大根沢山（↑信濃俣西河内↓旧吊橋岬）

2023年09月18日(月) ~ 2023年09月19日(火)

• GPS: 15:27
• 距離: 22.4km
• 登り: 1,784m
• 下り: 1,781m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:36
• 休憩: 0:27
• 合計: 10:03

距離 13.0km 登り 1,520m 下り 382m

7:30 スタート地点
7:55 7:57 大根沢山登山口
8:00 8:01 信濃俣大吊橋下降点
8:08 8:09 信濃俣大吊橋
14:55 15:17 ブナ沢ノコル
16:48 16:49 大根沢山
17:33 宿泊地

2日目

• 山行: 5:21
• 休憩: 0:03
• 合計: 5:24

距離 9.4km 登り 268m 下り 1,415m

5:50 宿泊地
6:29 田代沢の頭
10:31 10:33 信濃俣大吊橋
10:40 10:41 信濃俣大吊橋下降点
10:46 大根沢山登山口
11:14 ゴール地点

天候

はれ☀️

アクセス

利用交通機関：

自家用車

畑薙第一ダム駐車場（信濃俣大吊橋まで徒歩40分）
※林道は通行可能、牛首に駐車するのが良い。（信濃俣大吊橋まで徒歩10分）

コース状況／危険箇所等

■畑薙第一ダム右岸林道
　・今シーズンは崩れてない。
　・牛首まで車で入って駐車できる。
　・大吊橋の真横から尾根伝いに入渓可。
　　（ダム湖水位高いと入れない）
　・林道は大吊橋のすぐ先の大崩壊で死亡。

■遊漁券
　・日券1,000円、年券4,000円
　・井川ビジターセンター、民宿ふるさと、
　　静岡市街地のイシグロ等で買える。
　・現在、自販機故障で夜に買う手段ない。
　・ビジターセンターが漁協窓口を兼ねる。
　　振込手数料550円で郵送してくれる。

■信濃俣河内
　・本線は西河内出合までは基本渡渉だけ。
　　（出合直上の瀬戸で雰囲気変わる）
　・出合までは膝丈渡渉。

■支川、西河内
　・短く軽い峡谷が若干ある程度で平易。
　・H=1,300m分岐の先から細々し出す。
　・H=1,450mから同規模沢が長く並走。
　・H=1,550m分岐がブナ沢コル。

■ブナ沢コルの取水点
　・西河内側を見て枯れてると判断したが
　　湧き水あるのは尾根反対のブナ沢側？

■大根沢山からの下山
　・山頂北はテープと赤ペンキで迷わない
　・H=2,135mは崩壊あり迷わない
　・H=2,112mも崩壊とテープで迷わない
　・H=2,070mはテープ薄く悩む。
　　東進より一旦北東尾根乗る位でも良い。
　・H=1,648mはテープ明瞭。
　　右手に天然の藤棚ぽいのが主張してる。
　　それに沿って回り込む感じ。
　・H=1,500mは第一ダム右岸に降りる
　　メイン尾根にテープが続いていくため、
　　牛首に降りたい人は要注意。
　・H=1,250mもメイン尾根を外さないと
　　いけないがうっかりH=1,200mまで
　　降りてしまうと林業用ピンテが登場。
　　崩落した廃道に誘われるので注意。
　　地形図には現れてないが所々悪い。
　　（ザレた急斜面とか岩の細尾根とか）

その他周辺情報

♨️温泉施設♨️

（１）沼平の近く

■白樺荘
　・沼平から車で10分。510円。
　・10時～18時（18時までに風呂出る）
　・火曜定休、８月無休。
　・ぬるぬる温泉、熱くない温度。
　・食事は16時まで。

■民宿ふるさと
　・沼平から車で30分。500円。
　・コロナ以降、日帰り温泉お休み中⚠️
　・ぬるぬる温泉。小さいが穴場で静か。
　・御主人が元職業猟師で話が面白かった。

■井川オートキャンプ場
　・沼平から車で30分。40分300円。
　・13時～18時。
　・期間中は無休。
　・ぬるぬる温泉。露天なし全個室。
　・個室なので温度はカスタマイズできる。
　・若干カルキ臭がある。
　・食事は向かいのおでん屋が14時まで。
　（ただし金土日しかやってない）

（２）川根方面で帰る人限定

■接岨峡温泉会館
　・沼平から車で１時間。500円。
　・10時～20時。（最終受付19時半）
　・木曜定休。
　・ぬるぬる温泉。露天なし。
　・フリーWifi。
　・食事は14時まで。

■白沢温泉もりのいずみ
　・沼平から車で１時間15分。1000円。
　・10時～20時。
　・水曜定休。
　・カルキ臭が強いが入浴後は泉香漂う。
　・色んな湯舟ある。露天は大井川見れる。
　・サウナあり。水風呂はプール位の温度。
　・フリーWifi。休憩室に漫画がある。
　・食事は19時まで。

■道の駅川根温泉
　・沼平から車で１時間40分。520円。
　・９時～19時（最終受付18時）
　　※コロナ前は21時までだったのに。
　・火曜定休。
　・しょっぱいさっぱり系。赤茶色。
　・露天メイン。時間合えばSL見れる。
　　（Ｒ４の台風被害で鉄道運休中）
　・フリーWifi。休憩室で川根茶飲める。
　・食事は営業終了１時間前まで。

写真

9/18 7:33

畑薙第一ダム右岸より出発

9/18 7:56

牛首。本当は最後ここに下山したかった。

9/18 8:09

信濃俣大吊橋。毎回書いてますがこの吊橋見るだけでも来る価値あります。

9/18 8:42

沢履に換装

9/18 9:21

川の取り残された部分にいたニッコウイワナ（多分）。手掴みでGETできた。

9/18 9:35

お刺身で一口（-人-）

9/18 9:54

人生初の釣り（テンカラ）に挑戦するが、これが超難しい。

9/18 10:34

針や糸が、岩に枝に竿に絡まりまくる

9/18 11:00

左から西河内が合流。本線はこの曲がりから峡谷の様相が色濃くなる。

9/18 11:55

今の自分にちょうど良いレベルの沢

9/18 12:01

でも3.6m竿と5m糸を引っ掛けないようにしながら持ち歩くの辛すぎ。皆どうやってんだ(~_~;)釣りは２時間でギブアップ。

9/18 12:02

気持ち切り替えて沢を楽しむ。

9/18 12:19

9/18 12:41

２m滝。高巻きに失敗して見事に滑落。左半身を打ち付けて肋骨にヒビ入る😢

9/18 13:12

沢が細分化し、分岐の微妙な選択が始まる。同時に表流水も見え隠れし出す。

9/18 13:36

薮薮過ぎて本当に合ってる？と何回も思った。

9/18 14:18

地図とコンパスと高度計はココを示すがちょっとした枝沢っぽい雰囲気で物凄いあやしかった。(でも合ってた）

9/18 14:54

コル見えてようやく安堵。狙いどおりブナ沢コル。

9/18 15:19

ルーファイが上手くできて嬉しい🙌

9/18 16:49

「だいこんたくさん」の異名で親しまれる「おおねさわやま」

9/18 16:53

深い森に突如現れる血文字のような「田代♨️→」

9/18 18:43

火起こし60分

9/18 18:53

薪のくべ足しに失敗して10分で鎮火😭

9/18 19:53

朝のお魚さんはバーナーで塩焼きに。。。

9/19 6:07

崩壊地からの眺望。合地山などの深南部が見える。

9/19 6:07

右には信濃俣と光、イザルガ

9/19 6:23

もひとつ先の崩壊地からは仁田、茶臼、上河内、聖も望める。

9/19 7:09

H=2,070m付近のルーファイ

9/19 9:27

綺麗なヒメシャラ林…でもこの時点で狙いのルートから逸脱。

9/19 9:31

突然ピンクテープの道標。でも恐らく林業用。ミスりました。地形図に似合わずどんどん斜面が悪くなり終盤泣きそうでした。

9/19 10:11

うへぇ、どうにか生還( ；∀；)

9/19 10:10

ここ旧吊り橋が架かってた岬か！

9/19 10:24

この大崩壊なければ林道で帰ってこられたのに。くそぅ。

9/19 10:26

肋骨痛いし脱水気味だけど何とか入渓点まで帰還！！お疲れ様でした！

撮影機器：

COOLPIX W300 NIKON CORPORATION

装備

個人装備

防寒着（宿泊用含む） 雨具 地下足袋 沢靴（フェルト底） ヘルメット ネックウォーマー 手袋 ストック ザック（36ℓ） 食事（調理器具+２日分+行動食+非常食） 水分（飲料720ml+水１ℓ） コンパス 高度計 地形図（予備あり） 山と高原地図 ヘッドランプ（予備電池あり） 太陽光ランタン 保険証 携帯（GPSアプリ+予備バッテリーあり） コンタクトレンズの箱（予備眼鏡） 腕時計 ココヘリタグ １人用テント（寝袋カバー+寝袋+エアマット+銀マットあり） 双眼鏡 ナイフ 折畳み鋸 メタルマッチ 釣り道具 遊漁券 デジカメ

備考

<忘れ物>
・飲み水は２リットルあるべきだった
・ライター

感想

paku_

今回は反省点の多い山行でした。未来の自分への備忘録として失敗の記録を残します。

■前日の睡眠時間
　・道具が見つからず睡眠１ｈ
　→普段使わない道具は数日前から探す
　→３-４時間は寝たい。

■飲料水
　・飲料720ml+水１ℓ持参。
　・当てにしてた湧き水を発見できず。
　・調理に水を使う余裕なく非常食。
　・最後ちょっと脱水気味。
　→９月の一泊は水だけで２ℓ欲しい。
　→家から持ってかない時は沢で汲む。
　→取水点は地形図に落としておく。

■火起こし
　・メタルマッチ格闘すること60分
　　でも焚火は10分で鎮火した。
　→火起こし練習
　→消さない術を学ぶ

■地形図読み
　・２日目に高度計誤差に惑った。
　・ルーファイ３箇所で苦戦。
　・うち２箇所で尾根を間違えた。
　→一泊すると気圧変化で50m位ズレる
　　２日目は既知標高点で修正すべき。
　・違うテープに誘われた。
　→懸念箇所は、地図合わせする。
　・事前に図上演習したのは良かった。
　・地形図の予備は良い試みだった。


ネガティブなことばかりつらつら書きましたが、初級とは言え初めてソロで沢登りをしたこと、登りは地図読みを正確にできたこと、信濃俣河内への親しみが増したこと、遂に渓流釣りにチャレンジできたこと、焚き火の経験値を増やせたことなど、良い思い出もできました。

そういえば、帰りの林道で、行きにはなかった加藤商事の軽トラを発見。
加藤商事は信濃俣河内左岸の山林を所有していて、信濃俣大吊橋やオオヨキ沢にある加藤小屋も加藤商事のもの。
山林の巡視でしょうか。今回は合間見えること叶いませんでしたが、いずれお会いできたら感謝を伝えたいです。


<確認した野鳥>
※姿を見れた鳥は●印(あとは声のみ)
※特に嬉しかったものは★印

アオバト
フクロウ★
サンショウクイ
キクイタダキ
ヒガラ
コガラ●
シジュウカラ
ゴジュウカラ
エナガ
メボソムシクイ
ミソサザイ
アカハラ
ルリビタキ
ウソ
キセキレイ

<その他>
ニホンリス●