涸沢カール テン泊デビュー モルゲンロートは・・・

2015年05月08日(金) ~ 2015年05月09日(土)

• GPS: 26:06
• 距離: 31.1km
• 登り: 942m
• 下り: 937m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:50
• 休憩: 0:42
• 合計: 6:32

距離 15.7km 登り 883m 下り 103m

8:13 上高地インフォメーションセンター
8:23 8:24 河童橋
8:33 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
9:05 明神館
9:10 徳本口(徳本峠分岐)
9:57 9:58 徳澤園
10:10 10:11 新村橋(パノラマ分岐)
10:55 11:27 横尾 (横尾山荘)
12:23 12:30 本谷橋
14:45 涸沢ヒュッテ

2日目

• 山行: 2:55
• 休憩: 0:40
• 合計: 3:35

距離 15.4km 登り 47m 下り 840m

6:45 涸沢ヒュッテ
7:08 0:00 本谷橋
7:45 0:00 横尾(横尾山荘)
8:32 8:54 徳澤園
9:28 9:46 明神館
10:15 0:00 河童橋
10:20 上高地インフォメーションセンター

2日目のGPSログは操作ミスで本谷橋通過後に記録開始。
そのため1日目のGPSログのみアップ。
(2日目の涸沢→本谷橋間をカメラの撮影時間を元に修正)

天候

5/8 晴れ　5/9 雨のち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

岐阜県高山市 あかんだな駐車場⇔上高地シャトルバス

コース状況／危険箇所等

◎上高地〜横尾　雪なし。徳澤→横尾間では落石のため、梓川沿いの道を進んだ(教えて下さったお兄さん、ありがとうございました)。
◎横尾〜本谷橋　横尾大橋を越えたら雪と泥濘　所どころ踏み抜きの跡が有ったが、踏み跡を辿れば問題なし。アイゼン不要。
◎本谷橋〜涸沢　雪崩や落石跡多数。そのため夏道と若干異なるが、踏み跡を辿ればOK。見かけの割にキツイ。カッチカチでは無いものの踏み抜き無し(跡は数か所有った)。要アイゼン(自分はチェーンスパイクで通過。)

写真

5/8 5:57

あかんだな駐車場で仮眠し、始発バスでの出発を目論むも、100km手前のPAにて2時間寝てしまった。

5/8 6:07

あかんだな駐車場を目指す。

5/8 6:07

来た！北アルプスキタ！

あかんだな駐車場にて。バス待ち中。

5/8 7:45

上高地へ向かうバスから撮影した奇跡の1枚。

5/8 8:00

上高地インフォメーションセンターに到着後、ス○リートビューの撮影機材を背負った方を発見。
(涸沢でも見かけました)

5/8 8:04

インフォメーションセンター。登山届は自宅で印刷したものを投函。

バスの中で談笑し、意気投合したKさん。
槍からスキーで滑降予定との事。
この時期はしょっちゅう登り滑りの繰り返しらしい。

5/8 8:17

絶景。うっかり写りこんだ右下のコーンが入ってても余りある絶景。

Kさんは色々な趣味で海外にも行っているそう。
体力や見た目からは想像できない実年齢だった。

河童橋。

明神岳をバックに

明神岳をバックにKさん。

5/8 8:25

レコでよく見るやつ。カボンバか？カボンバなのか？

5/8 9:04

明神館。通過

5/8 9:18

前穂高岳を眺めながらの林道歩き。

5/8 9:58

徳澤園。ここも通過。翌日にソフトを食べるつもりだったが...

5/8 10:10

パノラマコースは冬季閉鎖中との事。

自分と同じく涸沢を目指していた、感じのいいお二人。
この後テン場で再開。

5/8 10:34

横尾まで数百mのところで川沿いへの分岐有り。
林道では落石や雪崩のため、こちらを通った

5/8 10:40

気持ち良さそう。夏はたまらんでしょうね。

5/8 10:49

屏風岩が見えた。ということは...

5/8 10:53

横尾に到着。ここでしばし休憩。

5/8 10:58

5/8 11:24

連絡先を交換し、槍に行くKさんとここでお別れ。パンと飴チャンごちそうさまでした。

5/8 11:37

横尾からはこんな感じの雪と泥濘。

5/8 11:47

雪と泥濘に続き、岩も参戦。"踏み抜きさん"も所どころで顔を覗かせていた。

5/8 11:47

しばらく屏風岩を眺めながら歩く。

5/8 11:53

ノーアイゼンでファイナルアンサー(古!)。

5/8 12:15

さらば屏風岩

5/8 12:15

この辺りと涸沢との標高差は500m以上。

5/8 12:24

本谷橋は冬眠中。

5/8 12:36

沢伝いに登る。

5/8 13:08

キツイけどぜぇぜぇ言うほどではなかった。
2月の竜ヶ岳の時よりもコースやザック重量は上だが不思議と
途中のニコチンパワー補充とザックの重さに慣れたためだろう。

5/8 13:08

振り返る。少し前にすれ違った方が豆粒ほどになっていた。

5/8 13:10

5/8 13:11

5/8 13:17

落石・雪崩の跡。

5/8 13:35

5/8 13:51

5/8 13:59

5/8 14:36

涸沢ヒュッテが見えてきた！もう少し

5/8 14:54

涸沢ヒュッテに到着。テン場の受付を済ませた。

5/8 14:55

除雪作業中。お疲れ様です。

5/8 14:58

絶景。

5/8 14:58

さっきと別の除雪機。

5/8 14:59

ズーム。各社のロゴもいいが、中央の小さい”MAMMUT”の文字が良い味出してます。

5/8 15:35

テントの幕営も済んだところで...

5/8 15:35

定番のおでんではなくまさかのソフトクリーム

涸沢岳をバックに記念撮影

5/8 15:39

そういえば今回横尾までご一緒したKさんはザイテングラードの滑降経験も有るそう。

5/8 15:39

北尾根と前穂

5/8 15:45

奥穂と涸沢岳

5/8 15:46

涸沢岳と涸沢槍

5/8 15:47

北穂

5/8 15:48

大天井と常念かな

5/8 15:49

涸沢小屋

5/8 16:16

5/8 16:16

日が沈む。明日も朝から顔を出してくれるといいが...

5/8 17:20

夕食はパスタとあたりめ、チーカマ、チュウハイ、コーヒー、アルフォートというカオスなメニュー。

5/8 17:52

5/8 20:49

しばしのうたた寝後、トイレに起きた。星は見えるが少し曇っていた。

とりあえずここでも記念撮影。

5/8 20:56

テン場までに1箇所踏み抜き有り。この後22時、0時に満天の星が見えたが、どのカメラも星空は撮れず。残念。

5/9 4:54

モルゲンロートをタイムラプスで撮影するため4時前に起床。雲行きは怪しかったが、取りあえず涸沢カール方向にアクションカムをセットし、朝食や荷物の整理後に外に出たが...東の空は残念な事に。

5/9 6:05

5時頃から雨(若干みぞれ混じり)。テントを撤収し、屋根の下でレインウェアを着て荷物の最終整理。

5/9 6:20

名残惜しいが、「今日はあくまで夏の接待の視察」と自分に言い聞かせて...

5/9 6:20

取りあえずバッヂを購入し、トイレを済ませて6:45下山開始。

7:08 本谷橋到着。汗をかかない様に注意しながらも、富士山の大砂走りの様に駆け下りることができた。4月の恵那山より歩き易かった。雨が降っていたので、防水機能の無いコンデジはバッグの中にしまっていた。

5/9 7:37

本谷橋と横尾の中間地点で、GPSログが撮れていないことに気付く。(確認ボタンを1つ押し忘れ)

5/9 7:45

下山開始から丁度1時間で横尾に到着。

5/9 8:11

5/9 8:22

新村橋。次回はここからパノラマコースへ行く予定。

5/9 8:49

徳澤にてカレー休憩。生き返った。

5/9 8:54

店から出てザックを背負った直後に撮った写真の時間を見てびっくり。先ほどのカレーの撮影時間から5分。「カレーは飲み物」は本当だった。勿論ケモノの様にガッついたわけではない。

ソフトクリームは夏までお預け。

また来ます。

5/9 8:57

・・・だそうです。

5/9 9:15

競歩に迫るスピードで進む。日ごろの訓練が効いたのか、マゾをこじらせたのか、19kgのザックの重さは感じなかった。ヘンタイの世界に片足突っ込んだ様だ。

5/9 9:29

明神館にて、ニコチンパワーを補給すべくライターを購入(持っていたライターはザックの奥深くに紛れ込んでいた)。ニコチンパワー補給後、ここでレインウェアを脱いだ。

10:16 河童橋通過。 バスに間に合いそうなのでこの少し手前から走っていた。ザック越しに観光客の方々からの冷たい視線を感じた。そうです私はピエロです。

胸元にカメラを付けたデカい荷物→スタスタ歩く→ふと立ち止まってコンデジで撮影・・・。完全にヘンタイだなこれは。

5/9 10:17

5/9 10:20

5/9 10:21

10:30のあかんだな行きバスに間に合った。

5/9 10:23

次回はここでゆっくりしよう。

しかし観光地は大変(モザイク処理が)。

インフォメーションセンター

上高地からあかんだな駐車場までのバスは貸切

5/9 10:38

大正池

5/9 10:39

往路の様な奇跡の1枚を狙ったが、なかなか難しい。

5/9 11:01

なんだかんだであかんだな到着。

5/9 11:49

また来ます。

撮影機器：

EX-ZR300 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ 半袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 レインウェア 着替え 靴 ネックゲイター ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール アクションカム ダウンのテントシューズ テント一式 マット 三脚

感想

がらむ

◎夏に山仲間のメンバー間で涸沢テン泊を予定しており、今回はその下見を兼ねて(実は全く兼ねて無いが)、残雪の涸沢にてテン泊デビューをする事にした。

〜実はテン泊に向け、昨年末の時点ですでに下記の6点を購入していた。
・ザック(ドイター エアコンタクト65+10)
・テント (モンベル ステラリッジ3型 前モデル)
・シュラフ(モンベル ダウンハガー900#3)
・テントシューズ(ナンガ テントシューズロング)
・マット(サーマレスト Z Lite Sol R)
・ハイマウント オールウェザーブランケット

しかし、
・購入後、2月頃までは別の用事で山に行けず。
・3月から近所の低山でソロテン泊デビューを計画していたが、雨・強風によりことごとく延期・中止。
と、なんだかんだでしない方向に理由を付けてこのままダラダラと実行に移さない(企画はしたものの実行に移さない)「やるやる詐欺」になってしまいそうなので、最初の一歩を踏み出すべく、ここで思い切った。(「道具は使ってナンボ」が自分の信条で、使いもしない物を買うことや、「買って満足」になる事が嫌いなのである。)

幸いにも幕営やテン泊装備を担ぐ事すら初めての「ぶっつけ本番」にならない様に予め下記2点を実施していのが功を奏した。
・外での使用は今回が初めてだが、自宅では部屋の中で何度も幕営&テン泊←(幕営-撤収がスムーズに出来た)。
・テン泊を想定して同重量(20kg前後)のザックを担いでの山行←(これはかなり効果が有った。涸沢でぶっつけ本番だったら間違いなくテン泊を諦めて引き返したかも...。30〜40kg以上担ぐ方から見れば"歩荷訓練"にすらならない重量では有るが..)

◎初の北アルプスであったが、チェーンスパイク装備では涸沢が限界。
今後も技量、経験、装備をレベルアップさせて自分の身の丈に合った山行をしていきたい。

◎GW中に起こった残念な事故。亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

◎今回も良い出会いが有った。スキーを担いで槍へ行ったKさん。
多趣味で豪快・健脚な方で、まさしく社長って感じでした。
これからも健康と安全に気を付けて滑降して下さい。
(5/10 16時追記 先ほど豪快社長のKさんから電話連絡有り。
予定では5/8 槍沢ロッジ泊→5/9 槍ヶ岳山荘泊 → 5/10 滑降だったが、
5/9の雨のため、槍沢ロッジで1日待機 → 先ほど槍ヶ岳山荘着との事。
無事で何より。)

涸沢カールの朝(途中でカメラを移動しています)