笠ヶ岳 クリヤ谷〜笠ヶ岳山荘泊〜笠新道
- GPS
- 30:51
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,482m
- 下り
- 2,336m
コースタイム
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:05
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 8:24
天候 | 1日目晴れのち曇り、2日目快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
地元草加から首都高・中央高速を乗り継いで松本ICで降り、新穂高温泉まで約5時間です。夜2時過ぎの時点で中尾高原口付近の駐車スペースはほぼ埋まってました。 帰り 新穂高ロープウェイからバスで中尾高原口下車(230円也)新穂高温泉入浴後に行きと同じルートで帰宅。中央高速の渋滞にはまり、帰りは22時近かったです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考資料 山と高原地図 上高地 日本百名山 山歩きガイド下 笠ヶ岳 ●クリヤ谷コース 総じて心配していたよりも登山道は明確。 序盤は歩き易い登山道。序盤4回くらい沢を渡りますが、濡れる箇所はありませんでした。ただし増水時はわかりません。 1700m付近までは駆り払い、倒木の伐採による道整備が進んでました。丁度登っている最中に倒木伐採の方が登ってきており、伐採の音が聞こえてました。 1700m付近の沢水場より先から雷鳥岩付近までは笹が覆っています。結構急坂の登りなので下りで使う場合は注意が必要です。 2000m付近で冷たい沢の水場があります。 雷鳥岩から笠ヶ岳山頂からは歩き易くなります。笠ヶ岳を前に見ながらののぼりです。最後の歩きは岩が積み重なるガレ場です。 山頂は360度の展望。特に槍穂の稜線は見事。ここからも多数の百名山が見えます。 富士山も見えました。 ◎笠ヶ岳山荘 山頂直下にあります。小屋は小さいように見えて結構収容人数あります。 今回は1泊夕食付き8600円を利用。2人だったので予約無で当日受付でした。 就寝スペースは2段で8人ずつのスペースでした。 小屋前からは槍穂の大展望です。 ビール500mlで800円。350mlで600円。おでん500円。 水が極端に不足しているようで、水が使えませんでした。 トイレは清潔です。 ●笠新道 危険箇所はありません。 山頂から分岐までの尾根歩きはとても景色が良いです。分岐から望む笠ヶ岳は見事。 杓子平付近は笠の稜線の展望が良い。そこから下は槍穂の稜線の展望が良い。 とにかく長い登山道です。途中水場はありません。 笠新道登山口にコンコンと水が流れています。下山時には大変ありがたい。 |
その他周辺情報 | ●温泉 中尾高原口にある新穂高温泉(混浴)にて汗を流しました。2012年に大キレット・焼岳周回時に入って気に入った温泉です。橋の上から風呂が見えます。番頭さんはいません。簡単な更衣室が男女あります。石鹸、シャンプーなどはありません。 ●食事 松本IC近くにある「ものぐさ亭」にて得小そば(1700円)頂きました。 |
写真
感想
週末は南ア聖・光周回を考えていましたが、仲間の都合でいけなくなったため、久しぶりに69歳の父親と2人で二人とも未踏の百名山笠ヶ岳登頂に変更しました。深山荘の駐車場は夜中で既に満車になることが多く、それならと槍見から登るクリヤ谷コースで登り、鏡平から降ろうと計画し出発しました。
新穂高温泉はさすがに遠く4時間半かかりましたが、駐車場は何とか数台停められるスペースがあったので助かった。早朝なかなか起きれなかったが6時に出発。
クリヤ谷コースはよっぽど酷いルートかと思っていたが、思いのほか歩き易く、心配していた沢渡渉も全く問題ない。むしろ先月行った北海道の斜里のほうがよっぽど凄いと思った。
1時間ほど登り小休止していると軽身の2人組みが登ってきた。声を掛けると、倒木で荒れた登山道を整備している人だった。結構倒木が酷いようだが前日までにも整備に入っているようで、1500〜1700m付近は確かに倒木が多かったがいずれも刈払われていた。本当にありがたいことである。
ただ、それより先、雷鳥岩までの登山道は笹が駆り払われておらず登山道が見えにくい。慎重に歩を進めていると2000m付近で沢があった。このクソ暑い中、冷たい清水で喉を潤すと、どんな飲み物よりも旨いと思う。
そこから更に急坂を登るが、父がどうやら体調を崩したらしい。ペースが極端に落ちてきたが、それでも少しずつ登っていく。雷鳥岩に付いた頃にはガスが出てきて、山頂が見え隠れ、雨も降りそうな気配だが、逆に強い日差しをさえぎってくれたおかげで、少し歩き易くなった。
2500m付近からは、更に父のペースは落ち、10分に5分休憩を取るような状況となってしまったが、何とか山頂にたどり着いた。あいにく展望はないが、翌日晴れることを願って山荘に向かった。
いつもはテント泊だが、笠ヶ岳のテン場はトイレまで歩いて10分かかるという噂を聞いていて、腹の弱い自分にはとても無理だと思っていたので山荘泊にした。久しぶりに小屋飯はやっぱり楽である。買ったビールと持ってきた焼酎を飲み干し、早めに就寝した。8人スペースに6人だったのでゆっくり眠れた。満席だったら身動きもとれず地獄の夜を過ごさねばならないから。
翌日3時起床。外に出てみると暗いが月と星で槍穂の輪郭がくっきり見えた。今日は天気である。4時過ぎ明るくなってきたところで山頂に向かった。山頂からは360度の展望で槍穂の稜線を筆頭に、南は焼岳・乗鞍岳・御嶽の山並み。西には白山。北には黒部五郎、薬師、水晶、鷲羽などの名峰が揃っている最高の展望だった。槍の肩から顔を出した太陽を拝み山荘へと降りた。
6時過ぎ山荘を後にしたが、父の体調が芳しくない。様子を見ながら歩くがやはり鏡平までの道のりは厳しいと判断し、笠新道で下山することにした。分岐点から見る笠ヶ岳はドッシリとしてとても見栄えがする山で印象に残った。
笠新道も長く厳しいくだりだ。随分と標高を下げるまで穂高の山容が見え展望に感動していたが、直射日光が暑く早く樹林帯に入りたいと思ったほど長いくだりだ。
登山口に到着した時にあった水場が本当にありがたいと感じたなー。
とりあえず父親も無事に下山できて良かったです。
笠ヶ岳に登ってみて、やっぱり残雪期に見てみたい山となりました。
これで北アの百名山は全て登頂。また1つ百の頂き登頂に近づきました。
親父さんとの笠ヶ岳、お疲れさまでした。
そしてコメントありがとうございました。
それにしても、なんと!同じタイミングで槍を見ていた可能性大ですね。
山小屋のビール、早朝の山頂、下山後の温泉(+ビール!!)
山歩きはやめられませんね(私はアルコール耐性低いですが)
是非一度飲みましょう!
当方平凡なサラリーマンなので平日19時〜などOKです。
盆明けなどご都合は如何ですか?
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