黄金山
- GPS
- 04:37
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 576m
- 下り
- 581m
コースタイム
- 山行
- 0:189
- 休憩
- 0:61
- 合計
- 0:00
11:13 新道・旧道、分岐点
12:50 黄金山
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストあります、危険箇所は特に山頂部付近です。雨天時や強風時はとても怖くて訪れる気になれません。 |
その他周辺情報 | 浜益温泉はJAF会員証提示で500円が450円に、露天風呂の脇に洗い場があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
今回は黄金山です、浜益に出掛けた際にはいつも気になっていたトンガリの山です。今年のお盆のお墓参りの時には、登ってみたいと計画していましたが、前日から天気が崩れ出し、明け方まで降っていたようです。
都合がついた息子も同行し墓参りを終えた後に、現地に近づいて国道から見上げた山頂は、厚い雲にすっぽり覆われています。駐車場に着くまでどうしたものかと悩んでいましたが、駐車場には6台の車が止まっており、出発の準備をしている方もいて、こちらも決心が着きました。
駐車場に車を止めると、さっそくアブが車に向かって突進してきます。墓地よりさらに山奥なのでちょっと数が多いですね。習性として排気ガスや温度の高いものに近づいて来るようで、十匹くらいにまとわりつかれます。
歩き出しても常に2,3匹が頭の周りをブンブン飛び回り登っている間中ずっとついてきます。しかし、ハッカスプレーをこまめにかけていたためか、止まられたり噛まれたりすることもないので、旧道の崖に取り付いてからはほとんど気にならなくなりました。
また、風の流れのある所もアブは嫌うので山頂部にいる時は、ほとんど近づいてくることはなく、山頂で1時間ほど滞在しのんびり昼食をとることができました。
諸説の中には、天敵のオニヤンマのカラーに似ているということで、トラロープをぶら下げると近づいてこないという説もありますが、同じ黄色と黒の組み合わせの服装で登った時に、私だけ大量の羽アリのような虫にまとわりつかれ何か所も噛まれたことがあるので、逆に災いを受けることがあります。
ただ、上下黒でスズメバチの襲撃を受けやすいということは、定説ですので避けるようにはしています。
さて前置きが長くなりましたが、黄金山といえば「旧道コース」と「新道コース」があり、ガイドブックも新道コースの紹介に重きを置いているようです。
ガイドブックによると、新道コースのコースタイムは登りで1時間40分、下りで1時間です、旧道コースはそれぞれもう少し時間がかかる、という程度の記述です。
息子も、友人から新道コースを勧められたそうです。しかし、私的には一度で両方のコースを見て見たいと思い、体の動きの重い妻のことが一抹の不安でしたが、旧道から登って新道から降りるコースを押し通しました…
登山口から、新道との分岐点を経て崖の取り付き地点までの約1.5劼蓮△箸討睚發やすく明るい雰囲気で森林浴が楽しむことができるので、大変気に入りました。
崖に取り付いてからは、先行している息子から「ほとんど崖のような登りが100mくらい続きそうだけど大丈夫?引き返すなら今だよ!」との声が上から降ってきます。
その直後に、足を滑らせ短い悲鳴とともにロープを掴んだまま転倒し、ぶら下がった妻の目に悲しみと、こんな所に連れてきやがって!という感情の入り交ざった視線が合うと「これは、いよいよ敗退か?」と半ば覚悟を決めました。
しかし体力と筋力はないけれど、根性だけはある妻は「ギブアップ!」を口にすることなく、左半身を泥だらけにしたまま登りを再開させました。
その後は文字通り、妻の「ヒィー、ヒィー」と悲痛なうめき声を聞きながら、山頂を目指しますが、途中で写真を撮るたびに「こんな時まで、写真を撮るなんて(怒)」と睨まれます。
確かに山頂までは、かなりの急斜面をひたすらよじ登ることと、崖をトラバースの連続ですが、しっかりとロープが張り巡らされており、木の根や枝及び岩など掴まるところもたくさんあるので、ジャングルジムやフィールドアスレチックを登る感覚にも似ており、あまり怖さは感じられず、むしろ徐々に楽しくなってきました。
前ピークに到着すると、先に到着していた息子がミックスグレーのTシャツをチャコールグレーに変えるほど汗をかき、座り込んで項垂れていました。体力がある若者にありがちな、ペース配分が速すぎて疲れ切っているパターンの様子でした。ここまで私が300ml程度の水分摂取に対して、彼は500mlのペットボトルを3本飲み干していました。
山頂部からは、天気もすっかり回復していたため、一気に視界が開け360度の景色を楽しむことができました。
増毛山塊の山頂の連なりは、残念ながら雲に覆われていて見ることができませんでしたが、当初の見込みからすれば上出来です。今回はウェザーニュースの勝ちで、Yahoo天気の負けですね。
足元の眺めも写真では伝わりにくいですが、両側にストーンと切れ落ちていて評判通りの凄い高度感です。
しかし、私の友人からも「黄金山は本当に恐いよ!」とさんざん脅かされていたので心の準備ができていたのでしょうか、去年の八剣山ほどの衝撃はありませんでした(笑)
さて、下りは予定通り新道コースを降りました。そして降りてみての感想ですが、新道コースも崖から落ちる心配がないというだけで、充分に厳しいコースでした。
その厳しさに拍車をかけていたのが、降雨による影響でした。湿った木の根や苔の生えた岩や濡れた砂利の上に靴が乗ると、とても滑り易くその度に痛めている膝が悲鳴を上げていました。
そうなると、自然と張られているロープに頼らなくてはいけないのですが、指先が露出した手袋を履いた手では、摩擦熱によってあっという間に水疱ができてしまいました。途中で交換した掌がゴム引きのものを、はじめから使用するべきでした。
山旅ロガーのデーターによると、標高739m、累積標高477m、山頂までの2.4kmを2時間、全行程4.4kmを4時間10分の行動時間でした。スライドした方は14人でした。
私の個人的な感想ですが、旧道コース楽しかったです。次回来るとすれば往復旧道コースピストンでもいいかなと思いました。
地元の山岳会の丁寧な整備と管理によって、私の妻でも(笑)旧道コースを登ることができました。
登山道に限らず、駐車場の施設も清掃が行き届いており、気持ち良く使用させていただきありがとうございました。地元の山岳会の方々の深い愛情が、随所に感じられた印象深い山でした。
コメント
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dahamaさん こんばんは。
北海道なんですね。暑いんですね、北海道も。
下山した後の、ビール 最高ですね、ゴックンゴックン。新鮮な海の幸もドえりゃー美味しそう。
奥様 凄い 凄い 身体は華奢だけど 根性の大したもんですね。
奥様に拍手です。
これからも良い山行きを。
80より
8080さん、はじめまして。コメントありがとうございます。妻の身体は…華奢に見えるだけです(笑)
8080さんのレコ、いつも内容を読む前にまずは山頂のポーズ写真を探します。そういう意味では、最新の鎌ケ岳のレコはポーズ写真がなくて残念でした(笑)天気が悪くてテンションが上がらなかったのでしょうね。
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