仙塩尾根
- GPS
- 56:00
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 3,620m
- 下り
- 3,879m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:00
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:05
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
8/5
日曜日ということで早朝から仙流荘バス停には長蛇の列ができている。
バス5台でも乗りきれず、あぶれた人は戻ってくるバスを待つことになった。
仙丈ケ岳へは大勢の登山者で賑わったが、仙塩尾根に入ったのは私一人だけ。
高望池から先は先月の台風の影響で倒木がひどく道もわかりにくい。
両俣小屋へは野呂川越から稜線を離れ急坂を下る。
小屋主の星さんは有名な方で、常に大声で指示したり、笑っている。
投宿者は登山者、釣り人が半々。
イワナ釣りでは、北の薬師、南の両俣と有名らしく、野呂川ではヤマトイワナという固有種が生息していて釣り人にとっては垂涎の地らしい。
8/6
野呂川越まで登り返し。
三峰岳から間ノ岳を往復。間ノ岳は4年ぶり。
ここであの「ここは東海〜の社有林です」の標識。森林を管理してくれるのはありがたいけど・・・。
熊ノ平小屋の夕食は、トマトシチュー、チキンの香味揚げ、杏仁豆腐と山小屋とは思えない豪華さ。
夕刻よりものすごい雷雨。近づく台風の影響だろうか。
8/7
長丁場なので2時起床、3時半出発。
夜明け前には、オリオン座や北斗七星などが見え晴天を期待させるが。
昨晩の雨で露払いしながら進むと全身びしょ濡れ状態になる。
さらに北荒川岳が近づく頃にはとうとう雨が降り出した。
ガスで頂上付近は隠れているが、塩見岳の迫力が伝わってくる。
北俣岳分岐までこの日一番の急登をこなしようやく最後の3000m峰塩見岳に到着。
展望が全く利かないのが残念。
あとは三伏峠に下るだけだが、途中で追い抜いていった方が、明日台風が来そうなので今日中に下山する、と言う。
自分には体力的に無理だと諦めていたが本谷山に着いたときには、がんばればバスに間に合うかもと思い、それからは2時間休みなく小走りで鳥倉登山口に下山した。
仙塩尾根を通称バカ尾根というが、南アルプス特有の樹林帯がこれほど長く続く尾根もないだろう。ひたすら我慢の尾根だったが、終わってみれば良い思い出である。
※遭難救助
三峰岳手前で若い女性が顔中血だらけで倒れている。
聞くと大学サークルの5人パーティで、先頭の子が道を間違え岩場を10mほど滑落したとのこと。
右足首を強烈に痛がっており骨折の可能性大だ。
靴を脱がせ持参した副木で固定し、額の傷に絆創膏をあてる。
鎮痛剤を飲ませ防寒シートをかけ落ち着かせる。
その間、警察と連絡を取り救助を要請。松本より長野県警ヘリが来てくれることになった。
通報後1時間ほどでヘリが進入。無事ピックアップして松本市内の病院へ搬送された。
残った部員たちを励まし、くれぐれも二重遭難を起こさないよう注意して別れた。
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