奥久慈篭岩山の経験
- GPS
- 04:53
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 685m
- 下り
- 688m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この日は他には誰も駐車していなかった模様。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
崩れやすく滑りやすい。 道案内が不足していて迷いやすい。 かなり危険な難所がある。 |
写真
感想
ロングトレイルが整備されたと言うことで、どの様になったのか?の興味もあって、奥久慈の峰に足が向きました。
本当は、もう少し高い山を考えていたのですが、なんとなく気温も下がってきて、低山でも暑さで酷い思いにもならないだろうと予想しましたが、その通りになりました。
先ずは奥久慈男体山を目指して歩きはじめましたが、試してみようと履いたホカオネオネのシューズのグリップが低すぎで、夜半に降った雨に濡れた少しの勾配でも滑ってしまい、かなり危険に感じたので、シューズの履き替えに引き返しました。
車まで戻ったところで、この日は男体山付近ではかなりの強風であったことや、遠景のクリアーさが今ひとつだったので、男体山は諦めて、まだ行ったことの無かった、篭岩に行くべく、ツツジが丘にワープしました。
ツツジが丘でトイレをお借りして、準備ができたところで、古い案内板の指す方に歩き始めましたが、そこはがさ藪になっていて、以前はルートがあったであろうけれども、更新されていない情報はやはり危険に感じました。
気を取り直して一度車道に出て、目の前にハイキングコースと思しき階段があり、登った上に案内板が見えたので、そちらに行ってしまいましたが、そのコースはどうやら古いもので、蜘蛛の巣を払い払い、急坂を暫く登り、途中には道が崩れてしまっていて、横の木の根っこを掴んで斜めになりながらやっと通り抜けた先に民家が見えてびっくりしました。
それでも途中にはピンクのテープもちらほら見かけたし、「篭岩はあっちだよ〜」な道しるべもあるので、あながちコースから外れているとも思えない感じではあります。
そこからはスマホの地図を確認し、太線のコースを辿る様にしました。
「太線のコースなら少しは安心できるだろうか?」と思いながら足を進めましたが、その期待はほぼ裏切られてしまいました。
まず、基本的にピンクのテープが少な過ぎて、道しるべの不足によるルート探しの苦労があり、それによる不安感があると疲れを感じやすくなります。
それは裏を返せば、ピンクのテープが有ることにより、安心感を与えてくれると言う事でしょう。
そして、ルートの途中には数々の難所、危険箇所があり、それのケアが不十分に感じられる事。
ほぼ垂直に感じられる様な、しかも高度差がある場所を、木の根っこに掴まってやっとこなせるのは、それなりに経験を積んでいなければ、あまりにも怖すぎます。
男体山の鎖場は、長くて大変でも、まだ何とかなりそうに思えますが、ここの危険度はずっと高く感じました。
ヘルメットも必要に思うけれども、命綱さえ欲しくなります。
もし落下しても助かる様に、救命マットも下に敷いて欲しいくらいです。
これはもう初級レベルでは難しいでしょう。
せめてロープや鎖を充実させたり、場合によっては梯子を掛けるなどで、安全性を高める必要を強く感じました。
ルートを整備して公示すれば、色々な人がチャレンジに来るだろうし、怪我人の話題が出ない事を切に願います。
帰り道、川の中を歩く場所がありましたが、そこから抜け出す場所も道しるべが不十分で、アプリが無ければミスコースに気が付かなかったことでしょう。
最後に
低山でもあり、距離も時間も短めなので、気軽にハイキングが楽しめそうな場所なのですが、実際には急勾配や崩れやすく滑りやすい路面、かなりの危険箇所など、とても気楽には歩けません。
気軽に危険度の高い冒険や経験をしたい場合には都合の良い場所かも知れませんが。
ドリンクは500のペットボトル1本で足りました。
要所には新しい、立派な杭が打たれていましたが、問題は、そこまでどの様に辿れるかがまだまだかな?と言うのが正直な感想です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する