1日目。
早朝の河童橋。紅葉のシーズンのためか、平日にもかかわらずそこそこの人出だった。目指す穂高の稜線は雲に覆われていた。
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10/12 6:19
1日目。
早朝の河童橋。紅葉のシーズンのためか、平日にもかかわらずそこそこの人出だった。目指す穂高の稜線は雲に覆われていた。
しかし上空には青空が覗いており、雲の動きも速く、そのうち晴れてくる気配がした。
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10/12 6:22
しかし上空には青空が覗いており、雲の動きも速く、そのうち晴れてくる気配がした。
梓川右岸の道を行く。左岸の道とは違って人影は殆ど見られなかった。
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10/12 6:28
梓川右岸の道を行く。左岸の道とは違って人影は殆ど見られなかった。
河童橋から15分ほど歩いて岳沢登山道との分岐に着く。このまままっすぐ続くのは明神池方面への道。
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10/12 6:35
河童橋から15分ほど歩いて岳沢登山道との分岐に着く。このまままっすぐ続くのは明神池方面への道。
付近には幾つかの小さな沢が流れている。早朝で人もいなくてなかなか雰囲気が良いところだった。
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10/12 6:36
付近には幾つかの小さな沢が流れている。早朝で人もいなくてなかなか雰囲気が良いところだった。
付近のベンチで定番の朝食をとってからいよいよ登山道に入って行く。果たして計画通りに行くのか不安感は消え去らない。
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10/12 6:49
付近のベンチで定番の朝食をとってからいよいよ登山道に入って行く。果たして計画通りに行くのか不安感は消え去らない。
ひっそりとした針葉樹林の中の道を行く。38年前に登ったときの記憶は全くない。
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10/12 7:04
ひっそりとした針葉樹林の中の道を行く。38年前に登ったときの記憶は全くない。
30分ほど登って行くと樹林の間から稜線の雲が切れて行く様子が見えた。青空の色からして今日は絶好の天気になると思われた。
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10/12 7:23
30分ほど登って行くと樹林の間から稜線の雲が切れて行く様子が見えた。青空の色からして今日は絶好の天気になると思われた。
登山口から1時間ほどで小屋までの中間地点に着く。ここで小休止。まわりの木々は針葉樹からほんのりと色付いた落葉樹に変ってきた。
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10/12 7:50
登山口から1時間ほどで小屋までの中間地点に着く。ここで小休止。まわりの木々は針葉樹からほんのりと色付いた落葉樹に変ってきた。
中間点からしばらく行くと岳沢越しにすっかり晴れ上がった穂高の峰々が眺められた。写真は奥穂高岳と吊り尾根。何時間かあとにはあの稜線を歩くことになるはずだが、果たして・・・。
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10/12 8:05
中間点からしばらく行くと岳沢越しにすっかり晴れ上がった穂高の峰々が眺められた。写真は奥穂高岳と吊り尾根。何時間かあとにはあの稜線を歩くことになるはずだが、果たして・・・。
岳沢の左岸沿いの道は少しづつ傾斜を増して行く。標高2030mの胸突八丁を過ぎてほどなく、正面に前穂高へと続く重太郎新道のある尾根が見えた。
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10/12 8:39
岳沢の左岸沿いの道は少しづつ傾斜を増して行く。標高2030mの胸突八丁を過ぎてほどなく、正面に前穂高へと続く重太郎新道のある尾根が見えた。
登山口から2時間ほどで小屋見峠に着く。岳沢の対岸の樹林の中に小屋が見える。まわりは黄葉の真っ盛り。後ろは奥穂高岳。
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10/12 8:48
登山口から2時間ほどで小屋見峠に着く。岳沢の対岸の樹林の中に小屋が見える。まわりは黄葉の真っ盛り。後ろは奥穂高岳。
岳沢を横切って8時55分に岳沢小屋に着く。小屋の前のテラスで一休みする。
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10/12 8:59
岳沢を横切って8時55分に岳沢小屋に着く。小屋の前のテラスで一休みする。
振り返ると上高地の彼方に霞沢岳や焼岳、乗鞍岳などを眺めることができた。天気は上々です。
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10/12 9:06
振り返ると上高地の彼方に霞沢岳や焼岳、乗鞍岳などを眺めることができた。天気は上々です。
小屋から再び岳沢を横切って尾根に取り付く。岳沢にはまだ残雪があった。上に見える稜線は吊り尾根。
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10/12 9:16
小屋から再び岳沢を横切って尾根に取り付く。岳沢にはまだ残雪があった。上に見える稜線は吊り尾根。
重太郎新道の下部。綺麗な黄葉で覆われています。
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10/12 9:29
重太郎新道の下部。綺麗な黄葉で覆われています。
乗鞍岳と焼岳を振り返る。
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10/12 9:35
乗鞍岳と焼岳を振り返る。
鮮やかに紅葉した木々の間を登って行く。つづら折りの急登が続く。
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10/12 9:46
鮮やかに紅葉した木々の間を登って行く。つづら折りの急登が続く。
紅葉を見ながら急登を続ける。
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10/12 9:50
紅葉を見ながら急登を続ける。
40分ほど急登を続けて行くと垂直な岩や長い梯子があり、いよいよ重太郎新道の核心部に入ってきたと思って少し緊張する。
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10/12 9:54
40分ほど急登を続けて行くと垂直な岩や長い梯子があり、いよいよ重太郎新道の核心部に入ってきたと思って少し緊張する。
38年前の時の記憶に残っている梯子の急登はここのことかも知れない。
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10/12 9:56
38年前の時の記憶に残っている梯子の急登はここのことかも知れない。
梯子の登りを終えて展望の開けたところから振り返ると、黄葉した岳沢の樹海の彼方に上高地から乗鞍岳方面が一望できた。乗鞍岳にかかっている雲は徐々にその量が増えてきているようだった。
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10/12 9:59
梯子の登りを終えて展望の開けたところから振り返ると、黄葉した岳沢の樹海の彼方に上高地から乗鞍岳方面が一望できた。乗鞍岳にかかっている雲は徐々にその量が増えてきているようだった。
小屋から1時間ほどで10時15分にカモシカの立場に到着。前穂高頂上までは小屋から4時間かかるので、ここでようやくその1/4ということになる。
奥穂高(写真右端)、ジャンダルム(同中央)、西穂高にかけての峰々を眺めながら大休止をとる。
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10/12 10:18
小屋から1時間ほどで10時15分にカモシカの立場に到着。前穂高頂上までは小屋から4時間かかるので、ここでようやくその1/4ということになる。
奥穂高(写真右端)、ジャンダルム(同中央)、西穂高にかけての峰々を眺めながら大休止をとる。
カモシカの立場から先には梯子やクサリ、岩の登りが続く。
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10/12 10:41
カモシカの立場から先には梯子やクサリ、岩の登りが続く。
鎖の登り。
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10/12 10:50
鎖の登り。
岩の登り。なかなか厳しいところだが、その分高度を上げていくことが実感できる。
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10/12 10:58
岩の登り。なかなか厳しいところだが、その分高度を上げていくことが実感できる。
カモシカの立場から30分ほど登ると森林限界を超えてまわりにハイマツが現れてくる。目指す前穂高も目の前に見えてくるが、まだ2時間はかかりそうだ。
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10/12 11:13
カモシカの立場から30分ほど登ると森林限界を超えてまわりにハイマツが現れてくる。目指す前穂高も目の前に見えてくるが、まだ2時間はかかりそうだ。
高山帯になりまわりの視界が開ける。右に明神岳、左に奥穂高や西穂高を眺めながらまだまだ急登を続けて行く。
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10/12 11:07
高山帯になりまわりの視界が開ける。右に明神岳、左に奥穂高や西穂高を眺めながらまだまだ急登を続けて行く。
ジャンダルムもだいぶ近づいてきた感じがする。
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10/12 11:14
ジャンダルムもだいぶ近づいてきた感じがする。
11時15分に岳沢パノラマに着く。名前の通り岳沢が一望できるところだ。随分登ってきたはずだが、小屋の赤い屋根が思いの外近くに見える。
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10/12 11:14
11時15分に岳沢パノラマに着く。名前の通り岳沢が一望できるところだ。随分登ってきたはずだが、小屋の赤い屋根が思いの外近くに見える。
森林限界を越えたあとは梯子やクサリの急登はなくなったが、それでも写真のような岩場の急登はどこまでも続く。正面に見えている前穂高がなかなか近づかない。
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10/12 11:21
森林限界を越えたあとは梯子やクサリの急登はなくなったが、それでも写真のような岩場の急登はどこまでも続く。正面に見えている前穂高がなかなか近づかない。
11時55分に雷鳥広場を通過。
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10/12 11:55
11時55分に雷鳥広場を通過。
雷鳥広場の少し先にある大岩乗越を振り返る。この先にはクサリ場の急登があったが疲労感も大きくなってきたので下りの人を待つ間少し休む。
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10/12 12:02
雷鳥広場の少し先にある大岩乗越を振り返る。この先にはクサリ場の急登があったが疲労感も大きくなってきたので下りの人を待つ間少し休む。
大岩乗越付近から眺めた明神岳。ほぼ同じ高さになりました。
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10/12 12:03
大岩乗越付近から眺めた明神岳。ほぼ同じ高さになりました。
クサリ場を急登すると不意に平坦地に飛び出した。そこが紀美子平だった。12時25分に到着。小屋から約3時間かかったことになる。
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10/12 12:26
クサリ場を急登すると不意に平坦地に飛び出した。そこが紀美子平だった。12時25分に到着。小屋から約3時間かかったことになる。
紀美子平から見た奥穂高岳。正午を過ぎたので、ここで少し腹拵えをしてから前穂高に向かった。
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10/12 12:27
紀美子平から見た奥穂高岳。正午を過ぎたので、ここで少し腹拵えをしてから前穂高に向かった。
岩の道を急登すること30分ほどでようやく前穂高岳山頂に辿り着いた。小屋からちょうど4時間。時刻は午後1時を回っていたが、雲に覆われることもなく雄大な眺めを満喫することができたのは幸いだった。
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10/12 13:19
岩の道を急登すること30分ほどでようやく前穂高岳山頂に辿り着いた。小屋からちょうど4時間。時刻は午後1時を回っていたが、雲に覆われることもなく雄大な眺めを満喫することができたのは幸いだった。
西の方には吊り尾根を隔ててこれから行く奥穂高岳。左には西穂高岳へと鋸の歯のような岩峰が続く。
2012年10月12日 13:14撮影
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10/12 13:14
西の方には吊り尾根を隔ててこれから行く奥穂高岳。左には西穂高岳へと鋸の歯のような岩峰が続く。
奥穂高岳の右には今回の山歩きの最終目的地である涸沢岳が続く。更にその右に北穂高岳、槍ヶ岳とわが国を代表する高峰が連なる。
2012年10月12日 13:14撮影
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10/12 13:14
奥穂高岳の右には今回の山歩きの最終目的地である涸沢岳が続く。更にその右に北穂高岳、槍ヶ岳とわが国を代表する高峰が連なる。
前穂高岳からの北望。北穂、槍、針ノ木、蓮華、大天井岳などが見えます。
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10/12 13:16
前穂高岳からの北望。北穂、槍、針ノ木、蓮華、大天井岳などが見えます。
北穂高岳と槍ヶ岳。北穂南稜に刻まれた道がはっきりと見える。
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10/12 13:15
北穂高岳と槍ヶ岳。北穂南稜に刻まれた道がはっきりと見える。
槍ヶ岳の右には燕岳から大天井、常念の山並みが連なる。
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10/12 13:17
槍ヶ岳の右には燕岳から大天井、常念の山並みが連なる。
常念岳から蝶ヶ岳にかけての稜線。
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10/12 13:17
常念岳から蝶ヶ岳にかけての稜線。
岳沢と上高地を見下ろす。かなり雲も増えてきてこの稜線を覆うのも時間の問題のようだ。
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10/12 13:21
岳沢と上高地を見下ろす。かなり雲も増えてきてこの稜線を覆うのも時間の問題のようだ。
紀美子平を見下ろす。岳沢小屋も小さく見える。
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10/12 13:32
紀美子平を見下ろす。岳沢小屋も小さく見える。
登りの半分ほどの時間で紀美子平に戻り、少し休んでから奥穂高に向かう。歩くほどに雲が昇ってきて稜線を覆うようになる。15分ほどで吊り尾根の最低コルを通過。
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10/12 14:10
登りの半分ほどの時間で紀美子平に戻り、少し休んでから奥穂高に向かう。歩くほどに雲が昇ってきて稜線を覆うようになる。15分ほどで吊り尾根の最低コルを通過。
一瞬雲が切れて前穂高岳が姿を現した。今日、稜線上で前穂高を見たのはこれが最後だった。
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10/12 14:18
一瞬雲が切れて前穂高岳が姿を現した。今日、稜線上で前穂高を見たのはこれが最後だった。
雲は岳沢側から流れてくるため、時折風下側の涸沢方面の景色を見ることができた。写真左に北穂高岳。
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10/12 14:31
雲は岳沢側から流れてくるため、時折風下側の涸沢方面の景色を見ることができた。写真左に北穂高岳。
常念岳方面
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10/12 14:42
常念岳方面
涸沢カール
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10/12 14:30
涸沢カール
しかしそのうち雲は完全に吊り尾根を覆ってしまった。行く手の霧の中に黒い岩峰が現れ、それを乗り越えるとまた次の岩峰が現れると行ったことを繰り返す。そうこうしているうちに長いクサリ場に着く。
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10/12 15:11
しかしそのうち雲は完全に吊り尾根を覆ってしまった。行く手の霧の中に黒い岩峰が現れ、それを乗り越えるとまた次の岩峰が現れると行ったことを繰り返す。そうこうしているうちに長いクサリ場に着く。
このクサリ場は吊り尾根の最大の難所のようで、霧の中で視界が利かなかったのは幸いだったというべきかも知れない。
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10/12 15:20
このクサリ場は吊り尾根の最大の難所のようで、霧の中で視界が利かなかったのは幸いだったというべきかも知れない。
登り切ったところには南稜の頭の道標が立っていた。
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10/12 15:24
登り切ったところには南稜の頭の道標が立っていた。
南稜の頭から岩だらけの道を緩く登って10分ほどで午後3時35分に奥穂高岳山頂に到着した。紀美子平から1時間40分ほどで、意外と早く着いた。
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10/12 15:36
南稜の頭から岩だらけの道を緩く登って10分ほどで午後3時35分に奥穂高岳山頂に到着した。紀美子平から1時間40分ほどで、意外と早く着いた。
奥穂高山頂は風が強く、雲が盛んに通り過ぎて行く。ふと風下側を見るとブロッケン現象が確認できた。久しぶりに見る光景だった。
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10/12 15:40
奥穂高山頂は風が強く、雲が盛んに通り過ぎて行く。ふと風下側を見るとブロッケン現象が確認できた。久しぶりに見る光景だった。
黒い影となったジャンダルム。
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10/12 15:44
黒い影となったジャンダルム。
奥穂高岳の山頂で風を避けながらしばらく休憩する。山頂から小屋まで下る間は冷たい風に曝されて寒いことこの上なく、梯子の直上から小屋を確認したときはほっとした。
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10/12 15:44
奥穂高岳の山頂で風を避けながらしばらく休憩する。山頂から小屋まで下る間は冷たい風に曝されて寒いことこの上なく、梯子の直上から小屋を確認したときはほっとした。
穂高岳山荘には午後4時半着。下手をすると日没近くになると思ったが、明るいうちに小屋に着くことができて何よりだった。
しかし受付で、今の季節では午後3時を過ぎると稜線は寒さが増して危険なのでもっと早く行動せよと注意を受けたのだった。
割り当てられた部屋の名前は北岳で泊まり客は6人ほど。小屋全体では自炊客を含めて70から80人ほどと思われた。
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10/13 5:26
穂高岳山荘には午後4時半着。下手をすると日没近くになると思ったが、明るいうちに小屋に着くことができて何よりだった。
しかし受付で、今の季節では午後3時を過ぎると稜線は寒さが増して危険なのでもっと早く行動せよと注意を受けたのだった。
割り当てられた部屋の名前は北岳で泊まり客は6人ほど。小屋全体では自炊客を含めて70から80人ほどと思われた。
夕刻、小屋の前の広場から前穂高岳を眺める。雲はとれて空はすっかり晴れ上がっていた。
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10/12 17:31
夕刻、小屋の前の広場から前穂高岳を眺める。雲はとれて空はすっかり晴れ上がっていた。
5時から夕食を頂いたあと小屋の裏に回って夕景を見る。
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10/12 17:30
5時から夕食を頂いたあと小屋の裏に回って夕景を見る。
綺麗な夕焼けを見て明日の好天気を確信したあとはすることもなく、疲れたこともあって顔を洗ってから6時すぎに横になった。
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10/12 17:31
綺麗な夕焼けを見て明日の好天気を確信したあとはすることもなく、疲れたこともあって顔を洗ってから6時すぎに横になった。
2日目。
朝焼けの八ヶ岳。今日は朝から非の打ち所のない空模様です。
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10/13 5:41
2日目。
朝焼けの八ヶ岳。今日は朝から非の打ち所のない空模様です。
朝食を戴いている間にご来光を迎えたので、食べるのを中断して写真を撮りに急いで外に出る。5時50分ごろ浅間山と八ヶ岳の間から朝日が昇ってきた。
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10/13 5:50
朝食を戴いている間にご来光を迎えたので、食べるのを中断して写真を撮りに急いで外に出る。5時50分ごろ浅間山と八ヶ岳の間から朝日が昇ってきた。
食事を終えてから貴重品とカメラのみを持って涸沢岳に向かう。風が強くとても寒い。
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10/13 6:09
食事を終えてから貴重品とカメラのみを持って涸沢岳に向かう。風が強くとても寒い。
20分ほどで標高3110mの山頂に到着。穂高連峰では奥穂高に次いで高い山だ。これで三千メートル峰21座を踏破しました。
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10/13 6:25
20分ほどで標高3110mの山頂に到着。穂高連峰では奥穂高に次いで高い山だ。これで三千メートル峰21座を踏破しました。
山頂からの第一の展望は何といっても槍ヶ岳だ。涸沢槍と北穂高岳との間に天を突く槍ヶ岳の穂先を認めることができた。
2012年10月16日 22:15撮影
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10/16 22:15
山頂からの第一の展望は何といっても槍ヶ岳だ。涸沢槍と北穂高岳との間に天を突く槍ヶ岳の穂先を認めることができた。
槍ヶ岳の左手には鷲羽岳、水晶岳、三俣蓮華岳、薬師岳などの山々が連なる。
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10/13 6:33
槍ヶ岳の左手には鷲羽岳、水晶岳、三俣蓮華岳、薬師岳などの山々が連なる。
槍ヶ岳の鋭峰。立山や後立山方面は雲の中。
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10/13 6:32
槍ヶ岳の鋭峰。立山や後立山方面は雲の中。
槍ヶ岳の右手前には北穂高岳。涸沢岳とはわずか4mの差。
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10/13 6:32
槍ヶ岳の右手前には北穂高岳。涸沢岳とはわずか4mの差。
常念岳の彼方には四阿山と浅間山が・・・。
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10/13 6:31
常念岳の彼方には四阿山と浅間山が・・・。
振り返ればジャンダルムを従えた巨大な奥穂高の岩峰が目の前に。左後ろには昨日登った前穂高岳が控えている。
2012年10月17日 20:27撮影
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10/17 20:27
振り返ればジャンダルムを従えた巨大な奥穂高の岩峰が目の前に。左後ろには昨日登った前穂高岳が控えている。
前穂高岳の彼方には甲斐駒や北岳などの南アルプスの山々と霊峰富士山が眺められた。
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10/13 6:33
前穂高岳の彼方には甲斐駒や北岳などの南アルプスの山々と霊峰富士山が眺められた。
西には飛騨の名峰笠ヶ岳。いつかは再挑戦したい山です。遥か後方の白山も雲の中。
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10/13 6:35
西には飛騨の名峰笠ヶ岳。いつかは再挑戦したい山です。遥か後方の白山も雲の中。
涸沢岳からの眺めを満喫してから小屋に戻り、支度をして下山の途につく。午前7時15分、左に北穂高岳を眺めながらザイテングラートを下り始めた。
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10/13 7:24
涸沢岳からの眺めを満喫してから小屋に戻り、支度をして下山の途につく。午前7時15分、左に北穂高岳を眺めながらザイテングラートを下り始めた。
ザイテングラートの右には白出のコルから崩れ落ちるガレ場が見える。残雪期はこの斜面を登り下りする。
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10/13 7:28
ザイテングラートの右には白出のコルから崩れ落ちるガレ場が見える。残雪期はこの斜面を登り下りする。
ザイテングラート上部から涸沢を見る。小屋はまだ日影の中。途中で涸沢から登ってくる大勢の登山者とすれ違う。落石に気をつけなければ・・・。
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10/13 7:35
ザイテングラート上部から涸沢を見る。小屋はまだ日影の中。途中で涸沢から登ってくる大勢の登山者とすれ違う。落石に気をつけなければ・・・。
ザイテングラートと前穂高岳。
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10/13 7:46
ザイテングラートと前穂高岳。
ザイテングラートの紅葉。紅葉はそのピークからすでに1週間ほど過ぎているが、今年は日持ちがよいようでまだ十分綺麗な状態が続いている。
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10/13 8:14
ザイテングラートの紅葉。紅葉はそのピークからすでに1週間ほど過ぎているが、今年は日持ちがよいようでまだ十分綺麗な状態が続いている。
ザイテングラートから離れて涸沢岳の斜面をトラバースして行く。
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10/13 8:14
ザイテングラートから離れて涸沢岳の斜面をトラバースして行く。
紅葉を前景にした屏風ノ頭と耳。日に映える紅葉は一段と色鮮やか。
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10/13 8:18
紅葉を前景にした屏風ノ頭と耳。日に映える紅葉は一段と色鮮やか。
紅葉と北穂東稜。
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10/13 8:22
紅葉と北穂東稜。
色とりどりの紅葉と北穂南稜。
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10/13 8:30
色とりどりの紅葉と北穂南稜。
涸沢小屋から奥穂高岳を見る。
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10/13 8:38
涸沢小屋から奥穂高岳を見る。
涸沢小屋から涸沢ヒュッテに向かう。今のところテントはそう多くはないが、今日・明日は今年最後の人出となり、テントの数も大幅に増えることだろう。
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10/13 8:41
涸沢小屋から涸沢ヒュッテに向かう。今のところテントはそう多くはないが、今日・明日は今年最後の人出となり、テントの数も大幅に増えることだろう。
涸沢小屋からカールの底に行き、眺めの良さそうなところで大休止する。紅葉は多少色あせてはいるがまだまだ一見の価値はある。
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10/13 9:01
涸沢小屋からカールの底に行き、眺めの良さそうなところで大休止する。紅葉は多少色あせてはいるがまだまだ一見の価値はある。
涸沢岳と涸沢の紅葉。
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10/13 9:03
涸沢岳と涸沢の紅葉。
奥穂高岳と涸沢岳。ナナカマドの紅葉が鮮やかです。
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10/13 9:19
奥穂高岳と涸沢岳。ナナカマドの紅葉が鮮やかです。
上とほぼ同じ所からの写真。ナナカマドの紅葉の色も様々です。
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10/13 9:23
上とほぼ同じ所からの写真。ナナカマドの紅葉の色も様々です。
涸沢岳と北穂高岳。
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10/13 9:25
涸沢岳と北穂高岳。
前穂高岳と吊り尾根、奥穂高岳を見る。昨日歩いた稜線。
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10/13 9:04
前穂高岳と吊り尾根、奥穂高岳を見る。昨日歩いた稜線。
振り返れば屏風ノ頭と耳。
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10/13 9:41
振り返れば屏風ノ頭と耳。
涸沢ヒュッテのテラスから涸沢岳と北穂高岳を見る。雲の動きが速く、日が差したり曇ったりして頻繁に景色が変わる。
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10/13 8:47
涸沢ヒュッテのテラスから涸沢岳と北穂高岳を見る。雲の動きが速く、日が差したり曇ったりして頻繁に景色が変わる。
1時間以上も涸沢の景色を楽しんでから10時に上高地に向かって下山を開始する。下から続々と登山者がやってくる。
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10/13 9:59
1時間以上も涸沢の景色を楽しんでから10時に上高地に向かって下山を開始する。下から続々と登山者がやってくる。
涸沢下部から涸沢岳を振り返る。
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10/13 10:11
涸沢下部から涸沢岳を振り返る。
涸沢岳をズームアップ。
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10/13 10:15
涸沢岳をズームアップ。
覆い被さってくるような屏風ノ耳を見上げる。
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10/13 10:24
覆い被さってくるような屏風ノ耳を見上げる。
前穂高と吊り尾根を振り返る。また来る機会があればいいけど・・・。
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10/13 10:42
前穂高と吊り尾根を振り返る。また来る機会があればいいけど・・・。
山を下る人と登る人で混雑する道。
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10/13 10:42
山を下る人と登る人で混雑する道。
登山道の正面に横尾本谷が見えると本谷橋までもう一頑張りだ。
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10/13 10:45
登山道の正面に横尾本谷が見えると本谷橋までもう一頑張りだ。
本谷橋付近は登山者がいっぱい。今日は山小屋も超満員となりそうだ。
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10/13 11:14
本谷橋付近は登山者がいっぱい。今日は山小屋も超満員となりそうだ。
北穂高岳を振り返る。
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10/13 11:42
北穂高岳を振り返る。
横尾に着いたのは12時25分。さらに徳沢を経て明神まで来たが、明神からは人が少ないと思って梓川の右岸を行くこととした。
こちらの道は木道が敷かれたりして左岸の道よりは遊歩道的だったが、人は思ったよりも多かったし時間も少し余計にかかった。
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10/13 15:04
横尾に着いたのは12時25分。さらに徳沢を経て明神まで来たが、明神からは人が少ないと思って梓川の右岸を行くこととした。
こちらの道は木道が敷かれたりして左岸の道よりは遊歩道的だったが、人は思ったよりも多かったし時間も少し余計にかかった。
明神から1時間ほどもかかってようやく岳沢登山道の入口に着いた。これで出発点に戻ったことになる。無事、計画通りに歩き通すことができました。
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10/13 15:17
明神から1時間ほどもかかってようやく岳沢登山道の入口に着いた。これで出発点に戻ったことになる。無事、計画通りに歩き通すことができました。
登山道入口近くの紅葉。なかなか綺麗です。大勢の方が写真を撮っていました。
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10/13 15:18
登山道入口近くの紅葉。なかなか綺麗です。大勢の方が写真を撮っていました。
河童橋への途中で六百山を見る。なかなか険しそうな山だ。
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10/13 15:20
河童橋への途中で六百山を見る。なかなか険しそうな山だ。
河童橋の近くから穂高を眺める。時刻は3時半で昨日ちょうど奥穂高に着いた頃だった。その稜線付近は昨日と同じように雲に覆われていた。
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10/13 15:29
河童橋の近くから穂高を眺める。時刻は3時半で昨日ちょうど奥穂高に着いた頃だった。その稜線付近は昨日と同じように雲に覆われていた。
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