谷川岳 一ノ倉沢 烏帽子沢奥壁 南稜 1Pまで
- GPS
- 10:18
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,305m
- 下り
- 1,210m
コースタイム
- 山行
- 1:04
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 1:08
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
流転のザイルパートナーyamamuと谷川岳の一ノ倉沢へ。今回の計画は一ノ倉沢の烏帽子沢奥壁南稜。私が昨年の10月に登ったルートとまったく同じルートである(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4821024.html)←昨年10月の記録。今回は上越国境稜線まで抜ける野心があったが、ノロノロで最後まで予報円が定まらない台風13号の影響で、終了点から同ルート下降に計画を変更した。
土合駅の下り線ホームに降り立つと地上まで480段ほどの階段を駆け上がらなければならない。ここで私の小田和正のモノマネが炸裂。いつもライブの途中で「ご当地紀行」と称した、小田さんがライブ前日にライブする町へアポなし旅をする映像が流れるのだが、その時に小田さんが駅前で「やってまいりましたあぁ!」といつものセリフを独特の節回しでしゃべる。私とyamamuは小田和正ファンであり、彼女は私のしょうもない一発芸を「似てる」と言って快く笑ってくれた。ありがたい。
土合駅から徒歩で1時間強で一ノ倉沢出合に着いた。うっすらと壁のシルエットが見える。テントを張り、だらだら2人で話してシュラフに入る。
2日目、星が雲間から見えた。期待を膨らまして壁へ向かう。ひょんぐり滝の高巻きからの懸垂下降は50m1本で足りると記憶していたが、全然足りなかった。仕方がないのでハーケンを打って谷底まで下る。このとき、ハーケン1本がポンッと抜けた。荷重分散を固定分散方式にしていたことが幸いしアンカー全崩壊は免れた。荷重分散は基本的に固定分散にするべきことを再確認した。
テールリッジはいつも恐ろしい。中途半端に厄介で、足を滑らせばどこでも致命的だ。谷川岳の遭難死者数がギネス記録である理由がよくわかる。
烏帽子スラブのトラバースはパリパリに岩が乾いていた昨年に比べて格段に難しく感じた。
今までで一番苦労して辿り着いた南稜テラスからザイルを結んで登り始めたが、霧雨が降ってきた。岩はベチャベチャになり、これ以上の登攀は危険と判断して撤退を決めた。
復路は往路よりも岩が濡れていて、滑落を防ぐため何回か懸垂下降した。ひょんぐり滝はしっかりロープをだして登った。前回はフリーソロしたが、高さがあり岩も不安定であるため、今回は安全策をとった。
今回はほんの少しクライミングしただけで終わったが、またyamamuと一ノ倉沢に来て上越国境稜線まで抜けようと決意を新たにし、谷川連峰を後にした。
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