木曽五木の美しい森・南木曽岳(なぎそだけ)
- GPS
- 04:30
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 1,242m
- 下り
- 1,236m
コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 4:22
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレもあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
急な木の階段、梯子が非常に多い 雨や露で濡れているときはスリップに注意 大きな危険個所はありません |
写真
感想
南木曽岳。「みなみきそだけ」ではなく、「なぎそだけ」と読みます。
中央アルプスの南西部、恵那山のやや北東に位置しています。
標高は1,679m。
それほど有名なお山ではありませんが、木曽駒ヶ岳、御嶽山と並んで「木曽の三岳」として数えられています。
中山道の妻籠宿の近くにそびえる山なので、古くからたくさんの人に知られていたのではないかと思われます。
登山地図で「なぎそだけ」という表記を見て、その音感の良さが頭に残っていました。いつか登りに行ってみようと。
それほど標高も高くなく、日帰りでも登れる山なので、わざわざ神戸から登りに行くか迷ったところなのですが、梅雨の晴れ間を狙って行ってみました。
蘭(あららぎ)登山口から周回して戻ってくるプラン。
南木曽岳は登り専用と下り専用のルートが定められており、時計回りで1周できます。
登山口の標高が930mなので、標高差は700mほど。
標高の低いうちは木曽の森の中で展望は全くありません。
江戸時代に伐採を免れた木曽五木(ヒノキやコウヤマキなどの大木)が生い茂り、新緑がとても美しいです。
それをかなりの急坂で登っていくのですが、木の階段や梯子、橋がしっかり整備されていて、急坂のキツさを感じさせません。
登りは、ほどよい歩調で一定のペースで歩き続けることができ、2時間ほどで山頂に到着できました。
山頂は2等三角点があるのですが、木に囲まれ展望はありません。
山頂から3分ほど進んだところに見晴台があり、北の方角の景色が望めます。
御嶽山や中央アルプスが望めるはずですが、あいにく天気が悪く、雲の中。
南木曽岳の山頂付近は奇岩が多く、緑のクマザサと相まって独特の景観を作り出しています。
山頂付近にはとても立派な避難小屋とトイレもあり、ここで泊まって宴会することもできそうです。
下りも同じく、急坂を木の階段と梯子で下りていきます。
下りのほうが斜度が急に感じました。
今日のように雨上がりだと、木が濡れて滑りやすくなっているので、下りは特に注意が必要です。
あまりに階段や梯子が多いので、トレッキングポールが役に立たないでしょう。
今回、花には出会えませんでしたが、木曽の美しい森の雰囲気を十分に味わうことができました。
※木曽五木とは江戸時代に木曽の森を守るために伐採を禁じられた5種類の木
ヒノキ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ・サワラ
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