鴨坂から五台山周回
- GPS
- 02:08
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 443m
- 下り
- 442m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備された登山道 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
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感想
ここ3週間にわたって花の山旅となったが、先週のサンインシロカネソウで一段落した感がある。しばらく先送りにしていた『ふるさと兵庫100山』にここらで立ち返ろうと、当初は県内で自宅から一番遠くに位置し、且つ難物との評判のある久斗山を考えていた。しかし、昨夜はよく眠れず、耳の調子も悪いので、遠距離ドライブが心配になった。『ふるさと』のうち、丹波の二座が未踏なので、但馬よりはるかに近いこちらに変更した。
まずは五台山だ。この山、我々が持っている『分県登山ガイド 兵庫県の山』に掲載されていたが、行程が中途半端なために放置ていると、新版からは削除されて、ヤマレコの『分県』リストから消え、結果、このリストは五台山なしで完登ということになった。そのため射程範囲からますます遠のいたと思ったら、『ふるさと』で再び浮上してきたのだった。そこで、同じく中途半端感から後回しになっていた鋸山と抱き合わせにして登ろうというのが今回のプランだ。
五台山の鴨坂登山口には、弘法大師が杖を突いたら湧き出したという狸穴霊水が、立派な大師石像の下から流れ出ている。その前の広場に駐車する。頭上には藤原岳で見たばかりのコバノセンナが黄色い花を咲かせており、どうやら近畿一帯にこの外来樹が広がりつつある気配だ。ヤマビル状況は不明だが、念のためヒル下がりのジョニーを足元に噴霧してスタートする(結局その姿を見ず)。
駐車場から獣除けゲートを抜けて少し林道を進むと山道となり、楽な登りであっという間に鴨内峠にでる。ここから右へは、雪の季節に登った隣の親不知への道が分かれている。我々は左に五台山を目指す。稜線に乗るとそれまでの植林から雑木の混交林に代わり、おかげで五月の陽光を浴びた瑞々しい緑の木々を楽しめる。山頂近しというところに何と簡易トイレが設置されているが、中がどうなっているかは確認せず。ここからわずかに登ると視界が大きく開け、二等三角点のある山頂に飛び出した。雲一つない青空のもと、田植えのさなかの丹波の集落を一望する。爽快だ。透き通るような5月の涼風が、力を増した太陽の照り付けを中和して、清々しい。
いっぷくしたら、小野寺山方向にくだり始める。植林帯の暗い鞍部にでると、”狸穴霊水源泉へ400m下”との道標が立っている。それに従って曖昧な踏み跡を谷筋に沿って下る。
水流のない浅い谷を下っていくと、水の音がし始める。と、狸穴霊水この下、との道標を見る。ここから先、下山方向には立派な道がついている。道標に従って水線に降りると、狸穴霊水と彫り込まれた古い石組みがあり、その下の石の間から水が流れ出ていた。伏流水だ。これが本物の狸穴霊泉のようだ。登山口にしつらえられたのは、下流から引き込んだイミテーションということになる。
霊泉から下は、間伐木でしっかり土留をした山道が下の林道まで続いていた。駐車地に戻ると、我々以外の車はなく、山中でも誰と会うことのない静かな山行を終えた。5月最後の週末、快晴に恵まれて皆さん、有名どころの山に登っておられるのだろうか。この五台山、マツタケ山のため秋の3か月間は入山できない。冬場は雪というほどの雪はないし、夏場は暑くて到底耐えられない。もったいない気もするが、今日、こうして登ったのは正解と思うことにする我々であった。さてお次は鋸山。3通りのルートをヤマレコに仕込んでおいたのだが、山行時間と現在地から登山口までの時間の和が最も短いものを、ということで、佐中ダムからのコースを選び、カーナビを設定し、出発だ。
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