八経ヶ岳〜山上ヶ岳を含むループ
- GPS
- 21:36
- 距離
- 48.7km
- 登り
- 3,368m
- 下り
- 3,344m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:45
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:15
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行者還岳、七曜岳前後の鎖場 全体になだらかな場所と悪い場所の差が大きい |
その他周辺情報 | 観音峰登山口駐車場に駐車 下山してみたら満車どころではなかった |
写真
感想
還暦になったので、修験道を歩く山行を企画。
百名山の八経ヶ岳から大峯山寺のある山上ヶ岳までの大峯奥駈道を含む駐車場起点のループを考えた。
始めは観音峰から入る逆回りを計画したけど、大峯山寺の開帳が5/3なのに気付いて、最後に大峯山寺に詣でる事に。
始めに書きますが、大峯山寺周辺は今でも女人禁制となっています。個人的にはもう意味を感じませんが、千年の伝統とか言われるとまあそうかという感じ。
初日
道の駅吉野路黒滝で前泊しようかと思ったけど、そこそこの混雑で、観音峰登山口駐車場に行ってみると、トイレも立派で他の車は1台だけ。翌朝、渓谷沿いの遊歩道を歩いて白倉出合へ。車道をしばらく歩き熊渡から林道に入り金引尾根へ。テープもしっかりあり分かりやすい。稜線に出るとなだらかな明るい道で、八経ヶ岳までは傾斜も緩い。程なく弥山小屋に至りテント泊。テント場は下地が苔と芝生でふかふか。しかし…予報よりもかなり低温。まさかのマイナスで、フライに付いた水滴がガリガリに凍る。周りの苔が霜で真っ白に。すいませんシュラフは夏用でした。スタッフバッグに脚を入れました。出発を1時間遅らせて、フライの凍結を溶かす。
2日目
弥山からは大下りで、逆回りにして良かったと思う。この日が大峯奥駈道の本番で、とにかくのアップダウン。鎖場、ハシゴ、なだらかな道が繰り返される。そんなに難しい場所は無いものの、一昨日の雨でまだ湿っぽい日陰は滑る。
行者還岳は片面断崖絶壁で、確かに行者も帰る。反対側にルンゼにかかったハシゴで巻いて、なだらかな方からピストン。
いい加減疲れた頃に、遠くに大普賢岳が見えてくる。あれを越えればテン場までは楽に、と思ったら、次の明王ガ岳が意外とデカくのっそりとそびえている。
トレランの人多いなあ。
へばり気味で阿弥陀ヶ森に着くと、女人結界の門が。長文の説明書きがある。
小笹の宿という史跡に着くと、周りは美しいテント場で、水場があるというよりは、水場の中にテン場があるという感じ。上にある湧出から流れてくる「飲める小川」が数本あって、その周りがテン場に。
横の人が「男性だけのテン場って…」と言っていた。
3日目
小笹の宿から程なく大峯山寺。開帳されていたので参拝し、御朱印をもらう。坊さんゴツいな〜。流石に山伏だ、体が違います。
レンゲ辻という反対側の女人結界までは巨岩にハシゴを掛けたようなルート。門の所で休憩していた家族連れが二つに分かれ、お爺さんと男の孫は大峯山寺方面へ。お母さんと娘は下山方向に。なるほどなあ、現地ではこんな感じなのかと。
さて、予定では観音峰を経由して駐車場へ下りるのですが、体の各パートに聞くと腰が「そろそろヤヴァいかも〜」と言うのでここから下山。しかし、このルートもザレたルンゼに無理やり設置した感のある道で、そんなに楽ではなかった。林道を経て洞川の地域に。大峯山寺詣での宿場町で、参詣宿と「陀羅尼助丸」という胃薬が名物。
そこから初日に歩いた渓谷沿いの遊歩道に入り駐車場へ。流石にGWで満車以上に停まっていました。
総距離50km弱のループで、山深く良いルートでしたが、女性にオススメ出来ないのが残念。
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