岩手山はシラネ(アオイ)山だった〜憧れの「北斗星」で帰京
- GPS
- 07:40
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,435m
- 下り
- 1,432m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:31
5:26 0.5合目
5:45 一合目
6:03 馬返しコース2.5合目分岐
7:58 七合目
8:05 八合目避難小屋
8:17 不動平避難小屋
8:21 不動平
8:46 焼走り分岐
8:49 岩手山
9:03 岩手山神社奥宮
9:35-9:50 八合目避難小屋
10:03 七合目
10:41 駒鳥清水
11:25-11:28 馬返しコース2.5合目分岐
12:05 馬返しキャンプ場
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
キャンプ場があるのですが、管理人はいないし、「使用者はどこそこへ連絡」なんて書いてあったので、駐車場に泊まりました。トイレも水場あるし、岩手山が眺められる快適なところでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所などはありませんでした。 |
その他周辺情報 | 登山口の数キロ下に簡易宿泊施設があるそうです。登山口に書いてあったのですけれど、控えておくのわすれてしまいました。 下山後は網張温泉に行きました。仙女の湯という少し山道を歩いていったところにある混浴の露天風呂は素晴らしかったです。(網張温泉の休暇村の前に料金300円入れる箱があります。)若い女性の方もタオル巻いて入っていました。白濁の硫黄泉(硫化水素?)です。 |
写真
感想
【東北シリーズ第2だん】
昨日(6月13日)、ガスと強風と雨の秋田駒から無事生還しました。乳頭温泉で入湯温泉のはしご湯の後、県境を越えて岩手県へ。
岩手山は雲も取れて頂上まですっきり見えます。「やったね、明日は大丈夫そうだ。東北の山のガスガス連敗記録も途切れそうだ!」着いたところが、登山口の馬返し。ここの広大な駐車場にテントを張って一人宴会。快適な一夜でした。
翌14日。何だか雲行きが怪しいのです。頂上は見えるものの、青空はなし、ちょっと不安ですが5時前に出発します。
【東北の山の実力、思い知りました】
昨日の秋田駒の花も素晴らしかったですが、ここも素晴らしいのです。岩手山の花なんて有名じゃないかもしれません。私も富士山に似た火山くらいにしか思っていませんでした。実はここ、若い頃登っているのですが、花の記憶はありません。
前回は8月。6月の東北の山の凄さ、少しは分かったつもりです。今回はシラネアオイです。
4合目くらいで、「あっ、シラネアオイが咲いている!写真撮ろう。」
それが5合目を過ぎると、「すごいな、まだまだ咲いているよ、さっきより凄くなっている。白いのもある!」
6合目過ぎても、「どこまで続くの?もういいや、カメラ出すの面倒!」
7合目で、「おおっ!頂上が見えた!シラネアオイ?まだあるの…。」
8合目の避難小屋を過ぎても、「ミヤマキンポウゲが咲いている!秋田駒と似た感じのお花畑だ!またシラネアオイだ…。」
先日登った、甲武信ヶ岳の戸渡尾根では、1時間登っている間、ずっとシャクナゲのトンネルだったのですが、今回は1時間半〜2時間近くシラネアオイが咲いているのです。もっとも、旧道を通ると別な花が咲いているようですが…。何となくシラネアオイに引かれて往復、新道を通ってしまいました。
【夜行列車への想い】
ここからは山とは関係ないことです。
今回の東北山行、14日にとれた寝台特急「北斗星」に合わせてスケジュールを組んだのです。
いつもなら、天候を見計らって、それで…ということが多いのですが。今回はそういうわけで、「天気はあまり期待しない。花が見られりゃいいや。」って感じでした。
学生時代、長期休暇になると、必ずといっていいくらい、北海道の積丹半島に行っていました。その時の交通手段が青森までの急行「八甲田」「十和田」でした。寝台に乗る金はなく、4人がけのボックスシートで12時間かけて青森へ。そして、青函連絡船で北海道へと渡りました。一番楽だったのが、青函連絡船の深夜便を使うこと。これだと夜中の4時間、船内で横になれます。結局、丸一日乗りっぱなし。でも、行きは、「またあの仲間に会える…。」という思いでいっぱいでした。そしてそのころの仲間とは今でも親交が続いています。
卒業して働き始めると、なかなか北海道にも行かれなくなりました。それでも、正月にはみんな思い出の宿に集まってきました。そのころは少し金回りが良くなったので、寝台特急「ゆうづる」「はくつる」を利用できるようになりました。
そして、最後の青函連絡船。程なく豪華寝台特急「北斗星」登場。でも、子供も生まれ、仕事も忙しくなり、いつのころからか北海道に行くこともなくなってしまいました。
でも、また、行きたいなあ。今度は「北斗星」で…。ずっとそんなことを思っていました。定年を過ぎて時間ができたらきっと…。「北斗星」はいつまでも私たちを北海道に運んでくれる。そんなことを信じていたのですが…。
「廃止!」衝撃的でした。よし、行くしかない!。6月ごろだったらだいじょうぶかもしれない。ところが…。1ヶ月前の10時00分1秒。「満席です。」これが現実でした。それでもあきらめませんでした。翌日の上り便。この日は30分前に並びました。緑の窓口に時報が流れます。窓口の係員さんがスタンバイします。
ということで、一度は乗りたかった「北斗星」これで夢が1つ叶いました。
でも、寝台列車の旅っていいなあ。あの「カシオペア」も来年3月にはわからない、なんて話も聞きましたが、あの、クルーズトレインなんてのより、我々貧乏人でも手軽に乗れる寝台列車、ずっと走ってほしいですね。
そうそう、以前は山へ行くのも夜行列車が多かったですね。新宿発の急行「アルプス」なんてよく利用しました。
我が家は新婚旅行でトムラウシから大雪まで縦走し、帰りに北斗星で帰京しました。
苫小牧から室蘭に向かう途中で、噴火湾に沈む夕日がきれいだったなあ…
腰痛で登山を休止していた時期は車で全国の岬と灯台めぐりをしていました。
積丹半島から突き出た神威岬は私のお気に入りの灯台の一つです。
当時のブログがあるのでよろしければ見てください
http://blogs.yahoo.co.jp/machakun1128/31042701.html
http://blogs.yahoo.co.jp/machakun1128/33339720.html
blog拝見しました。
私は、若い頃、美国の町に通っていたので、神威岬には何回も行きました。ほんと、懐かしいです。そういえば、matchさん、岬マニアだった(今も?)のですね。
積丹岬(女郎子岩)もよく行きました。どちらかというと人が少ないのでこっちの方が好きなのですが…。
えっ!新婚旅行でトムラウシ! それはスゴイ!
来年あたり、また、大雪〜トムラウシ、行こうかなんて考えています。
tsu-pm様
こんばんは!
本来でしたら「岩手山」登頂おめでとうございます!なんですが、その幸運度!?からしますと”祝「北斗星」乗車!なのでしょうか!?
実は私も学生時代は夜行の急行列車に良く乗っていました。いまは無くなってしまった”ワイド周遊券”を使ってたびたび北海道に出かけていました。
お金は無くても、時間だけは十分すぐるほどある学生の身分、上野駅から急行の[八甲田](※しかも旧型の客車時代です。)に乗り、朝の青森駅から青函連絡船に乗船、船が函館に着くや、猛ダッシュで函館駅に停車中の列車の自由席に駆け込み札幌へ、夜になるまで札幌の街を散策。またもや夜行急行の「まりも」で一路釧路駅へ。そして最後に釧網本線に乗って翌日の昼前に目的地のオホーツク海へ…。列車や船を乗り継ぎ乗り継ぎあしかけ3日。遂に目の前に姿を見せたオホーツク海の流氷の感動は今でも忘れることのできない貴重な素晴らしい経験でした。
旧型客車の「八甲田」、ワイド周遊券、青森駅と函館駅のダッシュ。みんな懐かしい思い出です。知床へ流氷を見に行ったこともありました。
青森駅の連絡船への跨線橋、まだ残っていました。入口は塞がれていましたが。函館駅の緩やかにカーブしたプラットホーム、まだそのままです。でも、駅前はすっかり変わってしまいました。
そう、今回は単なる山旅ではなくて、過去への旅でもあったわけです。
トシとったものですね(笑)。
コメントありがとうございました。
岩手山、生憎のお天気のようですが、花盛りでいいですね。
そして、後半戦の北斗星、わざわざ函館まで行って遊ばずに北斗星乗って上野まで。
チケット取れたのも凄いですが、40分並んで朝食食べたり、降りてからも寄り添ったり、北斗星への愛着を感じました。
いい思い出がまたひとつ、増えましたね(^^
コメントありがとうございます。
なかなか面白かったです。北斗星の乗客、だいたい2種類に分けられるようです。1つめはツアーの中高年、2つめが私と同じかそれ以上のファンというかマニア。もう今から、最後の日みたいに盛り上がってるんです。本当に楽しんでいる!
岩手山、こんなに花がって、嬉しい誤算です。この時期、東北の山にはまりそうです。
やっとパソコンでゆっくり見せていただきました。
写真はスマホじゃだめですね。
シラネアオイ、わざわざ日光白根山まで見に行きましたが、
今回のは本当に凄い数ですね
それに岩手山、いろんな顔を持つ山なんですね。
6月の東北、凄さを見せていただきました。
また最期の北斗星に乗車できて、本当に良かったですね。
同年代の方の羨望の的では
梅雨で山に行けず、うだうだする毎日です。
今日は習い事に出かけ、手ではなく、口を動かしてきます
コメントありがとうございます。
本当、岩手山はいろいろな顔を持っていますね。似ている感じの山を挙げると、浅間山、男体山といったところでしょうか。ただし、花はもっとすごい!
秋田駒ヶ岳は、さらにその上です。秋田駒ヶ岳、今回は天気に恵まれなかったということもあるので、近いうちにリベンジしたいと思っています。
それにしても、今週末も悲惨な予報ですね。カビが生えそうです。
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