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Yamareco

記録ID: 64691
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ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

第56回「安達太良山」山開き

2010年05月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:31
距離
13.3km
登り
1,095m
下り
1,086m

コースタイム

7:05塩沢スキー場-7:55屏風岩-8:47くろがね小屋-9:21峰の辻-9:44安達太良山山頂10:30- 10:40牛の背-10:50峰の辻-11:14くろがね小屋-11:56屏風岩-12:36塩沢スキー場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
 山開きでの登山ルートは、あだたらスキー場からゴンドラ利用または五葉松平経由で登る登山者が大部分だと思われますが、例年塩沢スキー場からのルートで登っています。
 塩沢スキー場からの登山道は、僧悟台と勢至平の間の渓谷沿いにくろがね小屋まで詰めるルートになります。三階滝・八幡滝や屏風岩・天狗岩など、渓谷らしい景観が楽しめる一方、切り立った沢沿のため崩落か所や渡渉地点もあり、気の抜けないルートです。
 沢沿いの残雪は例年より少ない感じでしたが、水量が多く渡渉地点が水没しているか所もありました。渡渉地点や残雪のあるか所ではルートを見誤りやすいので、慎重なルート取りが求められます。

 くろがね小屋から峰の辻までのルートは、逆に例年より残雪が多い状況でした。峰の辻から山頂への直登ルートでも、途中の雪渓はしっかりしており、踏み抜く危険もありませんでした。

 牛の背から峰の辻への下りも、途中で雪渓を横断するか所がありますが、特に危険はありませんでした。

 11時前後に、環水平アークという珍しい自然現象を見ることができました。
 安達太良山遠望。今年の残雪は多いか少ないか?
 山頂直下の雪田ははっきりしているし、和尚山にも雪が見えるし、多いの?
2010年05月16日 06:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 6:37
 安達太良山遠望。今年の残雪は多いか少ないか?
 山頂直下の雪田ははっきりしているし、和尚山にも雪が見えるし、多いの?
 塩沢スキー場。塩沢スキー場からのルートは、僧悟台と勢至平の間に切れ込む深い沢に沿ってくろがね小屋まで詰めていく登山道です。
2010年05月16日 07:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 7:03
 塩沢スキー場。塩沢スキー場からのルートは、僧悟台と勢至平の間に切れ込む深い沢に沿ってくろがね小屋まで詰めていく登山道です。
 僧悟台方面分岐。ここから僧悟台経由で箕輪山へ向かい、主稜線を鉄山〜安達太良山へ向かうコースも考えられるのですが、山開きでは往復と決めています。
2010年05月16日 07:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 7:18
 僧悟台方面分岐。ここから僧悟台経由で箕輪山へ向かい、主稜線を鉄山〜安達太良山へ向かうコースも考えられるのですが、山開きでは往復と決めています。
 ムシカリ。
 今年は、地面に生える山野草は早く終わったようですが、逆に木々の芽吹きは遅く、例年なら少し顔を出しているトウゴクミツバツツジやシャクナゲもまだまだでした。
2010年05月16日 07:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 7:26
 ムシカリ。
 今年は、地面に生える山野草は早く終わったようですが、逆に木々の芽吹きは遅く、例年なら少し顔を出しているトウゴクミツバツツジやシャクナゲもまだまだでした。
 三階滝。
 このルートは、三階滝・八幡滝や屏風岩・天狗岩など、渓谷らしい景観が楽しめる登山道です。
2010年05月16日 07:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 7:48
 三階滝。
 このルートは、三階滝・八幡滝や屏風岩・天狗岩など、渓谷らしい景観が楽しめる登山道です。
 朽ち果てた桟道。
 登山道は急な崖に沿って進みます。新たにできた崩落か所もおおく、異状のないところでも下は切り立った崖になっており、気を抜かずに歩いていかなければなりません。
2010年05月16日 07:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 7:57
 朽ち果てた桟道。
 登山道は急な崖に沿って進みます。新たにできた崩落か所もおおく、異状のないところでも下は切り立った崖になっており、気を抜かずに歩いていかなければなりません。
 4か所あるうちの最初の渡渉地点。
2010年05月16日 08:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 8:00
 4か所あるうちの最初の渡渉地点。
 トラロープ頼みで淵の縁をへつっていきます。
 下りはルートもはっきり見えるので何ということもないのですが、登りの時はけっこう緊張します。もちろん、足を滑らせれば、冷たい雪解け水の中にボチャリです。
2010年05月16日 08:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 8:03
 トラロープ頼みで淵の縁をへつっていきます。
 下りはルートもはっきり見えるので何ということもないのですが、登りの時はけっこう緊張します。もちろん、足を滑らせれば、冷たい雪解け水の中にボチャリです。
 天狗岩。
2010年05月16日 08:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 8:04
 天狗岩。
 2番目の渡渉地点。水量が多く水没しています。
 帰りには、しっかりした岩が据え付けてあり、簡単にわたれました。
2010年05月16日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 8:07
 2番目の渡渉地点。水量が多く水没しています。
 帰りには、しっかりした岩が据え付けてあり、簡単にわたれました。
 このあたりから雪が多くなってきます。例年ならこの付近は雪の壁になっているので、かなり少ないようです。行き会ったおじさんにも「今年は少ないですね」なんて言ったのですが・・・
2010年05月16日 08:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 8:18
 このあたりから雪が多くなってきます。例年ならこの付近は雪の壁になっているので、かなり少ないようです。行き会ったおじさんにも「今年は少ないですね」なんて言ったのですが・・・
 勢至平からのルートと合流直前。
 少ない年は夏道が見えているので、それよりは多い感じです。
2010年05月16日 08:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 8:32
 勢至平からのルートと合流直前。
 少ない年は夏道が見えているので、それよりは多い感じです。
 くろがね小屋遠望。手前の水場で給水です。
 くろがね小屋の周辺はけっこう雪が残っていました。
2010年05月16日 08:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 8:40
 くろがね小屋遠望。手前の水場で給水です。
 くろがね小屋の周辺はけっこう雪が残っていました。
 くろがね小屋から峰の辻へのルート。
 沢は例年より少なかったのに、逆に尾根に出ると例年より多く雪が残っています。
2010年05月16日 09:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 9:13
 くろがね小屋から峰の辻へのルート。
 沢は例年より少なかったのに、逆に尾根に出ると例年より多く雪が残っています。
 峰の辻から安達太良山山頂方面。
2010年05月16日 09:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 9:21
 峰の辻から安達太良山山頂方面。
 峰の辻からいったん下ると雪渓を横断します。少ない年は、ここで踏み抜いたりするのですが、今年はしっかりしています。
2010年05月16日 09:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 9:23
 峰の辻からいったん下ると雪渓を横断します。少ない年は、ここで踏み抜いたりするのですが、今年はしっかりしています。
 矢筈森方面。
 峰の辻から雪渓を横切って牛の背へ向かう登山者が見えています。
2010年05月16日 09:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 9:25
 矢筈森方面。
 峰の辻から雪渓を横切って牛の背へ向かう登山者が見えています。
 安達太良山山頂(乳首山)。すでに多くの登山者がいました、これからも続々と登ってきました。
2010年05月16日 09:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 9:39
 安達太良山山頂(乳首山)。すでに多くの登山者がいました、これからも続々と登ってきました。
 吾妻連峰遠望。
 山頂からは360度のパノラマが楽しめます。風が強かったので、早々に下の平場に下りてきました。
2010年05月16日 09:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 9:46
 吾妻連峰遠望。
 山頂からは360度のパノラマが楽しめます。風が強かったので、早々に下の平場に下りてきました。
 記念ペナントの配布。配布が始まるとみんな群がってきました。
2010年05月16日 09:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 9:51
 記念ペナントの配布。配布が始まるとみんな群がってきました。
 テレビ局の取材。おきまりのように、子供連れにインタビューです。
2010年05月16日 10:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 10:24
 テレビ局の取材。おきまりのように、子供連れにインタビューです。
 磐梯山遠望。
2010年05月16日 10:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 10:36
 磐梯山遠望。
 沼ノ平火口。
2010年05月16日 10:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 10:38
 沼ノ平火口。
 牛の背からの下り。
2010年05月16日 10:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 10:44
 牛の背からの下り。
 環水平アーク。
 太陽の下方に水平に虹が架かるめずらしい現象です。普通の虹と違い、太陽の方向に見えます。巻雲中の氷晶がプリズムとなるようです。
2010年05月16日 10:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 10:55
 環水平アーク。
 太陽の下方に水平に虹が架かるめずらしい現象です。普通の虹と違い、太陽の方向に見えます。巻雲中の氷晶がプリズムとなるようです。
 縦位置だとこんな感じに見えます。
2010年05月16日 10:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 10:57
 縦位置だとこんな感じに見えます。
 バイケイソウ。
2010年05月16日 11:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 11:36
 バイケイソウ。
 ショウジョウバカマ。
 例年だとショウジョウバカマがみごろで、場所によっては、遅いカタクリと一緒に咲いているところがあるのですが、今年は終わりに近く、そんなに多くは見られませんでした。
2010年05月16日 11:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 11:41
 ショウジョウバカマ。
 例年だとショウジョウバカマがみごろで、場所によっては、遅いカタクリと一緒に咲いているところがあるのですが、今年は終わりに近く、そんなに多くは見られませんでした。
 へつって下りる地点を下りに見たところ。いったん渡った安心感もあるのか、さほど緊張せずに渡っているようです。
 簡単そうに見えますが、意外と足場になるステップがなくて苦労します。濡れていると滑ります。
2010年05月16日 11:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 11:46
 へつって下りる地点を下りに見たところ。いったん渡った安心感もあるのか、さほど緊張せずに渡っているようです。
 簡単そうに見えますが、意外と足場になるステップがなくて苦労します。濡れていると滑ります。
 八幡滝。
2010年05月16日 11:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 11:51
 八幡滝。
 トウゴクミツバツツジ。
 スキー場では咲いていました。
2010年05月16日 12:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 12:32
 トウゴクミツバツツジ。
 スキー場では咲いていました。
 塩沢ルート特製グッズ。
 塩沢ルートのお楽しみですが、なぜか記念ペナントがすでに入っています。
 山頂で配るペナントと違いがあるのではと、以前は山頂でももらったことがあるのですが、同じ物を2枚持ち帰り、家族に「どうするの」と言われてからさすがに2枚もらうのはやめました。
2010年05月16日 08:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
5/16 8:49
 塩沢ルート特製グッズ。
 塩沢ルートのお楽しみですが、なぜか記念ペナントがすでに入っています。
 山頂で配るペナントと違いがあるのではと、以前は山頂でももらったことがあるのですが、同じ物を2枚持ち帰り、家族に「どうするの」と言われてからさすがに2枚もらうのはやめました。

感想

 雪の量は読めない。というか、沢筋と山頂近くとでは全く雪の残り方が違うというのがわかりました。逆に言えば、沢筋と山頂付近の積雪量の違いと、その後の気温の変化の違いのために、両方が同じように多かったり少なかったりするわけではないと言うことですね。

 残雪の多かった2005年は沢筋の残雪も非常に多く、渡渉地点が雪で覆われていたために通り過ぎてしまったことがありましたし、くろがね小屋へ詰め上がる直前のルートはしっかりと雪に覆われていました。

 いずれにしても、ある程度雪が多く残っている方が歩きやすい感じです。

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コメント

ゲスト
山開き、行かれたのですネ
私たちは馬車道からくろがね小屋経由で登りました。
頂上は風が強かったですが晴れていて気持ちが良かったです。
5月4日は、大半が残雪歩きでしたが、今回はだいぶ融けていました。
あと一月もすると花の季節、また登ってこうようと思っています。
2010/5/19 16:51
コメントありがとうございます
 山頂下の平場では、うまく風をよける場所が確保できずに、無理無理お湯を沸かしてカップラーメンを食べました。
 無理に食べる必要もないのですが、儀式のようなもので・・・(^_^)b
 さすがに体が冷えたので、コーヒーは飲まずに下りてきました。

 安達太良山麓にお住まいなんですね。安達太良は好きな山なので、うらやましい!
2010/5/20 0:27
ゲスト
ひょっとして・・・
頂上下でコッヘルを手で押さえながらお湯を沸かしていた方でしょうか?
私達はそのすぐ前にザックを並べていた男女5人のグループです。
「福島の山を歩きたい」というコミュニティで、頂上集合でしたから総勢20名が合流して記念写真を取って解散でした(平均年齢53歳位です)
2010/5/20 17:06
そのようですね・・・
 うまく風がよけられる場所が確保できず、ザックを風よけにしてお湯を沸かしていました。
 「つめかえ君(ALVA)」を使って詰め替えたボンベなので基本的に火力が弱いのと、今は売っていないスパイダーキットの締め込みが甘くて途中でガスが出なくなってしまうので手で押さえていました。

 しっかり見られてたんですね(^^ゞ
2010/5/20 23:12
プロフィール画像
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