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Yamareco

記録ID: 6028765
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ハイキング
尾瀬・奥利根

燧ヶ岳(途中撤退) 一ノ瀬往復

2023年10月08日(日) ~ 2023年10月09日(月)
情報量の目安: A
都道府県 福島県 群馬県
 - 拍手
GPS
08:48
距離
17.0km
登り
841m
下り
837m

コースタイム

1日目
山行
6:09
休憩
0:26
合計
6:35
距離 12.7km 登り 743m 下り 492m
7:53
11
8:04
10
8:14
38
8:52
15
9:07
21
9:28
9:43
1
9:52
9
10:01
247
14:08
14:16
8
14:24
14:25
3
14:28
2日目
山行
1:50
休憩
0:12
合計
2:02
距離 4.4km 登り 99m 下り 356m
7:52
20
8:12
3
8:15
12
8:27
8:33
50
9:23
9:25
13
9:38
9
9:47
9:51
3
9:54
ゴール地点
天候 一日目 晴れ後曇り
二日目 雨
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
大清水〜一ノ瀬 往復ともバス
コース状況/
危険箇所等
【一ノ瀬〜長英新道分岐】
十二曲がりは勾配のある木段。それ以外の区間は木道が多く、勾配は緩い。早朝は、木道に霜が降りて滑りやすかったそう。
【長英新道分岐〜俎グラ】
標高の低いなだらかな区間は、ぬかるみ→ぬかるみ+水たまり。
勾配増して4合目の上(標高2050m付近、私はここで撤退)まで、2日前の降雪が溶けて、道が沢のような状態。
そこから上は、(聞いた話によると)雪解け水は少ない。俎グラ付近では積雪30cmほどで、下りはチェーンスパイク(or軽アイゼン)を着用したとのこと。
その他周辺情報 尾瀬沼付近の紅葉は、非常に遅れている様子。標高2000m付近でも、一部の木が色づいている程度。
一ノ瀬を出発。今回は、友人とその娘さんの3人で歩く。しばらくは平坦で歩きやすい道。
2023年10月08日 07:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
10/8 7:57
一ノ瀬を出発。今回は、友人とその娘さんの3人で歩く。しばらくは平坦で歩きやすい道。
快適に木道を進む。我々より1時間早く歩き出したナカマによると、木道には霜が降りて滑りやすかったとのこと。
2023年10月08日 08:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
10/8 8:40
快適に木道を進む。我々より1時間早く歩き出したナカマによると、木道には霜が降りて滑りやすかったとのこと。
尾瀬沼山荘を過ぎて、草紅葉の中を歩く。気持ちよい。
2023年10月08日 09:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
10/8 9:11
尾瀬沼山荘を過ぎて、草紅葉の中を歩く。気持ちよい。
冠雪した燧ヶ岳。きれいだった。
2023年10月08日 09:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
10/8 9:13
冠雪した燧ヶ岳。きれいだった。
本日の宿、長蔵小屋到着。サブザックで燧ヶ岳を目指す。
2023年10月08日 09:29撮影 by  F-04K, FUJITSU
10/8 9:29
本日の宿、長蔵小屋到着。サブザックで燧ヶ岳を目指す。
前を歩く父と娘、なかなか速い。写真撮ってると、あっという間に遠ざかってしまう。
2023年10月08日 09:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
10/8 9:52
前を歩く父と娘、なかなか速い。写真撮ってると、あっという間に遠ざかってしまう。
木道は濡れており、慎重に進む。
2023年10月08日 10:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
10/8 10:06
木道は濡れており、慎重に進む。
ぬかるみの道、進むほどにひどくなる。
2023年10月08日 10:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
10/8 10:17
ぬかるみの道、進むほどにひどくなる。
今シーズン、間近で見る初めての雪。
2023年10月08日 11:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
10/8 11:30
今シーズン、間近で見る初めての雪。
勾配が増してくると、溶けた雪で道は沢の状態に。ボロ靴のため足先に浸水。
2023年10月08日 11:51撮影 by  F-04K, FUJITSU
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10/8 11:51
勾配が増してくると、溶けた雪で道は沢の状態に。ボロ靴のため足先に浸水。
眺めのよいところに出た。
2023年10月08日 11:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
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10/8 11:52
眺めのよいところに出た。
標高2000m付近。色づいている木もあったが、ほとんどは青々としていた。
2023年10月08日 11:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
10/8 11:54
標高2000m付近。色づいている木もあったが、ほとんどは青々としていた。
靴の中は水浸し。低い気温で足の指が痛くなってきた。二人に思いを託し、私はここで撤退。
2023年10月08日 12:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
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10/8 12:10
靴の中は水浸し。低い気温で足の指が痛くなってきた。二人に思いを託し、私はここで撤退。
撤退した場所のこの景色、記録しておこう。
2023年10月08日 12:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
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10/8 12:10
撤退した場所のこの景色、記録しておこう。
撤退とはいえ、これがまた大変。もう、沢下りやん。このあとのぬかるみも待ち構えているし・・・。滑らないよう、慎重にゆっくり下る。
2023年10月08日 12:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
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10/8 12:28
撤退とはいえ、これがまた大変。もう、沢下りやん。このあとのぬかるみも待ち構えているし・・・。滑らないよう、慎重にゆっくり下る。
下りのコースタイムを大幅に上回り、小屋に戻ってきた。別館の2部屋を10人グループで貸切。2段ベッド、若かりし時の合宿みたいでワクワクする。
2023年10月08日 14:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
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10/8 14:45
下りのコースタイムを大幅に上回り、小屋に戻ってきた。別館の2部屋を10人グループで貸切。2段ベッド、若かりし時の合宿みたいでワクワクする。
まだナカマは誰一人到着しておらず、しばし別館1階のカフェで寛ぐ。
2023年10月08日 15:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
10/8 15:02
まだナカマは誰一人到着しておらず、しばし別館1階のカフェで寛ぐ。
2日目は雨。木道は雨で滑りやすく慎重に歩く。
2023年10月09日 08:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
10/9 8:03
2日目は雨。木道は雨で滑りやすく慎重に歩く。
撮影機器:

感想

 4年前、学生時代の友人に誘われ燧ヶ岳へ。しかし途中で膝が痛くなり登頂を断念。とても悔しくて、次こそ登るぞと3年前から山歩きを始めた。あれから経験を(少し)積んで、体をつくり、満を持してこの日を迎えた。いざ、雪辱戦!のはずだった。
 早朝、宿泊先の老神温泉まで、その友人が迎えに来てくれた。助手席には娘さん。今回はこの3人で歩く。「最近あまり山いってない」という尾瀬常連の友人を先頭に、「山は超久しぶり」の娘さんを私が後ろからサポートする隊列でスタート。いつもソロ歩きの私からすれば、話をしながら歩く機会はほとんどなく新鮮な感覚。私たちより1時間早く一ノ瀬を出発したナカマの2人組(小学5年生とその父)に追いつこうと、友人のペースは速い。私はいいが、娘さんが心配。しかし、しっかり親父の背中をついて行ってた。
 本日宿泊する長蔵小屋で余計な荷物を置いて、燧ヶ岳を目指す。長英新道、始めはぬかるみの道。進むごとに、ぬかるみ状態が悪化し水たまりも増えてくる。長靴の友人はお構いなしに前進するが、山靴の娘さんは足場探しに苦労している。私が前に出てフォロー。しかし、ボロ山靴の私、足先が浸みてきた。やがて残雪が現れ、勾配が増してくると、2日前に降った雪が溶けて、道は沢の状態に。途中、長靴姿を見た下りの方々から「それ正解!」など、絶賛する声を多数受けた友人は涼しい顔をしている。さすが尾瀬の常連である。ただ、ここまで雪解けが進み道が沢状態になるとは想定してなかったようで、ぬかるみ対策としての長靴だったらしい。場所によっては、雪の重みで倒された草が足もとを隠す。下ってくる方が譲ってくれる道、待たせてはいけないと急ぎ進むが、草で足もとが見えず、深い水たまりに右足を水没させてしまった。気をつけてたつもりだったが、やってもうた。そのまま進むが、低い気温に足先が痛くなってきて、ここで登頂を断念。GPSを見ると標高2050m。4年前の雪辱ならず返り討ちにあった感じ。4年前も、この少し上で断念した。無念であるが次がある。「次を目指して、これからも山歩き続けなさい!」と燧ヶ岳に説教されたと思うことにしよう。娘さんは「少し浸みる程度」とのことで、二人に思いを託し、一人下山。
 下り道の「沢」、そしてその先のぬかるみ、なかなか大変だった。滑らないよう気をつけて進むが、1度だけお手つき。山地図のコースタイムを大幅に超えて小屋に戻った時は、両足ずぶ濡れだった。転倒しなかっただけでも良しとしよう。
 小屋のカフェで寛いでいると、会津側から沼田街道を歩いてきたナカマ5人がチェックイン。その後、俎グラまで登った父娘と我々より1時間早く出発したナカマの2人組(小学5年生とその父)がそろって帰ってきた。日暮れ過ぎてたので心配したが無事でよかった。こんな時、何もできない自分が歯がゆかった。前日に那須で遭難事故があった後だけに4人の姿を見た時は涙出た。濡れた靴で日も暮れて寒さも増して不安だったろうに、娘さんも5年生もけろっとしている。本当によかった。よう頑張った!小屋の主人も心配して上の方まで4人を迎えに行ってくれた。小屋の主人は学生時代のナカマ。夕食後は主人も参加しての同窓会。消灯時間の21時まで、楽しいひとときであった。
 2日目、ずっと雨。会津側へ下山する5名とは小屋で別れ、私を含む5名は群馬側へ下山。一ノ瀬に到着して、ヤマレコのログを停止しようとするが、スマホがないことに気づく。途中で落としてしまった。雨の降る日に歩くのは久しぶりだった。雨具を着てたせいで、いつものズボンポケットではなくウエストバックからスマホを出し入れしてたことが災いしたらしい。友人と2人で引き返す。下ってくる方に「スマホ落としてませんでしたか」と聞いて歩く。すると「この上でスマホ拾った方がいましたよ。登ってくる人みんなにスマホ落としてないか声がけしてましたよ。」の返事。ここで友人には戻ってもらい、一人駆け上がる。拾ってくださった方と合流。三平峠の群馬側で拾ったそうで、小屋に届けるかこのまま下山するか、かなり悩まれたそうで、余計な気苦労をおかけし、非常に申し訳なかった。スマホケースには、クレジットカード・運転免許・帰りのJRの切符まで入れていた。もう、感謝感謝である。このご恩は、別の機会・別の場所・別の方へお返しできたらと思う。こうして善意のバトンがつながれていくんだ。きっと。
 今回の山歩き、いろいろあって生涯忘れることはないだろう。次こそ待ってろ、燧ヶ岳! 

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技術レベル
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体力レベル
3/5

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