扇沢駅。4:45
二つ玉の高気圧の間、つまり長野県あたりを、雨雲がバンバン通り過ぎていったという前の日。この日も天気は変わりやすいという。上の方はどうなってるのか。ドキドキ不安。
0
7/20 4:38
扇沢駅。4:45
二つ玉の高気圧の間、つまり長野県あたりを、雨雲がバンバン通り過ぎていったという前の日。この日も天気は変わりやすいという。上の方はどうなってるのか。ドキドキ不安。
雲は、ある。けれど、上々な天気なのでは。早めの出立に賭ける。午前中が勝負の日帰りピストン開始!
0
7/20 5:14
雲は、ある。けれど、上々な天気なのでは。早めの出立に賭ける。午前中が勝負の日帰りピストン開始!
ちょうど一年前、同じ道を辿って針ノ木岳を日帰りした。覚えてる。思い出す。ガレた石を踏みしめ、最初の残雪を横目にして。
0
7/20 5:28
ちょうど一年前、同じ道を辿って針ノ木岳を日帰りした。覚えてる。思い出す。ガレた石を踏みしめ、最初の残雪を横目にして。
ここまでの一週間、平均睡眠時間3時間半でやりくりしてた。車中泊で眠れるかと思ったら、あれこれ思い悩んで2時間しか眠れなかった。天気予報も半信半疑。でも、とにかく足を動かした。
0
7/20 5:39
ここまでの一週間、平均睡眠時間3時間半でやりくりしてた。車中泊で眠れるかと思ったら、あれこれ思い悩んで2時間しか眠れなかった。天気予報も半信半疑。でも、とにかく足を動かした。
樹林帯で空を見上げて。
今年も、好天で微笑んでくれる、のかな??
0
7/20 5:38
樹林帯で空を見上げて。
今年も、好天で微笑んでくれる、のかな??
最初の小雪渓を渡渉する。落とし穴をかわす。しぜんと、楽しくなってきた。
0
7/20 5:42
最初の小雪渓を渡渉する。落とし穴をかわす。しぜんと、楽しくなってきた。
大沢小屋。これは一年前に劣らないぐらいの好天なのではないか! 行ける! 休憩を入れず、先へ進む。
0
7/20 5:47
大沢小屋。これは一年前に劣らないぐらいの好天なのではないか! 行ける! 休憩を入れず、先へ進む。
樹林帯が終わる。
今年も、鯉のぼりが知らせる。
そして、針ノ木大雪渓がはじまる。
0
7/20 6:07
樹林帯が終わる。
今年も、鯉のぼりが知らせる。
そして、針ノ木大雪渓がはじまる。
夏山のスノーフィールド。
終点の針ノ木峠は、右にカーブして登った先。まだまだ見えない。
装備を整えて、進む。
1
7/20 6:09
夏山のスノーフィールド。
終点の針ノ木峠は、右にカーブして登った先。まだまだ見えない。
装備を整えて、進む。
トレランシューズにノーアイゼンのお兄さんと、しばし会話しながら高度を上げていく。私と同じく、蓮華岳のコマクサだけをめざしての日帰りピストン。速すぎるのでお先に行ってもらった。
0
7/20 6:21
トレランシューズにノーアイゼンのお兄さんと、しばし会話しながら高度を上げていく。私と同じく、蓮華岳のコマクサだけをめざしての日帰りピストン。速すぎるのでお先に行ってもらった。
あいかわらず落石ゴロゴロ。
雪渓の上を涼風が吹き降ろすけど、それでも暑い。アームカバーをずり下げた。
0
7/20 6:33
あいかわらず落石ゴロゴロ。
雪渓の上を涼風が吹き降ろすけど、それでも暑い。アームカバーをずり下げた。
今年も、鯉のぼりに導かれて。
各所、よく整備してくださっていて、頭がさがる思い。
0
7/20 6:45
今年も、鯉のぼりに導かれて。
各所、よく整備してくださっていて、頭がさがる思い。
夏山、を実感してきた。
青と白。暑い陽ざしと冷たい風。自分の好きな針ノ木の自然を、思い出してきた。心が晴れる!
1
7/20 6:46
夏山、を実感してきた。
青と白。暑い陽ざしと冷たい風。自分の好きな針ノ木の自然を、思い出してきた。心が晴れる!
雲が覆って、暗くなったり。
雲が流れて、明るくなったり。
雪渓エリアも、あともう少し。
0
7/20 6:46
雲が覆って、暗くなったり。
雲が流れて、明るくなったり。
雪渓エリアも、あともう少し。
今年はピンクっぽい鯉のぼりが流行中のようです。
0
7/20 6:49
今年はピンクっぽい鯉のぼりが流行中のようです。
急カーブして。
0
7/20 7:01
急カーブして。
ああ、山にいるなって。
0
7/20 7:09
ああ、山にいるなって。
稜線が近づいてきて、コイワカガミがお出迎え。気分上昇。
0
7/20 7:33
稜線が近づいてきて、コイワカガミがお出迎え。気分上昇。
雪渓のゴール地点が見えた。青空、どうか待っていてほしい。
0
7/20 7:27
雪渓のゴール地点が見えた。青空、どうか待っていてほしい。
着いた。今年も来られた。
マイベスト峠の針ノ木峠。三大雪渓のひとつを登りつめた。
2
7/20 7:47
着いた。今年も来られた。
マイベスト峠の針ノ木峠。三大雪渓のひとつを登りつめた。
来た道をふり返って。
雲がうごめいてる。けれど、爺ヶ岳方面の山々がばっちり見渡せる。
0
7/20 7:43
来た道をふり返って。
雲がうごめいてる。けれど、爺ヶ岳方面の山々がばっちり見渡せる。
針ノ木小屋の向こうには、絶景。
ずっと天候が不安だと思ってた。でも、予感は間違っていた。これは、そうそうない晴れ空じゃないか!
0
7/20 8:02
針ノ木小屋の向こうには、絶景。
ずっと天候が不安だと思ってた。でも、予感は間違っていた。これは、そうそうない晴れ空じゃないか!
歩きだしてよかった。来てよかった。
0
7/20 7:52
歩きだしてよかった。来てよかった。
慌しい日々をしばらく過ごしてきたけど、今は北アルプスの山中にいるんだな・・・
0
7/20 7:53
慌しい日々をしばらく過ごしてきたけど、今は北アルプスの山中にいるんだな・・・
私のお気に入り、針ノ木岳。一年ぶり。
残念ながら今回は登るいとまがないのだけれど、じっくりとその姿を見続けていた。
2
7/20 8:09
私のお気に入り、針ノ木岳。一年ぶり。
残念ながら今回は登るいとまがないのだけれど、じっくりとその姿を見続けていた。
遠く、南には富士山の影。
天気は、まだまだ保つはず。目的の蓮華岳をめざして、稜線上を歩きはじめる。
0
7/20 7:51
遠く、南には富士山の影。
天気は、まだまだ保つはず。目的の蓮華岳をめざして、稜線上を歩きはじめる。
ハイマツ。そしてシャクナゲ。
花の別天地は、もう始まっている!
0
ハイマツ。そしてシャクナゲ。
花の別天地は、もう始まっている!
まぶしい陽光。行くよ、蓮華岳。
2
まぶしい陽光。行くよ、蓮華岳。
ペースががくっと落ちた。花のせいだ。
大沢小屋→峠の雪渓エリアは、CT3:30のところを1:30ぐらいで登ってきたのに。足が止まる、止まる。
0
ペースががくっと落ちた。花のせいだ。
大沢小屋→峠の雪渓エリアは、CT3:30のところを1:30ぐらいで登ってきたのに。足が止まる、止まる。
他のヤマノボラーさんたちみたいに、私には夏山縦走するような機会は無い。でも、ささやかなゴールをめざして、自分なりの小さな冒険をしている。
0
他のヤマノボラーさんたちみたいに、私には夏山縦走するような機会は無い。でも、ささやかなゴールをめざして、自分なりの小さな冒険をしている。
・・・。
・・・あ、コマクサの花。
1
・・・。
・・・あ、コマクサの花。
白馬岳で一株見たきりだった高山植物の女王。
いや、もちろん知ってはいたけど、ほんとに咲いてるんだ。
こんなにたくさん。
いや、情報としてはもちろん知ってはいたけど。
1
白馬岳で一株見たきりだった高山植物の女王。
いや、もちろん知ってはいたけど、ほんとに咲いてるんだ。
こんなにたくさん。
いや、情報としてはもちろん知ってはいたけど。
コマクサって、こんなにもたわわに咲くことの出来る花だったのか。知らなかった。イメージが更新されていく。
2
コマクサって、こんなにもたわわに咲くことの出来る花だったのか。知らなかった。イメージが更新されていく。
こんなに、咲くことのできる花だったんだ。
もっと稀少で、フラジャイルで、ひっそり孤独っぽく咲くものだと思いこんでいた。
0
こんなに、咲くことのできる花だったんだ。
もっと稀少で、フラジャイルで、ひっそり孤独っぽく咲くものだと思いこんでいた。
夏のチングルマ。
1
夏のチングルマ。
ここは、花の山だ!
1
ここは、花の山だ!
登山道から外れたら、いつの間にか踏みつけてしまいそう。それぐらいに偏在して咲くコマクサ。
0
登山道から外れたら、いつの間にか踏みつけてしまいそう。それぐらいに偏在して咲くコマクサ。
夏空。満開。
0
夏空。満開。
山頂までゆるやかな登り。
おだやかで優しげな蓮華岳。
1
山頂までゆるやかな登り。
おだやかで優しげな蓮華岳。
一眼レフなんて高機能なものは持っていない。だから目で見てる。それから、撮れるもので撮れるだけ撮ってる。
1
一眼レフなんて高機能なものは持っていない。だから目で見てる。それから、撮れるもので撮れるだけ撮ってる。
わざわざ花を見に行く、という人の行為。
0
わざわざ花を見に行く、という人の行為。
桃色の点描が、すべてコマクサ。
0
桃色の点描が、すべてコマクサ。
いや、コマクサだけではないな・・・
0
いや、コマクサだけではないな・・・
登頂直前、いちど背後をふり返る。
針ノ木岳。対峙してる。
1
登頂直前、いちど背後をふり返る。
針ノ木岳。対峙してる。
山頂直下。
もはやコマクサの大群落。
願いがかなって、見たかった景色を手に入れた。
0
山頂直下。
もはやコマクサの大群落。
願いがかなって、見たかった景色を手に入れた。
祠が。
登りきったのか。
0
祠が。
登りきったのか。
蓮華岳・山頂。
コマクサの花と北アルプスの絶景。
こんな場所ははじめてだ。
1
蓮華岳・山頂。
コマクサの花と北アルプスの絶景。
こんな場所ははじめてだ。
蓮華の大下り方面は、雲がブワーっと。
長めの休憩に入ったけど、最初の方は山頂ひとり占めだった。
0
蓮華の大下り方面は、雲がブワーっと。
長めの休憩に入ったけど、最初の方は山頂ひとり占めだった。
しばし、放心状態みたいな。
0
しばし、放心状態みたいな。
雲の動きを、意味もなく追う。
今日、来てよかった。今日、来るべきだった。
0
雲の動きを、意味もなく追う。
今日、来てよかった。今日、来るべきだった。
雲が、すごい。
やはり午前中に賭けて正解だったのかもしれない。
うん、こんなところだろうか。下山開始!
0
雲が、すごい。
やはり午前中に賭けて正解だったのかもしれない。
うん、こんなところだろうか。下山開始!
サクサク下りる。
つもりが、さっそく足が止まる。花のせい。
1
サクサク下りる。
つもりが、さっそく足が止まる。花のせい。
ぷちぷち咲いてる。
0
ぷちぷち咲いてる。
ぷっちぷち。
1
ぷっちぷち。
コイワカガミには親しみを感じる。高山植物のたいせつな定番。
1
コイワカガミには親しみを感じる。高山植物のたいせつな定番。
この時期の蓮華岳、ほんとに素晴らしい花の名山だな!
0
この時期の蓮華岳、ほんとに素晴らしい花の名山だな!
針ノ木峠まで下降していくと、雪渓側が雲の中。なんという絶妙なタイミングだ。ぎりぎり間に合ったんだ。
1
針ノ木峠まで下降していくと、雪渓側が雲の中。なんという絶妙なタイミングだ。ぎりぎり間に合ったんだ。
雲が雪渓に入り込んでる。
思えば、一年前も同じ天気の動き方だった。
・・・よし、帰ろう!
0
雲が雪渓に入り込んでる。
思えば、一年前も同じ天気の動き方だった。
・・・よし、帰ろう!
この季節、この雪渓も二回目。
だいたいの状況はつかんだ。どんどん下りられる。
0
この季節、この雪渓も二回目。
だいたいの状況はつかんだ。どんどん下りられる。
霧の世界。
0
霧の世界。
雪渓の切れ目。
冷たそうな水が勢いよく流れ出す。
0
雪渓の切れ目。
冷たそうな水が勢いよく流れ出す。
で、流れ込んでいく。
0
で、流れ込んでいく。
落とし穴にはまると、ドボンか。
暗くて、凍え死にそう。
0
落とし穴にはまると、ドボンか。
暗くて、凍え死にそう。
防水トレランシューズ+チェーンアイゼンだった。
足元装備は、各々の志向と、状況次第かと。
0
防水トレランシューズ+チェーンアイゼンだった。
足元装備は、各々の志向と、状況次第かと。
真夏のホワイトアウト、と言ったら大げさだけど、視界の悪くなるときもあった。
0
真夏のホワイトアウト、と言ったら大げさだけど、視界の悪くなるときもあった。
登山歴35年だという人とおしゃべりしながら、歩きやすい踏み場を見て取って行く。
0
登山歴35年だという人とおしゃべりしながら、歩きやすい踏み場を見て取って行く。
そして、また独りに。
雪渓もあと少し。この登山の核心部も、もう終わろうとしている。
0
そして、また独りに。
雪渓もあと少し。この登山の核心部も、もう終わろうとしている。
雪渓、終了。あとは見知った道を歩くばかり。
ほんとうに蓮華岳の来てよかった。
ありがとう、鯉のぼり! また会おう!
0
雪渓、終了。あとは見知った道を歩くばかり。
ほんとうに蓮華岳の来てよかった。
ありがとう、鯉のぼり! また会おう!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する