白山 〜釈迦新道から湯ノ谷、砂防新道へ周回〜
- GPS
- 16:50
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,332m
- 下り
- 2,332m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:42
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 11:07
天候 | 4日 快晴 5日 晴れ(但し強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ、洗い場は使用可です |
コース状況/ 危険箇所等 |
■市ノ瀬〜白山釈迦岳(釈迦新道) ・1600mを超えた辺りから雪面歩行、白山釈迦岳前峰への登り斜面は夏道露出した部分と雪渓が混在しているので道迷いに注意 ■白山釈迦岳〜大汝峰(湯ノ谷) ※バリエーションルート ・湯ノ谷乗越辺りから湯ノ谷に降りる、まだ谷割れはしていなかったが 途中に小さな滝がありその部分のみ谷割れ。しかし右側から簡単に高巻き出来た。 その後はひたすら大汝に向かって登る、斜度はそれほどでもない(砂防の十二曲がりより緩い) ・大汝へ直登したかったがハイマツがかなり露出していたので七倉側に巻いて登頂 ■大汝峰〜御前峰〜室堂 ・大汝から中宮道分岐までは完全に夏道露出。 ・御前峰へは剣が峰側から登頂、急斜面だが雪のない部分拾いながらなんとか登れた ■室堂〜別当出合(砂防新道) ・十二曲がりはトレースバッチリであったがまだまだ危険。 ・雪はまだ甚之助小屋はスルー出来るくらいはあるが別当覗くらいで終了 装備は足元アイゼン(10本と12本)、手元は私がダブルウィペット 妻には十二曲がりの下降でピッケルを使ってもらった 釈迦新道の水飲場はジャブジャブ出てました 室堂の売店は営業中、ビールも買えた(冷えてなかったが雪で直ぐ冷やせる) 室堂トイレはまだ冬季トイレ、甚之助、中飯場、別当出合のトイレや水場も閉鎖されていたと思う。但し甚之助と別当出合には冬季トイレがある |
写真
感想
GW前半は夫婦でDIY活動、内容はLDの壁紙張替えで12畳ほどの部屋を二日掛りで作業。壁紙代のみ1万円程度で部屋が蘇ったし達成感もある。仕上がりも業者さんには負けるが素人でもそこそこ綺麗に出来るのでおススメ!
後半はもちろん山へ。連日好天予報だったので雪山・テント泊で絞り込んで行先を探したが遠出する馬力無かったので結局白山となった。笈ヶ岳と最後まで迷ったがあまりにも雪がなさそうなので妻を連れていくのはまた次回!
白山はまだ別当出合まで車で入れず市ノ瀬まで。雪も多く残るこの時期は殆どの方がチャリor徒歩で別当まで行って砂防ピストンだろうけど天邪鬼な私がそのコースを選ぶ訳がない、すまん妻m(__)m
で、選んだのは釈迦新道。昨年再開通して久しぶりに歩いたが6月だったのでほぼ夏山。私的には釈迦新道のピークは雪の残った春先だと思っているのでこちらに決定。
当日は10時頃市ノ瀬から出発、ダメとは知りつつも途中でテン泊予定、候補地は既に決めてあった。序盤は山菜トラップに何度も足を止められそうになったがガマン、ガマン…、いやその前に国立公園内にて山菜採り禁止だ。(汗
林道歩きを終え登山道に入ると序盤のブナ林は既に新緑していた、まだ早いだろうと思っていたのでラッキー。妻は「白山じゃないみたい!」と喜んでくれ嬉しかった。妻はまだ砂防と観光新道くらいしか歩いていないので白山の魅力を全然知らない。新緑した釈迦の森は広い白山連峰の中でもベスト3に入るくらいおススメスポットだ。
釈迦岳前峰への登りコースは毎回迷う、途中からソロの男性が追い付いてこられたが初めてらしく先に歩こうとはしなかった。賢い方だ。何度も歩いていると言った手前先頭を歩いたが、何度も間違え小っ恥ずかしい思いしながらなんとか登頂。
もちろん快晴でゼブラな別山と目の前に立ちはだかる鎧壁がダイナミック、ソロの男性はここまでらしくお別れして先へ。釈迦岳はスルーしても良かったが妻に「近いし登る?」と聞いたら「標識はあるの?」と聞かれ「ある」と答えた。
山頂でシラビソの先っぽにある手書きの板を指して「ほら、あるだろ!」と言ったら半ギレしていた(笑)
釈迦岳を下り湯ノ谷乗越側へ出ると再び展望が良くなる、以前からここでテン泊したいと思っていたのでやっと念願がかなった。ビール埋めてからテント張ってその後乾杯!。目の前には御前峰から四塚山までの大展望、快晴で風もなくダウン着たら暑いくらい、しかもビールはキンキンに冷えている。こんな贅沢してよいのだろうか?
翌朝は早いのでそのまま夕食にして日没前に就寝、まだウグイスが鳴いており少々煩かった(笑)
翌日のコースは二択、夏道通り歩いて七倉の辻に出るか湯ノ谷を詰めるか。
安全そうなの前者だけどこの時期の釈迦新道上部は結構ヤバめの雪渓トラバースがあるのでそう簡単ではない。湯の谷は昨日確認して谷割れしていなかったのでこちらをチョイス。以前に歩いている経験が大きかった。
ご来光狙いもあって3時頃出発、暗いので多少迷ったが30分ほどで湯ノ谷まで降りれた。下降地点で谷割れは無かったのであとは詰めるのみ。しかし途中で小さな滝がありこの部分のみ谷割れ、あっちゃー!別の意味で詰んだか?と思ったら即座に妻が右側からの高巻きルートを発見!。昼なら私もすぐ分かったと思うがまだ真っ暗でヘッデンのみ。進むと簡単に巻け妻に感謝。ここは今回一番のポイントだった。
最後の方は斜度もキツくなるがさほどでもない、妻もビビッてなさそうだったし露出した地面で休憩も出来た。ご来光には間に合わなかったが無事大汝山峰登頂。
妻は大汝峰初登頂だったし立派な標識もあったので喜んでくれたはず!、しかし何故かこの日は風強で長居は出来ず記念撮影だけして降りた。
私は真っすぐ御前峰へ向かおうとしたが妻は池を見たいという。この時期は池に色が付くのでそれが見たかったよう。翠ヶ池はまだ雪が多く色がついてなかったが油ヶ池は見事なターコイズブルー。喜んでくれ良かった。
裏側から慎重に登って御前峰登頂、二人で登ったのは何年ぶりだろうか?。妻は一人でも白山に登ったことはあるが室堂までで満足するらしい。登る時期がハイシーズンなので室堂〜御前峰間の人の多さにうんざりするのもあるようだ。なので反対側から登る山頂が新鮮だったよう。その後は室堂まで降りてビールで乾杯!、売店営業していし奥宮前の広場の雪面上にベンチまであった。
御前峰から黒ボコまではツボ足で歩いたが十二曲がりは砂防新道一番の危険個所、しっかりアイゼン履いてピッケルを持ってもらったが途中妻が足を引っかけ滑落。
先に降りていた私が妻の下に入ったがスピードが付いていたら二人とも落ちただろう。しかし妻はちゃんとピッケルを差していて滑落停止体制を取っていたので私が触れる程度で止まった。私自身ちゃんとした講習すら受けたことないし妻にも簡単にしか教えた記憶ないが覚えていたという。妻恐るべし!
結果的には無傷で雪山の恐ろしさを体験出来たので良かった。これは幾ら言っても自分が怖い思いやケガをしないと分からない部分があると思う、実際自分がそうだし。
その後は消化試合、…と書きたいところだがこの日は暑く妻も膝の痛みを訴え何度か休憩交えながら別当へ下山。ここから更に1時間半近く残業歩行、涼しそうに横を抜けていくチャリを見ると悔しいが私達は周回なので歩く以外選択の余地なし。
妻は「散々良い思いをしたのでこれくらいの苦行は無いと」と仏様のようなことを言っておられたが、私はここを歩くのが嫌いだ。しかし今後も何度も歩くとは思うが。
1泊2日の白山周回はなんとか無事終了、私達にはかなりの難コースであったが天気の助けもあって計画通り歩くことが出来た。妻は夏時期に北アルプス縦走したくらい喜んでくれ本当に良かった。私はもう麻痺していて白山の良さが分からなくなってきているが改めて良い山なんだなと思った。まだまだ連れて行きたいコースは沢山ある!
kabuちゃんの奥さんにお逢いしたかったわ。
国立公園、とっていいのは写真だけよね。
チブリの森に出没されてたのでシャカの森にも行くだろうとは思ってました。
私もハニーちゃんとランちゃんに会いたかったです、残念!
当たり前じゃ無いですか!
・・・今回は時間無かったので本当に採ってません(^。^)
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