快晴の霞沢岳 クラシカルルートの徳本峠を越えて
- GPS
- 26:43
- 距離
- 34.0km
- 登り
- 2,751m
- 下り
- 1,977m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:51
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 7:43
島々〜岩魚留小屋 3時間8分
岩魚留小屋〜徳本峠 2時間23分
合計 5時間50分(休憩時間含む)<参考:コースタイム8時間>
◆2日目(8月3日)
徳本峠〜霞沢岳 2時間9分
霞沢岳〜徳本峠 2時間0分
徳本峠〜明神館 57分
明神館〜上高地バスターミナル 50分
合計 7時間43分(テント撤収、休憩時間含む)<参考:コースタイム8時間45分>
天候 | 2日:晴れ時々くもり、のち小雨 3日:晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
5:14高尾駅→8:32松本(各駅停車)8:42→9:12新島々駅9:35→安曇支所前バス停9:42(松本電鉄、松本〜新島々:700円、バス:280円) <復路(3日)> 13:20上高地バスターミナル→14:25新島々駅14:45→15:15松本駅15:55→19:38高尾駅(松本電鉄、上高地〜松本:2,450円) ※JR線については、両日とも青春18きっぷを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<島々宿〜岩魚留小屋> 日影も少なく標高も低いため、日照対策が必要です。ところどころ崖崩れしている場所も多く、それを回避するためのトラバースが多く、それに伴い小さいですがアップダウンも多く、体力を消耗します。また橋も多く、沢を何度も横断すますので、橋を渡る際には注意が必要です。 <岩魚留小屋〜徳本峠> 急激に標高を上げるため、急登になります。危険箇所はとくにありません。 <徳本峠〜霞沢岳> 上り基調ですが、ピークも多いためアップダウンがあります。K1ピークへの登りはかなりの急登です。ルンゼ状の道もあり滑りやすく注意が必要です。ロープもところどころにあります。K1ピークからはプチ縦走になり、天気が良ければ眺望も最高です。とくに霞沢岳からの眺めは絶景です。縦走路には危険箇所はとくにありません。 <徳本峠〜明神> 急な道はないと感じました。比較的歩きやすい道だと思います。 <明神〜上高地バスターミナル> 危険箇所はありません。 |
写真
感想
今回の山行は、徳本峠を越えて上高地に入りたいという思いで行きました。徳本峠の存在は20代前半の頃から知っていましたが、クラシカルルートであること意識したのはここ数年前からです。昔の人たちが伝付峠を越えて南アルプスの山々に登ったように、この徳本峠を越えて上高地に入り、北アルプスの山々を登ったのは釜トンネルができるまで。ウェストンさんもこの道を歩いたんですね。こういった歴史のあるルートは必ず歩いてみたいと思う性分になってしまったようです。
ついでと言ってはなんですが、5月末に上高地温泉ホテルから眺めた霞沢岳の素晴らしさを忘れることができず、いつかは登りたいと思ってはいましたが、まさか2ヶ月後に実践できるとは思ってもいませんでした。
島々から徳本峠までのルートですが、想像以上に整備がされ、登山道として全く問題ないと感じました。伝付峠のルートは台風の影響等で荒れていた印象が強くありましたが、このルートは先人たちの思いもあるのでしょうか、そこそこ整備が行き届き、橋などの整備もしっかりされており、とても歩きやすく感じました。
この徳本峠までのルートでは、生まれて初めてクマに遭遇しました。これだけ山に行っていてクマさんに遭っていなかったので、遭遇してみたいなどという願望がありましたが、まさかここで出逢うとは・・・。まだ子グマのようでしたが、向こうは小生の存在にまったく気がつかず、餌探しに夢中でしたが、こちらが先に気がつき、「バンバンバン」と足音を大きく立てたら、慌てて逃げて行ってしまいました。さすがに小生もびっくりしましたが、貴重な体験をさせてもらいました。親グマじゃなくて良かったです。
徳本峠ではこれまた初めてのツェルト泊に挑戦しました。いわゆる山岳テントよりは格段に軽量なツェルト。標高が低く、風の影響を受けない峠で試してみる価値はあると思い、一度も張ったことはありませんでしたが練習も兼ね挑戦してみました。風雨が強いときは山小屋泊も考えていましたが、それほど荒れることがなかったのでこれまた貴重な体験になりました。1日目はかなり早く寝てしまいましたが、翌日目が覚めた時は、内部の結露がものすごく、このことに関しては何らかの対策を考えなくてはいけないと感じました。多少寒くとも通気を良くしておくことなどが考えられますが、前日に小雨がポツポツと降る中では締め切ってしまう必要があったので、朝気がついたときには遅かれし。内部はビチョビチョに結露していました。今回は4時間半ほど霞沢岳のピストンをしていたので、だいぶ結露は乾きましたが、この対策は考えていきたいと思いました。
また今回は、往復ともJRの「青春18きっぷ」を利用しました。最近は便利な車で登山口まで出かけることも多く、旅の原点に帰って各駅停車での旅はいつもと違って楽しく感じました。気持ち的にも余裕があるし、運転しなくてもいいという開放感。時間はかかるけども往路復路ともストレスフリーで楽しむことができました。
次は霞沢岳から見た笠ヶ岳が見事だったので、そちらにも登ってみたいと思いました。いつのことになるかわかりませんが、近いうちに実行できたらいいなと思いました。今回も素晴らしい山行になりました。霞沢岳、良かったです!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんばんは!中央本線各駅停車&finetrackツェルト2ロング泊、先日の私の山行と同じですね!青春18切符で行程考えるのも楽しそう。登りは結構辛そうですね。さすがです。
ツェルトは私も先日1日目はかなり結露したのですが、2日目は全くしませんでした。条件によるのですね。気になったのは虫でした。ストックはもう少し離すと出入りが楽ですよ。
まだ色々工夫できそうなので、お互い研究して改善して、一緒にツェルトの旅に行きましょう!
今週末から(miさんが行きたいところを含め)改めて試す計画を立てたので結果報告しますね。
kusaki916さん、おはようございます!
ツェルトへの出入りは頻繁にしなかったので、そんなに不便は感じませんでしたが、言われるようにもう少しストックを離すといいですね。なにせずぼらなO型は説明書とやらを前もって読まないタイプなので、感覚だけで設置してしまいました。
バリエーションは高そうなのでいろいろと使えそうです。
今度はどこに行くのかな?レコ楽しみにしています!
去年わたくしもツェルト泊で同じコースを歩いたので、季節はちょっと
ちがいますが、その時のことがまざまざとうかんできました。
小熊に遭遇したんですか〜。親熊に遭遇しないでよかったですね。
kumamoccoさん、こんにちは!
これだけ山を歩いているのに、クマさんとお会いしたことがなかったので、いつかは遭遇したいと思って歩いていたら、見事に出逢いました。さすがにびっくりはしましたが、そのあと嬉しくてずっと「森のクマさん」を口ずさんでいました!(^^)!
アホですね〜。
何か北アルプス三昧ですね。
自分も、この前同じツェルト買いました。
参考にさせてもらいます。
yamamatsuさん、こんばんは!
北アルプス三昧?たまたまですよ。今までは人も多く興味もそれほど感じませんでしたが、行ってみるとやっぱりいいですね 山を見ると次々に行きたくなっていしまい、続いてしまっただけです。また南アルプスも行きますよ
ツェルト泊は条件によって結露も多いようですが、なんつったって軽いです。今度は泊まりのコラボもありですかね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する