記録ID: 620344
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雪山ハイキング
中央アルプス
空木岳、池山尾根 トラバースで滑落
2015年04月25日(土) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 04:07
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 281m
- 下り
- 2,179m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 13:30
4:50
30分
林道駐車場
5:20
30分
林道終点
5:50
6:00
40分
タカウチ場
6:40
6:50
110分
水場
8:40
8:50
50分
迷い尾根分岐
9:40
9:50
110分
ヨナ沢の頭付近
11:40
12:00
50分
駒石
12:50
13:20
20分
空木岳頂上
13:40
13:50
180分
駒石
16:50
17:10
20分
水場
17:30
18:00
20分
林道終点
18:20
ゴール地点
途中でGPSの電池交換したら、距離、ログ共に正確には記録されてない。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場より30分程林道終点まで歩き、登山届けポストに投函して登山道に入る。水場まではほとんど夏道、そこから登山道コースを行く。所々残雪で道は隠れてるがトレースがあるので問題ない。大、小地獄も普通に通過できる。迷尾根への分岐で、尾根に行こうと思って上を見ると、崖といってもいいような急斜面に取り付く意欲を失う。トラバースに入って直ぐに、雪の斜面が現れた。トレースがあったので心強く思って、ここでピッケルを出す、アイゼンは、ある程度雪が柔らかいので着けないで、トラバースをして行く。結構な急斜面だ。尾根に合流するまで、たまに夏道が表れるが、ほとんどが雪の斜面の横断で、結構神経を使う。尾根に出てからは夏道を歩くことも増えて来るが、まだ雪上を行くのが多い。暫くして斜面が急になる手前でアイゼンを着けるが、駒石の手前辺りからは、夏道を歩くことが多い位だ。駒石で休憩していると、上から登山者が現れてビックリする。出発する時にあった車の持ち主で、自分より先に出発してたみたいだ。駒石から駒峰ヒュッテまでも夏道を歩く機会が多い。ヒュッテ過ぎてからは雪上歩きになる。 もうこれ以上は登る体力はないという感じで頂上にたどり着く。頂上には雪はない。30分程で、独り占めの頂上を後にして、駒峰ヒュッテでアイゼンを外す。下山時には踏み抜きも増えてくる。 迷い尾根分岐にきたら、迷うことなく稜線通しに行く。夏道を行くので、トラバースに比べたらはるかに楽だ。途中で標識のある所で、下に下る道があったので、それを行くと、迷い尾根の標識のある所に出たが、稜線の登山道には雪の斜面をトラバースしなければ行けない。 ここでピッケルを出すのを面倒臭く思って、雪の急斜面をピッケルなしでトラバース始めて2、3歩で左足が滑り、そのまま腹這いになって下に滑って行き、直ぐに斜面を横回転に転げ出す。頭の中はパニックだ。 必死に木を掴もうとするが駄目だ。観念した途端に回転が止まる。 暫く茫然としていたが、ハット気が付いて、どこか痛めた所がないか手、足を動かしてみる。自然に動くのでホッとする。左腕が痛いが打撲位ですんでいるようだ。 距離20メートル程滑落したみたいだ。回転したのは5、6回転位だろうか。いずれにしても斜面の途中で止まり、打撲程度ですんだのは奇跡に近い。改めて周りを見ると、止まった所がちょっとした窪地になっていて、ちょうどそこに、2メートル位の針葉樹が生えていて、それにぶつかって止まったみたいだ。若木なので枝も柔らかて、ケガもしなかった。 そこから斜面の下のほうを見て見ると、この下には止まる所は無さそうだ。まだ現実感がないままピッケルを取り出して登り始める。 登り始めは崖に近いような感じだ。いまだに止まったのが信じられない。 慎重に元に戻り、改めてトラバースを開始する。 無事に稜線の登山道に戻り、何とか明るいうちに駐車場に帰り着く。 |
写真
撮影機器:
感想
登山を長くやっていて(年数は長いが、それほど登っているわけではない)
斜面を転げ堕ちるなんて始めての経験だ。
二度とこんな経験をしないよう、注意深く、気を弛めることなく登山を続けていきたい。
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こんばんば。
途中ですれ違った者です。
テン泊するつもりでしたがあの日は時間が早すぎたので
予定を変えてそのまま下山しました。
正直、下っている最中、直登で下ると聞いていたので
ロープを持っているのかと気になっていました。
大怪我にならず良かったです。
有難う御座います。駐車場に帰着すると、車がなかったので日帰りに変更されたんだと思いました。レコに書いたように九死に一生の経験でした。結局自分は冬道終点まで行かないで、途中でエスケープルートに下ったみたいです。そのまま冬道行ってればロープ使うような場面が出てきたということですね。そこでエスケープ行ったのは正しかったかもしれないが、その後がいけなかったですね。あんな急斜面ピッケルを使わないで渡ろうとしたなんて、かなり集中力が切れていたみたいです。又どこかの山でお会いしましたら宜しくお願いします。
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