静岡・千頭国有林：▲「熊平沢」〜そこに坑（あな）はあるんか？

2024年01月08日(月) [日帰り]

• GPS: 10:27
• 距離: 12.5km
• 登り: 2,062m
• 下り: 2,062m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:07
• 休憩: 0:18
• 合計: 10:25

距離 12.5km 登り 2,062m 下り 2,062m

6:12 寸又川左岸林道起点
11:03 11:07 御鍛冶ノ段
12:29 12:35 朝日岳
13:30 13:31 御鍛冶ノ段
13:40 合地ボツ
14:55 14:58 合地ボツ
16:10 16:14 朝日岳登山口
16:37 寸又川左岸林道起点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

1/8 6:10

出だしどころか開始前にケチが付きつつも、ちょい予定オーバーでスタートする

1/8 6:22

今日はここから登るのだ
…が、取り付きから酷い岩棚をトラバースするような葛籠折れ、尾根左側が開削斜面で3分勾配で切れ落ちる（右側も5分勾配の植林帯でどちらも滑れば林道or熊平沢へ直行）滑りやすい斜面を直登…脳汁ドバドバで恐慌状態になって僅か100m登るのにとんでもなく精神を削られた…

1/8 6:40

漸く写真が撮れる程度の余裕が生まれた
…もう帰りたくなってきた

1/8 6:47

開幕危険地帯を越えたら一転して歩きやすくなった
うんうん、まだ慌てる時間じゃない

1/8 6:54

あ、碍子だ…

1/8 7:02

架線場が近いのか、集材線が増えてきた

1/8 7:03

おぉ、トラス式のタワーヤーダだ…
娑婆が近いから使えたのかな？

1/8 7:03

倒れてるよね、危ないよね…

1/8 7:03

ワイヤーはともかく、鉄骨位は撤去してもいいと思うんだな

1/8 7:05

…で、そこから熊平沢方面にはっきりとしたトラバース道とともに集材線が延びている…
ここで、熊平沢の「どこか」に嘗て大間鉱山があったという事を思い出す…もしかしたら、この道の果てに何か痕跡があるか？
昭和23〜37年まで採掘されていたとある…
左岸林道の開削直前か？見込みは薄いが、ここでスルーするともう来ることも無いので予定を変更してこの道を辿れるだけ辿ることにする…
ここでプラン変更…▲「熊平沢」を踏んで朝日岳へ、そこから普通に帰還のハイキンングだ…

1/8 7:08

植林帯なので割とはっきり残っている

1/8 7:14

ちょっとした悪場にはロープが架けられている

1/8 7:18

お馴染みの崩れもあるが、特に命の危険は無い

1/8 7:23

意外な程熊平沢に近づいてきた

1/8 7:25

ロープもある…

1/8 7:27

ここは少し危険…
迂闊に桟橋側に足を掛けたら折れるかもしれない
落ちたら熊平沢まで滑落する程の急斜面

1/8 7:30

熊平沢来た…
簡単に渡渉したが、そこから先は獣道っぽい感じだ…
枝を払った際に眼鏡をはじいてしまい、どこに落ちたか埋もれたか？30分近く慎重に慎重に周囲を探して時間を浪費してしまう
…あ〜もう、今日は駄目駄目だ…😖

1/8 7:55

熊平沢の隅っこに落ちていたのをなんとか発見…

1/8 7:55

このワイヤーは林業用か？鉱山用？
上流にも左岸側にも人的踏み跡は見つからない…

1/8 8:00

左岸上部は植林帯だが、私が求めるのはそうじゃない…

1/8 8:03

熊平沢を下流へ下っても切り立った岩壁で終了だ…

1/8 8:07

左岸側上流に辛うじて薄い踏み跡が見つかった

1/8 8:09

熊平沢上流も遡行しても道など無さそうな険しさだ

1/8 8:10

そう古くは無い植林帯だが、求めるものはなさそうだ

1/8 8:11

このまま登っても南尾根へ合流するだけなので、ここで見切りをつける
このトラバース道は造林事業時の道でしかなさそうだ

1/8 8:41

来た道を戻る途中で勾配が比較的緩い支尾根に何かないかと降りてみる…無駄なあがきだと思うが

1/8 8:50

ガイド用の番線だ…

1/8 8:59

手前の立ち木で見えづらいが、眼前の対岸は大岩壁だ…

1/8 8:59

熊平沢ギリギリまで下ったが、やはり鉱山の痕跡は無い
…知ってたさ

1/8 9:06

えっさほいさとトラバース道に復帰して…

1/8 9:27

架線場に戻ってきた…収穫は無かったが、何もなかったことだけは分かったので、もうこの尾根に来る必要が無いことだけは確かなので良しとしよう…

1/8 9:28

灌木藪が少しうざったいが…

1/8 10:00

緩斜面帯に出ると、お目当ての三角点とご対面

1/8 10:01

本日の出来高…▲「熊平沢」

1/8 10:08

のんびり昼寝したい雰囲気だ…

1/8 10:25

ここからは寄り道は無い…只管登る

1/8 10:39

最初からこんな感じだったら苦労はしなかったのだが…儘ならぬものだ

1/8 11:06

一般道に出た
以下省略

1/8 12:29

朝日岳山頂…
さぁ、降りようか

1/8 12:29

ここはもう何度も踏んでいるので、出来高に入らない

1/8 12:29

雪、少ないな…

1/8 12:41

あっちへ行くと南尾根
ただ▼「深沢」を踏みに行くだけならそれでOKだが、それではつまらない…

1/8 13:43

合地ボツからそのまま尾根を下ってみる…
人の踏み跡は全くない…

1/8 13:46

平場には林業の痕跡はあった

1/8 14:07

この辺りで勾配が既にやばい状態…そして眼前の木が天然木と言うことは、ここから先、手が入っていないと言うこと
情報無しに進むのは危険な上、拘る必要も無いのでここで転身、現道へ復帰する

1/8 14:08

つづら折れだから何とか登れる勾配…植林帯まで戻れば一安心だが…

1/8 14:56

合地ボツのランドマーク
……改めて見ると、何故に墓石っぽい？

1/8 14:56

埋もれた裏を掘り起こして見ると……
安らかに眠る( ˇωˇ )
平成5年11月29日…ここで死んだ？誰が？なんぞこれ？

1/8 16:05

降りる途中の倒木…
根元の土ごと倒れている
岩に土が乗った山体なので、深く根付かないせいか？

1/8 16:10

林道着地

1/8 16:30

ここが、開幕戦慄した崩壊地
土砂は片付けられているが、崩壊面は剥き出しのままだ…
…3分(勾配)も無いじゃん…大げさな…そう感じただけだった

1/8 16:33

熊平沢橋から熊平沢…結局の所、坑口は分からず仕舞い
ズリはガソリンエンジンのウィンチで引き上げていたという記述があるが、ここより高所なのか低所なのか、沢の何処かなのかその近くなのか、検証のしようが無いのがモヤモヤする…

1/8 16:33

橋から下流…ズリを引き上げて、運搬を対岸の森林軌道に頼っていたのか、それとも……？
分からんことだらけだ…

1/8 16:35

左岸林道ゲート近く、モノラックへの取り付きだ

1/8 16:37

これで本日の山歩きはお終い…
ボリュームの割に時間が掛かってしまった…

1/8 16:51

寸又峡への帰り道、駐車場の奥にあった防火水槽
手前のホイストは防火水槽の蓋を持ち上げる為の物

撮影機器：

SCV36 samsung

感想

名無しの1号

元プラン：土日を使って▲「熊平沢」経由朝日岳から柚葉沢左岸尾根を下って、柚葉沢で幕営、柚葉沢右岸尾根から1398p、▼「深沢」を踏んで南尾根を下山
…土曜日の強風で寝床の中で中止を決定
　
修正プラン：日曜日1DAYで元プランルートを早朝スタートで回りきる
……えぇ、勿論5時前に寸又峡に着けるように出発、R362をスイスイ登って行ったんだが、洗沢を越えて富士城への途中の上り坂、標高890m辺りで路面に着雪！
今期は山に雪が少ないとタカを括っており、未だノーマルタイヤのままだったのでこれ以上の前進は不可能と判断し、来た道を戻って新東名「静岡」SAから島田金谷へ…
標高の低いルートから寸又峡へ着くころには6時に差し掛かろうというオチ…まぁ、朝日岳へ登るだけなら4時間でおつりがくる、そこから柚葉沢へどう掛かっても3時間、そこから▼「深沢」まで登り返しても同じく3時間、一般道なら陽が落ちても無問題なので、6時スタートでも問題ないということで、ファストハイクスタート！
　
尚、開幕早々の滑落即お陀仏な滑りやすい直登＆トラバースに戦慄し、意気消沈々…
架線場から熊平沢方向へ続くくっきりはっきりトラバース道を見つける…カモシカして、熊平沢にあったとされる大間鉱山への道の名残か？
序盤のあまりのクソっぷりに、2度とこのルートを使いたくないのでここをスルーしたら後ろ髪轢かれ隊ってな事で、プランB

プランB：本日の三角点を▲「熊平沢」916.3mのみに変更し、トラバース道を詰めてみる…あわよくば、大間鉱山の痕跡でも見つかればええな〜
　
結果はお察し…
webでも大間鉱山に関する記事は1つだけ見つかるが、場所については何も無し
結局、翆紅苑の先代の著書の中の、熊平沢という記述以外は何もない、ふわっとした情報だけで…もしかしたら、林道より下か、林道の開削時に飲み込まれたか、真相は知らん　
　
そして一旦ケチが付くと最後までそいつを引き摺るのが様式美だ…
帰路もR362で島田金谷へ…塩郷ダムの手前から車が全く動かない…
警察に聞いたら塩郷吊橋の辺りで大事故発生、上り下りともに全面通行止め
迂回路のR473も災害で未復旧で山越えしかエスケープが無い…そしてそっちは凍結の可能性濃厚と言うクソみたいなハマり具合…
………教訓…せめて1月になったらスタッドレスは履いておかなきゃダメだろ
そして山中の国道で事故起こした奴、氏ねボケ

コメント

しずく

そう言えば昨年のお正月は朝日岳でしたね🌅
サクッと登られてる名無しさまに脱毛👴
違うっ‼?脱帽であります☺?

名無しの1号

去年は元旦から朝日岳だったのを思い出しました🌄
旧集落の痕跡を探そうとすると、何かとこの山に登ることになってますね😅
今年も世間は新年からハードモード過ぎるので、色々毛が無いように…もとい、怪我の無いように登りたいところですね…