鍬柄岳 南陵
- GPS
- 07:57
- 距離
- 2.8km
- 登り
- 407m
- 下り
- 415m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
先日の読図訓練に続き冬山に向けてのアイトレ(マルチピッチ)訓練を実施した。
11月にも日和田山でのアイトレを実施したが、オールトップロープ。
今回はより本番に近い形(リード含むマルチ)でトレーニングしようということになり、鍬柄岳にあるⅣ~Ⅲ級程度の簡単なマルチで実施した。
1P Ⅳ 30m クラック
2P Ⅱ 20m 岩稜
3P Ⅲ 20m フェース
4P Ⅲ 20m フェース
5P Ⅲ 20m フェース
奇数ピッチ:先輩リード
偶数ピッチ:自分リード
※1P目のクラックはちょっと危なげだったので、アイゼン手袋を外し登山靴素手で登攀
上記の通りグレードも低く、クライミングシューズであれば物足りないぐらいだが、アイゼン手袋ではどのピッチも結構コワイ…。
しかも岩が脆く4P目ではこぶしだい大ほどのホールドがパカっととれる。アイゼンを乗せたホールドも欠ける。いろんな意味でスリリングな登攀となった。
お互いに安全優先でちょっとずつピッチを伸ばしていき、無事にトップアウト。
時間はかかったが、アルパインに向けた訓練としてはかなりいい塩梅だったと思う。山頂からの眺望もよく晩秋の西上州の山々を一望できた。
一般道を使って下山後、再度1P目でカムの設置、アイゼンでの登攀、懸垂等を練習。
途中に上州特有の(?)冷たいからっ風が吹き荒れるようになり、そそくさと撤収。
<学び>
・アイゼン手袋だととにかく時間がかかる
取りつきからトップアウトまで簡単かつ5Pしかないのにかなり時間がかかった。これが冬山であればもっと時間がかかっていたと思う。
(12Pあった天狗山ダイレクトとほぼ同じ所要時間なので、1Pにかける時間は倍程度になっている。)
登攀スピードの向上と、登攀に時間をかかることを想定した計画の立案が重要だと感じた。
・アイゼンでの登攀について
日和田でのアイトレを含めて、"爪の効かせ方"、というか"爪が効いた時の感覚"がわかるようになってきた。
もちろんクライミングシューズより怖いが、クライミングシューズでは立てないような小さなホールドにも(しっかり爪を効かせれば)安全に立てることがわかった。この技術については、冬のアルパインに向けて、より磨き上げていきたい。
<まとめ>
同ルートでのアイトレの記録は他になかったが、結果としては成功だったと思う。
途中に岩稜歩行やクライムダウンもあるので、アルパインに向けて訓練にはもってこいだった。
また、アプローチも短いので、新人のアプローチシューズ/登山靴での登攀練習にもちょうどいいかもしれない。
雲稜に入会して約1年、もうすぐに冬が来る。
去年に本格的な冬山を初めて本当に楽しかった。
今年はここ1年間で培ったスキルを感じられるような登山をしたい。そして来年以降の登山に繋げていきたい
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