三ツ岩岳〜会津駒ケ岳・燧ケ岳（新緑から残雪の風景広がる山頂へ）

2015年05月01日(金) ~ 2015年05月02日(土)

• GPS: 13:09
• 距離: 23.6km
• 登り: 2,536m
• 下り: 2,402m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:16
• 休憩: 1:29
• 合計: 8:45

距離 16.4km 登り 1,636m 下り 1,505m

5:39 駐車場(小豆温泉入口)
5:47 登山口(旧道)
7:29 旧道分岐
8:34 8:40 避難小屋
9:10 9:21 三岩岳
10:54 10:55 大戸沢岳
11:27 11:34 会津駒ヶ岳
11:55 12:58 駒の小屋
13:24 13:25 水場
13:39 ヘリポート跡
13:56 会津駒ヶ岳登山口
14:20 駒ヶ岳登山口バス停
14:24 野球場駐車場

2日目

• 山行: 3:20
• 休憩: 1:03
• 合計: 4:23

距離 7.2km 登り 900m 下り 899m

4:37 御池登山口
5:11 広沢田代
5:34 5:35 御池登山口 ５合目
5:57 熊沢田代
6:56 7:57 俎��
8:30 8:31 熊沢田代
8:39 御池登山口 ５合目
8:46 広沢田代
9:00 御池登山口

天候

5/1 晴れ(のち薄雲)
5/2 晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

5/1 三岩岳〜会津駒ケ岳
登山口駐車場（小豆温泉入口）

5/2 燧ケ岳
御池駐車場（1000円/回）

コース状況／危険箇所等

5/1
登山口〜三岩岳
・旧道(国体コース)は1200m辺りから残雪が続くようになる
・一部夏道が出ている箇所もあるが三岩岳山頂まではリボン等の目印はあまり無い
・1308Pの手前にブナ林の急坂あり
・避難小屋手前から山頂までは尾根が広く、視界が悪いと迷い易くなるかと
　（避難小屋もやや見つけにくい）
・避難小屋はまだ雪に埋もれた状態
　（1階の窓からは出入りできそうでした）

三岩岳〜会津駒ヶ岳
・三岩岳〜大戸沢岳〜会津駒ヶ岳に登山道はなし
　（残雪期の今は尾根伝いにコースを取る）
・雪庇には亀裂も多く見られ、場所により崩落し始めている所も
・樹林帯を歩く場合にはツリーホールに注意（雪が緩んでいる時には特に）
・大戸沢岳〜会津駒ケ岳にかけての樹林帯は視界が悪いと迷い易くなるかと

会津駒ヶ岳〜国道
・駒ノ小屋へ登るコースには目印の赤布が立ててある
・コース上にはリボン、目印が多数あり
・ヘリポート跡など急坂箇所は既にある足場をしっかり確認
・残雪はヘリポート跡下(看板付近)まで
・林道にはまだ雪が残る
　（登山口までの車の乗り入れはまだ先の様子）
・林道入口のトイレは使用可

5/2
御池〜燧ケ岳(俎��)
・トレースは多数、急坂での足場も多数あり
・やや危険を感じる急坂箇所もあり、特に下りでは足を滑らせないように注意を
・テープ等の目印は余り見られなかった
　（歩いたルートが外れていたかもしれません）
　視界が悪いときなどは道迷いに注意が必要かと

※両日とも平年よりも気温が高く、雪はかなり緩い状態
※ルートには部分的にズレがあるかと

写真

5/1 5:43

5/1三ツ岩岳〜会津駒ケ岳
歩き出して目にする景色にはまだ残雪

5/1 5:47

今年もここからの歩き出し

5/1 5:59

登山道を塞ぐ倒木を通過するのに少し難儀

5/1 6:05

登山道には早速のブナ

5/1 6:09

そして足元にはイワウチワ

5/1 6:10

白色も見られました

5/1 6:27

そしてイワナシ
花の誘惑を振り切るのが大変

5/1 6:29

見据える山頂方面
浮ついた気持ちを引き締めないと

5/1 6:30

ブナの緑が鮮やか

5/1 6:36

イワウチワにも度々足が止まり

5/1 7:05

急坂区間
ですが見上げる新緑の光景がまた良く

5/1 7:07

5/1 7:12

急坂を登り詰めて
新緑とは違う色合いのブナが

5/1 7:14

ブナの花ですか
初めて見る姿に少し興奮気味に

5/1 7:26

これから進むルートを確認

5/1 7:29

分岐の案内図がもう出ていました

5/1 7:35

雪融けと共に花が咲き始めていました

5/1 7:49

見事なブナを横目に登りが続き

5/1 7:58

5/1 8:03

右手には窓明山

5/1 8:05

更に右には家向山

5/1 8:07

左手も展望がずっと広がる

5/1 8:13

5/1 8:18

オオシラビソの間を進み

5/1 8:20

途中には存在感のあるダケカンバ

5/1 8:34

避難小屋
出入口はまだ使えませんが小窓からは入れるようです

5/1 8:58

山頂に向けて広がる雪原を進めば

5/1 9:06

窓明山〜坪入山
振り返る展望に時々足を止められて

5/1 9:13

5/1 9:14

山頂にて
紅いほっぺが特徴の鳥が歓迎のさえずり

5/1 9:20

少し霞んでいますが女峰山から奥白根山の日光連山

5/1 9:21

高原山を何とか確認

5/1 9:21

三ツ岩はしっかり確認

5/1 9:28

山頂付近から
丸山岳や未丈ヶ岳の奥深い山々の展望

5/1 9:32

この山行の主役はここから始まるルート

5/1 9:33

最近は気温が高めとあって足元に少し不安も

5/1 9:33

ここは燧ケ岳と会津駒ケ岳の山頂が重なって見えるようですね

5/1 9:37

右手も素晴らしい残雪の山並みを望みながら

5/1 9:38

中ノ岳、荒沢岳、越後駒ケ岳の裏越後三山

5/1 9:39

穏やかな山頂を持つ平ヶ岳

5/1 9:46

振り返る三ツ岩岳

5/1 9:49

残雪が造るルート
この風景の中を進む

5/1 9:56

5/1 10:05

何故てんとう虫が？

5/1 10:16

まだ一面の雪
遠方から望めば白く目立つのでしょうね

5/1 10:17

目に留まる縞模様

5/1 10:19

崩落は近い様子

5/1 10:24

この区間は樹林帯に迂回

5/1 10:34

大戸沢岳への登りから三ツ岩岳を望む
これも良い景色です

5/1 10:34

緩む足元に強い日差し
次第に足取りが重くなってきました・・・

5/1 10:54

大戸沢岳を過ぎると
目を引く燧ケ岳、そして会津駒ケ岳が望めるように

5/1 11:03

山頂まで近いようで遠い感覚を覚えてしまう

5/1 11:16

山頂手前近くなると今度は至仏山も見え始めて

5/1 11:25

遠くなった三ツ岩岳を振り返る
歩いてきた事を改めて実感

5/1 11:28

5/1 11:32

青空に中門岳への白い稜線が映えますね

5/1 11:35

燧ケ岳と至仏山が並ぶ景色はやはり素晴らしく

5/1 11:43

駒ノ小屋、営業中です

5/1 11:57

バテた体にエネルギーの補給
カロリーゼロですが

5/1 12:55

人も少なく静かな空間、穏やかな日和
景色を前にして過ごす時間は長く

5/1 12:56

山頂に別れを告げて

5/1 13:02

展望を目にしながら下り始める

5/1 13:05

視界が悪いときには心強いですね

5/1 13:24

見上げるブナにはまだ春はきていない様子

5/1 13:37

ヘリポート跡付近の雪融けも進んでいますね

5/1 13:38

少し目立つ黄色はマンサク

5/1 13:53

夏道を歩くとカラマツの新緑

5/1 13:58

登山口からは林道歩き
花弁を散らしていたのはヤマザクラでしょうか

5/1 14:01

白い花はタムシバかな

5/1 14:01

足元には見頃のイワナシが

5/1 14:07

林道の除雪が完了するのはもう少し先

5/1 14:12

ツルではなくイワネコノメソウの様子

5/1 14:13

飛沫を上げて流れる様は荒々しく

5/1 14:21

ここでお疲れさまとはならず
駐車場所まで戻らなくては

5/1 14:23

新緑を迎え春本番ですね

5/1 14:57

途中立ち寄ったいつもの場所
ミズバショウが咲いていました

5/1 18:24

御池駐車場へ移動
夕暮れ近く見上げる月

5/1 18:31

御池田代から夕焼けの風景

5/1 18:39

5/1 20:40

毎度懲りずに星空撮影
画面下はプロキオン？

5/1 20:42

月は煌々と明るく

5/2 4:45

5/2燧ケ岳
夜明け少し前から歩き出し

5/2 4:59

気付けば日の出を迎えていて

5/2 5:12

広沢田代
雪原が少しだけ照らされて

5/2 5:34

空に向かって登ってゆくよう

5/2 5:37

霞の中に見る未丈ヶ岳

5/2 5:37

振り返れば広沢田代を眼下に
奥には会津駒ケ岳も

5/2 5:45

熊沢田代の手前から燧ケ岳の山頂が

5/2 5:48

裏越後三山の景色が目に留まり

5/2 5:54

5/2 5:56

熊沢田代から
奥に薄っすら日光連山が

5/2 5:58

雪融けの進む湿原越しに
平ヶ岳と裏越後三山を一望

5/2 6:09

オオシラビソの中を登り

5/2 6:23

見上げるダケカンバが青空に映えて

5/2 6:26

山頂近くまでなかなかの登りが続き

5/2 6:38

左手の展望には日光連山
右端に奥白根山が

5/2 6:46

5/2 6:47

山頂から
眼下にはまだ白い尾瀬沼

5/2 6:48

その先には奥白根山から錫ヶ岳、右奥は皇海山かな

5/2 6:49

その右に目を向ければ武尊山と至仏山

5/2 6:49

中央はアヤメ平あたりでしょうか

5/2 6:51

柴安�堯∋衒�山と尾瀬ヶ原の景色
良いですね

5/2 6:52

平ヶ岳を始めとした山々展望が素晴らしく

5/2 6:54

こちらの三山がやはり惹かれますね

5/2 6:58

台倉山〜下台倉山あたりでしょうか
残雪模様が目を引きます

5/2 7:01

大きな山塊の印象、会津駒ケ岳

5/2 7:03

その左
やや霞みながら丸山岳を望む

5/2 7:30

一人、贅沢な時間を過ごさせてもらいました

5/2 8:04

5/2 8:16

熊沢田代へ
下りとなるとやはり早いですね

5/2 8:30

山スキーの方も含め、多くの方とすれ違いながら

5/2 8:37

思わず振り返る燧ケ岳の景色

5/2 8:48

広沢田代を過ぎれば今回の山行の終わりも近づき

5/2 9:04

駐車場に到着
当日から本格的な連休とあって多くの車

5/2 10:47

桧枝岐の街中
フクジュソウを楽しみ、帰りへ

撮影機器：

CX6 RICOH

感想

wakasato

5月に入り、迎えた連休。
好天気の予報に合わせ、残雪の三ツ岩岳〜会津駒ケ岳と燧ケ岳を巡りました。

初日は三ツ岩岳〜会津駒ケ岳へ。
登山道は無いので残雪期のみ歩けるルート。
4月後半は特に気温が高く、特に残雪の状態が気掛かりでしたが
ほぼ迂回することも無く歩くことはできました。
やはり当日も気温が高く、足元の残雪も緩かったこともあってか
大戸沢岳への登りではだいぶ息が上がってしまいましたね。
そこから会津駒ケ岳までが長く感じる程に・・・

ですが素晴らしい展望の中を歩けました。
登るにつれ広がる窓明山から続く山並みの景色。
少し霞みながらも日光連山を望み。
荒沢岳が目を引く裏越後三山や平ヶ岳ははっきりと見え。
辿り着く先の会津駒ケ岳で待っているのは燧ケ岳と至仏山の景色。

御池駐車場で夜を明かして迎えた2日目は燧ケ岳へ。
日の出前からの歩き出し。
朝は多少冷え込みましたが、足元が凍結するほどではありませんでした。
昨日歩かれた方々の足跡を辿りながら急坂を登り詰めて・・・

その先にはやはり素晴らしい景色が広がっていました。
振り返れば会津駒ケ岳、熊沢田代からは燧ケ岳の残雪の山容を望んで。
そして山頂からは周囲を見渡す展望。
まだ白い尾瀬沼を眼下に。
至仏山に尾瀬ヶ原、柴安�瑤鯤擦擦新平А�
平ヶ岳から裏越後三山を一望する眺め。
こちらから望む会津駒ケ岳と・・・

両日とも日差しに恵まれ、日中は暑さを感じる位でした。
それでも青空の下、目にする残雪の山々の景色がより映えて見えましたね。
今回の山行で目を引いたのはブナの新緑、そしてブナの花。
残雪に見る光景は印象的でした。
花に新緑に残雪に、疲れと共に満足感の大きい山行となりました。

コメント

FRESCHEZZA

あ〜、心惹かれる〜*\(^o^)/**/
wakasatoさん、こんにちは〜

レコ、お待ちしておりました〜
最高の日程で行かれましたね
残雪に新緑にお花、素晴らしいですね

今年のGWは青森遠征の為に断念しましたが、来年の山スキーの下見を兼ねて今年はツボ足で行ってみようかな
更に一週間後では山スキーではちょっと厳しそうですよね？

毎度の誘惑レコ、ありがとうございます〜

wakasato

Re: あ〜、心惹かれる〜*\(^o^)/**/
こんばんは。
FRESCHEZZAさんがGW中は行けないとのことだったので
偵察？を兼ねて行ってきました

この先も気温が高めのようですし・・・
休み明けは山スキーは難しそうに思えます
例年ならば可能そうですが、今年の暑さは異常ですよね
（そのお陰でブナの新緑が見られたのかな？）

下見されるのも良いですね。
となればやはり駒ノ小屋で ですか
その際は飲みすぎにはご注意を。

BOKUTYANN

写真一枚目から感動が始まりますゥ〜(^^♪
残雪とサクラなんていきなり綺麗すぎでしょう
その後は、山麓の花達と、残雪に映えるブナの新緑ですか
こう言うのは日本人の心の琴線に触れるんですヨネ！

wakasatoさんのルート選びの選球眼の素晴らしさ
それをしっかりと歩き通す登山力の確かさ
このレコで改めて実感し、楽しませて貰いました

天候にも恵まれ
《疲れと共に満足感の大きい山行》に納得です
素敵なＧＷになって良かったですネ(拍手）

wakasato

Re: 写真一枚目から感動が始まりますゥ〜(^^♪
こんばんは、BOKUTYANNさん。

今回も始めから目移りするものが沢山
残雪にブナの新緑、花などは思ってもいなかったので
その光景を目にしたときには嬉しくもなりましたね
何より青空がより際立たせてくれました。

山行はとにかく天気が良かったことに尽きますね。
やはり気温が高めだったので・・・
今回一番重要な要素だったのは脚力(スタミナ)でしたね。
翌日にはかなりの疲労感が

桜咲く虫＠sakura64

うわ〜、今年もやったね〜ぇ！
こんばんわ！
昨年に引き続き、今年もこのコースを歩かれたのですね！
残雪期のみ許されるコース、憧れます!(^^)!

でも、単独で・・・ 、おいらにはチト無理ですね！
ここまでの技量はありません
どんどんバージョンアップするwakasatoさん、凄いです

でも、素晴らしい〜光景が広がっていますね！
う〜ん、おいらも、何時の日かこんな山歩きが出来るようになりたいです〜ぅ！
ますます、次なるレコが気になってしまいます(^^)/~~~

wakasato

Re: うわ〜、今年もやったね〜ぇ！
sakurasaku64さん、こんばんは。

今年は無雪期と同じ様に歩こうかとも考えましたが・・・
やはり「限定」のルートを、とのことで三ツ岩岳〜会津駒ケ岳なりました。
初めて歩いた昨年の印象が残っていますからね
あっという間だった昨年のイメージは無く、今年は長く感じてしまいましたが

ただ限定ルート、雪の回廊の景色とそこから望む展望は素晴らしいですよ。
来年は駒ノ小屋泊で考えてみてはどうでしょう
その前にまずは地元の雪の回廊、大佐飛山が先でしょうか