空木〜宝剣(木曽駒カット) 縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 3,172m
- 下り
- 1,827m
コースタイム
2日目 2:30起床-3:30空木避難小屋-4:22空木岳-5:20木曽殿山荘-5:50東川岳-6:20 2703mピーク-7:10熊沢岳-8:20檜尾岳-9:25濁沢大峰-10:30極楽平-11:30宝剣岳-11:40宝剣山荘-(下山路間違い)12:50宝剣山荘-14:00千畳敷
天候 | 1日目:曇・晴・ガス・雨・曇 2日目:曇時々晴れ間・ガス・雨・曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
ファイル |
非公開
6807.xls
計画書
(更新時刻:2013/07/20 13:55) |
写真
感想
魅惑の稜線歩き 〜空木岳から宝剣岳への縦走路〜
1・中央アルプスに行く機会があまりない。
2・縦走路として理想的な長さ。
3・期待できる稜線。
池山林道から空木平避難小屋までは、普通の林道歩きだが、
空木岳から宝剣岳(宝剣山荘)までが
標高2500mから3000mのアップダウンが続くCT9時間の稜線歩き。
森林限界を超えている、適度なエスケープルートがない、宝剣山荘まで雷にあったら逃げ込む場所がない。
などの理由から、早出早着・軽量化・スピード重視の山行計画にした。
☆1日目:避難小屋泊(お化けがでることで有名な空木平避難小屋)☆
中央アルプスは余りテン場がない。
一部林道をカットすれば行程時間が短くなり、早寝・早起き、軽量化でき、山頂尾根道の巨石で遊べる。
避難小屋は18人位が余裕で寝れる三角兵舎のような手入れの行き届いた小屋。
早めに着かないと混雑するか、入れなくなるので、1時間かけて山頂付近の小屋泊まりになる可能性有り※緊急避難の人以外は
避難小屋前に広場があり、4テン4張りほどのスペースはあるが、幕営禁止のため、緊急時以外はNG
熊の出没情報あり(いつの情報かは不明)
<ルート上の水場>
池山林道終点から30分程度の分岐<旧池山小屋水場>往路5分 小川
池山小屋水場 ルート上にあり。水量豊富。
避難小屋付近
水場は5分下るか、登れば小川の水が汲める。
※要煮沸・お盆以降は余り期待できないので、要確認
☆2日目:魅惑の稜線歩き&メインディッシュの宝剣岳☆
<水場>
檜尾避難小屋付近、稜線から尾根を下り往復1時間程度
※確認していないので水量不明
<感想>
避難小屋から空木岳ピークまで、CT45分だが、ダイブ辛い。
稜線歩きと日の出がマッチするよう3:30出発
雲が多く日の出は見られなかったが、幻想的な美しさ。
山々がうっすらと青見がかり、木曽御岳は頭上が隠れてテーブルマウンテンの様。
前日にピークは堪能していたので、先を急ぐ。
急峻ではないが適度な岩場とハイマツ帯、大きな岩場のトラバース、
標高2500超えでのアップダウンは、かなり呼吸がしづらく、
苦しく感じる時もあった。
時折、檜尾避難小屋泊のパーティとすれ違う
来た道・行く道を仰ぐ。文才がないので感想がかけない…。
何度も歩いた稜線の中でも感じたことがなかった、こみあげるものがあった。
ほとんど無風、時折太陽が顔を除かせると少し暖かく感じる。
岩場のトラバースは西側に面している為、歩いていても暑さを感じない。
ほとんどすべてのピークからピークまで所要1時間程度
極楽平で少し大めに休憩をとり、宝剣岳へ
逆側からきたトレランの人に様子を聞くと、
「今はダイブ混雑が減ってるので、山頂直下で30分もまたないで登れるとおもいますよ」との事
??混雑?渋滞? まったくの想定外…。
宝剣岳を南から北へ抜けるのに1時間を想定していたが、北側から登って頂上だけで下りる人が多かったので、
実際の渋滞は10分程度
冬はとても難しい、遭難多発地帯だし、一応破線ルートになっているし、
最近ではメット推奨箇所に指定されているけど…。
普通に木曽駒PHのハイキング仕様の人が多くびっくりした。
特に難しいとこはなく、ホールド豊富だけども、
あんなに混んでたら、なにか事故が起きてもおかしくはないかも…。
一応キレテル箇所がいくつかあったので、落ちたら死にます。
宝剣山荘に予定より2時間ちょっと早く着き、完全に終了モードになったため、
アリエナイ、下山路をおしゃべりに夢中で間違えた。
30分ほど下り、様子がおかしいことに気がついて登り返すが1時間のロス…。
よく、下山中にここまできたらもう安心と思うと一気に気が抜けることがよくあるけど、
ちゃんと下山するまでは気を抜いてはいけないと、戒めになった。
<木曽駒情報>
菅の台バスセンター(バス)しらび平(ロープウェイ)千畳敷
混雑予想される時で、登りも下りも「4時間まち」
この日は「2時間半まち」だったのでまだマシ。
千畳敷から宝剣山荘までの登山路 登りも下りも大混雑
14時過ぎでも登ってくる人がいた。
宝剣山荘〜宝剣岳ピーク 午前中30分まち位。渋滞確実。
<自分メモ>
2500m以上のルートを歩く時は、いつも以上にスピードに気をつける。
標高が高いと体があったまるまで時間がかかる。忘れない。
水分も行動食ももっと意識的に取るよう心がける。少ない。
高山病か?不明だが一気に高度が上がる箇所での頭痛や吐き気はイブを飲んでゆっくり歩けば解消できる。
<キナさん>
会に入ってから最も多く一緒に山に登っているけど、二人でいったのは初めて。
最近は1ヶ月位、一緒にいく機会がなかった為、お互いに行った山の話をするのが新鮮で楽しかった。
抜群の安定感があり、なにより後ろを気にせず、自分のペースで思い切り歩いても
心配することがなにもないので、安心して歩くことが出来た。
時折地図をみながら歩いていたけど、
事前にピークやコル、ルート上から見えるであろう尾根を確認して地形図に書き込んできていた。
その確認だったと気づいたのは2日目になってから。
見習わないと。
また、高山植物に目覚めたらしく、所々の花の名前をいいながら、歩く。
今まで全く興味がわかなかったけれど、キナさんに感化されひとつ高山植物の名前を覚えた。
「小梅恵草(コバイケイソウ)」
たくさん咲き乱れていたので、山行中ずっと「ヒヤシンス」といっていた花。
また、ひとつ楽しみが増えた。
ありがとう。
ロングルートを無事に踏破できたのは、
天候にとても恵まれたことはもちろん、
ぴこやまくんの、完璧な計画準備と、
現地での、慎重な状況判断のおかげです。
一日ずれて、同じルートに入山していた、
韓国人パーティの遭難ニュースを目にし、
ぴこやまくんへの、感謝と敬意を、
ひしひしと、強く、あらためて感じているとこです。
(でも、あんまり後ろを振り返ってくれないから、
置いてかれそうで、ちょっと寂しかったぞ。
今回は記録係に任命されたから、
撮影に専念して、気を紛らわせたけど、
たまには、後ろのキナコをかまっておくれ〜〜)
今回とくに、ぴこやまくんは、荷物の軽量化を促してくれてたので、
2日間、普段よりずっと、足取り軽めで行動できたし、
荷物の軽さを味わってしまったので、
今後も軽量化には、常に挑んでいきたいです。
今回は避難小屋泊まりだったので、
シュラフをカットしましたが、それが一番効果が出たかも。
今後のテント泊でも、シュラフを持って行くか、行かないか、
しばらく悩みそうです。
あと、大嫌いな林道歩きを、
行きも帰りも、歩かずに済む行程にしてくれたのも、
さすが、ぴこさん。
わたしのこと、よく分かってらっしゃる!!
それと、今まで、登り返しが本当にイヤだったけど、
今回のアップダウン頻出ルートは、いつもとチガッタ!
ピークを踏むごとに得られる、達成感。
歩いてきた稜線が、後ろにどんどん長く連なっていくのが、
この目で見えることで感じられる、充足感。
ゴールまでは、まだまだ距離があるけど、
それを励みに、次のピークまでは頑張れる。
そして、その集大成として、縦走路が完登できるって、
前にどこかで聞いた話を、頭に浮かべることで、
歩き続けられたような気がします。
ただし、最後のルートまちがいを除いてですが。。。
宝剣岳までは、地形図とエアリアを、
ずぅーっと、目で追うようにしていたというのに。。。
最後の最後に、気が抜けて、すっかり怠ってしまいました。
わたしってば、バカバカバカぁ〜!!
宝剣山荘までの、もと来た道を登り直したとき、
身体には、まだまだチカラが残ってるはずなのに、
気持ちにエンジン掛け直すことができなくって、
ひじょうに、辛かった。。。
泣きそうになった。。。
道間違いは、恐ろしいです。
とても教訓にナリマシタ。
テン泊装備で、これくらいの行程を歩けるかが、
今後は課題なのだけども、
今回、気持ち良い〜縦走を経験できたことで、
また少し自信になりました。
ぴこさん、どうもありがとう!
次もよろしくおねがいします!!
池山小屋で汲んだ水の重さのせいにして、
チンタラ登っていた3人組の1人です
何か、そう人もいない山にお洒落なお姉さんが、
しかも速いなあ〜と思ってました
matoyanさんと同じ山岳会の方だったんですね
道理で・・・でも軽量化とか取り組まれてるんですね
始めまして。八百屋みたいなほうです。
水4.5Lを含む10キロ弱で歩いてました。
シュラフ・テントなしでザックが1キロ以下のものだったので…。
軽量化という名目の楽をしすぎてるので、
冬に向けてボッカしないとです…。
またどこかの山でお会いしたらよろしくご指導ください!!
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