白山でアイゼンとピッケルの基本訓練
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,445m
- 下り
- 1,442m
コースタイム
6:05 大倉山避難小屋 6:25
8:15 賽の河原水場 8:25
8:35 室堂
9:25 御前峰 9:45
10:00 雪上訓練 11:00
12:10 大倉山避難小屋 12:45
14:20 大白川登山口
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
一年半前の雪の武奈ケ岳で知り合った「てでぃ」さん。
雪山での基本を教えてもらおうとその時にお願いし、今日ようやく叶った。
しかし、やっと約束できた日は皮肉にも、その日から梅雨空になる予報。
前日までは夏日のような快晴の連続なのに・・・。
用意周到で休みを取り、人と約束をすると雨が降る。
相変わらずの雨男。。。。
まあ、目的は雪上訓練、山頂にはこだわらない。
前夜に大白川登山口に到着、1年半振りの再会で軽く宴会し車中泊。
午後には確実に降ってくるだろうと予想し、3時半に出発した。
空はまだ星が出てる。
暗闇を登り始めて1時間弱、西の空がオレンジ色に。
キレイな朝焼けだったが、太陽はわずかに顔を出しただけだった。
やっぱり今日は天気は下り坂・・・。
大倉山手前で白山が現れた。
まだ雲がかかっていない。
この後は雲に覆われると思い、白山の写真を取りまくる。
避難小屋で軽く休憩。
小屋から先は残雪の尾根を登る。
途中、予想外で青空と太陽が。
一気に暑くなり、汗が出てきた。
雨がまだ大丈夫そうなので、雪上訓練を後にし山頂を目指すことに。
カンクラ雪渓が見えた。
この辺りで室堂泊の下山者と何組かすれ違う。
賽の河原付近の雪解け水を飲み休憩。
一ヶ月前に石徹白から縦走した三の峰と別山が良く見える。
室堂を通過し最後の登り。
いよいよ別山に雲がかかってきた。
御前峰に到着、天気は曇り。
まさか山頂まで天気がもつとは思っていなかったので嬉しい。
ひと通り景色を眺め、写真を撮り雪上訓練場所へ下る。
高天ケ原からの雪渓で訓練開始。
まずは基本のピッケルの正しい持ち方。
次は平地での滑落停止への反転動作。
反転しながら素早くピックを雪面に突き刺す。
これを何度も繰り返す。
次に雪渓を下りながら、アイゼン歩行の基本。
習ってみていかに自分が適当に歩いていたかに気付く。
そして斜面での滑落停止の練習。
滑りながら反転、ピックを突き刺し、停止。
悪いところを指摘してもらいながら、何度も繰り返す。
最後に雪壁での訓練。
雪渓の切れ目にちょうどいい角度の安全な雪壁。
トラバース、登り、下りでのピッケルの使い方。
まずはてでぃさんに見本をお願いする。
マネをしてチャレンジ。
こんな急角度をこれまで歩いたことがない。
ピッケルを確実に雪面に打ち込み、アイゼンを雪壁に蹴り込む。
何度も練習中していると、足元が崩れ滑り出した。
・・・が強くピックを突き刺し停止することができた。
落ちても安全な雪壁だったけど、滑り出すとやっぱり焦った・・・。
その後も何度も練習し、そしてデジカメの動画に撮ってもらう。
なかなか器用で筋がいいと褒められた。
雨にも降られず、たっぷり訓練できたので下山する。
避難小屋で遅い昼食を取り、新緑のブナ林の中を下る。
途中、パラパラときてた雨が、下山完了と同時に本格的に。
二人が下山するのを待っていてくれたかの様なタイミングで、雨が降り出してきた。
本来の目的の雪上訓練ができ、白山も満喫。
ピッケルの有効な使い方と、必要性を実感することができた。
また、練習して来季の安全な雪山山行に生かしたい。
てでぃさんありがとうございました。
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