角田山（角田山南稜〜三望平尾根）

2024年03月24日(日) [日帰り]

• GPS: 04:42
• 距離: 7.2km
• 登り: 499m
• 下り: 489m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:25
• 休憩: 0:15
• 合計: 4:40

距離 7.2km 登り 501m 下り 495m

9:06 角田山福井ほたるの里登山口
11:15 角田山
11:28 11:43 三望平園地
13:46 角田山福井ほたるの里登山口

天候

概ね晴れ。山頂はガス。

アクセス

『角田山ほたるの里コース駐車場』に停めました。
先着10台もない程度。

コース状況／危険箇所等

急登＆急登。たまに細尾根。

【角田南稜】一升瓶コースと呼ばれているらしいけども、一升瓶は発見できず。
取り付きにはロープが張ってありました。ここで危険と感じるこの手の道に慣れてないハイカーならこの先進むのはあまりオススメしません。
山頂手前の細尾根は崩落地と見られるので、どっちに落ちてもあんまり無事じゃなさそう。

下降にはあまり使いたくない。

【三望平南尾根】至って普通の登山道。分かりにくい支尾根もなく基本的には穏やかな尾根道。里山あるあるの下降点で道が錯綜して不明瞭。しかし登りであれば取り付きは林道からははっきり分かります。下降もよほどルートファインディングをミスらなければ法面上に出るなどの危険はありません。

写真

3/24 9:04

(ka)今日はここから！

どうも！カスティーナです！

(S)ここばっか来てるけど、歩くルートはいつも違うんです。

3/24 9:07

(S)最近まで花芽の出ている株を見つけるのにも苦労したけど、今日はそこら中に咲いている！

(ka)ほんとね、びっくりするくらいイチゲだらけ！

3/24 9:14

(S)さて今日はどんな道なのかなー。

(ka)【新・花の百名山】ってくらいなんだから、さぞお花畑が待っていることでしょう♡

3/24 9:15

(S)まだ朝のうちでキクザキイチゲやアズマイチゲは開いていないけど、たくさんいていい道ね。

(ka)退屈と思われがちな林道歩き、実はおもしろいんだってば。

3/24 9:18

(ka)湿ったとこにはヤマアイがたくさん。花はこれからみたい。

3/24 9:20

(S)精一杯開いていてこれくらい。帰りが楽しみ。

(ka)そそ、ピストンはしない予定だけど、ここには戻るから観察しながら行きましょ♪₍₍◝(* ॑꒳ ॑* )◟⁾⁾♪

3/24 9:26

(S)ここ、結局どっちに行ってもよさそうだったところかな？

(ka)呪文のように「分岐を左」と唱えてまちがえたとこ！

3/24 9:27

(S)青系イチゲ！

(ka)こーんなにたくさん！

3/24 9:30

(S)ジャノヒゲだっけ、この青は鮮やかで遠くからでも目立つね。

(ka)たわわ！

3/24 9:32

(S)意外にもエンレイソウがもう咲いている。

(ka)この子も赤が強いのと、緑っぽい子といろいろよね。

3/24 9:35

(S)水辺の花を探すも、初物は見つからず。

(ka)この辺の沢、くまなく歩いてみたい気がする。

3/24 9:38

(S)産廃の最終処分場が。

(ka)なるほど地形図の記号はこの施設の造成地なのかな？

ぽかぽか日当たりいいので小休止。

3/24 9:41

(S)おー、ネコノメソウはかなり増えたね。

(ka)ぴかぴかなのだー。

3/24 9:44

(S)サンシュユだっけ、アブラチャンだっけ？

(ka)サンシュユとはよーく見るとすぐわかるよ。あとで見つけたら教えてあげる。

これは花柄があるからアブラチャン(。˃ ᵕ ˂ *)

3/24 9:48

(S)ここで初物、ニリンソウ！

(ka)きゃー*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*

3/24 9:48

(S)そしてこのスミレも！

(ka)これはアオイスミレでしょ！

3/24 9:49

(S)開いたカタクリも初だね！

(ka)近ごろ歩いてたとこだと、葉っぱさえなかったのにね(*´艸`*)

3/24 10:06

(S)さぁここから登山道に突入かな？
思ったより急だぞしかし。

(ka)ぐへえ( ꒪⌓꒪ )ロープあって助かるんだけど、なんだか信用できないロープよ！

3/24 10:07

(S)激急登の途中で見事なナニワヅの大株。満開でうれしい！

(ka)よくこんな激登り中にカメラ出せたね！

3/24 10:12

(S)巨大なカンアオイの花発見。

(ka)さて今年のギフチョウはどこで会えるかな。

3/24 10:32

(S)荒れてはいるけど、気になるほどではない。気になるのはこの先の急登！

(ka)わりとずっと手を使うか、木を掴むか悩ましい斜度・:*+.\(( °ω° ))/.:+

3/24 10:35

(S)見上げると高確率でマンサクが咲いている。

(ka)山にあるマンサクって高いのね。

3/24 10:45

(S)ヤブコウジ地獄のような区間もある。

(ka)単調に見える道もいろいろ変化する。

3/24 10:47

(S)いよいよカタクリ区間が始まるのか？

(ka)地形図からは読み取れなかったコル状地形には一面カタクリが咲くみたい(˶° ໐ °˶)*ᕷ˖°

3/24 10:57

(S)と思うとすぐに途切れる…花は見上げた時のマンサクくらいしかない感じ。

(ka)マンサク尾根と名付けたくなるほど。

3/24 11:01

(S)しかしここはこの子がたくさん。夏が楽しみだね。

(ka)この子はものすごくきれいな柄が出てるねー。

3/24 11:04

(S)なんだか細尾根になってきたぞ。

(ka)崩落地なのかしら。左はぜったい落ちちゃだめなやつ((((；゜Д゜)))))))

3/24 11:08

(S)撮る花はマンサクしかないという…ここはホントにこの時期の角田なのか。

(ka)新・花の百名山とは……(。◔‸◔。)？

3/24 11:11

(S)人の声も聞こえるし、なんとなく傾斜が緩んで山頂が近いイメージになってきた。

(ka)いきなり尾根が広がって平らになったぞ。

3/24 11:13

(S)おー、見覚えのある…ってか突如新宿渋谷かってくらいの人…ここまで誰一人会わなかったのに。

(ka)え？え？ここどこ？って思ったけど雪のとききたほたるの里コースとの合流地点だ。

3/24 11:13

(S)何度目かわからぬほいよキター！

(ka)やったー！角田山。

3/24 11:15

(ka)ほいよっ！

山頂標識は高尾山並の撮影順番待ちっ！

3/24 11:17

(S)人が多くて酸素が足りない！さっさと下山の運び。

(ka)しかも、びっくりするほどガッスガス！

3/24 11:21

(S)下山なのに登るという理不尽。

(ka)こんなアップダウンあったんだっけね……

3/24 11:25

(S)まだオウレンが残っていたけど、ほんの数株。桜尾根ならもっとあるのかな。

(ka)花の百名山……

3/24 11:27

(S)ここで人気ルートとさようなら。

(ka)灯台コースから登ったとき気になった分岐。今日はこっちに降りてみようと(*´罒`*)

3/24 11:29

(S)こっちには誰も来なくて快適ね。何か咲いているといいなぁ。

(ka)え？だって花の百名山だよ？

3/24 11:43

(S)不人気ルートで登って不人気ルートを下る。多少藪チックなところがあるのも仕方ない。

(ka)夏は修行の道かな？

3/24 11:46

(S)この標石、どんな意味があるんだろう。

(ka)んー、領土主張(੭ ᐕ)？

3/24 11:55

(S)かわいいお地蔵さん、いつからそこに？

(ka)すっごくちっちゃいよね！

3/24 12:10

(S)やっと見つけたもう少しで見頃のシュンラン。

(ka)ヤブランなのかスゲの仲間なのか見分けるのにわーきゃー大騒ぎなのです

3/24 12:10

(S)うーん、このキズはいったい…

(ka)かなりフレッシュねえ……
一応、弥彦山塊にくまさんはいないと言われているけども……

3/24 12:24

(S)さて、林道に出ました。

(ka)ここに降りる手前、倒木祭りでルーファイ注意。

ま、どこを通っても丸腰で降りられるとは思うけど。

3/24 12:36

(S)たまに沢が交差するところもあって、そこで見つけたホクリクネコノメソウ。まだ完全に開花はしていないみたい。

(ka)これはかわいい(⸝⸝> ̫ <⸝⸝)

3/24 12:37

(S)朝眠そうだったイチゲシリーズはみーんな開花！

(ka)ばっかーん！なのだ！

3/24 12:40

(S)チャルメルくんも開いていたんだねぇ。

(ka)つぼみの状態は初めて見たよ。

3/24 12:43

(ka)へえ、落ケ谷線はこっちに延びる林道のことだったのか。

3/24 12:44

(S)林道をどんどこ下っていく。

(ka)山頂付近はあんなにガスだったのに日差しが♡

3/24 12:46

(S)ここにも初物、エンゴサク。

(ka)めちゃくちゃうれしい(⁎˃ᴗ˂⁎)♡⤴︎⤴︎

3/24 12:54

(S)フキの花をまじまじ見ることはなかった。

(ka)だと思ってアップで撮っておきましたよ(* ˘꒳˘)⁾⁾

3/24 12:55

(S)イチゲはことごとく開いていてうれしいけど、けっこう少しずつ傷んでいる。咲いたのは2〜3日前なのかな。

(ka)そだねー。うれしいことに変わりはない。

3/24 12:56

(S)それでもきれいに咲いている花を見つけては撮る。

(ka)美しい……(ㅅˊᵕˋ*)♡

3/24 13:08

(S)マクロで撮ると豪華絢爛。

(ka)SMセンセイの一眼が火を吹いているようです。

3/24 13:14

(S)紫系の方が若干少ないかな？

(ka)そだね、どっちかというと。

3/24 13:14

(S)なんかおもしろいグラデーションが入ってるね。

(ka)「これなんだろ！？」って思ったらフツーにオオイヌノフグリだったんだけど、色といい大きさといい、ちょっと珍しいタイプ。

3/24 13:14

(S)群生するとイチゲらしさが出るなぁ。

(ka)たびたび現れる群生で狂喜乱舞！

3/24 13:15

(S)いやまったくもってうつくしい。

(ka)いやはや、これはですね、ご覧のみなさま画像拡大してくださいよ！

3/24 13:19

(S)ちょっと傷んではいるけど、奥が濃い紫でとてもきれい。

(ka)これ！本日一じゃあありませんか(((o(*゜▽゜*)o)))♡

3/24 13:19

(S)こんな感じの小群落を形成していた。

(ka)おまけにニリンソウの葉っぱもたくさん。

3/24 13:21

(S)一番きれいに咲いていた紫系。

(ka)こんな群生、初めて見たかも！

3/24 13:21

(S)マクロレンズ買ってよかった！

(ka)重量は増えても花のためなら担ぎたがるオトコ、それがSM100Cなのである( ≖ᴗ≖)

3/24 13:31

(S)朝そっくり返っていなかったカタクリも元気いっぱい。

(ka)色も濃くて、新鮮！

3/24 13:31

(S)まだ開花していないつぼみがほとんどだったけど、この美人さんに会えただけでもうれしい。

(ka)ここも斜面いっぱいに咲くんだろうね♪

3/24 13:37

(S)またもや合流。

(ka)あ、そっか。五ケ峠への林道は鴻ヶ石線になるんだね。

3/24 13:42

(S)最後の最後まで、イチゲの群落に出会える林道。

(ka)しあわせ林道♡

3/24 13:46

(S)そういえばさ、今時期角田に登って雪割草の葉っぱすらひとつもないルートって貴重よな。

(ka)えー、角田山なのに逆にすごいぞꉂꉂ(ᵔᗜᵔ∗)

撮影機器：

Canon EOS 6D Canon

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

iPhone XS Apple

感想

SM100C

特に人が多い山に行くことは苦にしない方だが、多いよりは少ない方がいい、山なんだから。

この時期の角田山メジャールートは近年すごいことになっていて、花を見に行っているのか人を見に行っているのかわからないくらい。雪割草の人気もたいしたもんだ。
そして登山口周辺にはカフェやらラーメン屋やらも出来、繁盛しているようだ。

遠方から来る人達はハズレは引きたくないから、いくら混んでいてもメジャールートで登るより仕方ないだろう。
我々は地元民だからこの時期でもこんなルートで登って楽しめるけど。

雪割草が終わり、スカシユリやアサツキが咲く頃、ほぼ地元民しか登らなくなるが、その頃から桜尾根は軽く藪に覆われる。そしてけっこうな期間、放置されている。
時期になるとどういうわけかエビネも数株咲くが、あまり周知されていないと見えて、人が多いとは言えない。
秋になればまた人は増えるが、夏は暑いからだろう、冬より人は少ないように思う。


桜尾根と灯台コース、両方ともそれなりに急な部分もあって、ひとりがよろめいて転倒すれば、人なだれになって大惨事、ということもないわけじゃない。

自分で滑落するならまだしも、人の滑落に巻き込まれるのは誰も本意ではないだろう。どんな人が登っているのかなんてまったくわからないんだから。

ボクとしては、君子危うきに近寄らず、である。

kastin52

前日の銀山平でたっぷりの雪を楽しんだけども海沿いの山々はお花にまみれてる。

角田山と言えばこの季節、おそらくなんと言っても雪割草でにぎわうはずの山なのである。

いくつかのルートを辿って山頂へ向かったこともあるけれど、人気ルートは激混みが予想されるからマイナーだけども南から直上するこの尾根を歩いてみたかった。

が、これが同じ山なのか！

雪割草は開花していないどころか、葉っぱひとつも見つからない。

植生がそれほど変わるとも思えないにも関わらず、なのである。

それはつまり、逆も然り。ということも考えられるのではないだろうか。

何も咲かないつまらない山、と思われる山であっても人の入らないルートを選べは実はお花畑が待っている、というような。

わたしはそのロマンを追いかけたくて、こんな山を続けている。

やっぱり山はおもしろい。