☆北岳から白峰三山縦走
- GPS
- 160:00
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,836m
- 下り
- 3,527m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:41
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 31日 曇り 1日 雨 2日 晴れ 3日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奈良田温泉から早川町乗合バスで身延。JRで名古屋まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは広河原インフォメーションセンターにあります。 草すべりから登りました。 晴れていれば、それほど気にすることはないと思いますが、 水を含んだ状況では、急傾斜、スリップ注意だと思います。 北岳から農鳥小屋 視界がない中、北岳山荘から登りの箇所では、マークが見にくいのではないかと思いました。 北岳付近のマークはなんで薄緑なんでしょうね? 夜明け前のヘッデン使用時やガスってる時など、解りづらい気がします。 ただ、晴れていれば、360度のパノラマの中で3000mの縦走が楽しめます。 間ノ岳からの下のガレ場を注意すれば、他は危険な箇所はないかな。 農鳥小屋に近づくと、黄色と赤のペンキで、これでもか!と案内がされています。 心配性の農鳥のおやじさんが印してくれたんじゃないのかなと、勝手に思ってしまいました。 農鳥小屋から農鳥岳、奈良田 登り返し、農鳥岳近くまで、危険な感じはなかったかな。 天候に恵まれただけで、気象状況によれば、全く異なると思います。 農鳥岳下の一瞬だけ、切り立ったところを乗り越えます。 その後は、大門沢下降点までは、緩やかな下り。 下降点からは、 岩の道、根っこ道が交互に訪れる急傾斜なので、足の疲労に注意です。 丸太をかけた橋が数箇所あります。 真ん中で折れて斜めったところもあり、注意が必要です。 ズルッと滑って、危うく沢に落ちるところでした。 他は、最難関の吊り橋(個人差あり)がある程度です😅 |
その他周辺情報 | 町営の温泉は、水曜が定休日。 白根館で汗を流しました。 ¥1000円だったかな? 白濁したアルカリ泉。 美人の湯だそうで、スベスベ、ツルツル♪♪ |
写真
感想
メタボ解消ということが、ある意味きっかけでした。
最初は、歩くことだけでした。
お腹周りのお肉に、ある程度歩けるようになると、
なぜかしら、無謀に思えることも可能なような気になったりしてきます。
富士登山が最初の目標で、伊吹山や御在所岳で山に慣れ、御嶽山で高度に慣れ、
念願だった富士の山頂に立つことができました。
御嶽山の時に感じたんですが、高山から見える景色の素晴らしさに、
虜になってしまったようです。
本邦第2位の標高を有する、北岳という存在。
知った時から、登ってみたいと言う欲求が生まれ、
やがて、白峰三山を縦走してみたいと思いました。
それから1年。
天候不順と、春先の林道崩落で登山バスが不通となり、
今か今かと開通を待ちわびていました。
ようやく、林道が復旧して、登山バスが再開。
喜び勇んで甲府駅に降り立ちました♪
広河原に到着し、初日はあいにくガス多めの天候。
それでも、北岳山頂に立てたことに満足です。
2日目は、終日雨の予報。休みに余裕があったため、
1日停滞することにしました。
九州から来られた青年も、同じく停滞されるよう。
今思えば、小屋に行って時間を潰しててもよかったのかと思いますが、
当時は、テントで1日飲んだくれてました😁
1日待って、3日目は夜明け前から星空が見えて、北岳で夜明けを迎えたいと思い、
北岳を目指します。
山頂から見るご来光には、やはり、何かを感じます。
テン場に戻り、ゆっくりテントを片付けます。
九州の青年は、農鳥経由で熊ノ平小屋まで行くとのことで、既に出発済みでした。
間ノ岳へ至る縦走路、北岳を振り返り、間ノ岳、農鳥岳を眺めながらの心地よい空間です。
その中で、右手前方に、ひときわ存在感を示すお山がでーんといらっしゃいました。
北岳への道中、縦走路から見る塩見岳が絶品で、毎度登っていると、
年輩の方が仰っていましたが、まさに、心を持って行かれたというか、
一度見ると忘れられない風貌と、存在感でした。
3日目は、農鳥小屋でテン泊と決めていたので、
北岳に登って のんびりと3000mの稜線散歩を楽しめました。
それでも、小屋についたのは1番だったようで、
おやじさんに1番のテン場スペースを案内してもらいました。
夏も終わりの時期でしたが、「今日が今年初めて夏らしい天気の日だよ」と
積乱雲が湧き上がる空を見てつぶやく、おやじさんの言葉が印象的でした。
その日の夕陽、翌日の朝陽。
どちらも素晴らしく、でも、カメラが頼りなく。残念でした。
下山後、新たなカメラを購入するきっかけとなりました。
朝陽に見とれながら、テントを片付けていると、
「まだおるんか!」
関西弁ではないですが、早く発てと心配する心遣いをするおやじさん。
色々言われているようですが、案外、素敵な人じゃないのかなと思いました。
朝陽が素晴らしすぎたんで、見とれてました!
もう出ますよ、と、おやじさんにお別れし、農鳥岳から奈良田を目指します。
西農鳥岳が近づくと、だんだん急峻になり、その後も稜線を間ノ岳、北岳を振り返りながら、農鳥岳に。
山々にお別れして、下山を始めます。
農鳥岳直下は、細い足場を超えますが、慎重に行けば問題ないところです。
大門沢の下降点、その前には、ハイマツ帯が延々と続き、
抜けるとチングルマの群生がそこかしこに。
下降点の下には、ナナカマドの群生が♪
その後の、奈良田までの下には辟易として、2度とこのルートは下らん‼
そう思いましたが、下山後、しばらく経つと、
あそこの春、チングルマの群生が咲き誇っている時。
秋、ナナカマドが紅葉した時。
どんな情景を見せてくれるのか。
是非また行ってみたいと思う自分がいます。
北岳山荘から一泊で奈良田まで下りる体力も、奈良田から登る体力もないので、
その時は、また農鳥小屋に立ち寄って、のんびりと稜線散歩を楽しみたいと思います。
そして、何時かは塩見岳‼
南アルプス南部にも訪れてみたいと思います。
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