局ヶ岳と栗ノ木岳のカタクリ再訪と、あ〜っ道間違えた!
- GPS
- 09:43
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,161m
- 下り
- 2,161m
コースタイム
天候 | 快晴 ☼ 日差し強し! |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場有 5、6台程度駐車できます。 高見トンネルを抜けて国道166号線を松阪方面へ走り、道の駅飯高駅を 過ぎて少し行った所に、小さな「局ヶ岳登山口⇒」の標識があります。 逆方向の松阪方面からは大きくわかりやす表示がありますが、この表示は 奈良方面から来た場合見えないので、小さな標識の見落としに注意。 国道からそれると、どんどん登って行き道が細くなってしばらく進むと 局ヶ岳神社の前に出ます。 ここにはそこそこ停められる駐車場とトイレがあります。 神社の前を通り、すぐ先で左へ大きく曲がりそのまま道なりに進むと 椿の滝道登山口に着きます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口⇔局ヶ岳山頂 椿の滝道は良く整備されていて危険な所はありませんが、急斜面を 幾度となく折れ曲がりながらジグザグに登って行きます。 局ヶ岳山頂の直下でそこそこ急な直登となり、しばらく頑張ると山頂に 到達します。 山頂からは中部電力の反射板方向以外、ほぼ360度の絶景が拡がります。 局ヶ岳山頂⇔P942 山頂からしばらく急な下りですが道はハッキリしてます。 ただ、仁柿峠コースが分かれてからは踏み跡がわかりにくいところが あり、そしてP942まで急登・急下降の小さなピークがいくつもあります。 P942は展望がありませんが、少し先の小さな狭いピークからは北〜西〜 南方向の展望があり、南東には局ヶ岳がでっかく聳え立ってます。 このピークは、一人立つのが精一杯なくらいとても狭いので、転落に注意 してください。 P942⇔庄司峠 小さな狭いピークからヤセ尾根の急下降となり、その後は踏み跡が不明瞭な 所も多く、地図やGPSは必須だと思います。 基本、尾根を外さなければ大丈夫と思いますが、尾根が広くなった所は 皆さんいろんな所を歩くためか踏み跡がわからないことも多いです。 特に見通しの悪い所は注意した方がいいです。 庄司峠⇔若宮峠 庄司峠から急登が始まり、しばらく我慢すると緩やかになります。 庄司山の東側(局ヶ岳方面)からは直登ルートと、庄司山を巻いて北へ 延びる尾根に乗り、その尾根から庄司山へ上がるルートとがありますが、 巻く方がテープも多く踏み跡もしっかりしているので、こちらのルートの 方が通常のルートと思います。 今回、往路では直登ルートを登り、復路で巻くルートを選択しましたが 復路で北へ延びる尾根を少し下りた所で右折しなければならない所を、 右折の目印のテープを見逃して真っすぐ進んでしまい、かなりの距離を 進んでからGPSで確認して、道を間違えていることに気付きました。 普通であれは、庄司山から下りてきた時、巻き道のポイントにはテープが たくさん巻かれているので、見落とすことは無いと思います。 でも注意して下さい。 なお、この北へ延びる尾根も登山コースになっているのか、踏み跡も テープもしっかりありました。 庄司山から先、若宮峠まで急登急下降のアップダウンがいくつもあり、 案外疲れます。また、踏み跡の薄いところも多々あります。 若宮峠⇔栗ノ木岳 若宮峠からは良く踏まれているので踏み跡はしっかりしています。 ただ、ここから山頂手前までかなりな急登で上部ではロープ場もありますが このロープ場を過ぎると山頂は近いです。 でも、汗して登った山頂は狭く展望も良くありません。 山頂手前(東側)で、局ヶ岳までの稜線が一望できる場所があります。 このコース、大小のアップダウンが数えきれないほどあり、思った以上に 時間がかかります。それと、コース中に水場は全くありません。 快晴のGWの今日も、全コース中で誰一人も出会いませんでした。 (ただ、栗ノ木岳山頂を少し下りた所でカタクリを探していると40〜50m 前方の樹間に青色のウェアを着た人影を見かけましたが、カタクリを 探している間にいなくなりました。) P942から若宮峠の間は、展望もそこそこ良く変化に富んでて面白いの ですが、ほとんど人に出会うことは無いと思うのでとても静かな山歩き ができます。 静かな山が好きな方にはおススメです。 |
その他周辺情報 | 国道166号線沿いの 道の駅「飯高駅」に、天然温泉いいたかの湯があります。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
雨具
日よけ帽子
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
2.5万図
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS(スマホ)
常備薬
時計
カメラ
熊鈴
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感想
2週間前にも同じコースをたどろうとしましたが、この時はあいにくの
天気で途中で断念し、カタクリも1輪だけしか開いてませんでした。
その後、カタクリが咲いている間にもう一度訪れたいと思ってましたが、
先週は池木屋山に行ったので、「今回はもう遅いかなぁ!?」と思いながらも
再訪することにしました。
局ヶ岳のカタクリは、やっぱり時期遅しで山頂の南側と北側でそれぞれ
1輪の、都合2輪しか見ることができず、局ヶ岳のカタクリの花期はもう
ほぼ終わってました。
でも、山頂周辺ではカタクリの代わりにイワカガミが出迎えてくれました。
栗ノ木岳のカタクリも 「おんなじ状況かな!?」と思いましたが、なんとなく
まだ咲いているような感じがして、栗ノ木岳を目指しました。
途中、拡がる景色やシャクナゲ、ツツジに楽しませてもらいながら進み、
若宮峠からの急登を登り切り栗ノ木岳山頂に到着するも、ここはソソクサと
通り過ぎ山頂西側のゆる〜い斜面にカタクリを探しに行きました。
山頂直下の花がまだ咲いてないシャクナゲの回廊を抜けて、落ち葉の積もった
明るい緩斜面に出ました。
登山道をゆっくり下りながら、北側斜面のあちこちに注意深く眼を向けると
「ありました!」 数は多くないですがゆる〜い斜面のあちらこちらに
まだ残ってくれていました。
うろうろと探しながら、見つけるたびに落ち葉の上に腹ばいになって写真を
撮りましたが、落ち葉がふかふかで気持ち良く、カタクリの横で昼寝したい
くらいでした。
カタクリの花をひとしきり楽しんだ後、帰路に着きましたが、庄司山での
休憩後、右折のテープに気付かずに真っすぐ進んでしまい、時間の浪費と
余分な距離を歩くことになってしまいました。
右折ポイントまで戻ってみると、木の幹にたくさんのテープが巻かれていて、
さらに踏み跡の上にもテープを巻きつけた木の枝が置かれていたのですが
なぜかこれらに気付かず通り過ぎ、かなり進んだところでGPSを確認し
北へ延びる尾根を下っていることに気付きました。
この尾根は、庄司山から緩やかに下っているので、戻るための登り返しも
きつくなかったのが幸いでした。でもこれで約40分の時間をムダにして
約2匐の余分な距離を歩くことになり、総距離も20劼魃曚┐討靴泙
ました。
なぜ、テープに気付かなかったのか良くわかりませんが、休憩で気持ちが
リラックスの状態に戻り、まだ気持ちが『注意する』状態になりきってない
まま再スタートした直後だったので注意が行き届かなかったのでは…。
それと、この尾根にはしっかりした踏み跡とテープもあったので、これらを
信用し疑わなかったため、かなり先まで進んでしまったのではないか。
と思ってます。
こういうところに“魔物が入り込んでくる!”と言うことを思い知らされました。
『走り始めと終わりの少し前は事故が多い』と車の運転でも言われますが
こういうことって、どんなことでもあてはめられると思います。
今後のための、いい勉強になりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
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こんばんは、sukanpo さん。
このアップダウンの多い長距離コース、御苦労さまでした。
庄司山方面からはこの場所は、注意していないと道迷いしますよね。
私も何回か通ってても、ここで道迷いしちゃいました。
目立つテープが有るので、つい安心して引き込まれちゃう。
このコースはアップダウンが多くて大変だし、
歩く人も少ないのでしょうね。
mildpapaさん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます
庄司山のこの尾根、昨年の三峰山からのピストンの時も復路で
誘い込まれてます。
往復2回の計4回ここを通ってて2回誘い込まれてるのは、ここには
そのようにさせる“何か”があるのでは?
って、そんなことは無く、全く私自身の注意力と実力の無さですね
しかし、やっぱりここは要注意地点だと思います。
このコース、まるでジェットコースターのようにアップダウンが
激しいですが、局ヶ岳とともにとても静かなので大好きなコースに
なりました
もっと体力をつけて、三峰山〜局ヶ岳の日帰りピストンを達成したいです
でも、いつになることやら…
sukanpo さん こんばんわ♪
またまた行かれましたかぁ
ドMな稜線歩き!
私は去年、局ヶ岳から若宮峠を目指して途中撤退したのでもうコリゴリ
でもシャクナゲを見に行くのもいいかなぁ♪ってまたきっと後悔するはず(笑)
multifloraさん、こんにちは。
このコース、確かにこの稜線歩きはMっ気ありますね
「あ〜、もうイヤやなぁ!」なんて思いつつも、足が前へ…
でも、こんなことをしてたら体力と精神力が維持できるかなぁ!?
と、思ってます。
なにせ、下界では「楽な方へ、楽な方へ…」行ってしまうので、
山で時々カンフル注射しなければ、ダメ人間になってしまいそう
multifloraさんもシャクナゲを見に行って、また後悔して下さいね
そのうちに、快感に変わってくるかも
sukanpo さん20k越えご苦労様です。
我家が3分割して計画してるコースを一日で
ピストンされるとは恐れ入りました〜m(_ _)m
我家は実はまだ庄司峠〜栗ノ木岳が残ってます
何時になるかな〜
庄司山の北尾根からの右折、間違えない様参考にさせてもらいますね〜
a-bannさん、こんにちは。
はじめまして、コメントありがとうございます
局ヶ岳や栗ノ木岳をそれぞれ登るだけであれば、ちょっと物足りないような
気がするのと、やっぱり稜線散歩がしたいので…。
できれば周回したいのですが、若宮峠とP942までの間のアクセスがネック?
のため、それなら一気に行ってしまおう
って、言うような感じです
庄司山“北尾根への誘い”、注意力の欠如が問題なのですが
でも、なぜ4回中2回も誘われてしまうのか、今も不思議な気がしてます
右折ポイントにはしっかりテープが巻かれているので大丈夫と思いますが、
気をつけて庄司峠〜栗ノ木岳の稜線散歩を楽しんでくださいね
レコ、楽しみにしときます〜
局ヶ岳−栗の木岳 リベンジですね。
今回はお天気も良くて・・・、目的達成ですね
しかし、厳しそうなコースで、何回もアップダウンの繰り返し。
でも、稜線がとてもきれいで、どんどん目標に近づくこの醍醐味は
行った者しかわからないでしょうね。
帰路でルート錯誤があったようですが、
人の気配のない山中では怖いですね。
思い込みと勘違いは大敵で、自分なりに気を付けたいと思います。
長距離の山行、お疲れさまでした
s_fujiwaraさん、こんにちは。
いつもコメントしていただき、ありがとうございます <(_ _)>
このコースは、ちょっとハードですが局ヶ岳のどっしりとした姿が
ちょこちょこ見られて、それが遠ざかって行ったり、近づいて来たり、
が、わかるので目標までの進捗状況がわかりやすいのですが、
それが “良くもあり、悪くもあり”、です
でも直線で近くに見えても、目標までには山あり谷(この場合鞍部ですね)
ありで、たまに違う方向に行ってみたりと、なんか仕事と同じような
感じがしてます
思い込みや、勘違いは仕事でも失敗につながったりしますが、
山では命にかかわることにもなりかねないので、教訓として
いい勉強になったと思ってます
s_fujiwaraさんは大丈夫と思いますが、体調とともに思い込みや、
勘違いにも気をつけて、楽しい山歩きを楽しんでくださいね
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