歩いてビワイチ(琵琶湖一周)6日間

- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:35
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 8:05
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:25
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:20
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 12:00
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 11:10
| 天候 | 晴れ・曇り・快晴・夜間激雨もあり・・ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
※琵琶湖を取り巻く道路状況は様々です・・。 ※歩道が広く危険の無い道路もあれば、交通量が多いのに歩道も無く 危険極まりない箇所、歩いていると突然歩道が無くなり対面に横断 しなければならない箇所もあります。 ※琵琶湖の周囲全般の道路は、のんびりと景色を楽しみながら歩けば 十分堪能できます。 ※安全は決して他者に委ねることなく、完全に自己責任で・・。 |
| その他周辺情報 | ※各町には宿泊の旅館やホテル国民宿舎や日帰り温泉や銭湯・道の駅も 何か所か通過します。 ※自分の歩行速度や一日に歩く距離を考慮して予め検索して入浴や宿泊 やキャンプ地を決めればいいと思います。 ※琵琶湖岸でキャンプが禁止されている箇所も多くあります。 |
写真
感想
過去、自転車で1日かけてのビワイチが数度、車でのビワイチは仕事や私用で数えきれないほど回っていますが、歩いてのビワイチは夢の夢であり、その日がこの年齢になってあるとは・・。
何年か前、夫婦して車で何回かに分けて四国遍路をしたことがありますが、歩いて遍路を経験された方々が書かれた日記などを読んで、いつかは私も四国遍路の歩き旅をしてみたいと密かに思っています・・が、その経路たるや1番札所から88番札所・四国4県を歩くと約1200kmにもおよび、その行程を約40日から60日をかけて歩き通された殆ど皆さんの悩みが「足の痛み (特に肉刺) 」です。
今回ようやく歩いてビワイチができる時間ができ、道の駅などでできる限りテント泊をしながら、1日の歩く距離を約25辧30劼箸靴峠蒜饐貊蝓△修梁焼帰り入浴できる銭湯など、日ごとの予定を細かく作成して「急ぐことなく、無理することなく、慌てることなく」を心に決めて歩くことにした。
準備したザックの中身は、着ているもの以外に下着1枚・靴下2足・速乾Tシャツ1枚・タオル2枚の他、テント(モンベル ドームシェルター)・寝袋・行動食、非常食・ガスカートリッジ・常備薬袋・ヘッデン・カメラ・スマートホーンとカメラ予備バッテリー・マット・ミニ傘1本・バンテリン・エアーサロンパス 等 (ザックの重さ 約9)
●1日目 (5月15日-金曜日)
スタート場所と決めていた瀬田唐橋まで妻に車で送ってもらった。
前夜の雨も上がり爽やかな瀬田川沿いの遊歩道を歩き出したが、できるだけ疲れないように、小股でゆっくりと2本のストックを使って歩いてしばらくは心ウキウキ、ワクワクしながら歩いていたが、ザックの重さか・・次第に汗がにじみ出てきて、約2時間過ぎで足の「太腿つけね」に違和感を覚え・・「こんなんで大丈夫?」と自問自答、その後は順調にとは言えないが徐々に歩き慣れてきたようだった。
途中、約1時間毎にコンビニや腰かけられる場所があれきば、休憩をしてお茶を口にする前に必ず、靴や靴下を脱ぎ足を冷却して足のケアーに心掛けた。
1日目のテントでの宿泊を予定していた琵琶湖大橋西詰にある「道の駅」には意外と早く午後2時過ぎに到着することになるので、予定を変更してトイレやお茶等の自販機がある志賀町の「清林パーク」にすることとして歩きかけたがザックが重く疲れてきたため使用しないと思う「寝袋」と胃腸薬や痛み止薬以外の「常備薬袋」をコンビニから自宅へ送り返し、少し軽くなったが、それでもなお両足の脛の筋肉が痛く歩行速度は完全に亀さん歩行となって「清林パーク」には午後5時半過ぎの到着。
食事を終えテントを張って寝たが深夜にきつく雨が降り出したため、急遽広いトイレへ向かう床に移動できたことから、テントを濡らすことなく朝まで寝ることができた。
●2日目 (5月16日-土曜日)
午前6時に起床すると依然として雨が降っていたが、食事を済ませ雨対策をして出発しょうとする午前8時過ぎには雨はやみ、雨衣は使用せずに歩けた。
高島市から予定コースの湖周道路には、コンビニやお茶等の自販機は全く無いことから北小松のコンビニで昼食を済ませ、夜食と翌日の朝食を買ってザックに詰め込んだ。
白髭神社前を通り、高島駅を過ぎた付近から湖周道路に入り萩の浜などの水泳場を右に見て黙々と歩道を歩き、午後4時20分「風車村」の少し手前でテント宿泊予定地の「源氏浜」に到着。
曇っていた空もいつの間にかうっすらと太陽が顔を出していた。
テントを東屋の軒下に設営し、チビチビと晩酌をしながら食事を済ませ、ラジオを聴きながらウトウトと寝る体制に・・すぐ横は琵琶湖が迫っていて風によって打ち返す波の音が最初は気になったが、いつの間にか眠っていた。
●3日目 (5月17日-日曜日)
午前5時前、テント内に差し込む朝陽と小鳥のさえずりで目が覚めた。
風もなく波音も静かでテントをたたみ、食事の準備をしていると対岸の伊吹山方面からご来光が望め・・今後のビワイチが安全無事に終われることを祈った。
永遠と続く琵琶湖沿いの道路を眩しい太陽を浴びながら一人歩く・・。
何も考えることもなく、昔・習った童謡や幼いころ見たテレビ番組の主題歌などを次から次へ口ずさみ黙々と歩き、近江今津駅前から昔ながらの懐かしい町並みの高島市内から松並木や、さざ波寄せる砂浜が続く湖岸道を歩いてきた道や山並みを振り返りながら海津大崎へと向かう。
正午前に海津大崎に到着し、食堂に入って好物の「天ぷらそば」とおにぎりを食べた。
午後に入り一段と太陽は眩しく、初夏の兆しの道を歩くが・・湖からそよ吹く心地よい風に身を受けて、両足のつま先の痛みも忘れて気持ち良く歩けた。
午後2時過ぎ、西浅井パーキングに到着・・今夜のテント宿泊予定地の「水の駅-あじかまの郷」到着までに僅か1時間と近いことや、あまりにもいい天気なので、汗でやや臭いがするTシャツやタオル、靴下を洗濯してもすぐ乾きそうなので多目的トイレで洗濯と、ついでに全身をも思いっきり洗濯。しばらくして乾いた洗濯物を取り入れ、宿泊地の道の駅に向かった・・が、上り坂を登り切ってトンネルの中ほどで「洗濯紐と洗濯バサミ」をそのままにして忘れてきた事に気が付いた。しかし引き返す勇気もなく諦めることにした・・。(後で運よく戻ることになる)
道の駅に午後4時半過ぎに到着し、ゆっくりと晩酌しながら食事を済ませ人が少なくなるのを待って通路の屋根の下にテントを設営、午後8時過ぎにラジオを聴きながら就寝する・・。
●4日目 (5月18日-月曜日)
大型車の駐車スペースがすぐ近くにあり、エンジンをかけっぱなしで仮眠する車両のため、深夜2時頃から約2時間エンジン音がうるさく熟睡できなかった。6時半頃テントをたたみパッキンを済ませて出発して近くのコンビニで朝食中、私のビワイチ中を知っていた山仲間のKさんから電話があり「そっちへ行く用事があり、コーヒーでも差し入れをする」と言ってくれ国道の賤ヶ岳トンネル手前に来た時、車でやって来てくれた。
コーヒーなどの差し入れを受け、昨日忘れてきたた「洗濯紐」のことを話すと「車で10分程度なんで取りに行こう」と言ってくれ無事回収することができた。メデタシ・メデタシ
午前10時半 道の駅みずどりステーション・午後3時前に予定通りに長浜城のある豊公園を通過し、午後4時前にテント宿泊予定地の「道の駅 近江母の郷」に到着。少し風が出てきて天気予報では夕刻から朝にかけて雨となるそうだが、休憩所内は広く人気が無くなるのを待って片隅にテントを設営して潜り込んだ。
休憩所に来る人もまばらで静かにテント内で横になっていると、外は激しい雨音がしていた。その夜もテントは雨に濡れることはなかった。
●5日目 (5月19日-火曜日)
朝、目覚めると表は曇り空ながら雨は完全にやんでいた。
少し頭がボゥーとする・夜寒くて何度も目覚めたので風でもひいたかなと思い薬を飲んで朝食にする。テントをたたみパッキングを終えて午前7時出発。
歩き始めて少し霧雨状態だがザックカバーのみで雨衣の必要はなく、休憩ごとにパン・菓子等を食べ、午後1時前、湖岸緑地公園で遅めの昼食とする。
午後3時前にテント宿泊予定の水車橋の東屋に到着するが、東屋は古く戸板が少し朽ち落ちたり、小虫が多いため宿泊をやめることにした。
また、もう少し距離を稼いでおかないと中途半端な距離でもう1泊しなければならないので前に進むこととして次の湖岸緑地公園まで歩いてしまった。到着したのは午後7時で、この日は12時間歩いていた。(この判断が後で足を痛めるもととなった。)
今回のビワイチでは「急ぐことなく、無理することなく、慌てることなく」と決めていたのに・・「急ぎ、無理した」ことが失敗と反省・・。
●6日目 (5月20日-水曜日)
結局、前日の緑地公園はトイレが封鎖されて水道もないことから宿泊を諦め、自宅から僅か30分と近いことで妻に連絡して車で迎えに来てもらい、この日の朝もここまで送ってもらって最終のゴールを目指して歩いたが・・前日の無理がたたり、両足の「つま先の肉刺」と右足首を痛め (少しの腫れ) 完全に亀さん歩行のノロノロ行軍となってしまった。
ゆっくり歩行ながら、予定時刻に琵琶湖大橋東詰に到着昼食とし、その後ものんびり歩行を続けて近江大橋の橋梁くぐり、午後6時少し前にゴールの瀬田唐橋会館に到着し、6日間での念願の「歩いてビワイチ」を無事終えることができた。
自宅に帰って飲んだビールの美味しさが忘れられません!(^^)!
今回のビワイチを終えて、四国遍路歩き旅(1200km)の凄さが今更ながらに分かるのと、今後益々の足腰の鍛錬の必要性・ザックの中身(軽量化を図る)を十分検討することを思い知らされたものとなりました。
長々のレコにおつき合い いただきありがとうございました<(_ _)>
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する











ibukiさん、夢のビワイチ完歩おめでとうございます
素晴らしいですね
6日間歩きづめの180kmover 感動しました
去年、yamaikuzouさんもやられて刺激を受けましたが...
僕もいつかはやってみたくなりました
中々連休も取れないのでリタイヤした後でもゆっくりチャレンジしますね
toshiさんコメントありがとうございます<(_ _)>
一度歩いてみたかったビワイチ・・
雨に打たれず、ほんとラッキーでした。
しかし、5日目ちょっと無理したので少し、足首を痛めてしまいました
やっぱ急がず、慌てず・・ですね
こんにちは、いぶきさん
私も昨年のやまいくぞうさんのビワイチに感動しました
ですので今回のいぶきさんにももちろん感動しないわけがありません
歩くだけでなくテン泊しながらはとても大変だったでしょうね
本当にお疲れさまでした
karioraさん コメントありがとうございます<(_ _)>
できるだ軽いテントと思い、モンベルのドームシェルターを3月に買って・・、
天気予報と睨めっこしながら機会を窺っていました。
まだ、蚊などいない時期でしたので楽しいテン泊でした
ibuki89さん、こんばんわ。
ビワイチ、お疲れ様でした。私も若いときにビワイチしましたが、数日に分けてですので連日ではありませんでした。さぞ大変だったと思います。
でも滋賀県人なら一度はやってみたいものですね。最近では自転車でのビワイチもたくさんやっておられるようですし。
でも幕営付きって楽しそう、滋賀の魅力を再発見できますよね。
masutyannさん おはようございます<(_ _)>
歩いていると車や自転車での景色より些細に色々なところが観察でき、各町特有の匂いを感じることができ、ほんと滋賀の魅力再発見できました
いや〜〜 ビワイチって聴くととても嬉しくなってきます。
そして、ビワイチ完歩おめでとうございました。
どれもこれも懐かしいショットばかり・・・
でも連続6日間とはすごい(゚д゚)!
ゆっくり休まる暇もなかったでしょう・・・。
あちこちから眺める琵琶湖素敵でしたね〜
また季節を変えて挑戦してみたいです
大変*2 お疲れさんでした〜
ゆっくり休んで下さい。
yamaikuzouさん おはようございます<(_ _)>
毎日一人黙々と歩いていましたが、各町で出会う人々と挨拶を交わし、ちょっとした会話の中で暖かい気持ちになったこともあり、ビワイチして良かった~と思いました
こんばんは
テント購入したのは、この為だったのですね
175キロって何か月分の
アスファルト歩きって結構足にきますよね
よく頑張りましたで賞
1日目の角瓶、2日目のトリス、3日目のブラックニッカ
4日目は!?自宅で何か飲んだんでは
まーよく飲む事
トイレのスペースで寝たり
洗濯ロープを
奥様に
最終日はまさかのテント装備で再スタートしたり
珍道中で、楽しく拝見させていただきました
次はアルプス
お遍路レコも待ってま〜す!
大変お疲れ様でした
elyさん・・長いレコ読んでいただき、また長いコメいただき・・ビワイチを思い返し涙がチョチョ切れてきました
やっぱ知らない所で寝るときは・・「早よ寝てしまおう(/ω\)」という気からついつい晩酌が進むのでございます( ゚Д゚)
相棒が(愚妻)虫嫌いでテン泊はダメなんです・・
四国お遍路・気持では準備万端なんですが・・身体がまだ「行きたくない!」って拒んでます
そのうち・・突然出発するかも・・です
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する