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Yamareco

記録ID: 6381296
全員に公開
雪山ハイキング
比良山系

途中マジラッセルできつかった武奈ヶ岳

2024年01月17日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:58
距離
10.2km
登り
1,122m
下り
1,111m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:58
休憩
2:00
合計
9:58
7:11
7:14
56
8:10
8:15
49
9:04
9:06
2
9:37
9:46
79
11:05
11:10
26
11:36
12:00
50
12:50
13:04
19
13:47
13:51
12
14:03
5
14:08
14:09
6
14:15
14:50
28
15:18
11
15:33
15:34
12
15:46
15:48
23
16:11
16:12
28
16:40
16:45
8
16:54
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
二日ほど少し降雪のあった次の次の日に行ったと思うが、最低地上高の低いFF車でギリギリ一番上の駐車場まで入れた。
今まで大雪の時は比良ランプからイン谷口に上がれなかった事もあるから、今年がいかに雪少ないか分かる。
ただ夕方は昼間溶けた雪が凍って朝以上にツルツルになる可能性があるので、慎重を期すなら上まで上がらずイン谷口の駐車場までにしておくのが安全と思う。
コース状況/
危険箇所等
今年は雪が少ないのでこのままならヨキトウゲ谷は慣れた人ならずっと通れるのではと思うが、そこから先、ワサビ平に下りてそこから西南稜に上り返す所は夏道のワサビ谷が上れるかどうかはその日の状態によるとしか言えず、良かったとしても残雪期で雪がしっかり締まるまでは相当な体力が必要。
雪が締まるまでは谷の北側の支尾根を上るのが定石と思うがここもそれなりにきつくルーファイも必要で、ここら辺はやはり慣れた人の判断が必要で、初心者や体力の無い人がむやみに入っていい場所とは思わない。
最低地上高の低い自分の車でもギリギリ一番上の駐車場まで入れた。
ここまで入れるとトイレもあるし、青ガレまでの林道歩きも結構はしょれるので何かと便利。
2024年01月17日 06:56撮影 by  iPhone 12, Apple
1
1/17 6:56
最低地上高の低い自分の車でもギリギリ一番上の駐車場まで入れた。
ここまで入れるとトイレもあるし、青ガレまでの林道歩きも結構はしょれるので何かと便利。
青ガレとダケ道分岐。
どちらもしっかりトレースついてる。
2024年01月17日 07:10撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 7:10
青ガレとダケ道分岐。
どちらもしっかりトレースついてる。
ここから青ガレ。
先々日あたりそこそこ降ったのではと思ってたが積雪量はそんなでもない。
2024年01月17日 08:08撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 8:08
ここから青ガレ。
先々日あたりそこそこ降ったのではと思ってたが積雪量はそんなでもない。
途中腹減ってしまったので平らな所で琵琶湖見下ろしながら飯。
2024年01月17日 08:31撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 8:31
途中腹減ってしまったので平らな所で琵琶湖見下ろしながら飯。
金糞峠着。
天気は良いしトレースもバッチリ。
やはり積雪期坊村からのルートに次いで人気があるのではと思われるだけある。
2024年01月17日 09:02撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 9:02
金糞峠着。
天気は良いしトレースもバッチリ。
やはり積雪期坊村からのルートに次いで人気があるのではと思われるだけある。
金糞峠から八雲ヶ原と奥ノ深谷の分岐まで下りてきたテン場手前。
全ての踏み跡は右の八雲ヶ原に向かっていて、左にはトレース痕はあれど踏み跡は無し。
ここで先行の方がスノーシュー履いて目の前で左に入って行かれた。
自分もいずれにしてもヨキトウゲ谷入るつもりでスノーシュー持ってきてるわけなのでここで履き替えて左の踏み跡を追う。
2024年01月17日 09:15撮影 by  iPhone 12, Apple
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金糞峠から八雲ヶ原と奥ノ深谷の分岐まで下りてきたテン場手前。
全ての踏み跡は右の八雲ヶ原に向かっていて、左にはトレース痕はあれど踏み跡は無し。
ここで先行の方がスノーシュー履いて目の前で左に入って行かれた。
自分もいずれにしてもヨキトウゲ谷入るつもりでスノーシュー持ってきてるわけなのでここで履き替えて左の踏み跡を追う。
雪が多い時は橋の両側が1メートル近くも高くなってしまってスノーシューでは怖い場所だが、やはり今回は積雪量とても少ない。
これの次の橋のところで先行の方は積雪期の通常ルートであるコヤマノ岳への尾根道に上がっていってしまわれたので、自分はこの積雪量ならなんとか行けるかとトレース痕はあっても踏み跡はまったく無いヨキトウゲ谷に独りラッセルに踏み込む。
2024年01月17日 09:17撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 9:17
雪が多い時は橋の両側が1メートル近くも高くなってしまってスノーシューでは怖い場所だが、やはり今回は積雪量とても少ない。
これの次の橋のところで先行の方は積雪期の通常ルートであるコヤマノ岳への尾根道に上がっていってしまわれたので、自分はこの積雪量ならなんとか行けるかとトレース痕はあっても踏み跡はまったく無いヨキトウゲ谷に独りラッセルに踏み込む。
積雪期のヨキトウゲ谷も何度も入ってるが、いつも面倒な小さい滝上を岩を巻くように通って滝上で渡渉する場所。
雪が多い時は夏道通り、テープどおりにはとても通れず、岩の上に這い上がって通過した事も。
今回は夏道通りで思いのほか楽に通れた。
2024年01月17日 09:39撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 9:39
積雪期のヨキトウゲ谷も何度も入ってるが、いつも面倒な小さい滝上を岩を巻くように通って滝上で渡渉する場所。
雪が多い時は夏道通り、テープどおりにはとても通れず、岩の上に這い上がって通過した事も。
今回は夏道通りで思いのほか楽に通れた。
この積雪量だとしばらくは夏道通り通れるが、何度も出てくる渡渉をどうこなすかが肝心か。
岩の上に雪が乗ってるように見える所でも深さに差があったり、実は倒木に沢山雪が付いてるだけだったりして慎重を要する。
雪の質も結構湿雪で重く、スノーシューに付いてしまうので渡渉の度に出ている岩でたたき落としながら渡るが、スノーシュー濡らしてしまうと結局またすぐ付いてしまって重い。
2024年01月17日 09:56撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 9:56
この積雪量だとしばらくは夏道通り通れるが、何度も出てくる渡渉をどうこなすかが肝心か。
岩の上に雪が乗ってるように見える所でも深さに差があったり、実は倒木に沢山雪が付いてるだけだったりして慎重を要する。
雪の質も結構湿雪で重く、スノーシューに付いてしまうので渡渉の度に出ている岩でたたき落としながら渡るが、スノーシュー濡らしてしまうと結局またすぐ付いてしまって重い。
そろそろ谷から離れ始めるあたり。
積雪量少ないという事はテープもほとんど見えてるので夏道を探すルーファイは難しくない。
2024年01月17日 10:14撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 10:14
そろそろ谷から離れ始めるあたり。
積雪量少ないという事はテープもほとんど見えてるので夏道を探すルーファイは難しくない。
中峠に近づくにつれて木が少なくなってきてその分雪が深くなってくる。
一歩一歩膝くらいまで沈んでしまうので、トレース痕は目の前に続いてるのになかなか進まない。
2024年01月17日 10:37撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 10:37
中峠に近づくにつれて木が少なくなってきてその分雪が深くなってくる。
一歩一歩膝くらいまで沈んでしまうので、トレース痕は目の前に続いてるのになかなか進まない。
最上部の夏道のえぐれがすごいあたりまで来たが、そこに入ってしまうと雪が吹き溜まっててはまってしまうので上の斜面をラッセルしながら進む。
2024年01月17日 10:57撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 10:57
最上部の夏道のえぐれがすごいあたりまで来たが、そこに入ってしまうと雪が吹き溜まっててはまってしまうので上の斜面をラッセルしながら進む。
きついながらも迷いなくたどり着いた中峠。
近々に人が来た気配はほぼ無い。
2024年01月17日 11:02撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 11:02
きついながらも迷いなくたどり着いた中峠。
近々に人が来た気配はほぼ無い。
ここからワサビ平方向にはもうトレース痕も無いが、ヨキトウゲ谷の積雪量がそんなでもなかったのと、天気も良く時間もある事から踏み込む事に。
2024年01月17日 11:05撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 11:05
ここからワサビ平方向にはもうトレース痕も無いが、ヨキトウゲ谷の積雪量がそんなでもなかったのと、天気も良く時間もある事から踏み込む事に。
ワサビ平への下りは西向きで風が吹き付けるせいか積雪量も少なくよく締まり、テープやマークを辿って一部スノーシューでトラバースがやりにくいところを除けば快適に下っていける。
2024年01月17日 11:10撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 11:10
ワサビ平への下りは西向きで風が吹き付けるせいか積雪量も少なくよく締まり、テープやマークを辿って一部スノーシューでトラバースがやりにくいところを除けば快適に下っていける。
この季節訪れる人もほとんどいないであろうワサビ平が見えてくる。
2024年01月17日 11:27撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 11:27
この季節訪れる人もほとんどいないであろうワサビ平が見えてくる。
山頂ではないが大好きな場所に雪の季節独りで来れたので来ましたよを1枚。
2024年01月17日 11:29撮影 by  iPhone 12, Apple
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1/17 11:29
山頂ではないが大好きな場所に雪の季節独りで来れたので来ましたよを1枚。
今回はスノーシューのまま座って休めるよう大きい方の沈まない椅子を持ってきたので、この後のおそらくきつい上りに備えて軽く飯。
2024年01月17日 11:33撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 11:33
今回はスノーシューのまま座って休めるよう大きい方の沈まない椅子を持ってきたので、この後のおそらくきつい上りに備えて軽く飯。
ワサビ平からの徒渉点。
向こう岸に見覚えのない標識が。
このあたりも少しずつ整備されてるんだろうか。
2024年01月17日 11:53撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 11:53
ワサビ平からの徒渉点。
向こう岸に見覚えのない標識が。
このあたりも少しずつ整備されてるんだろうか。
ワサビ平からワサビ峠へだからワサビ谷とでもいうのか、無雪期に通る谷筋。
今まで積雪期に中峠からワサビ平に下りた時はこの右の尾根を上っていたが、今回は積雪量少なくある程度締まって雪崩も無さそうなのでもしかすると行けるかなと夏道通り谷筋を上ってみる事に。
結果的にここが今回とびきり大変だった。
この写真は出だしだが、すでに穴が開いてるように雪が少ない上に下に水が流れてる所はシュルンドのように空洞になっており、この穴を越えるだけでも何度も腰まで落ちてしまってその度にスノーシュー持ち上げるの大変だった。
2024年01月17日 11:56撮影 by  iPhone 12, Apple
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ワサビ平からワサビ峠へだからワサビ谷とでもいうのか、無雪期に通る谷筋。
今まで積雪期に中峠からワサビ平に下りた時はこの右の尾根を上っていたが、今回は積雪量少なくある程度締まって雪崩も無さそうなのでもしかすると行けるかなと夏道通り谷筋を上ってみる事に。
結果的にここが今回とびきり大変だった。
この写真は出だしだが、すでに穴が開いてるように雪が少ない上に下に水が流れてる所はシュルンドのように空洞になっており、この穴を越えるだけでも何度も腰まで落ちてしまってその度にスノーシュー持ち上げるの大変だった。
どこが沈むのかまったく分からないので感で進むしかなく時間のかかった谷筋もやっと大詰めの分岐。
いつもどおり左に入るが、ここは無雪期はロープが下ろされてる急斜面。
この上りが今回の核心だった。
とにかくストック持って立っては上れないので手を前について少し崩し、次に膝を上げてまた崩し、それからスノーシュー出来るだけ持ち上げて先端を何度も蹴り込んで深く食い込ませたところで体重掛けるが半分以上崩れてずり落ちてしまい、これだけ手間掛けてもスノーシューの長さの半分も進まない。
段々腿も上がらなくなってきて一歩ごとに振り絞るように声が出てしまう。
ただ膝まで沈むのを持ち上げて歩き続ける雪原用のラッセルではなくマジで山用のラッセルになってしまい、今回ここがとんでもなく苦しかった。
もしもう少し積雪量多かったらとてもじゃないけど上れなかった。
2024年01月17日 12:21撮影 by  iPhone 12, Apple
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1/17 12:21
どこが沈むのかまったく分からないので感で進むしかなく時間のかかった谷筋もやっと大詰めの分岐。
いつもどおり左に入るが、ここは無雪期はロープが下ろされてる急斜面。
この上りが今回の核心だった。
とにかくストック持って立っては上れないので手を前について少し崩し、次に膝を上げてまた崩し、それからスノーシュー出来るだけ持ち上げて先端を何度も蹴り込んで深く食い込ませたところで体重掛けるが半分以上崩れてずり落ちてしまい、これだけ手間掛けてもスノーシューの長さの半分も進まない。
段々腿も上がらなくなってきて一歩ごとに振り絞るように声が出てしまう。
ただ膝まで沈むのを持ち上げて歩き続ける雪原用のラッセルではなくマジで山用のラッセルになってしまい、今回ここがとんでもなく苦しかった。
もしもう少し積雪量多かったらとてもじゃないけど上れなかった。
この上りだけでどれだけ蹴り込んだのか、やっと乗り切った急傾斜。
西南稜の散歩道のようなトレースまであと少しと思うも、ここからトレースまでもまだまだ膝上ラッセルが続く上に木の枝も邪魔になってしまってすでに上がらなくなっている足に堪えた。
2024年01月17日 12:38撮影 by  iPhone 12, Apple
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1/17 12:38
この上りだけでどれだけ蹴り込んだのか、やっと乗り切った急傾斜。
西南稜の散歩道のようなトレースまであと少しと思うも、ここからトレースまでもまだまだ膝上ラッセルが続く上に木の枝も邪魔になってしまってすでに上がらなくなっている足に堪えた。
最後のプチ雪庇。
これさえ崩して乗り上げればガチガチのトレースがあるはず。
2024年01月17日 12:50撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 12:50
最後のプチ雪庇。
これさえ崩して乗り上げればガチガチのトレースがあるはず。
トレースに合流してしばらく足上がらないのとなんとか上りきったという安心感で動けなかった。
そしたらここ通れたんですかと声かけてくれた方がおられたので、やはり通らない方がいいですと、積雪期にほとんど通る人いないのがよく分かったと話した。
2024年01月17日 12:54撮影 by  iPhone 12, Apple
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トレースに合流してしばらく足上がらないのとなんとか上りきったという安心感で動けなかった。
そしたらここ通れたんですかと声かけてくれた方がおられたので、やはり通らない方がいいですと、積雪期にほとんど通る人いないのがよく分かったと話した。
ガチガチのトレースの中ではスノーシューは邪魔なだけだし、何よりもう足上がらなくて重いのでアイゼンに履き替え、さっきまでは想像もしなかったくらい多くの人とすれ違いながら武奈ヶ岳に向かう。
2024年01月17日 13:24撮影 by  iPhone 12, Apple
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1/17 13:24
ガチガチのトレースの中ではスノーシューは邪魔なだけだし、何よりもう足上がらなくて重いのでアイゼンに履き替え、さっきまでは想像もしなかったくらい多くの人とすれ違いながら武奈ヶ岳に向かう。
途中口ノ深谷をほぼ真っ直ぐ見下ろす。
写真真ん中ちょっと左の白っぽいところがワサビ平だろうか。
左の中峠から右のワサビ峠まで、無雪期なら30分ほどなのに今回は飯の時間除いても1時間半近く。
中峠からワサビ平への下りは無雪期より早いくらいで下りれたから、ワサビ峠への上りが無雪期より4〜5倍もかかったという事か。
積雪量少なかったし距離も短かったからなんとかなっただけだなと反省も。
2024年01月17日 13:44撮影 by  iPhone 12, Apple
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途中口ノ深谷をほぼ真っ直ぐ見下ろす。
写真真ん中ちょっと左の白っぽいところがワサビ平だろうか。
左の中峠から右のワサビ峠まで、無雪期なら30分ほどなのに今回は飯の時間除いても1時間半近く。
中峠からワサビ平への下りは無雪期より早いくらいで下りれたから、ワサビ峠への上りが無雪期より4〜5倍もかかったという事か。
積雪量少なかったし距離も短かったからなんとかなっただけだなと反省も。
もう人もいなくなった中、快晴の山頂に。
山頂標識の向こうに白山を入れて来ましたよを1枚。
2024年01月17日 13:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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もう人もいなくなった中、快晴の山頂に。
山頂標識の向こうに白山を入れて来ましたよを1枚。
ここも冬に何度も来てるけど、こんなに遠くまでクッキリ見えたのは記憶に無いかも。
白い山だけでも右から伊吹に金糞、能郷白山から左が白山まで、素晴らしい眺め。
2024年01月17日 13:49撮影 by  iPhone 12, Apple
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ここも冬に何度も来てるけど、こんなに遠くまでクッキリ見えたのは記憶に無いかも。
白い山だけでも右から伊吹に金糞、能郷白山から左が白山まで、素晴らしい眺め。
少し右に視野をずらして琵琶湖の向こうに鈴鹿山脈を眺めるが、やはり伊吹の白さと比べてしまってあそこらへんも今年は雪少ないのかなと思う。
反対側の京都北山方向も例年と比べてはっきり白さが少ないと感じた。
ほんとはここで飯にしたかったが、風がちょっと吹いてきて遮るものも無く震えながらも嫌なので長居する事なく風よけになりそうなコヤマノ岳の方まで行く事に。
2024年01月17日 13:49撮影 by  iPhone 12, Apple
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少し右に視野をずらして琵琶湖の向こうに鈴鹿山脈を眺めるが、やはり伊吹の白さと比べてしまってあそこらへんも今年は雪少ないのかなと思う。
反対側の京都北山方向も例年と比べてはっきり白さが少ないと感じた。
ほんとはここで飯にしたかったが、風がちょっと吹いてきて遮るものも無く震えながらも嫌なので長居する事なく風よけになりそうなコヤマノ岳の方まで行く事に。
コヤマノ岳と八雲ヶ原分岐では踏み跡は半々か。
2024年01月17日 14:08撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 14:08
コヤマノ岳と八雲ヶ原分岐では踏み跡は半々か。
コヤマノ岳山頂あたりで若いご夫婦がごはんにしておられたので自分は琵琶湖見下ろす場所で飯に。
2024年01月17日 14:26撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 14:26
コヤマノ岳山頂あたりで若いご夫婦がごはんにしておられたので自分は琵琶湖見下ろす場所で飯に。
夏道としてよりヨキトウゲ谷が雪で閉ざされる積雪期の道として使われる上林新道というのかコヤマノ岳から金糞峠への尾根は立派なトレースが。
つぼ足でさっさと下りれるところだが、せっかく持ってきたスノーシュー少しでも沢山使いたくて他の人もやってるようにトレース外して遊びながら下りた。
2024年01月17日 14:51撮影 by  iPhone 12, Apple
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1/17 14:51
夏道としてよりヨキトウゲ谷が雪で閉ざされる積雪期の道として使われる上林新道というのかコヤマノ岳から金糞峠への尾根は立派なトレースが。
つぼ足でさっさと下りれるところだが、せっかく持ってきたスノーシュー少しでも沢山使いたくて他の人もやってるようにトレース外して遊びながら下りた。
上林新道四辻。
左のトレースは八雲ヶ原に、右はヨキトウゲ谷に、正面の斜面を上ればそのまま尾根伝いに金糞峠手前まで行くが、さすがにそこに踏み跡は無かった。
自分はここから右にヨキトウゲ谷に下りて金糞峠から正面谷を下りる予定。
2024年01月17日 15:18撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 15:18
上林新道四辻。
左のトレースは八雲ヶ原に、右はヨキトウゲ谷に、正面の斜面を上ればそのまま尾根伝いに金糞峠手前まで行くが、さすがにそこに踏み跡は無かった。
自分はここから右にヨキトウゲ谷に下りて金糞峠から正面谷を下りる予定。
だいぶ前に大雪直後にここに来て夏道のジグザグを見つけられず直登しようとして上れず退却した場所。
やはり直登する人もいるのか。
2024年01月17日 15:20撮影 by  iPhone 12, Apple
1/17 15:20
だいぶ前に大雪直後にここに来て夏道のジグザグを見つけられず直登しようとして上れず退却した場所。
やはり直登する人もいるのか。
朝先行の方が上林新道に曲がって自分はヨキトウゲ谷詰めるために真っ直ぐ行った分岐。
見るとどうも自分の後から踏み跡追ってヨキトウゲ谷に入った方がおられるよう。
トレースあるから中峠まではなんとでもなると思うが、問題はそのからコヤマノ岳にエスケープせずワサビ平に下りて踏み跡信じてワサビ峠に突き上げる谷筋に入ってしまったら結構大変ではないかとちょっと気になった。
2024年01月17日 15:22撮影 by  iPhone 12, Apple
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朝先行の方が上林新道に曲がって自分はヨキトウゲ谷詰めるために真っ直ぐ行った分岐。
見るとどうも自分の後から踏み跡追ってヨキトウゲ谷に入った方がおられるよう。
トレースあるから中峠まではなんとでもなると思うが、問題はそのからコヤマノ岳にエスケープせずワサビ平に下りて踏み跡信じてワサビ峠に突き上げる谷筋に入ってしまったら結構大変ではないかとちょっと気になった。
もう薄暗くなった金糞峠夕景。
雪の状態は良いようだが、とにかくもう足が疲れてるのでアイゼンに履き替えて下りる。
2024年01月17日 15:47撮影 by  iPhone 12, Apple
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1/17 15:47
もう薄暗くなった金糞峠夕景。
雪の状態は良いようだが、とにかくもう足が疲れてるのでアイゼンに履き替えて下りる。
ここに来るといつも最後の林道歩きを長く感じるが、この日も例にもれず青ガレから下りてきてからここに帰ってくるまでをえらく長く感じた。
2024年01月17日 16:55撮影 by  iPhone 12, Apple
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1/17 16:55
ここに来るといつも最後の林道歩きを長く感じるが、この日も例にもれず青ガレから下りてきてからここに帰ってくるまでをえらく長く感じた。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

この冬関西は一雪降っては暖かくなるのを繰り返してどこも積雪量少なく、スノーシュー楽しめるところを探して日々天気予報とにらめっこ。
今週は最初関西にも寒波が入って積もる予報だったのが段々尻すぼみになり、氷ノ山など今だ開業出来ないスキー場まである始末で、最後まで様子見ていく事にしたのが久しぶりの武奈ヶ岳。
それでも積雪量は例年より少なそうなので、吹きさらしの稜線を行く坊村からではなくイン谷口から入って大好きな谷筋、ヨキトウゲ谷を詰めて中峠からワサビ平に下り、雪崩が大丈夫そうなら夏道通りワサビ峠に突き上げる谷筋を上ってみようと出かけた。
今までも初冬まだ雪薄い時や残雪期で雪も締まった時期に通った事はあるが、それでも今年よりは積雪量多かったからワサビ平からは谷筋通らず右隣の支尾根を上ってたので、もしワサビ峠に突き上げる夏道の谷筋を上れれば個人的には初めてになる。
行ってみると出だしはすぐ前に先行の方がおり、金糞峠越した奥ノ深谷の分岐でスノーシュー履いてトレース痕はあるけどここ数日一雪降った後は誰も入っていないようで踏み跡の無い所に踏み込んでいかれ、これはもしかするとヨキトウゲ谷かなと。
強い方だったがそれでもラッセル交代出来るところはやらないととこちらも慌ててスノーシューに履き替えて後を追う。
ところが、その方はしばらくして冬の道である上林新道の方に橋を渡っていってしまわれ、アリャッと思ったが、自分はギリギリトレース痕の分かるヨキトウゲ谷に踏み込む。
すると案の定積雪量はさほどでもなく、スノーシューで深くて膝くらいまでで、テープやマーカーも全部雪の上に出ていたのでしんどいながらもトレース痕を追う事が出来、中峠までは迷う事もなく到着。
問題はそこからワサビ峠までだが、こちらはさすがにもうトレース痕も無く、コヤマノ岳方向にエスケープすれば簡単確実なのは分かってたが、ヨキトウゲ谷の積雪量考えて大丈夫かなと突っ込む事に。
下りだしてみればこの斜面は風が当たるせいか雪も締まって何箇所かちょっと嫌なトラバース以外はスノーシューで快適に下りていけ、無雪期より早く誰もおらず踏み跡も無い比良で一番好きなワサビ平に降り立つ。
そこでワサビ峠への上り返しに備えて軽く食べ、ワサビ谷とでもいうのか、夏道の谷筋を覗くとなんとも微妙。
やはり積雪量はさほどでもなくある程度締まってるので雪崩は無さそう。
ただ、切れ込んだ谷筋なので底は雪が吹き溜まり、いきなり穴が開いてて下に水が流れてるところは空洞になってるのが分かる。
それでもその横を通らざるをえないので恐々踏み込むといきなり腰まで落ちる。
そうなるとスノーシュー引き上げるのに一苦労。
それでも出来るだけ沈まなそうなところ探して通れたり落ちたりを繰り返しながら進んでいくと途中からはもう下の流れも無くなったのか空洞は無くなり、普通に膝前後のラッセルに。
これならなんとかなるかと最後の分岐をこれもテープどおり夏道の左、無雪期ならロープが下ろされてるところに踏み込んだらこれがいきなり壁だった。
とにかく傾斜がきつくて踏み込めど踏み込めど崩れてしまってまったく進めない。
手で崩し、膝で崩し、その上までスノーシュー上げて先を何度も蹴り込んでから乗り上げて体重掛けると半分以上崩れ落ちる。
積雪量がそれほどでもなく短い距離だったからなんとかなったものの、途中からはもう足が上がらなくなってしまって一歩上がるごとに声が出てしまう。
この急傾斜上りきった後も稜線のガチガチトレースまでは膝ラッセルと木の枝くぐりが続き、最後プチ雪庇を崩してトレースに飛び出せた時はもう足動かなくてしばらく呆然と立ち尽くしてしまった。
やはりここは積雪期は通るべきではなく、北隣の尾根を上るのが正解と思った。
ここの印象が強すぎたのと足が上がらないのであとはアイゼンに履き替えて平日にもかかわらず多くの人とすれ違いながら淡々と山頂まで上ると、そこには今まで見た事ないほど空気が澄んで遠くまで見晴らせる素晴らしい光景が。
白山があんなにクッキリ見えたなんて記憶に無い。
それでももうお昼も過ぎて風も吹き出し、飯にしたかったけどもう誰もいなくなった寒い吹きさらしで食べる気にはならなかったので、とにかく風の遮られる所に行こうとコヤマノ岳に。
そこでゆっくりしたあとはもうガチガチトレースが付けられた上林新道をスノーシューでトレース外して楽しみながら下り、青ガレから長い林道を帰りました。
今回は積雪量少ない中で少しでもと思って尾根筋ではなく雪崩れる危険は無いと判断して谷筋を通ってみたけど、思った以上の手応え、どころか一部は久しぶりの山用ラッセルする羽目にまでなり、大好きなワサビ平からワサビ峠まで抜けれた事で十分以上に満足な山歩きになりました。

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