南アルプス 上河内岳、茶臼岳、仁田岳

2023年09月13日(水) ~ 2023年09月14日(木)

• GPS: 32:00
• 距離: 31.1km
• 登り: 2,889m
• 下り: 2,875m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:43
• 休憩: 0:30
• 合計: 9:13

6:42 芝沢ゲート
7:42 易老渡
11:20 易老岳
14:20 14:50 仁田岳
15:55 宿泊地

2日目

• 山行: 8:50
• 休憩: 1:20
• 合計: 10:10

6:20 宿泊地
8:20 9:00 上河内岳
11:00 11:40 聖平小屋分岐
12:00 薊畑分岐
15:20 易老渡
16:30 芝沢ゲート

易老渡から光岳方面へ行くにも、聖岳方面へ行くにも登りは結構大変です。
時間があれば光岳や聖岳、兎岳も寄りたかったのですが、今回は時間も体力もなく断念。
時間が許せば2泊3日の方が楽しめますね。

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

芝沢ゲートの無料駐車場を利用（ここに着くまでの経路が通行止めの影響で迂回が必要です。細い道の集落を通過するのですが、案内板は少なくナビがないと分かりづらいと思いますので、下調べするなどご注意ください。）
駐車場のキャパは50台くらい。平日の午前6時30分到着でしたが、ほぼ満車状態でした。

コース状況／危険箇所等

芝沢ゲートに登山ポスト（計画書用紙とペン完備）や無料のマップ、簡易トイレ、ドリンクの自動販売機があります。易老渡から聖光小屋の間は川沿いを歩くのですが、急峻な谷間のため、崩落箇所が多く落石にも注意が必要です。
南岳から聖平小屋へ向かう途中と薊畑に滑落危険がある崖がありますが、崖に近づかなければ問題ありません。
樹林帯の傾斜はキツく長いので、体力と時間に余裕を持った計画を立てた方が良さそうです。

その他周辺情報

芝沢ゲートから長野県飯田方面は街は遠く、通ったルートにはコンビニは見かけませんでした。

写真

芝沢ゲートから1時間歩いて、やっと登山口の易老渡に到着。
橋を渡って易老岳、光岳方面へ進みます。
ちなみに聖岳方面へは橋を渡らずに真っ直ぐ進みます。

苔むす樹林帯を登ります。
普段はトレランの軽装備に慣れてるので、久しぶりのテント泊装備は重く、汗だくで登ります。

少し開けてきました。
樹林帯を抜けて視界が広がると、心までパーッと明るくなりますね。

木陰で休憩です。

仁田岳へ向かう途中
ハイマツが生い茂ってます。

仁田岳の山頂はルートから外れて往復40分ですが、眺めがいいので寄って良かったです。

仁田池付近は木道を歩きます。
良い雰囲気の場所ですね。

茶臼岳の山頂です。
本日の宿泊地、茶臼小屋まであと少し。

コルに降りてから茶臼岳を振り返る。

茶臼小屋でテントを建ててから、稜線まで戻って、さあ夕焼けタイムの始まりです。

西日が当たっていい感じです。

かんぱ〜い

一杯やりながら雲海に沈んでいく太陽を鑑賞。至福の時ですね〜

iPhone SEでは綺麗な星空は撮れませんね。カメラが欲しくなります。

早朝にテントから覗く富士山
少し明るくなってきました。

日の出待ち

ちょうど富士山の横から日が昇ってきました。モーニングコーヒーを飲みながら贅沢な時間です。

さあ2日目スタートです。
聖岳方面へ向かいます。

ここは本当に海外のロングトレイルみたいな素敵な空間

上河内岳への登り

振り返ってもいい眺め

上河内岳からは360度の絶景
富士山が良く見えます。

上河内岳山頂から聖岳方面の眺め

ゆっくりしてたら雲が上ってきました。

絶景です。

富士山の眺めが良く、風も穏やかな場所で食事
山で食べるラーメンは最高ですね。
久しぶりに食べたカップヌードルがこれまた美味い！

聖平小屋へと続く木道
曇って視界がなくなりましたが、これはこれで神秘的な雰囲気で悪くない。

長〜い下りを降りきると川を渡渉します。ゴンドラは自分でロープをひたすら引いて動かすのですが、これが結構大変です。
川の水量が多くなければゴンドラは使わなくても、河原を渡れそうです。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コッヘル 調理器具 地図（地形図） コンパス 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ テント テントマット シェラフ

備考

ルートに山小屋は少なく、軽食を食べられる所もごく限られているので、食料は余裕を持った携行をおすすめします。飲み物はすべて持って登りましたが、小屋に飲むことができる無料の水場があったので、水は減らして装備の軽量化を図っても良さそうです。

感想

blackkite

当初は北アルプスを計画してしましたが雨予報に変化したため、日本アルプスでは唯一晴れそうな南アルプス南端エリアに急遽変更して登ってきました。
初めての山域だったのですが事前に調べてなかったので、目に入るすべての景色が新鮮で楽しい山行となりました。体力的にはキツかったですが…。
山で泊まると夕暮れ、星空、日の出も見れて、やっぱりいいですね。
南アルプスの北岳以北は登ったことがありますが、未踏の間ノ岳や農鳥岳、塩見岳などもいつか挑戦したいですね。