登り残した山「日留賀岳」
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,356m
- 下り
- 1,356m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口の小山方へは、ナビで松の井荘0287−32−2164を設定していけば小山方へ通じる林道に至ります。あとは道なりに進めば日留賀岳登山駐車場の手製の指導標があり小山方へ案内してくれます。 |
写真
感想
那須連山、日光連山、高原山と周辺の山はすでに登っているが、どうゆうわけか日留賀岳だけが登り残していた。梅雨に入る前にもう少し花と緑を満喫したいと思い日帰りで登れそうな山を物色した。
丹沢もいいのだが2週間前にシロヤシオを見に行ったばかりだし木曽や伊那は日帰りにしては遠すぎる。ほどほどに登り甲斐があって展望のよい山ということで日留賀岳に決まった。
ヤマレコの記録をのぞいたら日光や飯豊の山々までが見えるようなので展望は申し分なさそうなので、一日を通して天気が良さそうな月曜日に行くことにした。
自宅から約250キロ。片道4時間近くかかりそうなので午前2時に起きて自宅を出た。自宅近くのインターを入ると西那須野インターまでずっと高速でつながっている。昔だったら日帰りが絶対無理だった山までが、車で行けばいまでは日帰りが楽に出来るようになった。実に便利になったものだ。
天気は予報ほどよくはなくどんより曇っている。私の持っているガイドブックでは、登山口は小山さんという農家が駐車場を提供している、と書いてあるがいまでもそれは変わっていないようだ。
午前5時40分に小山方に着いた。ちょうどご主人が農作業に出かけるときだったのでご挨拶をしてから出発準備にとりかかった。日差しが出始め、庭先から朝日を浴びた高原山が正面に見えた。
登山口は小山宅の前を通って裏山へ入る。鳥居をくぐって杉林、竹林を抜けると雑木林となるが踏み跡は明瞭である。30分ほどで林道に出るのでさらに林道を20分ほど歩くと行き止まりになり、標識はないものの日留賀岳への山道が左の林の中に延びていた。
よく踏まれた歩きやすい登山道だ。途中、日留賀岳神社改築寄進碑があった。なんだか中途半端な場所の感じがするのだが、山頂まで碑を担ぎ上げるのが大変なのでここに建てたのだろうか。
道は急になったり緩やかになったりしながら高度を上げやがて日留賀岳から南西に伸びる尾根に飛び出すと地図上の鳥居跡に出た。新緑を楽しみながらきたがここまでが結構長く感じた。梢越しに見える山々は春霞に煙っているが頭上には青空が広がり気温もかなり高くなったきた。前回の丹沢、前々回の岩岳山の時には寒い思いをしたが今日はその心配はいらなくなった。
山頂までの最後の登りはきつい。期待していた花々は時季が過ぎてしまったのかほとんど見かけなかった。ニリンソウは葉っぱだけになっていたし、シロヤシオ、ミツバツツジ、ヤマツツジはかろうじて枝にパラパラと花を残している程度だった。シャクナゲも花弁の先が変色した花がチラホラ見かける程度だった。シャクナゲももう終わってしまったのだろうか。シャクナゲの季節は6月だと思っていたのだが・・・。
山頂手前の急坂でひと休みをしていたら後発の若者が登ってきた。若い人はさすがに早い。息も切らさずに登り続けあっという間に見えなくなってしまった。
勾配が緩やかになってしばらく尾根をたどるようになったら山頂に飛び出した。さっきの若者が早お昼をとっていた。期待していた展望はというと日留賀岳以外の周囲の山には雲がかかっていたりかすんでいてほとんど見えない。
西のほうが雲が切れているので目をこらすとたっぷり雪をかかえた大きな山並みが見えた。持ってきた日光方面の展望地図からはみ出している。ずっと手前に、標高は低いが独立した双耳峰の山が見える。
この山は、位置的方向的にみると2年前に登った荒海山のようだ。雪山はその右後ろに見えるのでどうやら飯豊連峰らしい。まだあんなに雪が残っているんだ。一度しか歩いたことしかないが懐かしく眺めた。
私もここで早お昼にしたが、この時期、どこの山もハエやアブやユキムシなどに悩まされる。モスキーネットを持ってきたが食事をするのにこれを被っていたら食べずらい。汗の臭いで寄ってくるのか人の息を感知して寄ってくるのかわからないがとにかくうるさい。
知らないうちに手の甲を刺された。アブのようだ。もっとゆっくりしていたかったが虫がうるさいので30分ほどで山頂をあとにした。雪のある時期でも登れそうなので今度は虫のいない、空気が澄んでいて展望の良い冬に来よう。
よく踏まれた道なので下りは早い。登りの半分くらいの時間で下山できた。これなら塩原温泉で汗を流してから帰っても夕飯の時間までには家に帰れるだろう。高速道路が張りめぐらされ本当に便利になりました。
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