ちたがなんとかトンガリ山に到着、ほどなく登ってきた方は何度も山工高小屋で会っている”山工高小屋の番人”だった(仲間内で勝手に付けたあだ名w)
番人のお爺さんは「今日は時間がないのでここまでだ」と言って下山して行った。

 スノーシューからアイゼンに履き替え先に進もうとしたところ、急にガスってきて先がまったく見えなくなった。少し不安になったがトレースを確認しつつ先を目指した。
 ガスの中、先行して居た一人が「ガスで先がわからなくなったのでトンガリまで戻ります」と、もう一人の先行者に伝えてくださいと言われて戻っていった。どうやら先行の二人は夫婦だったようだ。しばらく進んで行くと山頂から戻ってきたのは相方さんだった、伝言を伝えて別れた。

 山形神室への最後の登りを登ろうとするとタイミング良くガスが晴れてきた!一気に登り山形神室山頂到着!長かった〜きつかった・・・
山頂の看板を探したが見当たらなかった、そう言えば前にヤマレコユーザーのyuufunさんが山形神室の看板雪に埋もれて見つからなかったと言っていたのを思い出した。あちこち探して雪の中から少し掘り出した、でもこれでいいんだっけ?とりあえずこれを撮影して置こう。
 昼食を取ろうとしたが西風に変わり風が強くなってきたので、早々に下山することにしました。
 帰り道、トンガリ山の登りを見ると、私のトレースじゃないですが雪庇の下を通った人のトレースがあり、よく見ると雪庇にクラックが入っており、ゾッとした・・・しかしなんでこんな所通ったんだろう。怖くなったので雪庇の反対側のギリギリを登って戻りました。

笹谷峠まで戻り、このまま下山しようかと思ったが、一応、山工高小屋を覗いてみるといつもの面子のcode1997さんとY氏、それとトンガリ山で別れた番人が休んでおられた。
1時間ほど休憩してゆっくりと下山しました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
欲を出して北雁戸山と山形神室を日帰りで登ってきましたが、やはりハードでした。
10時間以上の山行は数回しか経験がなく、しかも雪山ホント疲れました。雁戸山から下りた辺りまではまだまだ行ける!と思ったんですが、山形神室へ向かう辺りからへばってペースが落ちてしまった。休憩をもう少し取りながら登った方が結果的に早く登れたのかもと反省。

苦労したけど、念願の厳冬期、北雁戸山と山形神室を無事に登頂できて大満足の山行でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1533人

コメント

南雁戸山
北雁戸山と山形神室岳、両方登るとは、ハードな山行ですね。
両山の登頂、おめでとうございます

私の方は、土曜日に入山し、八方平避難小屋泊まりでした。
日曜日は八方平から下山し、manimaniさんより少し遅れて北雁戸山を通過してます。
南雁戸山の登頂ルートは、基本は夏道通し。
近くで見れば、なんとなく道は判るようになっております。

日曜日の北蔵王は登山日和で、山工高小屋も賑わったようですね。
私の方は小屋によらずに下山してしまいましたが、
皆さんお揃いなら寄って行けばよかったな、と思っている所です^^;
2015/2/10 0:29
Re: 南雁戸山
ありがとうございます!
雪質もよく順調に登ることが出来、、無事に両山登ることが出来ました

南雁戸山方面の眺めていましたがトレース見つけられなかったのですが、あそこを超えて先に行っていたとは流石です
南雁戸山へのルートは基本夏道なんですか、なるほど。いずれ南雁戸も狙ってみるとします!

山工高小屋の仲間にもLuskeさんに逢いたがってる人たくさんいますよ〜今度は是非小屋にも寄ってください
2015/2/10 21:11
ゲスト
健脚すぎる
雁戸と山形神室とは恐れ入ります笑
欲張りとかそういう範疇を超えてもはやアスリートですね!
雪庇の話怖いですね。通過した方に何事もないようでなによりです。
山小屋もいつも通り楽しそうでw
本当にお疲れ様でした^ ^??
2015/2/10 8:31
Re: 健脚すぎる
確かにこの日は少しタイムを少し気にしすぎて居たかも、その点はアスリートに通じるものがあるのかも?w
雪庇の付近を歩くのは何度経験しても怖いですね・・ ・通過した人が無事でホント良かったです。
2015/2/10 21:17
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら