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Yamareco

記録ID: 662032
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

☆北岳から白峰三山縦走

2014年08月31日(日) ~ 2014年09月03日(水)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
GPS
160:00
距離
27.6km
登り
2,836m
下り
3,527m

コースタイム

1日目
山行
6:41
休憩
0:00
合計
6:41
9:15
204
御池小屋
12:39
47
北岳肩の小屋
13:26
2日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
6:00
0
6:00
北岳山荘
3日目
山行
7:01
休憩
0:36
合計
7:37
4:40
38
北岳山荘
5:18
5:40
222
北岳
9:22
9:36
161
12:17
4日目
山行
9:02
休憩
0:10
合計
9:12
5:58
56
6:54
6:59
48
7:47
7:52
40
8:32
298
13:30
100
15:10
0
15:10
ゴール地点
天候 31日 曇り
1日 雨
2日 晴れ
3日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
前日深夜甲府入り、山梨交通バス始発で広河原まで。
奈良田温泉から早川町乗合バスで身延。JRで名古屋まで。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは広河原インフォメーションセンターにあります。

草すべりから登りました。
晴れていれば、それほど気にすることはないと思いますが、
水を含んだ状況では、急傾斜、スリップ注意だと思います。

北岳から農鳥小屋
視界がない中、北岳山荘から登りの箇所では、マークが見にくいのではないかと思いました。
北岳付近のマークはなんで薄緑なんでしょうね?
夜明け前のヘッデン使用時やガスってる時など、解りづらい気がします。

ただ、晴れていれば、360度のパノラマの中で3000mの縦走が楽しめます。
間ノ岳からの下のガレ場を注意すれば、他は危険な箇所はないかな。
農鳥小屋に近づくと、黄色と赤のペンキで、これでもか!と案内がされています。
心配性の農鳥のおやじさんが印してくれたんじゃないのかなと、勝手に思ってしまいました。

農鳥小屋から農鳥岳、奈良田
登り返し、農鳥岳近くまで、危険な感じはなかったかな。
天候に恵まれただけで、気象状況によれば、全く異なると思います。
農鳥岳下の一瞬だけ、切り立ったところを乗り越えます。
その後は、大門沢下降点までは、緩やかな下り。
下降点からは、
岩の道、根っこ道が交互に訪れる急傾斜なので、足の疲労に注意です。

丸太をかけた橋が数箇所あります。
真ん中で折れて斜めったところもあり、注意が必要です。
ズルッと滑って、危うく沢に落ちるところでした。
他は、最難関の吊り橋(個人差あり)がある程度です😅
その他周辺情報 町営の温泉は、水曜が定休日。
白根館で汗を流しました。
¥1000円だったかな?
白濁したアルカリ泉。
美人の湯だそうで、スベスベ、ツルツル♪♪
広河原から出発です。
朝から北岳は雲の中ですが、楽しみです♪
広河原から出発です。
朝から北岳は雲の中ですが、楽しみです♪
吊橋が北岳へのゲートです。
吊橋が北岳へのゲートです。
イワベンケイ♪
北岳肩の小屋に到着!
北岳肩の小屋に到着!
ウサギギク♪
ガスってます。
ガスの中、撮っていただきました。
ガスの中、撮っていただきました。
三角点に、
2日目は、1日雨で北岳山荘に停滞。
それが正解!
北岳山頂からの夜明けです♪
2日目は、1日雨で北岳山荘に停滞。
それが正解!
北岳山頂からの夜明けです♪
みんなで、今か今かと!
みんなで、今か今かと!
雲海から全開の朝の柔らかな太陽♪
雲海から全開の朝の柔らかな太陽♪
富士山も焼けています。
富士山も焼けています。
記念に撮っていただきました。
記念に撮っていただきました。
影北岳も♪
これから行く間ノ岳。その先も♪
これから行く間ノ岳。その先も♪
間ノ岳。
間ノ岳で撮っていただきました。
間ノ岳で撮っていただきました。
さあ、農鳥小屋へ!
さあ、農鳥小屋へ!
間ノ岳、農鳥小屋と、九州の青年とおやじさん。
勝手に撮っちゃいました♪
間ノ岳、農鳥小屋と、九州の青年とおやじさん。
勝手に撮っちゃいました♪
お疲れちゃん♪♪
お疲れちゃん♪♪
今日のお宿♪
翌日、日が昇っていました‼
翌日、日が昇っていました‼
富士山をアップで。
コンデジに、何かが入って台無しやなあ。
富士山をアップで。
コンデジに、何かが入って台無しやなあ。
西農鳥岳から、北岳、間ノ岳。
西農鳥岳から、北岳、間ノ岳。
西農鳥岳、間ノ岳、北岳。
西農鳥岳、間ノ岳、北岳。
塩見岳♪♪と南の山々♪(お名前は、まだ知りません)
塩見岳♪♪と南の山々♪(お名前は、まだ知りません)
農鳥岳山頂。
農鳥岳でも撮っていただきました。
ありがとうございます♪
農鳥岳でも撮っていただきました。
ありがとうございます♪
頭に雲がかかってきてしまいました。
頭に雲がかかってきてしまいました。
大門沢の下降点。
大門沢の下降点。
サラシナショウマ?
サラシナショウマ?
ナナカマドがいっぱいでした♪♪
秋にきてみたいですね。
ナナカマドがいっぱいでした♪♪
秋にきてみたいですね。
岩だらけの劇下り。
岩だらけの劇下り。
ここで、沢に落ちそうになりました。
斜めってるので、滑ります。
ここで、沢に落ちそうになりました。
斜めってるので、滑ります。
でっかい岩。
今回一番の危険箇所‼
思わず引き返そうかと思いました💦
今回一番の危険箇所‼
思わず引き返そうかと思いました💦
最難関を超えて、登山口まで来ました。
後は、林道歩き。バスの時間が気になります。
最難関を超えて、登山口まで来ました。
後は、林道歩き。バスの時間が気になります。
白根館!
美人の湯でお肌ツルツルです♪
白根館!
美人の湯でお肌ツルツルです♪

感想

メタボ解消ということが、ある意味きっかけでした。
最初は、歩くことだけでした。
お腹周りのお肉に、ある程度歩けるようになると、
なぜかしら、無謀に思えることも可能なような気になったりしてきます。

富士登山が最初の目標で、伊吹山や御在所岳で山に慣れ、御嶽山で高度に慣れ、
念願だった富士の山頂に立つことができました。

御嶽山の時に感じたんですが、高山から見える景色の素晴らしさに、
虜になってしまったようです。
本邦第2位の標高を有する、北岳という存在。
知った時から、登ってみたいと言う欲求が生まれ、
やがて、白峰三山を縦走してみたいと思いました。

それから1年。
天候不順と、春先の林道崩落で登山バスが不通となり、
今か今かと開通を待ちわびていました。
ようやく、林道が復旧して、登山バスが再開。
喜び勇んで甲府駅に降り立ちました♪

広河原に到着し、初日はあいにくガス多めの天候。
それでも、北岳山頂に立てたことに満足です。

2日目は、終日雨の予報。休みに余裕があったため、
1日停滞することにしました。
九州から来られた青年も、同じく停滞されるよう。
今思えば、小屋に行って時間を潰しててもよかったのかと思いますが、
当時は、テントで1日飲んだくれてました😁

1日待って、3日目は夜明け前から星空が見えて、北岳で夜明けを迎えたいと思い、
北岳を目指します。
山頂から見るご来光には、やはり、何かを感じます。
テン場に戻り、ゆっくりテントを片付けます。
九州の青年は、農鳥経由で熊ノ平小屋まで行くとのことで、既に出発済みでした。

間ノ岳へ至る縦走路、北岳を振り返り、間ノ岳、農鳥岳を眺めながらの心地よい空間です。
その中で、右手前方に、ひときわ存在感を示すお山がでーんといらっしゃいました。
北岳への道中、縦走路から見る塩見岳が絶品で、毎度登っていると、
年輩の方が仰っていましたが、まさに、心を持って行かれたというか、
一度見ると忘れられない風貌と、存在感でした。

3日目は、農鳥小屋でテン泊と決めていたので、
北岳に登って のんびりと3000mの稜線散歩を楽しめました。
それでも、小屋についたのは1番だったようで、
おやじさんに1番のテン場スペースを案内してもらいました。
夏も終わりの時期でしたが、「今日が今年初めて夏らしい天気の日だよ」と
積乱雲が湧き上がる空を見てつぶやく、おやじさんの言葉が印象的でした。

その日の夕陽、翌日の朝陽。
どちらも素晴らしく、でも、カメラが頼りなく。残念でした。
下山後、新たなカメラを購入するきっかけとなりました。

朝陽に見とれながら、テントを片付けていると、
「まだおるんか!」
関西弁ではないですが、早く発てと心配する心遣いをするおやじさん。
色々言われているようですが、案外、素敵な人じゃないのかなと思いました。

朝陽が素晴らしすぎたんで、見とれてました!
もう出ますよ、と、おやじさんにお別れし、農鳥岳から奈良田を目指します。
西農鳥岳が近づくと、だんだん急峻になり、その後も稜線を間ノ岳、北岳を振り返りながら、農鳥岳に。
山々にお別れして、下山を始めます。

農鳥岳直下は、細い足場を超えますが、慎重に行けば問題ないところです。
大門沢の下降点、その前には、ハイマツ帯が延々と続き、
抜けるとチングルマの群生がそこかしこに。
下降点の下には、ナナカマドの群生が♪

その後の、奈良田までの下には辟易として、2度とこのルートは下らん‼
そう思いましたが、下山後、しばらく経つと、
あそこの春、チングルマの群生が咲き誇っている時。
秋、ナナカマドが紅葉した時。
どんな情景を見せてくれるのか。
是非また行ってみたいと思う自分がいます。

北岳山荘から一泊で奈良田まで下りる体力も、奈良田から登る体力もないので、
その時は、また農鳥小屋に立ち寄って、のんびりと稜線散歩を楽しみたいと思います。
そして、何時かは塩見岳‼
南アルプス南部にも訪れてみたいと思います。



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