葛川越からの堂満岳経由で南比良峠下山
- GPS
- 06:04
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
天候 | 朝は曇りでしたが予報通り霞んでいたものの快晴へ。この季節としては暑過ぎました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
バリエーションとはいえ目印がそれなりにあります。葛川越へは沢筋に意外と分岐があってややこしかったです。南比良峠からのルートは中盤の急坂でロープ場が続くので、すれ違いがあればとても気を遣うことになると思います。 |
その他周辺情報 | 比良とぴあで入浴させていただきました。620円でした。気持ちよかったです(^^)。 |
写真
感想
先日、葛川越から坊村へ下ったのですが、となるとルートを繋ぎに東側から葛川越へ登ってみたいとなりまして、本日チャレンジいたしました。ついでに通ったことがない南比良峠からの下山をくっつけてみることにしました。
まずはGoogleMapで探した大物グラウンドの駐車場へ。北側も駐車場かと思い、停めさせていただきました。そして出発。まずは荒川峠ルートの登山口を目指します。
結構遠いぜ(^^;)。しかし志賀駅から来ることから比べるとだいぶ近いはずです。今日は晴天の予報ですが、薄曇りの中まずは道歩きを続け登山口へ。久々の登山口に到着すると、ちょうど装備を整えていた1パーティーとご挨拶。さてさて、登山道に入っていきます。
最初はいい感じの普通の登山道。この先にある最初の看板を目指します。程なく到着。ここからようやく本日のスタートとなります。分岐の下の道を進もうと思っていましたが、あれれ3分岐になっていましたので真ん中の道を進んでいきます。
すぐさま荒れているかと思っていましたが、そうでもないですね。怪しいところはロープもありますし、安全に通過していけます。そして2mほどの崩落場所に到着しましたが、ここも両岸にロープあり。手も足もあるので思ったより普通に通過していけました。ただ、上部からの落石はちょっと怖いですね。
徐々に沢筋との落差がなくなってきて、やがて沢に着地。ここから沢歩きでしょうか。意外とテープも赤丸もあったりしますので、まずは普通に進んでいきます。この辺りはまだ傾斜は緩やかですが、この先で一気に峠まで突き上げていくので激しい登りになると覚悟しております(笑)。
ところが早速沢間違いをやらかしてしまいました(^^;)。一本左の沢に誘い込まれておりまして、トラバースで修正しようとするもこれが間違い。結局ロープを出すことになってしまいました。普通に下り返すべきでした。正規ルート(?)に戻ると歩きやすいこと。続けて登っていきましょう。この辺りから日が差してきて暑くなってきました。
やがて事前に情報を入れていたロープ場に到着。確かにまあまあ落ちてますね。しかしこのロープ、1本じゃなく繫いであります?いろんな人が通過していることを思うとロープも足場もいまいち信用できなくて、トラバースの途中から尾根方向に突き上げて登りました。写真だけ撮りに戻ると、また登りを再開。しばらく右岸のトラバース的な登りのあと、また沢登りに戻りました。
ゴロタの中は踏み跡がわかりませんので、適当に登っていきます。そのうち石の壁が出てきました。これは巻くのかな?近くに行ってみると、右岸から直登されているようにも見えます。行って行けなくはないような気もしますが、その先が変なスラブになっていても行き詰ると思い、結局巻くことに。しかしここでも巻きすぎて失敗(^^;)。うーん、なんか下手やなあ。いろいろ正解が良くわからないです。
とにかくまた沢筋を登っていきます。意外と分岐があるので、ヤマレコで確認しながら登ります。GPSが無かったら登れてないだろうな。まだまだ未熟です。おまけに汗をかきすぎているのか、調子も今一つ上がってこない。一歩が石の大きさになるので息が上がります。とにかく葛川越に到着したら休憩したいものです。
だんだん沢の分岐もなくなってきて、1本道になってきました。振り返ると遠くに琵琶湖が(^^)。だいぶ登ってきました。気が付けば足元にシダが増えてきて、そのおかげか道らしきものが見えてきたと思ったら本当に道が出てきました。空が開けてきて傾斜も穏やかになり、普通に歩けるようになると葛川越に到着。やった!葛川越の両サイドをつなぐことができました。
少し休憩をしていると、二人組のハイカーさんが来られたので挨拶をします。和邇方面から北比良峠まで行かれるとのこと。ロングですねぇ。烏谷山で昼食をされるとのことでしたので、先に行かせていただきます。比良縦走だと核心の葛川越からの登り返しも、今日はなんか余裕な感じ(^^)。
さて、しばらくは下り基調で南比良峠へ。相変わらずいい道です。せっかくなのでついでに堂満岳も登っておきます。直登ルートで山頂に向かいますが、すでに足を使い切ってしまったのかめっちゃしんどい。やっぱり暑いせいでしょうか、なんか調子がいまいちですわ。山頂に着くと朝に登山口でお会いした方と思しき方がいらっしゃいましたので声をかけたところ、別の方でした(^^;)。すみません。
それをきっかけに少し話をさせていただくと、今日はイン谷口のトイレがあるほうの駐車場は一部制限されていたこともあって朝一で満車だったとのこと。今日は人が多いとおっしゃっておられました。私はルートのせいかほぼ人に会っていませんが、どこに向かわれたんでしょうねと言うと、ほぼ武奈ヶ岳に向かわれていたようでした。今日はあっちは賑やかでしょうね。さて、補給をすると、下山を開始します。
堂満を直登ルートで下山していくと、だいぶ右に逸れてしまったので修正。いかんいかん。下りきったところで、葛川越でお会いした二人組に再会しました。2回とも変なところから現れたのを面白そうにしてくださって、しばし談笑。こちらもほっとさせていただき感謝です。お互いの健闘を祈ってそれぞれのルートに向かいます。
さて、ここからは南比良峠ルートで下山。看板のすぐ先から下って行きます。しっかりと森林組合の看板もあり、非常に明瞭なルートが続いています。なんでメジャーじゃないのだろう?なんかあるんでしょうね。振り返ると堂満岳の下部ががっつり崩壊しているのが見えました。こわいこわい。私が歩いているときに崩壊しませんように。
尾根先あたりまでトラバースしていくと、ロープで道が止められています。ロープの先を見ると、ロープに沿って尾根を乗っ越す感じですね。このちょっとの登りですら足にダメージが。調子悪いぞ。足攣りの兆候が出始めたので、早めに芍薬甘草湯を飲んで休憩を入れ、ゆっくり進みます。この先は九十九折りに高度を下げていくようになりました。
このあたりも歩きやすい道です。いい感じで下山できるかなと思っていた矢先、道が切れ落ちている。いやいや、これは道じゃない。周りを見回すと右の奥に森林組合の丸看板発見!あっちか。そこからはロープが垂れていました。ロープに助けられて下るも、少し足を滑らせた瞬間に足攣り発生!やばい、内転筋だ!足がちぎれそうな痛みをやり過ごし、回復を待ちます。薬が効いてくれることを願います。
願いむなしく、この先足攣り祭りに(^^;)。おまけに連続ロープ祭り。ザレザレの急坂をロープを頼りに進みます。足のあちこちが攣っていきます。おまけにロープが崖沿いにあるところもあり、緊張感がみなぎる。足のこの制動力の無さでは不安が増し、その緊張の汗で余計足攣りが悪くなる悪循環。しかし下るしかない。ロープが切れたり弱ったりしていないことを願いつつゆっくり下ります。
ありがたいことにロープはとても頼りになりました。しかしこのルート、すれ違えないし、落石も避けよけようがなさそう。このあたりがメジャーじゃない理由かな。おそらく昔は綺麗な道だったものが崩落によってロープで付け替えられ、それで今に至るんでしょうね。実際必死に下りました。やがて崩壊した小屋の裏手に出ると、急坂は終了。着地できました。たくさんのロープ、ありがとうございました。
もう安心と思ったものの、いきなりここからどう進めばいいのかわかりません(^^;)。馬鹿な私は左岸に移動し、堰堤を降りて右岸に戻りましたが、右岸から堰堤を降りられそうでした。この先も堰堤がたくさんあり、どっちからか迷う場面が多発しましたが、基本右岸、時々左岸かな。テープも多数ありますが、意外とてこずります。
最後は左岸を歩いて登山道終了。青空が目に沁みます。アスファルトから未舗装の林道に入り、百間堤を右に見ながら進むと、スタート地点にほぼドンピシャで帰還。遠くに打見山を見ながらしばし休憩。登山下山とも全身を使ったため、心地良い疲れです(^^)。しかしとにかく暑かった。このあとは比良とぴあでお世話になります。
さて、さっぱりして近江高島方面へ向かい、買い物して幕営するつもりが、近江舞子手前で大渋滞(^^;)。さすが連休ですな。こりゃ高島へはたどり着けないと判断し、帰宅することにします。正直、今日の葛川越への登りはミスが多く、宿題をもらった感じでちょっと悔しい気がします。次に生かそう(^^)。今日もありがとうございました!
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