山路来てなにやらゆかし吾妻峡(天覧山〜多峯主山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 260m
- 下り
- 267m
コースタイム
天候 | 晴―春霞 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
高尾09:08(JR中央線) 八王子09:14/09:18(JR八高線) 東飯能09:51 復路: 東飯能13:36(JR八高線) 八王子14:12/14:15(JR中央線) 高尾14:22 |
写真
感想
スギ花粉がやっと収まり、ただヒノキ花粉はまだ飛んでいるのでそんなに山の中には行きたくないこの時期。
街歩きの延長で歩けそうな飯能の天覧山〜多峯主山を歩いてみることにした。
JR東飯能駅から西へ向かう。
東飯能駅の乗り換えは利用することが多いが、飯能の街中を歩くのは初めてだ。
アニメ『ヤマノススメ』の舞台になったはずだが、意外とタイアップ広告を出しているような店は少なかった。
ハイキングにちょうどいい気候なのに、ハイキング姿の人は少なく天覧山って思ったより人気がないんだなと思っていたのだが、観音寺を過ぎ飯能市郷土館近くの中央公園まで来るといきなりハイキング姿の人が増えだした。
どうやらここに大きな駐車場があるので、車で来る人が多いようだ。
飯能なんて都心方面からでも西武線で1本なのに車で来る人が多いというのは意外だった。
能仁寺横からすぐに天覧山の登りが始まる。
登りとはいっても舗装路なので、公園のようだ。
ヤマツツジの花が丁度見頃で、新緑のなかの朱色がきれいだ。
十六羅漢が現れると、もう山頂。
山頂からは飯能市の市街地がよく見える。
今日は富士山も丹沢山塊も春霞の中だ。
展望は利かないが、新緑の中を歩くだけでも気持ちがいい。
天覧山から一度下ると谷戸に出る。
この辺りにはタチツボスミレが多い。
スミレといえば芭蕉の「山路来て なにやらゆかし すみれ草」という俳句があるが、「なにやら」ってなんだよと思う。
たった5・7・5の文字しかないのにそこで「なにやら」とは何だ。
なんとなーくいい感じだねという感じか。
とか思いつつ、谷戸を歩く。
春の小川といった感じの小川もあり、童謡「春の小川」のモデルとなった渋谷川が流れていたころの渋谷もこんな感じだったのだろうかと思う。
しばらくヒノキの樹林帯を歩く。
今はまだヒノキ花粉の時期だが、花粉症の症状はでなかったので、自分はヒノキ花粉症ではなかったとホッとする。
そういえば昨日テレビでベトナム人にも花粉症が多いとやっていたが、ベトナム人は何の花粉症が多いのだろうか。
何の花粉の花粉症なのかまで言ってくれないと情報として不完全だ。
日本国内だって北海道で花粉症といえばシラカバ花粉症とその原因植物は異なる。
おそらく枯葉剤で裸地化した後に何か単一植物を大量に植林したためにアレルギー疾患が増えてしまったのだろう。
ブタクサの花粉は欧米を中心に広く花粉症の原因となっているが、北アメリカ原産のブタクサが果して熱帯のベトナムで生息できるのだろうか?
ハワイではマンゴー花粉の花粉症患者が多いらしいが、ベトナムもマンゴー花粉なのだろうか?
それにしても、スギ・ヒノキは日本にしか分布しない日本の固有種なのだが、(ヒノキは台湾にも分布。)あまりにも大量に植林されてしまったので、全然ありがたみがない。
多峯主山からの展望は天覧山より若干高い感じで景色も若干開けたかなという感じだった。
陽射しは強くなってきたが、山頂では風も強く少し寒さを感じるほどだった。
多峯主山から降りて、帰りは「吾妻峡」を歩いていくことにする。
○○峡とはいっても街中なので、大したことないだろうと思っていたのだが、この吾妻峡、河原沿いに歩いていけるようになっていてなかなかの渓谷美だ。
そしてちょうどイチリンソウ、ニリンソウが花盛りで幽玄な感じがする。
こんな街中にこんな静かな渓谷があったとは。
「山路来て なにやらゆかし 吾妻峡」
あれ?そうか、これが「なにやらゆかし」か。
途中で河原の道は尽き、その後は少し車道を歩く。
このまま駅まで車道かなと思っていたら、「飯能河原」へ下りていく道があった。
飯能河原というのはそこそこの観光地になっているようで、大学生の新歓バーベキューの真っ最中だった。
そして、帰りは1本飯能駅側の商店街を通ったら、ここが「飯能銀座商店街」でここは『ヤマノススメ』とタイアップした広告をちらほらと見かけた。
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