余市岳
- GPS
- 04:24
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 416m
- 下り
- 410m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし、登山ポストはスキー場山頂ゴンドラ駅舎内にあります。 |
その他周辺情報 | キロロリゾート内と朝里川温泉で日帰り入浴できます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
登ってみたい山はまだまだたくさんあります、しかしそんな山は距離が長かったり少し険しかったりで、できれば体調万全の時に楽しみたいものです。
今週は、先月痛めた膝の調子がイマイチなので、低山で楽しもうと思うのですが、だんだんネタが少なくなってきました。
そこで目に留まったのが余市岳でした。札幌圏で一番標高が高く日本三百名山ですが、18日から夏の営業を開始したキロロゴンドラを活用すれば、初心者でもアプローチしやすくなります。
ガイドブックによると、このゴンドラコースのコースタイムは登りで1時間40分から50分、下りで1時間20分から30分と大変お手軽です。
夏は初めてですが、これまで5回山スキーで登っておりそのうち2回は今年の春スキーなのでイメージはバッチリのはずでした…
キロロスキー場のゴンドラに乗車し、山頂駅を出ると一気に標高1,185m地点です。そこから、飛行場と呼ばれる平坦なルート3kmを1時間ほど歩く(ほとんど登らない)と、ようやく登山開始となる北東コルに到着します。
そこから登り始めて標高差250m程度の1km チョイを頑張れば、1時間弱で山頂に到着です。と書いてしまえばとても簡単そうですが…
ゴンドラ山頂駅の裏手の登山口からスタートしたのが、11時05分という相変わらずの遅い出発です。コースタイム通りに歩くことができると、上でゆっくり昼食をとり、どんなに遅くなっても15時30分頃には下山し、16時の最終ゴンドラには余裕で間に合いそうです。
出発時、風はほとんどないものの空は雲に覆われていて、夏山としては暑くも寒くもなく、日差しを遮るもののないコースを歩くには理想的な状況です。
登山道は、背丈以上の深い笹原の中を進むので、しばらくはほとんど景色を見渡すことができません。
登山道の状況としては、広めに笹狩りをしていただいてありがたかったのですが、その刈り取られた大量の笹竹が、雨裂や大小の岩が点在する登山道を覆いつくし、足が沈み込むような深さの所も多々ありました。
横たわる笹竹に足を取られたり滑らせたり、または足を挫かないようにと、足元への集中を切らさないことが求められます。
そして、実際に転倒を防ぐバランスの回復動作を何度もしながら歩かなくてはならず、それに加えて沈み込む柔らかさには砂の上を歩くような疲労感が蓄積されます。
そんな手こずる状況が、赤井川コースとの分岐点である見晴台までの2.5km程も続くものですから、スタートから修業的な様相を帯びてきます。
赤井川コース分岐から定山渓コース分岐がある北東コルまでは普通の登山道で、「ホッ!」としたのもつかの間、そこを通過すると今度は1kmほどの急登が続きます。
足元は木の根を連続して跨ぐような箇所や、浮石を含む岩石の道、そしてハイマツのトンネルで頭上にも注意を払わなければならないポイントなど、ロープ場こそないものの盛り沢山の急登でした。
山頂からの景色は、北西斜面から吹き上がってくる雲の影響で、スキー場側の景色は見えませんでした。しかし、反対側の周辺の山々は雲がかかった無意根山の山頂部を除いて、大体見渡すことができました。
下りの笹竹に覆われた登山道では、「バテた!」と言ってしゃがみ込んでいる人が何人かいました。私たちも、疲労で足がしっかり上がらないので何度も転倒しそうになりました。
特に、切り倒されて横たわっている笹竹の上に靴が乗ると、とても滑りその度に痛めている膝が悲鳴を上げていました。
余市岳にいる間は、妻の魔力のおかげで一度も雲にまかれることなく、また、スタートからゴールまで虫にまとわりつかれることもなく快適に過ごすことができました。不調なりにも、登山を十分に楽しむことができました。
山旅ロガーのデーターによると、標高1,488m、累積標高416m、山頂までの4.4kmを1時間50分、全行程8.8kmを4時間10分の行動時間でした。スライドした方は、40人程度でした。
最後にこれまで登った冬や春の山スキーのイメージは、あまり参考になりませんでした。積雪期の時のほうが、吹き溜まった雪の影響で直登に近い登り方ができるので、急斜面は夏より緩やかにそして短く感じます。ゴンドラ駅から山頂まで1時間30分で登り、下山はあっという間です。夏の方が厳しく感じました。
※興味のある方は、雪の余市岳もご覧下さい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-625018.html
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