奥穂高岳・前穂高岳〜梅雨の晴れ間、静寂の穂高

- GPS
- 33:32
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 2,318m
- 下り
- 2,312m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 6:44
| 天候 | 28日:小雨〜快晴 29日:晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
上高地発のバスは最終が18時 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に夏道ですが下記の地点に残雪が有ります。ピッケル・アイゼン(10本爪以上)が必要です。 1)涸沢小屋からザイテングラート取り付き 2)ザイテングラート上部から白出のコル 3)吊り尾根、紀美子平手前の2カ所 上高地〜横尾:全く問題の無い遊歩道です。 横尾〜涸沢:本谷橋は掛かっています。涸沢ヒュッテが見えるあたりから雪道となりますが、傾斜が緩いためピッケル・アイゼンは不要、キックステップで登れます。 涸沢〜白出のコル:涸沢小屋から夏道を少し進むと雪渓に出ます。ザイテングラート取り付きまでは雪渓を直登します。傾斜が有るためピッケル・アイゼンが必要です。 ザイテングラートの主要部分は夏道が出ています、浮き石が多いので落石を起こさないよう注意が必要です。 ザイテングラート上部から白出のコルは急峻な雪の斜面です。相当な傾斜が有りますのでピッケル・アイゼンを確実に使い慎重に登って下さい。 白出のコル〜奥穂高岳:コース上に雪は全く有りません。完全に夏道です。 奥穂高岳〜吊り尾根〜紀美子平:紀美子平直前に2カ所急な雪渓のトラバースが有ります。10m程度ですが面倒がらずにピッケル・アイゼンを使って慎重に渡って下さい。(滑落したらどこまでも落ちそうです) その他はコース上に残雪は無く夏道です。鎖、はしごも全て使えます。 紀美子平〜前穂高岳:コース上に雪は全く有りません。完全に夏道です。 紀美子平〜重太郎新道〜岳沢小屋:途中1カ所と最後の岳沢小屋直前に残雪が有りますが、どちらもキックステップでOKです。その他コース上に雪は無く夏道です。鎖、はしごも全て使えます。 登山道を改修工事していますので、作業の邪魔にならないよう注意して下さい。 岳沢小屋〜上高地:コース上に雪は全く有りません。完全に夏道です。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
写真では傾斜が緩く見えますが実際はちょっとつぼ足で歩くのは躊躇するような傾斜です。
もちろん私はピッケル・アイゼンで渡りました。
装備
| 個人装備 |
ピッケル
アイゼン
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テントマット
ヘルメット
|
|---|
感想
最近ハイキングばかりでしっかりした「登山」をしていないため、夏山シーズン開幕に向け今回はしっかり登ろうと、穂高岳の定番コース涸沢から奥穂・前穂・岳沢のコースに行ってきました。
当初の予定では26.27日で行く予定でしたがあいにく天気が悪そう、急遽28.29日に変更しました。
これが大正解!初日沢渡駐車場に車を入れると、小雨が降っているものの山にはくっきりと虹が架かっていました、その後天気は急速に回復、ほぼ快晴の2日間の梅雨の晴れ間に恵まれ会心の夏山を満喫しました。
シーズン前の穂高は殆ど人がおらず静寂そのもの、横尾まではそこそこに人がいたのですが、なんと涸沢にテントは1張、涸沢ヒュッテの宿泊は8人。
2日目に会った登山者は同宿で奥穂高を目指した方1名の他は2名だけ、夏の喧噪が嘘の様なほぼ貸し切り状態でした。
初日のマジックアワー、暮れゆく穂高の峰々と明るさの残る常念山脈の対比、何とも贅沢な景色を涸沢ヒュッテのテラスでずっと見ていました。
翌朝はモルゲンロートを見ながらテラスで朝食、本当に本当に贅沢な時間を過ごしました。
当初計画段階で心配したのは吊り尾根の残雪状況、残雪が多いと相当悪いトラバースが多数有る為ちょっと尻込みしてしまいます。
岳沢小屋のブログとヤマレコを毎日チェックし、もう大丈夫と思いこの日、向かいました。
結果、2箇所ほど急な雪渓のトラバースが有りましたが、ちゃんとピッケル・アイゼンを装備していれば特に難しい場所では無く簡単に渡れました。
コースの詳細は上記のコース概要と写真のコメントの通りです。やはり今年は穂高も残雪が少なくほぼ夏道に近い状態で登ることが出来ました。
その反面暑さは完全に夏山、2日目2Lのハイドレーションを準備して登ったのですが岳沢に降りたときはほぼ0、思わず冷たいビールに手が伸びそうになって何とか思いとどまりました。
途中あまりの景色の良さにゆっくりしすぎ、上高地に降りたのは終バスまで1時間を切る遅さ、温泉入って家に帰り着いたのは午前0時前、本当に丸々2日間遊び尽くしました。
久々の12時間超えも特にヘロヘロにならずに歩き通せたため、夏山に向けてちょっと自信が着きました、さて今年最大のイベント「夏の大山行」は何処に行きましょうか?
yamaya1127














yamayaさん、こんばんは。
今年は久しぶりに奥穂行きたいな〜と思いながら、ぼっーとレコの写真を眺めていたら見覚えあるクルマの写真が!
上の方に戻って見たら、やっぱり「yamayaさん」でした。
北海道以来なかなかレコが上がってこないので仕事が多忙なんだと勝手に思い込んでいました
歩き始めはパラパラと降られたようですが、その後は天気が回復。写真を見ているだけで気持ちよさが伺えますね。
ホント、yamayaさんは天気を読むのが上手いのと日程の取り方に柔軟性があり、ことごとく自分のダメさ加減がわかります...。
この山歩きで夏山の準備はOKって事で、壮大な計画をなさっているんでしょうね。
私もテン泊に備え、そろそろ準備しないと。
先ずはテン泊装備を背負ってユルユル登山ですね
opiroさんこんばんは。
いや〜穂高良かったですよ
正直ここまで良い天気になるとは思ってもいなかったので自分でもびっくりです。
誰もいない穂高の稜線を独り占め、本当に贅沢でした。
昨日は元気いっぱいで帰ってきたのですが、今日は筋肉痛で体中痛くてロボットのようなぎこちない動きをしています。
準備万端とは行きませんね
7月8月はさすがに山小屋は大混雑で平日でもきついため、次回からは私もテントを背負っての山行になる為、体力的にちょっと心配です。
まあ壮大な計画でこぢんまり行こうかと思っています。
opiroさんの次のレコも楽しみです。
コメントありがとうございました。
お久ぶりです、こんにちは(・ω・)ノ
梅雨の晴れ間で、良いタイミングで行けましたねー。
穂高は良いですなー、いつまでも記憶が残るような景色で贅沢三昧ですなー。
夏に向けての準備を済ませたyamayaさんの今後が楽しみです。
自分も見習って準備始めなくては(*_*)
nurupoさんこんばんは。
いや〜今回は梅雨の晴れ間大正解でした
この時期ですから天気が悪かったら涸沢まで行ければいいや、と思って出かけましたが、思わぬ好天で定番コースの巡回ができました。
槍・穂高はやはり日本を代表する山岳景観ですので、何度行っても新鮮で楽しめますよね。
特に今回は誰もいない貸し切り状態でしたので、本当に贅沢ができました。
nurupoさん体調は戻られたでしょうか?
そろそろ夏山シーズン本番ですので、nurupoさんのレコのアップを楽しみにしています。
ところでnurupo分身さんはもう復活されましたでしょうか?
いつもの分身さん探しが無いとやはり寂しいです
コメントありがとうございました。
yamayaさん。涸沢ヒュッテで同箔した者です!
コメントありがとうございました。
私も本当に気持ちの良い充実した2日間を過ごしました。
こんな山行ばっかりだと良いですね〜
それにしてもyamayaさんのレポに敬服いたしました。
一方、私の記録。。反省いたします(汗)
またどこかの山でお会いできる日を楽しみにしています!
hgs0917さんこんばんは。
今週はやはり天気が良くないですね
今登っている方には申し訳ないですが、先週は大正解でした。
梅雨時であんなに良い天気に恵まれて本当にラッキーでしたね。
当日は写真を撮って頂いたり、色々とお話し頂いたりして、お世話になりました。
おかげさまで楽しい山行になりました。
天気もそうですが、人と人とのふれあいで山行の善し悪しは大きく変わってしまいますよね。
今回は本当にどちらも大正解でした
北アルプスにちょくちょく行かれていいるご様子、多分またどこかでお目にかかれますね
そのときもまたよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございました。
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