針ノ木サーキット＋蓮華岳(山中一泊)

2023年09月16日(土) ~ 2023年09月17日(日)

• GPS: 16:38
• 距離: 24.0km
• 登り: 2,560m
• 下り: 2,531m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:13
• 休憩: 1:02
• 合計: 6:15

距離 9.7km 登り 1,431m 下り 395m

6:58 扇沢駅
7:11 7:12 柏原新道登山口
8:24 ケルン（柏原新道）
8:33 8:36 駅見岬
9:28 9:29 水平岬
9:58 10:02 富士見坂
10:28 11:18 種池山荘
12:37 12:40 岩小屋沢岳
12:49 新越岳
13:13 新越山荘

2日目

• 山行: 9:29
• 休憩: 0:50
• 合計: 10:19

距離 14.3km 登り 1,129m 下り 2,171m

5:09 新越山荘
6:09 6:11 鳴沢岳
7:05 7:12 赤沢岳
8:45 8:57 スバリ岳
9:02 小スバリ岳
9:42 9:57 針ノ木岳
10:30 10:41 針ノ木小屋
11:47 蓮華岳
12:40 12:42 針ノ木小屋
13:41 高巻き入口
14:32 14:33 大沢小屋
15:28 扇沢駅

天候

1日目　晴れ(稜線では時々ガス)
2日目　青空120%(午後の針ノ木小屋以降の下山時にはガスそして曇りへ)

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

9/15
新幹線のぞみにて博多9:15→12:34名古屋まで
特急しなのにて名古屋13:00→15:05松本まで
JR大糸線にて松本15:24→16:21信濃大町まで

9/16
アルピコ扇沢線路線バスにて信濃大町6:15→6:55扇沢まで

9/17
アルピコ扇沢線路線バスにて扇沢16:05→16:20大町温泉郷まで

9/18
アルピコ扇沢線路線バスにて大町温泉郷9:45→10:05信濃大町まで
JR大糸線にて信濃大町10:26→11:30松本まで
特急しなの松本11:53→14:01名古屋まで
新幹線のぞみ名古屋14:10→17:30博多まで

コース状況／危険箇所等

扇沢〜種池山荘:序盤は樹林帯で9月半ばでも蒸す気候です。中盤に落石注意ポイントがあります。
種池山荘〜新越山荘:特に危険な箇所はありません。
新越山荘〜針ノ木小屋:赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳などの山頂付近では岩場や急坂が多いです。
針ノ木小屋〜蓮華岳:北アルプスらしい稜線ハイクが楽しめます。
針ノ木小屋〜扇沢:三大雪渓の一つですが、今年は早々に雨で溶けたようで、単なる沢化しています。よって高巻きコースの登り返しや鎖場があり、終盤は蒸す樹林帯で、疲労が溜まる下山では歩きたくないです。

新越山荘:水1リットルのサービス券を貰いました。この稜線沿いでは有料と考えており嬉しい想定外でした。他方で、マスク着用のお願いやコロナ禍時と同様の食事スタイルを継続しています。
針ノ木小屋:9月17日で営業終了です。売店の品は売り切れで、あてにしていた小屋ラーメンを食べれず昼飯抜きとなりました。
大沢小屋:営業しておらず小屋に入ることも出来ません。

その他周辺情報

9/15はホテルルートイン信濃大町駅前に前泊。
登山に不要な荷物は扇沢のコインロッカーへ格納。
9/17は大町温泉郷は黒部観光ホテルに後泊。温泉付きのバイキング形式のホテルです。

写真

9/16 6:53

扇沢から出発。

9/16 7:16

そして柏原新道より入山。

9/16 8:04

ここで休憩。稜線見えてるー

9/16 8:26

ここでも少し休憩。

9/16 8:27

稜線を見ると種池山荘が見えた。

9/16 8:27

アップ

9/16 9:36

水平道で、

9/16 9:36

少し左に目をやると稜線が見え、

9/16 9:37

蓮華岳、針ノ木岳も上々で期待出来そう。

9/16 10:01

危険ポイント

9/16 10:01

進んですぐ右側が落石ポイントで、奥の谷筋も危険かな。

9/16 10:21

ここまで来れば、稜線までもうすぐ。

9/16 10:28

おっ種池山荘が見えたぞ。

9/16 10:32

種池山荘に到着。結構、登山者がいた。

9/16 10:39

今回お目当ての蓮華岳、針ノ木もまだ見えてる。

9/16 10:51

種池山荘のピザ祭り。
前回は時間が無くパスしたが、今回は時間もあり是非とも食べてみようと。

9/16 11:08

山とピザ。本日の昼食。

9/16 11:28

ガスが上がってきているが、歩く稜線はまだ見えている。

9/16 12:01

ウサギギク

9/16 12:40

岩小屋沢岳登頂。

9/16 12:46

ここらへんはアルプスらしい稜線ハイク。

9/16 12:54

40メートルか…でも折角なので行ってみる。

9/16 12:55

新越山登頂。
4メートルも進めば着いた。

9/16 13:01

ガスで稜線の展望も楽しめないなぁと思っていると、本日のお宿、新越山荘が見えた。

9/16 13:01

アップ

9/16 13:17

新越山荘に到着。
この日の行動終了。

9/16 13:42

喉を潤すビール。
美味い(´∀｀)
思わずもう一本おかわりした。

9/16 16:58

夕食

9/17 5:17

翌日はいい天気になりそうな予感。

9/17 5:17

蓮華岳、針ノ木岳もバッチリ見えている。

9/17 5:29

剱岳も見えているし、立山も左側に少し見えてるぞ。

9/17 5:29

鹿島槍、五竜、白馬はシルエット状態。

9/17 5:38

ご来光( ^ω^ )

9/17 5:38

モルゲンの剱岳。

9/17 5:39

モルゲンの蓮華岳、針ノ木岳。

9/17 5:48

そして太陽登場。

9/17 5:48

厳かな感じの鹿島槍、五竜、白馬の主峰群。

9/17 5:49

朝日に照らされ、剱岳の険しさがくっきり。

9/17 5:56

ヤマハハコ

9/17 6:09

鳴沢岳登頂。

9/17 6:09

剱岳と立山の素晴らしい景色。

9/17 6:10

これから行く赤沢岳、針ノ木岳。

9/17 6:10

そして針ノ木岳と蓮華岳。

9/17 6:10

昨日歩いてきた稜線の奥には、爺が岳と鹿島槍。

9/17 6:10

鹿島槍、五竜、白馬の山肌はまだよく見えない。
しかし、絶景天国だ❗️

9/17 6:28

時折、切れ落ちた稜線もあり油断出来ない。

9/17 6:35

赤沢岳へと続く稜線。

9/17 7:01

赤沢岳登頂。

9/17 7:03

完全に壊れた三脚で何とか自撮り。

9/17 7:08

手前からスバリ岳、その奥に針ノ木岳、左側が蓮華岳。
今回の最大の目的の山々だ。

9/17 7:08

黒部湖も見え、その奥には薬師岳が鎮座している。

9/17 7:08

ついつい目がいく立山と剱岳。

9/17 7:08

鹿島槍、五竜、白馬の展望も素晴らしい。
でも先を急がねば。

9/17 7:20

赤沢岳山頂からの下りは、急坂のガレ岩場。

9/17 7:23

下った後に見上げるとこんな感じ。

9/17 7:36

両側とも切れ落ちた稜線や、

9/17 8:01

崖の縁を歩くこともある。

9/17 8:16

スバリ岳への登り。結構な急坂だなぁ。

9/17 8:18

歩き進んだので、立山と剱岳の見え方も違ってくる。メインは剱岳だったのに次第に立山へと変わる。

9/17 8:33

この先の稜線のコル部分に針ノ木小屋が見えた。

9/17 8:44

歩いてきた稜線と、鹿島槍以北の稜線も明瞭見えるようになった。数年前に縦走した鹿島槍から五竜までの稜線を見たいと思っていたので願いが叶い最高( ^ω^ )

9/17 8:52

スバリ岳登頂。
新越山荘で同部屋の方に撮っていただきました。ありがとうございます。

9/17 8:54

次に目指す針ノ木岳。

9/17 8:54

その次の蓮華岳。

9/17 8:54

立山連峰。
来年は、あの立山で百名山達成になるんだなぁって、しみじみ感じた。

9/17 8:54

薬師岳に、赤牛岳や水晶岳の稜線も素晴らしいなぁ。

9/17 8:55

これまで歩いてきた稜線と後立山連峰も、負けじと素晴らしい。

9/17 8:55

アップ

9/17 8:59

黒部湖

9/17 9:14

青い屋根はロッジくろよん。行ったことも泊まったこともないけど。

9/17 9:14

アップ

9/17 9:17

こんなとこも進む。すれ違いに注意。

9/17 9:20

針ノ木岳も結構な急坂。

9/17 9:29

岩場あり、

9/17 9:38

急斜面の登りありで、

9/17 9:45

針ノ木岳登頂。
またやも山荘で同部屋の方と出会い、撮っていただきました。

9/17 9:45

おー❗️
槍ヶ岳が見えるー

9/17 9:45

薬師岳などの稜線もいいなぁー

9/17 9:46

遠くに富士山も見える。左側が八ヶ岳で、右側が南アルプスかな。

9/17 9:46

そして最後のミッション、蓮華岳。

9/17 9:46

後立山連峰

9/17 9:46

立山連峰

9/17 9:47

黒部湖。
では、蓮華岳に向かいます。

9/17 10:30

針ノ木小屋が見えてきた。

9/17 10:30

蓮華岳へは少し登り返す。

9/17 10:34

針ノ木小屋。
ここでザックをデポしアタックザックで蓮華岳へ。
小屋が17日までの営業ということもあってか、売店類は全て売り切れ。小屋のラーメンを食べようと考えていたので大誤算��(゜Д゜)

9/17 11:05

蓮華岳への稜線。
ちなみに見える先はピークではない。

9/17 11:17

北アルプスらしい展望良好で歩き易い稜線ハイク( ^ω^ )

9/17 11:20

紅葉

9/17 11:23

ようやく蓮華岳の山頂が現れた。

9/17 11:39

蓮華岳登頂。
壊れた三脚でハイマツ越しに撮影

9/17 11:41

歩いてきた稜線の奥に針ノ木岳。

9/17 11:41

北葛岳を通り裏銀座へと続く稜線。
序盤の登山道は楽しそうだが…

9/17 11:41

後立山連峰は少しガスが増えてきた。

9/17 11:55

お社

9/17 11:55

楽しい稜線ハイクしながら下山。

9/17 12:13

針ノ木岳、スバリ岳の全容。

9/17 12:31

針ノ木小屋が見えてきたので、ザックまであと少し。

9/17 12:46

小屋でアタックザックを収納しながら小休止。
ここから下の登山道はガスとなった。暑い日差しを回避できたので、逆に助かった。

9/17 13:28

高巻き道への誘導。

9/17 13:37

雪のない針ノ木雪渓。

9/17 13:41

鎖場の急下りも出てくる。

9/17 14:37

大沢小屋は完全封鎖で人気も無し。
何か売ってないか期待していたが残念。

9/17 15:14

広い駐車場みたいなとこに出た。
この後は、度々、道路を跨ぐように登山道がある。
ちなみにこれは、通り過ぎ振り返って撮影。

9/17 15:25

ここを出た時、やったー❗️扇沢着いたかー‼️って思ったけど、あと少しあった。
これも通り過ぎ振り返って撮影。

9/17 15:31

ようやく無事下山。
三脚壊れてるし、飲み水も僅かで渇水状態なので、写真もほどほどに扇沢へ。

撮影機器：

iPhone X Apple

RICOH WG-80 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ アンダーTシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー アタックザック 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ 三脚 ヘルメット 充電器

感想

torauma

以前、燕岳に登った際に、後立山連峰の方にとんがったカッコいい山を見て、何だあの山は❗️いつか登ってみたいと思っていた山がある。
それが針ノ木岳だった。
あと、スバリ岳と蓮華岳も登りたくなり、どうせなら種池山荘から周回しようと。

日帰りで針ノ木サーキットをやるにはムリがあるので、中間に位置する新越山荘に一泊。
山に泊まれば、行動終了直後の美味いビールが飲めるし、普段見ない日没やご来光を望むことができる。

さて、2年ぶりの柏原新道。今回はストックを使い脚への負担を減らす。
種池山荘では、前回食べる間も無かったピザを食べることができ、天気も何とか持った。
ピザで喉が渇いたのか、汗かきすぎなのか、ビールの進みが早い。
小屋での時間にゆとりもあり、蓮華岳の山並みや大町の街並みを眺めながら結局ビール1リットルを飲み干した。

翌日の天気は言うまでもなく、絶好の登山日和だし、最高の展望であった( ^ω^ )
ご来光に、スバリと針ノ木から見える名峰は素晴らしい。
針ノ木サーキットの稜線沿いは、立山連峰と並行しているので、どこを歩いていても剱岳と立山に目がいってしまう。
そして、7月は天候不順で見れなかった待望の槍ヶ岳も拝めた。
蓮華岳では少しガスが湧き始めたが、北アルプスらしい稜線ハイクを堪能し、槍へと続く裏銀座や、それに赤牛岳の稜線など未開の地をじっくり観察した。

やや難点は、日本三大雪渓の一つでありながら全く雪がない針ノ木雪渓である。高巻きの登山道や風が抜けない樹林帯は、苦行に近かった。
昼飯抜きだし飲み水も底を尽きそうになるし、まさに激闘❗️

扇沢と針ノ木小屋の間は楽しい登山とはいかないが、展望天国の蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳には登ってみて良かったな( ^ω^ )