雲の平
- GPS
- 56:00
- 距離
- 53.4km
- 登り
- 3,402m
- 下り
- 3,401m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:30
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 8:00
天候 | 11.12日 晴れ 13日 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車中泊(深山山荘の露店風呂)を楽しもうと早めに入って正解でした。 全国区で、みなさん車中泊を楽しんでいました。 仮設トイレもGWの頃はなかったけれど、2基ありました。 水さえ持っていけば問題なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
感想で書きますが、危険でないところもどこでも「危険」。 humbargさん、名言! |
その他周辺情報 | 中崎荘(ロープエー下)の割引券は、指導センター横の休憩所にあります。(割引後@700円) |
写真
装備
個人装備 |
35缶6
W@350ḿL(車中泊用は別途)
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感想
今年の夏休みは、10日と15日にどうしても外せない下界の用事により、前後4日間しか取れなかった。
で、変則「雲の平」山行。
当初の計画は、
11日 三俣山荘まで。
12日 雲の平周遊。いつも通過ばかりで、マッタリしたことがない。
13日 高天原温泉〜温泉沢〜水晶〜雲の平
14日 下山。
実際は、
初日に三俣まで。
距離と(マッタリ用の)重さで大丈夫かと危ぶまれましたが、先週の富士山がちょうどよかったようで、快調。
ただし、右足かかとに「大マメ」こさえてました。
卸して2日目の靴はやっぱり厳しいか?
双六三俣間の途中の斜面にクマさん停滞中。肉眼ではっきり見える距離でした。
お盆に稜線道と巻き道の間に入ってしまい、登山者がト切れないものだから脱出できない状態が続いているようだと、後で小屋の方にききました。
2日目は、雲ノ平終日まったり。
スケッチしたり、ブラブラあるきまわりましたが、昼過ぎには、担ぎあげたBeerとWでマッタリ・・・。自分より遅れて天張った
人たちがみなさんピストンでお風呂に行ってこられたのを見て、少し後悔。
3日目。当初予報では、午前中曇り、午後から雨だったので、テントかつで、温泉に行って、岩苔乗越から、三俣へ進む計画に変更していたのだが、夜半から雨。雨中の高天原露天風呂はいいや!とあっさり下山。
今日沈だと、明日はどうせ下山なので、今日中に雨の中下山してしまおうと出発。同じ道を行きたくないので、祖父岳を回っていきました。
これが間違いのもとで、岩苔乗越にあと少しのところで、ストックがスリップしたのか、靴がスリップしたのか今ではわかりませんが、兎に角転倒。先月の茶臼岳の時は、木にぶつかって山側に倒れこんだのでタンコブだけですみましたが、今回は、谷側に転倒。
2ḿ程ですが、モンドリウッテ滑落。
左頭頂部と胸をしたたか打ってしまいました。
カッパのフードとキャップが多少緩衝の役目を働いてくれましたが、
血だらけになってしまいました。
タオルできつく止血して、三俣山荘の診療所に行き、治療してもらいました。消毒洗浄、2針、止血絆創膏、化膿止め2日分。
先生のコメント。傷口が髪の毛の中なので、絆創膏は取れやすいから、外れそうだったりしたら、双六で一度見てもらってください。
キャップで押さえ気味にしたので、落ちずに血も止まったようなので、ワサビ平まで行ってしまいました。トイレの鏡で、見ると、包帯にかなり血が滲んでいて、このままだと車運転できないかな?と思い、スタッフの方に相談すると、真っ青な顔して登山センターに連絡してくださいました。
センターに寄って、地元の緊急の診療所等に紹介もらえるように手配いただいたようでした。ただし、小屋に今、車がないので、歩いてください・・・。
歩きながら考えると、血は止まっているし、汚い恰好のまま病院を紹介されても、荷ほどき等に手間取ったら、時間に間に合わないかも。
三俣では化膿止めの薬を2日間もらっているし、縫ったのでもうそんなに血はでないだろう。ならば、風呂に行ってゆっくり帰って翌日に地元の病院に行った方がよいのでは?
等々、つらつら考えながらセンターに行き、担当官の方へ、「血も止まって大丈夫そうなので、帰ります。ご迷惑お掛けしました。」と詫び、ワサビ平からの依頼をキャンセルすると、もう一人の方が飛んできて、「救急車手配しましょうか?」・・・・。
もう少しで、救急車に乗れるところだった・・・・。
でもその前に既に7Hくらい歩いているんですけど・・・。
【反省】
事故の7割は下山時に発生するという意味がよくわかりました。
ふつうの登山道でも、何かの拍子にふみはずしたら、奈落の様な場所はたくさんあります。転び方が悪いと、真っ逆サマ。
転倒したりしたときの打ちどころが悪いと、裂傷になるし、脳震盪、脳挫傷の危険もありますね。
今回、槍穂方面から縦走されてきた多くの方がヘルメットをぶら下げて歩かれていました。中には、雨の中、メットを帽子代わりにかぶっていらっしゃいました。転倒しないように歩くことは勿論ですが、あの時、もし被っていたら、問題なかったような気がします。
軽く済んだからって、反省も軽くしてよいのか?と大反省?
【下山後】
その日中に運転して帰りました。
風呂に入って帰宅し、ふつうに帰って寝たので、朝家族に切り出すまで、誰も気づきませんでした。
お盆で町医者はすべて休みで、大学病院に紹介状なしで行ってきました。
総合外科を希望したのですが、初診問診で脳外科にまわされ、無理やり受診者の前に入れさせていただきました。
来週、抜糸と念のため脳波を見るそうです。(他の脳欠陥が出たらどうしよう。)
15日は、家族全員が家に遊びに来る日だったので、一晩中「ツマミ」にされました。
今日(16日)は、実家にいきましたが、顔を合わさないようにしていたので米寿の両親はきづきませんでした。昔もこんなことあったな。
【今】
顔の左半分から上が、一時のM様状態です。明日から会社ですが、喧嘩した跡見たいなので、いちいち説明するのが、面倒くさい。
縫い糸がわかりやすいように長目に出しているのですが、硬いせいか、居候犬のヒゲの様に髪の毛の間から伸びていて、触るとなんか楽しいです。
昨年につづき今年も同じ山域に来て見えたのですね。私も念願であった双六飛行場も、軽い高山病でやむなく断念。ただ双六・三俣分岐からみる雲の平には色々な思いをはせてみておりましたよ。ここまでこれたなら、その先へなんて。断念したにも関わらず勝手な思いでした。12日の夜半かに風と雨で起こされましたが、13日の雨も大変厄介でした。ザックカバーを忘れた私は、肩に食い込むほどザックが重く川のようになった小池新道を慎重にくだりました。BochiBochiさんほどのベテランでもまさかまさかそんな転倒をされているとは。キズが癒えるまでご自愛ください。
my-rantarouさん お久しぶりです。
ワタシャ、貴殿の投稿、いつも見てましたよ。
「双六飛行場」はrantarouさんからのパクリですよ。
(私は)今まで聞いた事なかったのですが、「なるほどネ。」と納得して使わせてもらってます。(当方に著作権はありません。 )
戦時中、米国が真剣に雲の平に飛行場を作ろうかと計画していたことがあるというのは、聞いた事あります。
13日は、同じルートを歩いていたわけですが、時間がずれていた?
雨はつらかったですが、風が強くなく、寒くなかったのはよかったです。
おはようございます( ´ ▽ ` )ノ
復路は私たちが新穂高についた頃に、わさび平小屋に到着されてた感じですね。私もいつもレポ見させてもらってました。嫁さんも心配して何度もレポを見てたました。今日から仕事ですね、十分おきおつけてください。
rantarouさん 奥様 ご心配おかけしました。
多分、もう大丈夫だと思います。(脳波次第?)
仕事復帰していますが、顔のくすみ?も日焼けと間違う程度で、ほとんど気づかれませんでした。
年齢のこともあり、もう少し余裕をもって、安全な山行を心がけるようにいたします。
また、どこかで・・・・。
ボチ先生、こんばんは。
出だしで「危険でないところもどこでも「危険」」と書かれていたので
??でした。
最後の2枚の写真、靴擦れが「危険・事故」なのかなと思ったら、
感想読んでビックリ。
背負っているものが大きいから滑り出したら簡単には止まらない
のでしょうね。
私も以前、スリップしてずり落ちた時に体が反転して頭が先になった
事がありました。1mもずり落ちてないと思うのですが、止まった
すぐ目の前が有刺鉄線でした。
自力下山、本当の大事にならずに良かったです。
お大事に。
>他の脳欠陥が出たらどうしよう。
millionさん おはようございます。
スリップして、1回転する途中に頭を打ったようです。
気づいたら、頭が上の位置でしたから。
5mくらい先が崖でした。
まっすぐ登れないので、トラバース気味に登山道にのりました。
普段は、一歩一歩を、足裏の感覚でステップが確実なのを確認しながら歩いている「ツモリ」なのですが、なんだったのでしょうかね?
スリップして尻餅くらいまではよくありますが、今回の様な転倒は初めてです。
飲んでいたわけでもないのに・・・。
加齢による判断力・瞬発力の低下でしょうかねエ。
ご指摘の様に、今週の脳波検査が心配です。
高天原温泉に入れず、残念でしたね。
拙者、高天には思い出がありまして、温泉に入りに行ったら、たまたま雑誌の取材チームが来ていまして、入浴シーン(と言っても、頭部が出ているだけですが)がカラー見開きで全国販売されました。
既にその雑誌は廃刊ですが、今でも取ってあります。
さて、何でもないところで転倒されたのだと思いますが、ザックが重いから容易には止まらないのですね。
頭部裂傷だからタオルできつく止めて・・・と言うのもイメージが付き難いですが、無事に下界へ戻って来られて何よりです。
内出血が拡散するまで、当面、お岩さん状態ですね。
お大事に。
隊長
半袖隊長 コメありがとうございます。
自分の高天原の最初の思い出は、まだ傾いた屋根の頃、「風呂に行くんだ。」という軽い気持ちで、小屋のサンダルを借りて行って壊してしまった事。
風呂上がりに、登山靴は似合わないと思ったのですが、往復が「ちゃんとした」山道なのがわかりませんでした。
救急用品は消毒薬、三角巾まで含めて一通り持っていました。ただ、雨なのでザックの一番奥に入れており、大した出血ではなさそうだったのもあり、出すのが面倒だと、タオルで「傷口をふさぐ様に圧迫止血」したのです。しばらくは、タラタラでたのですが、止まった様なので、そのまま三俣に駆け込んだのですわ。鏡とかで確認できなかったのがよかったんだと思います。後続の単独の方や、すれ違う方たちは、自分の顔を見て深刻な顔にかわるので、イヤな感じでしたわ。
こんにちわ。
お怪我の具合はいかがですか。頭なので心配です。BochiBochiさんのようなベテランでも怪我をなさるのですから、怖いですね。
双六岳の「飛行場」ってなんですか?広々しているから?他の方のレコでも飛行場って書いてあるのを見たことがあります、
お大事になさってください。
3737さん ありがとうございます。
経験の多寡ではないと思ってますんで。
大した経験でもありませんし、注意力が散漫になっていたから、コケたんです。
コケた場所がわるかったから、こうなりました。
風雨が強いところを抜けてフッと気が緩んで転びました。
どんなところでも、集中力は切らさないようにしないとネ。
単独の時は、なおさらです。
と、猛反省しています。
「双六飛行場」は、my-rantarouさんが使われていたのを初めて見たのですが、
小屋から一段上がった分岐のあたりは、平坦なところが広がっていて、言いえて良いなとおもいました。
同じようなところにおりました。
でも大変でしたね
あそこでお怪我なさると下山まで遠いですが、そのまま運転もされたとは!ご無事で何よりでした。
この辺はたおやかな雰囲気で危険という感じがしないところが落とし穴ですね
安全なところはどこにもないというのを肝に命じなければ。。。
うちの妻は、品川駅前の横断歩道の白いシマシマ部分(高さ1ミリ位?)に躓いて捻挫したり、酔っぱらって赤坂見附駅の階段から転げ落ちて骨折したりと、都内で色々やらかした経験があり、山以外でも要注意ですね
bochiさんの脳検査もなにごともありませぬよう、祈念いたします!
penさん お久しぶりです。
私、帰ってからお二人の記録チェックしてましたヨ。
私が笠新道分岐を抜けてから降りてこられたみたいですね。
本当「接近遭遇!」残念。
(m&kohiグループとは記念撮影されている!)
山での遭難経験はありませんが、よく都内で遭難しています。
>山以外でも要注意。ですね。
レコを見ていて何かあったのかなって思いましたが、伊藤新道使って雲ノ平に行かれたのかなって最初悠長にかんがえてました。
そうしたら最後の方の写真や感想読むと!!
ん!?大変なことが起きてるじゃないですか。
ボチさんの山で経験されてたくさんのことからすると大したことではないのかもしれませんが、お大事にしてください。
その後いかがですか。
自分も気を付けようと思いました。
沢も岩も登山道も何かあると大変なシーンたくさんありますよね。
metaさん おはようございます。
昨日、ちょっといろいろありまして、2日間チェックできずにいました。
ご心配おかけして申し訳ありません。
ふつうに2針縫う怪我と考えたら、大したことないのですが、
山中を止血して歩かなければならなったので、緊張しました。
三俣小屋に診療所があって2hくらいで処置していただけたので、助かりました。
安全と思える所の方が気が抜けて転倒事故が多いようにも聞いています。
お互い気を付けて続けていきましょう。
私の場合、加齢により反応が鈍くなっているのが最大の原因かも・・・。
アクシデントから一週間経ちましたが、その後の具合はいかがでしょうか?
怪我の様子を見る限り決して軽くはなさそうですから、しっかりと先生の忠告を守って治してくださいね
それにしても結構な出血でも冷静にその後の行動ができるのは、さすがに経験によるものでしょうか。
私だったら確実にうろたえそう
なんせ自分の採血の時でも目をそらしてしまうほどの血が苦手
そうそう、お酒は傷口に障るのでは?
もちろん禁酒してますよね〜?
kenさん ありがとうございます。
今週の土曜日に、抜糸・(心配な )脳波検査です。
多分、問題ないと思います。
仕事も普通にこなしていますし、生活に困った事はありません。
最後の念押し、ありがとうございます。
化膿止めの薬が2日でなくなりましたので、その前(家に帰って寝る前)から毎日、体の中からアルコール消毒はかかしていません。
前の病気の時と同じ様に、お医者様には(許可を)確認しております。
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