丹沢山 絶景・雲上の富士山を見る
- GPS
- 09:14
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,698m
- 下り
- 1,686m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 9:14
天候 | 小雨 雲海上は晴天 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届箱: レストハウス前にボックスがあります 登山口座標: 35.4048,139.1685 駐車場の情報:登山口に無料の大倉駐車場があるが朝8時30分まで開いていない。なおかつ夜間駐車はできないので、レストハウスの近くにある1日最高額800円の有料駐車場に置くとよい。跡からわかったが、登山道取付に1日500円の駐車場もある。 トイレ:登山口となるレストハウスに立派なトイレがあります。靴洗い場もタワシ付きであります。道中の茶屋や山頂の山小屋にも100円のトイレが多数あります。 コース状況:コースは明瞭で標識も多く迷うことはない。 危険個所: 道中の大部分が階段で加えて急峻な谷の痩せ尾根が数か所あります。 水場: 大観望、大蔵高原山の家に200円であります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
前日の「天城山」下山後に伊豆スカイラインと東名高速を通り、神奈川県秦野市のビジネス旅館に到着しました。
翌日4月2日の朝5時に宿を出発して、大倉登山口のある秦野戸川公園のレストハウスに到着。
そばにある有料駐車場に車を停め準備をするが、小雨で気がめいります。
この時点では、この雨が山上で思わぬ幸運をもたらすとは思ってもいませんでした。
ここまで来て中止するわけにも行かず、雨具を着て午前6時に出発。
まずは舗装路を家並みの中を通りながら、「塔ノ岳」と書いた標識のほうに進みます。
取り付きに「塔ノ岳」6.4Kmとあり、杉林の中の舗装路を歩いていると、「ヤマビルにご注意ください」の大看板があります。
この山は夏場、ヤマビルが有名だそうであるが、この時期は心配しなくても良い。
その傍には「低山と思って、簡単に考えるべからず」とあります。
「登山口からの標高差1,200mは北アルプスや富士山に匹敵する標高差がある」と書いてあるのです。
道はなおも舗装路が続き、窯元を過ぎたころから登山道となります。
途中緊急時の通報用標識や登山標識が多数あるスギ林の中を歩きます。
1.6Kmの地点にトイレとお地蔵様があるので道中の無事を祈ります。
次に大観望への分岐があり、どちらも先で合流すると書いてあるので、往路は大観望へ向かいましょう。
大観望には展望台がるが、この雨でまったく何も見えません。
ここの大倉高原山の家には蛇口二つから水が豊富に流れており、20円で汲み放題です。
ここから上には水場は無いとのことですが、スタートしたばかりで手持ちは豊富です。でもこのすぐ上にあるテント場の利用者には便利でしょう。
次は見晴らし茶屋がありますが、ここも閉まっています。
道中急登は階段が作られており、階段と緩やかな道が交互に現れます。
ゆるい勾配の所は木道も作られています。
駒止茶屋はむかし馬をとめたところところなのでしょうか?
雨はまだシトシトとふっていますが、登っていく人もちらほら見えています。
次の掘山の家では面白いものを見ました。
クーラーボックスが2個あり、「ジュース・お茶・おやつどれでも一個百円」と書いてあります。
中を見ると缶ジュースとお菓子の袋が入っています。
缶ジュースは町で買っても120円するのに、ここまで運び上げて100円とは!!
次の花立て山荘に到着したころから、霧が薄れ始めあっという間に快晴の青空が現れ始めました。
下山している人たちが大きな声で話しています。
どうやら山頂付近は雲海が足元まであったらしく、それがだんだんと下に下がっていっているとのことです。
雨具を脱ぎ「塔ノ岳」に向かい急登を登っていくと、今までの濃霧がうそのようです。
「塔ノ岳」の1Km手前、山荘の少し上から富士山が見えてきました。
雲海の上の富士山で、近くの尾根も雲海から顔を出していて、刻々とその姿が替わっていきます。
私のコンパクトデジカメでは表現力が足りません。
目で見るこの光景はすごいものがあります。
「塔ノ岳」は先に登っていた人や、昨夜からの宿泊者でかなりの人出でした。
みなさん口々に「こんな素晴らしい雲海はめったに見ることができない」と言って、興奮して話しています。
話を聞いて、私がいかにラッキーであるか痛感しました。
下界に雨を降らせる雲があるから雲海ができる訳で、雨具を着ての山行きを悔やんではいけません。
それも絶妙の雲の具合で、このような風景が見れることになったのでしょう。
親切な方がいて、私が九州から来たと知って、見える山山を教えてくれました。
丹沢山系の「蛭ヶ岳」や富士山の右側の雲海の上に浮かぶ 八ヶ岳 ・北岳等雪化粧のアルプスの山。
6時から登り始めて10時に「塔ノ岳」山頂。
道中早く着きそうだなとは思っていましたが、「丹沢山」のみやま山荘には宿泊の予約を入れてあります。
電話でキャンセルするのは失礼と思い、予定通り「丹沢山」に向けて出発します。
尊仏山荘の裏から急板を下ります。
木の階段があるのですが、地面が凍って杭を持ち上げるとのことで、かなりの階段が浮き上がり壊れています。
加えて雪解け水や降雨で泥だらけの道となっており注意をしながらの下りです。
途中2か所ほど両サイドが断崖絶壁状の痩せ尾根があります。
「塔ノ岳」からは手前のピークにさえぎられて丹沢山頂は見えません。
ピークをいくつも超えながら、晴天の気持ちの良い登山道を2.6Km歩いて丹沢山頂に到着します。
さっそくみやま山荘にお邪魔して、今夜の宿泊のキャンセルをします。
やさしいご主人はキャンセル料は要らないといってくれますが、山の上のことなので準備もあっただろうし、此方の都合で勝手を言うのは気の毒と思い、少額ではあるが無理に取ってもらいました。
帰路は往路を戻るのですが、雨と濃霧はかなり下のほうまで下がっており、往路に良く見えなかった景色や花を楽しみながら下ります。
階段も歩幅に合うようなところはめったになく、かなり膝を痛めそうなので、途中からストックの助けを借りてテンポよく下りました。
往路で初めにお参りしたお地蔵様にもお礼を言います。
レストハウスで靴を洗い後片付けをして、明日の登山口の茨城県つくば市に移動しました。
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