122)三上山 〜 近江富士は手強かった。よく怪我をせずに帰ってこれたものだ。初めて嫌いな山道のパターンが解った日。

2024年02月17日(土) [日帰り]

• GPS: 04:03
• 距離: 6.4km
• 登り: 340m
• 下り: 334m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:34
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:54

距離 6.4km 登り 340m 下り 347m

9:16 御上神社
9:52 9:59 女山
10:48 11:01 三上山
11:55 妙見堂跡
13:10 野洲駅

　近江富士と呼ばれる三上山。賤ヶ岳や琵琶湖湖畔からも、条件が良ければ一目で判別できる山です。2024年、初のヤマレコ記録として登りました。裏登山道から登り縦走するつもりでした。

さてその顛末は如何に？

天候

2月で晴れの予報だったけど曇。11度ぐらい。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

A.車/バイクの場合
　御上神社→車はここへ
　裏登山道入り口→バイク、自転車等

B.電車の場合
　JR野洲駅下車、バスで御上神社で降りるか、徒歩30分位。

　今回は山で疲れることを想定して　B　を採用。
結果的にこれは正解でした。（理由は後述）

コース状況／危険箇所等

●●●　コース概略　●●●
　御上神社前→登山口→裏登山道→山頂→表登山道→御上神社前→JR野洲駅

●●●　コース状況　●●●
　標高が低くても厳しい山があるってことを知りました。

●●●　コース詳細　●●●
　『山頂へ楽な道なし　三上山』
　標語通りです。
　手すり、ロープ、鎖、木の根、階段、岩場。
　私は懲りました。

●●●　登山届　●●●
　見かけませんでしたが、出したほうがいいです。

●●●　食料等調達場所　●●●
　なし

●●●　飲料　●●●
　水5000ml、お茶500ml
　
●●●　トイレ　●●●
　御上神社、他に無し。

その他周辺情報

・食
　国道脇に丸亀製麺。

写真

2/17 9:07

みなさん、こんにちは。今日は近江富士（三上山）へ登ります。

2/17 9:09

わざと御上神社で降りて最後のトイレポイントへ向かいます。ほんとは1つ次のほうが近いんですけどね。

2/17 9:13

弓道場があります。それもそのはず三上山には俵藤太のムカデ退治伝説がありますから。

2/17 9:13

短的（たんてき）では的は28m先です。一応、これでもかつて初段でした。

2/17 9:14

なにやら準備中のようです。

2/17 9:15

鳥居奥が目的のトイレ。すっきりしてから、

2/17 9:15

神社を振り返り、さて行きます。

2/17 9:18

どっちが三上山なのか？　駅からの眺めではこうじゃなかったです。

2/17 9:21

今回は裏登山道からピークを1つ踏んで、それから三上山を目指します。

2/17 9:25

裏登山道入り口に着きました。

2/17 9:26

緩やかなのが裏登山道とのことでした。
（※罠はこのあたりから始まっていました。）

2/17 9:26

よくある獣避けを開けて登っていきます。ここで09:26でした。

2/17 9:29

割と広めかな〜。

2/17 9:30

ここで2手に分かれます。私は右側へ。画像にはちょこっと『山頂へ楽な道なし　三上山』と書いていますが、それを思い知るのはこの先でした。
（※注意書きに気づいたのは帰宅後）

2/17 9:41

階段もあるし、まずまずの出だしです。

2/17 9:49

ここは分岐。素直に左へ行かず、右のピークを踏みに行きます。

2/17 9:49

だってこれなら楽勝でしょう。

2/17 9:53

ピークがのこの辺りです。

2/17 9:53

あった！　ということでタッチ。

2/17 9:57

下って〜。

2/17 10:02

分岐に戻って三上山山頂へ。

2/17 10:03

だって432mですし、賤ヶ岳が421mですから楽勝のはず。

2/17 10:03

だが、このあたりから大きな岩の上を登るような場所が始まります。

2/17 10:06

まだここではケルンを撮る余力はありました。

2/17 10:08

あと500mで山頂です。

2/17 10:11

ベンチで一口行動食をバリバリ。

2/17 10:11

徐々に疲労が溜まっていきます。

2/17 10:23

この辺りで『体力的に危険かな』と思い始めて、緩いとされる右側へ進みます。10:23、まだ登り始めて1時間経っていません。

2/17 10:25

鎖がありますが、岩を歩くのは基本的に好きじゃありません。

2/17 10:34

ここは手すり。段々と足が上がらなくなってきました。

2/17 10:38

ここで判断。このままでは体力が無くなって下れなくなる可能性が大。下した判断は山頂から別ルートで降りることに。
（※注意書きを見落としているので、そっちのほうが楽だろうと考えた）

2/17 10:42

小さな社の前を通って、

2/17 10:44

ここで異変に気が付きました。

2/17 10:44

赤い矢印のように下るのですが、足にパワーがありません。

2/17 10:45

希望が丘が近いらしい・・・・。

2/17 10:45

見えないから希望がない（汗）

2/17 10:45

今の希望はここからなるべく楽に降りること！

2/17 10:46

階段は登る方が足に負担が少ないのです。

2/17 10:47

よめーん！

2/17 10:47

ロープが出てきたので、なんだか整備された感があります。（勝手なバイアス入ってます。）

2/17 10:49

山頂着！　10:49

2/17 10:49

お賽銭を入れることも出来ないぐらいに、頭は『安全に下山する』ことだけです。今10:49です。登山開始が09:26なのにね。

2/17 10:49

曇っていて琵琶湖がはっきりしないです。

2/17 10:50

御神体かな？

2/17 10:57

山頂下の展望台から。あそこまで足が持てば帰れます。

2/17 11:00

降りきってから撮ったけど、今回2番めに悪かったのはここだったかもしれない。

2/17 11:03

足がおぼつかないので手すり頼みです。

2/17 11:09

今回、一番嫌だったのがこの下りでした。登っている時にこれに有ったら帰っていますね。

2/17 11:12

あとどれぐらいで平野になるかなと思って撮ったのがこれです。

2/17 11:28

人がいるのでコースアウト発見！

2/17 11:30

10m程の寄り道する余力がない・・・・・。

2/17 11:30

11:30、山頂からまだ200mしか来ていません。

2/17 11:34

足が攣りそう。もうヤバいです。

2/17 11:38

階段状になっているところは、確実に3点支持で降りていきます。

2/17 11:42

このあたりがちょうど、

2/17 11:43

山頂から400mだが、ここまでに1時間掛かっている！

2/17 11:54

神社跡、なんとか平地に近づいたか？

2/17 11:55

結構しっかりした神社跡です。人里チックでちょっとホッとしています。

2/17 11:56

表道を降りてきたのか・・・・・。道名なんてどうでもよかった。

2/17 11:57

地味に石段が嬉しい、少なくとも足を滑らせにくいし。

2/17 11:58

登山道入り口まであと200m！

2/17 12:05

着いた〜。『山頂へ楽な道なし三上山』　今頃気づくな！

2/17 12:09

ここを出れば終わりだ！

2/17 12:10

東屋で休まずに（休んだら2度と歩けないかも）。

2/17 12:23

バズ停に向かいましたが、バスは30分後でした。寒空で立っていられませんので駅まで向かいます。途中、振り返り見た三上山。

2/17 12:39

新幹線の下をくぐり・・・・。

2/17 12:51

いわれのあるお地蔵さんを眺め、

2/17 13:09

駅に着いたけど駅を撮らず、この案内を撮って終了！
閲覧有難うございました。

撮影機器：

Galaxy S23 Ultra samsung

P780 TINNO

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック

感想

happy

　裏登山道から登り、登山開始1時間後には体のあちこちから危険信号が出ていました。一度、半身不随（歩行不能）を経験している左足は、岩場の登り下りは厳しすぎました。そのため、私の『身の丈』には合っていないと判断し、少しでも3点支持し易いルートを選んで表登山道から下山しました。

　足が攣るかもという恐怖を感じたのは、今回が初めてでした。また登山用のグローブも必要でした。防寒用では岩を掴めないため、結局素手でした。かなりガチな装備を行ったつもりでしたが、まだまだでした。

実録　発病の瞬間はこうだった　〜　脳幹出血
　https://www.yamareco.com/modules/diary/640564-detail-307299

リハビリ病院で見たものは静かな恐怖だった
　https://www.yamareco.com/modules/diary/640564-detail-305900

コメント

ドレミファ

おはようございます。
標高差340mとは言えリハビリ登山には厳しい岩場ですね。
山頂から無事下山されて良かったです。
私も右手がダメなので岩場・鎖場は苦手です。
それを思うと三上山にチャレンジされたのは👏👏👏です！
三上山は私も登りたい山なのでとても参考になりました。
ありがとうございました。

happy

ドレミファさん　こんにちわ。

　１つめのピークまでは何も思わなかったのですが、そこから登ってしばらくして、妙にアカンなぁと感じていました。

　鎖の有るところを越えて、そこで予感が的中。当たった時には、足が悲鳴を上げていました。そこからは、今のルートよりましと思えた表登山道で降りることのみ考えていました。それで山頂へ行ったのですが、帰れたものの、身の丈にあっていませんでした。運動不足過ぎました。