甲斐駒ヶ岳・鋸岳 第二高点・黒戸尾根・日向八丁尾根・周回 日帰り
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- GPS
- --:--
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 3,229m
- 下り
- 3,216m
コースタイム
- 山行
- 13:12
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 15:45
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場にトイレあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場に登山ポストあります。 ※黒戸尾根(竹宇駒ヶ岳神社〜甲斐駒ヶ岳) この登山道は整備されて歩き易く危険はありません。 雨などで滑り易い時は注意が必要な箇所があります。 ハシゴ、鎖があり整備されてます。 ※鋸岳への縦走路(甲斐駒ヶ岳〜日向八丁尾根分岐) 岩場歩きの場所が数ヵ所あります。 6合石室小屋周辺は岩場で視界が悪い時は道迷いに注意。 三ツ頭手前で道で別れてる場所がいくつかあります。 テープや踏み跡などで判断が必要な箇所があります。 ※鋸岳への縦走路(八丁尾根分岐〜鋸岳 第二高点) この区間は道が荒れてる区間もあります。 中ノ川乗越までは踏み跡はあります。 第二高点へのガレ場登りは浮き石、岩壁直下を歩く時に頭上から落石に注意。 ※日向八丁尾根(烏帽子岳〜大岩山) この数年で整備され歩き易くなったようです。 烏帽子岳の先は尾根歩きが続きます。 特に危険箇所にはハシゴなど整備されてます。 普通に危険箇所は沢山ありますので注意。 大岩山への登り区間は危険な急斜面ですがハシゴ、ワイヤー、鎖、ロープなどで整備されてます。 ※大岩山登山道(大岩山〜駒岩〜雁ヶ原) 踏み跡は有り整備されて危険箇所はありません。 ※日向山ハイキングコース(日向山〜矢立石) 整備された登山道で危険箇所ありません。 ※駐車場までの登山道(矢立石〜尾白渓谷駐車場) 標識あります、途中林道を歩く区間があります。 |
その他周辺情報 | 駐車場より5分で尾白の湯「べるが」があります。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
ヘルメット
|
---|
感想
前日の日曜は梅雨時とは思えないような青空。
休みの月曜日も晴れ予報。
登山道も乾いて歩き易いはず。
前々から気になっていて計画を立てていた黒戸尾根から日向八丁尾根の周回を日帰りで歩くことに。
計画案は三ツ頭の先の鋸岳をピストンして八丁尾根を下山で時間計画。
当日、いつもの寝坊(目覚ましかけ忘れ)で3時17分に自宅を出発。
登山口到着。最近人気の黒戸尾根、車中泊や到着する車で賑やかだ。
仕度して登山届出して4時10分にスタート。
少し歩いた先の駒ヶ岳神社に安全祈願。
吊り橋を渡り、いつもの黒戸尾根の始まり。
ここの夏道は久し振り。
4時過ぎでは樹林帯の中は薄暗いのでヘッドライト使用。
標高の低い始めの登りは涼しい時間帯は快調に速く登れる。
いいペースで笹の平分岐に5時16分。
休まず歩いていると後ろから人の気配が。
トレランか? ご挨拶して 普通の登山者でした。
お話したらスタートは自分より7分遅れとのこと。
まさか走らない人に追いつかれるとは。
少しして先を譲って、後ろを歩く。
ペースは速く、そこから引っ張ってもらうカタチで刃渡りまで。
刃渡りに6時03分。
前を歩いてた方は休憩してたので、自分は先を急ぐ。
尾根道は黒戸山を右に巻くように樹林帯を進む。
道は下りになると開けたコルに到着。
5合目小屋跡に6時43分。
ここで先ほどの方は抜いて行かれました。
この先、ハシゴや鎖の区間が有り慎重に登ります。
しばらく同じような区間が続き七丈小屋が見えてきました。
小屋前に人影が、小屋番さんです。
ご挨拶して日向八丁尾根周回の事を伺う。
ここまで3時間15分で登ってきた事を伝えて、「八丁尾根を日帰りで下るのに鋸岳第一高点のピストンは可能でしょうか?」
小屋番さんは「行けるでしょう」。
もう1つ聞いた、「三ツ頭分岐から第一高点をピストンだと何時間見とけば良いですか?」
小屋番さん「3時間だね」。
作業をしてた小屋番さんにお礼を言って先を急ぐ。
テント場で泊りの方がお一人、ご挨拶と少しお話して。
テン場の先を登ると日差しが出てきてキツイ。
夏道こんなだったかな?
過去に4回ほど冬山で歩いたこの区間は雪が多く敗退したこともある場所。
急な登りを歩いていると、後ろから1人同じペースで登って来る方が。
前半のハイペースの疲れや山頂の先の目的地は遥か遠くであることを考え、ここは無理せずに先を譲る。
登りが緩くなり八合目御来迎場。8時09分。
夏道で歩き易い区間だがペースの落ち込みはひどく、先になかなか進まない。
プレート付きの鎖場を上り、急斜面が続き黒戸尾根のシンボル的な剣の立った岩の裏側に登る。
富士山が良い眺めだ。
その先 斜面を左に登るようになると甲斐駒ヶ岳山頂が右側に見えてくる。
ここまで来たらもう一息だ。
北沢峠からの登山者で分岐辺りは賑やか。
山頂手前は右側の夏しか登れない(登らない)急な岩場を上り、山頂へ。
三角点にタッチ、9時08分。
ここまで5時間を切れた。
とりあえず記念撮影して素晴らしい青空の下で朝ごはん休憩してお話したりしてると、時間もあっという間。
気が付けば1時間以上経って、鋸岳方面や北岳や富士山も写真撮り忘れて曇り空になってしまった。
荷物をまとめて出発する時間は既に10時30分。
ガスが出てきて遠くの鋸岳は見えない縦走路。
下りが続き高度が下がる、甲斐駒の花崗岩特有の砂道が続きます。
道が不明瞭な所にはピンクテープがあり、軽快に歩き易い区間です。
標高も下がり岩肌に高山植物も咲いてる。
ハイマツの陰に雷鳥が居ました。
6月は4回登山して毎回雷鳥に会えてます。
近づけば逃げた雷鳥は少し待っていると戻って来て同じ場所に穴を掘るように砂遊び?してて思わず足止めてしばらく観察しました。
山頂から55分ほど歩いて、6合石室小屋見えてきた。
小屋は岩場に建つしっかりした小屋でした。
先を急ぎ歩き、三ツ頭の手前は踏み跡が多数有ります。
自分は左の稜線上を歩くルートを選択して山頂らしき場所に。
三ツ頭 山頂 11時57分。
倒れていた木片、鉄板の標識に三ツ頭。
少し下り三ツ頭分岐点に12時00分。
このまま八丁尾根を下るか微妙な時間。
計画の第一高点はこの時諦めて、第二高点まで目指すことに。
この先は踏み跡はしっかりあるが道は荒れてる場所がいくつもあります。
中ノ川乗越 12時40分。休憩時間を考えるとここでピストンを選択しなければ。
ここまで来たら登るしかない。
目の前には大きなガレ場、目印は岩場に倒れたテープの付いた竹の棒。
大きな岩の上は歩き易いが少し行くと垂直に立った岩壁の下を歩くルート。
見上げると上は壁で石が落ちてきたら怖いと思いながら急ぐ。
ザクザクした足下に体力が奪われる。
20分程でガレ場も終わり踏み跡の脇には綺麗な花が咲いてました。
左に登ると開けたピーク。
やっと着いた、鋸岳 第二高点。13時09分。
お昼ごはん休憩を済ませて下山開始 13時54分。
ガレ場も軽快に下り、中ノ川越まで14分。
その先はいくつも登り返しが続き、ひたすら歩いていると先から人が来るのが見えた。
ご挨拶してお話すると、黒戸尾根から日帰りで鋸岳縦走して横岳峠から釜無源流へ下山とのこと。
この時間に人に会うとは驚いた。
三ツ頭分岐までたどり着いた。14時58分。
さすがに疲れたが休んでる余裕はない。
分岐から10分程で烏帽子岳山頂。
ここは小休憩かねてセルフタイマーで記念撮影。
八丁尾根をひたすら歩いて進む。
新しいハシゴなどで整備されてそれなりに歩かれてる道は注意して進めば道迷いはなさそうな感じです。
比較的歩き易い区間が続き快調に歩き続けるが、長い尾根道は終わらない。
大岩山の手前でちょっとした登りでもキツイのに、目の前には大きな岩山が現れた。
これ登るのか?と思う壁に鎖やロープに道案内されるかのようによじ登る場所がある。
長めのハシゴを登り黄色いワイヤーロープが目の前に。
アスレチックのような斜面を登り100メートル程の標高を登っただろうか、普通なら何て事ない登りでもキツかった。
すぐに大岩山 山頂に到着。17時00分で予定より遅れているので5分休んで先を急ぐ。
ここから下り多く体力的には楽だが距離でいえば黒戸尾根の7割程の長いコース。
ゆっくり歩いてる時間など残されてはないのでハイペースで下る。
日没まで2時間、日向山まで下りたい
鞍掛山分岐を17時51分。
雁ヶ原手前で道が別れ左は登り、右側の巻き道を行くがこれが後に大変な結果になる。
日向山から錦滝ルートに鞍掛山分岐があったのを思い出した。
あの場所は雁ヶ原より砂道を下りきった所。
出た道は予想的中。日向山を見上げても見えない程の低さ。
このまま錦滝に下ることも考えたが、6時30分で最後の登りを歩くことにした。
日向八丁尾根を歩き通して日向山を踏まないのは後々後悔しそうだし、このくらいの上りは今日の登った坂に比べればたいした事はないと疲れ果てた身体にもう少し頑張ってもらう。
日向山 山頂標識に18時44分。
今日最後となる見慣れたピークにホッとする。
朝から担いできた水も残り少なく、僅かに残して一気に飲む。
ガスに包まれた誰も居ない山頂を3分程で下山する。
下山ルートは矢立石までのハイキングコース。
樹林帯の中は薄暗くなり、半分程の所でライトを点灯。
矢立石登山口に19時26分。辺りは暗くなりナイトハイクになってしまった。
林道を横切り駒ヶ岳神社方面へ登山道を下る。
少ししたら林道に出てしまった、GPSでもう少し下で林道に出るのを確認したが暗闇のルートに戻らず林道を下る。
2つ下のカーブに登山道標識が有り、ここが本来下り出る場所と確認して林道を更に100メートル程で右側に入る登山道を下る。
ライトの明かりで踏み跡を下り、暗闇の中から灯りが見えてきた。
徐々に明るく近づけば、尾白キャンプ場前の自販機の灯りだった。
19時52分、やっとここまで戻ってきた。
竹宇駒ヶ岳神社と駐車場の中間地点。
ゴールの駐車場まで歩いて19時55分に到着。
黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳、鋸岳第二高点、日向八丁尾根を歩いてきた達成感でスタートから15時間45分の長い1日が終わりました。
長文をお読み頂きありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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無事に下山されましたね。ロングな登山に脱帽です。夏に向け、記録を参考にさせていただきます。お互い安全登山でo(^▽^)o
ありがとうございます。
時間なくて鋸岳第一高点までは行けませんでした。
お互い、お疲れさまでした。
こんにちは。
この日は私達夫婦も八丁尾根を歩いていました(前日七丈でテン泊)(^^)/
梅雨の晴れ間の平日ということもあり、日向山まで誰一人にも会わず、私たちだけかなぁ〜なんて思っておりましたが。。
gakubitoさん 凄い健脚ですね!! 第二高点までピストンされてなければ、日向山あたりで追いつかれてたかもしれません(^^;
大岩山の登り返しで、チビの私は最初の一歩が上がらず、主人に引っ張り上げてもらいました💦
八丁尾根はロングルートで疲労感も大ですが、達成感も大きいですね!
これからもトレーニングを積んで、お互いに山歩き楽しみましょう。
こんにちは。
コメントありがとうございます(^_^)
同じ日に歩いてる方がいたとは驚きです。
テント装備での周回はある意味ハードですね。
コースの数ヵ所に小柄だと大変な所がありましたね!
お互い、いい山行を楽しみましょう♪
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