岩手山と裏岩手ちょっと縦走。松川温泉から。

- GPS
- 50:57
- 距離
- 41.0km
- 登り
- 2,578m
- 下り
- 2,578m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:56
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 10:19
- 山行
- 2:24
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:32
黒倉分岐から鬼ヶ城入り口位まで途切れ途切れの雪渓で道迷い。雪渓が切れると笹が強烈で1メートル向こうも見えない。鬼ヶ城も滑落しそうな感じで雪渓が残っている個所が数か所。八合目小屋はハエがたくさんいるので、殺虫剤を面倒でも持って行った方が良いです。
2日目。
不動平から大地獄分岐までほぼ雪渓歩き。切通から黒倉山を捲くルートは雪渓と笹。ロストすると藪こぎ。犬倉山付近も同じ。三ツ石小屋から三ツ石山へは雪渓越え。三ツ石から大深小屋まではアイゼンを付けたり外したり。いや、2日目は全般的にアイゼンを付けたり外したり。
3日目。
大深山荘から源太ヶ岳分岐から少し下までアイゼンな雪渓。ピンクテープが若干あり。
| 天候 | 1日目、2日目共に晴れ。3日目は高曇り。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
7割がたは夏道が出てますが、いやらしく雪渓が残っててロスト注意。 |
| その他周辺情報 | 付近に温泉施設数件あり。食堂も併設してるところもありますが、食堂は午後早めに閉まってしまうので注意です。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
携帯
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
アイゼン
酒
|
|---|
感想
おおよそ登山を始めてから1年が経ったので、1年の集大成としての今回のルート。2日で行けそうな気もしましたが、三連休だったので2泊3日としました。最近は天気が良くて山に行きたかったんですが、田植バイトが忙しく山に登れず終いで、そのストレスの影響か、カメラとポールと寝袋をネットで衝動買いしたため、それらのテストも兼ねての山行でした。
天気が良い日が続いたので、アイゼンを持って行こうかどうか迷いましたが、先輩が持って行った方が良いんじゃないかということでパンパンのザックにむりくりねじ込んで持って行きましたが、結果的にアイゼンは大活躍で先輩の適切なアドバイスに感謝致します。
黒倉山からの下りは雪渓があって、いい気分でザクザク下っていくと、前と側面を2メートル位の笹に覆われて、後ろを振り向くと自分の足あとが残る急な雪渓という状況で、羽根田治さんの遭難シリーズで読んだ事がある光景が広がり、夏道に戻ろうと必死に藪を漕ぎましたがGPSで現在地を確認するもGPSも受信状態が悪いのか、GPS上では夏道でも実際は笹藪の中で、コンパスを夏道に合わせてむりくり直進してなんとか復帰。あの時の嬉しさはありませんでした。以後は雪渓にぶつかったら慎重に行かなきゃなって思い、いい勉強になりました。思いがけない藪こぎで、2リットルの水も少なくなり、登山道に流れる雪解け水を飲んで凌いでましたが、鬼ヶ城中頃で水もなくなり、八合目小屋で飲んだ氷のように冷たい御成清水は霜の張ったジョッキで供される生ビールより旨かったです。
鬼ヶ城からお花畑を眺めた時に雪渓が少ないのでまた迷いそうだったので、鬼ヶ城を登り返して行こうと寝ながら考えてましたが、同じルートを極力避けたいので、駄目なら戻ろうと思いお花畑ルートを取りましたが、やはり途切れ途切れの雪渓がいやらしく邪魔をして、思うように進めず難儀しましたが湿原からの鬼ヶ城は圧巻の景色で苦労した甲斐があったように思います。それ以降も途切れ途切れの雪渓でアイゼンを付けたり外したりが煩わしかったです。三ツ石小屋に泊まる予定でしたが、昼過ぎに着いてしまったので、キレイで薪ストーブまである小屋に後ろ髪惹かれつつも先に進みました。三ツ石山から大深岳は花や山菜がたくさん出ていて、景色もいいのでとてもいいコースだと思います。のんびりと松川温泉ー大深―三ツ石のトライアングルを小屋泊まりで行ってもいい感じじゃないでしょうか。
大深山荘の傍の水場は雪渓の下であまりよくわからないので、小屋から100mほど下ると夏道沿いに沢が流れてたのでそれで飯を炊いたりしました。雪を溶かすよりはるかに楽ですね。
帰りもすんなり行かずに、雪渓と道探しからのスタートでスリリングでした。朝飯抜きでスタートしたので、雪渓を越えると食べ物ばかり頭に浮かんで、なぜかカツ丼が、それも揚げ置きのカツじゃなくて、揚げたてのカツを卵でとじたて少ししょっぱめのつゆを含みつつもサクサク感のあるタマネギ多めのカツ丼を想像しながらおりてきました。温泉の食堂にはカツ丼くらいはきっとあると心に決めてそれを支えに下山してきました。下山後、硫黄の香りがする熱い風呂に入って2日分の汗を心地よくながし、食堂のメニューを見るとカツ丼が無くてガッカリしましたが、八幡平名物のホロホロ鳥丼もなかなかの味で、胸肉とは思えないジューシーさに、むさぼるように食べて家に帰りました。
oyama56














こういうコース取りで歩いてたんだね。先ずはお疲れ様でした。
かなり満喫の山旅になったようで、面白く読ませてもらいました
裏岩手の縦走コースはやっぱり良いですねぇ。また行きたくなりましたよ。
山頂の写真が涅槃のポーズじゃないのがちょっと残念だなぁ(笑)
結果的にアイゼン持って行って正解でした。
裏岩手は初めてだったんですが、思いのほか良かったです。今度は松川から八瀬森、乳頭と行ってみたいです。
岩手山山頂は無風で、そのせいかハエがたくさんいてまごまごしてるとハエがたかってくるので、涅槃は割愛しました
大冒険でしたね
夏道を探して藪漕ぎするあたり、羽根田さんの遭難シリーズを震えながら読んだ自分には
刺激が強すぎる内容でした
三ツ石〜大深岳はとても良さそうな所ですね
私もいつかは歩いてみたいと思いました
食事も随分充実してますね!どれも美味しそうです。
たけのこは現地調達なのですか??
それにしても1年目の集大成でこんなにハードな山歩きができてすごいですね〜!
効率良いダイエットにもなったのでは!?笑
slow_songさま。
思いがけない藪こぎで黄緑のソフトシェルも笹のすすですっかり黒くなってしまいました。
大松倉―三ツ石小屋は人通りが少ないのか、登山道にタケノコが生えてたので、登山道整備のつもり?でポキポキ採ったものです。細い緑のタケノコはサクサクした歯ごたえで旨いですよ。
下山後はホロホロ鶏丼を食べたんですが、帰りの高速のSAでも味噌チャーシューメンを食べてしまいダイエット効果はプラスマイナスゼロって感じです・・・。
松川ー大深―三ツ石のトライアングルはいいコースだと思います。体力度も八甲田と似たり寄ったりかなっておもいます。
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