蔵王山
- GPS
- 04:25
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 641m
- 下り
- 653m
コースタイム
- 山行
- 3:39
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 4:30
天候 | 鳥兜山方面晴れ お釜方面ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイ:蔵王温泉→鳥兜山 |
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね良好 |
その他周辺情報 | 蔵王温泉街にはロープウェイの駅が2つ 今回使用したのは山形駅から鳥兜山までのロープウェイ往復で3600円のセット券 他に、地蔵岳付近まで一気に登れる5000円のセットもあった 山形からバスで蔵王温泉に向かうなら便利 ただし、ピストン前提 利用した蔵王中央ロープウェイの真ん前に、日帰り入浴施設有り |
写真
感想
土曜日は福島空港で空の日フェスティバルを観た。ブルーインパルスの迫力と小型プロペラ機のアクロバット飛行に満足し、一路蔵王温泉へ…。
当初の予定は、安達太良山辺りで考えていたが、温泉と山のセットで探すとなかなか宿が空いていない…。じゃ、蔵王にするか〜って軽かったけど、郡山から山形は遠かった。間違えてたよ、私が甘かったよ。
蔵王温泉ではル・ベール蔵王に宿泊。
食事は美味しいし、宿の方の素敵な応対など、かなり満足。お風呂は下山後も使わせていただきました。
話は戻り、山形駅での事。蔵王温泉行きのチケットを自販機で買ってると、窓口で先の方がロープウェイとのセット券を購入していた。
ん?と思ってよくよく観察すると、バスとロープウェイのセット券がある。Aセットは鳥兜山付近、Bセットは地蔵山付近までのものだった。が…Bセット、5000円!なんか、高いと思ってしまった私は、その場でササっとルート検索…うん、歩ける。鳥兜山方面で良いではないか!1400円をケチったら、コースタイムが長くなりました。
そんなこんなで、鳥兜山から出発!
核心は「ざんげ坂」…名前もそうだが、等高線もヤバい。やんわりルートもあるようだが、次の山行に向けての身体の準備のためにもざんげ坂を選んでコース設定。が、冬はゲレンデらしき一帯、進むべき方向には草原が広がり、踏み跡らしきものは目立たない。ん?ん?ん!なんだかゲレンデのコースを直登?と、迷っていると、先の木陰で休んでいた女性4人組が、「こっち〜」と教えてくれた。思わず「びっくりする程直登ですね…。」と、話しかけてしまったくらいだ。
ざんげ坂、ゲレンデを少し行くと、コース内の樹林帯に踏み跡が出て来た。その踏み跡を少し登ると樹林帯から抜け、後は燦々と照り付ける太陽に体力を削られながら急登を登るのだ。暑い…暑い…、ざんげする事…あったかなぁ…、暑い…。
ざんげ坂も後半は、5000円セットのコースのロープウェイが見え、終わりが近い事がわかる。それにしても、見えてからも長く感じたなぁ。
ロープウェイ駅周辺に辿り着くと、あぁ!たしかに!こんな写真見たことあるなぁ〜という景色。大きなお地蔵さんの前で軽く休憩、再び歩き始める。お地蔵さんが居るので勘違いしたが、実は地蔵山は更に上だった。
ざんげ坂の効能か、その後の登りはそれ程キツく感じなかった。
地蔵山でも軽く休んだら、熊野岳を目指す。一度下って登り返すようだ。帰りに辛くなりそうだな、そう思いながらも歩き続ける。途中、「近道」と書かれた案内表記が現れた。お?どっちで設定したかな?アプリで確認すると、どうやら近道でセットされている。岩場を登るのだ、ヨシ!練習だ!って、あれ?あれ?なんだか見える○印を辿ろうとすると、右に左にと振りまわされる。ここ、近道でも右コースと左コースがあるんだろうな…。そう思いながら割り切ったら少し歩きやすくなった。
近道が本当に近道だったか定かではないが、まもなく熊野岳山頂に到着。山頂のお社は石垣で守られており、雪が深い山である事を思い出させる。
お参りを済ませ、避難小屋を覗いたり標柱で写真を撮ったりしながら、「お釜まで行く?行かない?」と悩んでいた。お釜方面は濃いガスで覆われている。30分くらい歩けばお釜を覗ける辺りかとは思うが、あまりにもガスが濃い、しかも帰りも登り返す事になる。お釜は数年前に観光旅行で見たし…、バスの時間、お風呂の時間を考えてそのまま戻ることにした。
そうとなれば気は楽だ。風が強いのでレインジャケットを着込み、前日に購入したドーナツを食べてから下山開始。すれ違う半袖の人々が寒そうだ。
下りでは、時々すれ違う人をやり過ごすと前後に人が居ない。入念に無人を確認し、ある歩行方法を試してみる。ネットで見た歩き方、昔の人がやっていたとかなんとか…、ゆるく万歳した腕を、下りのリズムに合わせて上に揺する、下りの衝撃が緩和されるとかなんとか…。たしかに、足の負担が緩和されているような気もするが、とにかく落ち着かない。側から見たらただの変な人笑笑。まぁ、実験、体験ということで、早々に普通の歩き方に戻るのだった。
熊野岳から地蔵山までの間はとても気持ちの良い稜線だった。何度も立ち止まっては大きく身体を伸ばしてパワーを充電、とにかく気持ちが良い山だ。
地蔵山から下り、行きで後回しにした三方荒神岳に登る。見た目は大きく立ちはだかるようだが、普段から登りなれている人ならサクッと済む。
さぁ、ここからだ…下りのざんげ坂。
膝が痛くなる兆候は現れていた。うんうん、だんだん痛くなってきたぞ。ストックを持ち歩かないと、こういう時に後悔するのだ。
後悔…、途中の分岐で、少し傾斜が緩いマキ気味のコースに進路を変更した。先を歩いていた2人はそのままざんげコースだったので、急に心細くなる。
なんか、クマとか出たらどうしよう…、実は、冬のコースで夏場はとても歩けないような道だったら…など、不安に駆られた。
とりあえず、クマが出るかどうかは知らないが、歌っちゃえー!高校の音楽の授業で習った民謡?やらイタリア歌曲やら、とても気持ちが良かった。誰もいないから、安心して歌った!
すっきりしたところでざんげコースと合流、後は車道を行くのか?登山道を行くのか?
行きは車道だったので、帰りは登山道を選択。ロープウェイ山頂駅に無事帰着。
色々と思いつきで決めた山行だったが、私はこの山が好きだ。なんだか元気になった。
ヨシ!冬にスノーモンスターも見に来てみよう〜!!
余談だが、ざんげ坂の後遺症、筋肉痛は2日経った本日もしっかりと残っているのだ。
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