梅雨明けなれど・・「唐松岳・白馬岳」

2024年07月21日(日) ~ 2024年07月23日(火)

• GPS: 23:12
• 距離: 49.2km
• 登り: 4,090m
• 下り: 4,949m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:15
• 休憩: 1:13
• 合計: 5:28

距離 12.2km 登り 2,024m 下り 138m

6:22 スタート地点
6:25 6:29 白馬八方温泉 第二郷の湯
6:37 6:47 八方駅
7:24 7:27 八方池山荘
7:58 石神井ケルン
8:08 8:09 第2ケルン
8:23 8:24 八方ケルン
8:47 8:48 第三ケルン
8:48 9:03 八方池
9:06 9:10 八方池
9:12 八方池
9:18 9:21 八方池
9:23 9:41 第三ケルン
9:41 9:44 八方池
9:47 八方池
10:03 10:06 下の樺
10:45 10:51 扇雪渓
11:04 11:06 丸山
11:56 唐松岳頂上山荘

2日目

• 山行: 4:56
• 休憩: 1:02
• 合計: 5:58

距離 11.0km 登り 821m 下り 1,653m

7:12 唐松岳頂上山荘
7:33 7:39 唐松岳
8:26 8:31 不帰嶮（不帰二峰南峰）
8:48 9:24 不帰嶮（不帰二峰北峰）
10:05 不帰嶮（不帰一峰）
10:37 不帰キレット
11:36 11:51 天狗ノ大下り
12:36 12:37 天狗ノ頭
13:11 天狗山荘

3日目

• 山行: 9:55
• 休憩: 0:42
• 合計: 10:37

距離 26.0km 登り 1,245m 下り 3,158m

6:13 天狗山荘
6:46 鑓温泉分岐
7:13 7:20 鑓ヶ岳
8:16 8:23 杓子岳
9:32 9:34 丸山
10:05 10:14 白馬山荘
10:35 白馬岳
11:16 11:18 三国境
12:06 小蓮華山
12:56 13:07 船越ノ頭
13:57 白馬大池山荘
14:30 乗鞍岳
15:13 風吹大池方面分岐
15:19 天狗原/白馬岳神社
16:06 16:11 栂池山荘
16:11 栂池ヒュッテ
16:17 栂池パノラマウェイ 自然園駅
16:25 栂池パノラマウェイ 栂大門駅
16:31 16:32 ゴンドラリフト栂の森駅
16:53 16:54 栂池パノラマウェイ 栂池高原駅
16:57 ゴール地点

天候

1日目 21日 日曜
曇り・霧 一時雨 一時晴れ
西の風5m
雲が多く視界は今一
2日目 22日 月曜
曇り・霧 一時雨
西の風5m 後15m
視界は皆無
3日目 23日 火曜
曇り時々晴れ 一時雨
西の風20m以上 後5m

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

八方尾根第3駐車場を利用した
無料駐車場でゴンドラに一番近い
トイレ有り
八方のゴンドラ・リフトと 栂池のロープウェイ・ゴンドラを利用
最後はタクシーで栂池から八方へ戻った
本数は少ないけど路線バスも有る

八方池山荘前のトイレは利用できる
他に各リフト・ゴンドラ駅舎と 八方池手前と栂池自然園にトイレ有り

コース状況／危険箇所等

八方尾根を登り 唐松岳・不帰キレット・天狗の頭・白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳・小蓮華岳・白馬乗鞍岳を経て 栂池自然園に下りた
唐松山荘と天狗山荘で2泊した

1日目
上のリフト搭乗中にまさかの雨
カッパの上だけ着用 雨は八方池手前であがったが 風が涼しくて最後まで着たまま
整備の良い道 八方池まで人が多い 花も多い
緑色の蛇紋岩の山は珍しい植物が有るけど濡れるとよく滑る
丸山から先は花崗岩の少し痩せた尾根になる
山荘チェックイン後 唐松岳の姿が現れた
他に水晶岳・黒部五郎岳方面が見えていた

2日目
白馬岳頂上宿舎まで行くつもりで 朝食を弁当にして欲しいと言ったが対応してない 代わりに行動食セット1500円を購入した
中身はジャムパン・野菜ジュース・塩飴・チョコバーなど なぜか？コンニャク畑も
5時発を予定したが激しい風雨 7時まで雨待機白馬岳頂上宿舎は諦め 天狗山荘を目標にした
普通に朝食をお願いしておけばよかった
予報風速は15mだったが実際は10mくらいか？
まったく視界の無い一日で 早めに天狗山荘に着いた 頂上宿舎と同系列なので快く手続き
不帰キレットは霧で視界が無く 高度感も恐怖感もなかった ペンキマークがたくさん有るので迷うことはない と言っても大キレットのように親切に足を置く位置までマークしているわけではない こちらの方が面白いと思う

3日目
天気が落ち着くことを期待したが 3日間で一番の強風だった 白馬鑓ヶ岳と杓子岳付近では風速20〜25mくらい 体を風上に傾けて歩いた
次の日はもっと荒れる予報だったので 本日中に下山した 栂池ロープウェイは最終の前の便だった
昼前から風はゆるみ 時々視界も良くなったが 最後の天狗原から栂池自然園に下りる途中 まさかの雷雨に遭遇した 通り雨だったけど

3日間通して 各種の花が励みになった
雨風が強い時は撮影してないので 撮影カット数は通常の1/4になった
時々現れる展望も迫力があった

軌跡を見ると 天狗山荘から夜のうちに八方池山荘まで行っているが 役行者でもあるまいにこれは何かの間違い
歩行距離と標高差も無視で・・

その他周辺情報

八方の駐車場近くで八方温泉 八方の湯を利用した
850円

写真

7/21 6:24

八方尾根第3駐車場
無料でゴンドラに一番近い
トイレ有り
背景の尾根は雲に隠れてる

7/21 7:11

ゴンドラとリフトの
乗り継ぎに
クルマユリ
リフト下も花が多い

7/21 7:26

マルバシモツケ

7/21 7:27

八方池山荘
まさかの雨でカッパの上着用
人が多いので早々に歩き出す
トイレは使えるようになった

7/21 7:37

ハッポウウスユキソウ？

7/21 7:56

ハッポウタカネセンブリ？
見たかった花
5mmも無い
意外に小さい
風雨で撮影に苦労する

7/21 8:08

第2ケルン手前のトイレは使える

7/21 8:15

クモマミミナグサ

7/21 8:18

シオガマの共演

7/21 8:22

雨があがる
風はしっかり
上着を着て快適だった

7/21 8:24

キバナノカワラマツバ

7/21 8:25

マツムシソウ咲き始め

7/21 8:41

ハクサンコザクラ

7/21 8:54

クガイソウ

7/21 9:01

ハクサンシャジン？

7/21 9:04

ワレモコウ
俺だって紅い

7/21 9:08

水辺のイワイチョウ

7/21 9:09

ミヤマアヅマギクと
ミヤマダイモンジソウ

7/21 9:12

トンボソウの仲間？

7/21 9:12

ムシトリスミレ

7/21 9:42

丸山まで雲が上がった
人が多いのは八方池まで

7/21 9:55

高妻山
右は戸隠山

7/21 9:57

イチヤクソウ

7/21 10:01

ミヤマホツツジ

7/21 10:02

カンバ林を抜ける

7/21 10:10

キスゲの斜面から
八方池を見下ろす

7/21 10:11

タイゲキ？
トウダイグサ？

7/21 10:11

ハクサンチドリ

7/21 10:26

オオサクラソウ
オオヘンリーじゃないけど
最後の一輪

7/21 10:45

扇雪渓

7/21 11:10

ツガザクラ

7/21 11:26

イワカガミ

7/21 11:49

丸山を気付かず通過した
花崗岩になる

7/21 11:59

ヨツバシオガマ？

7/21 12:01

ハクサンフウロ

7/21 12:05

唐松山荘
明日の好天を信じて
早出のため弁当を依頼
未対応のため代わりに
行動食セットを購入

7/21 12:59

毛勝三山

7/21 13:52

右 薬師岳
左 黒部五郎岳？
その左 水晶岳？

7/21 13:52

立山三山
劔岳は雲が取れず

7/21 13:54

唐松岳が登場
翌日通るからと
登らなかった
不帰のピークを見損なった

7/21 14:02

五竜岳

7/22 7:10

2日目 7時まで雨待機
目標を白馬岳頂上宿舎から
天狗山荘に切り替えた
行動食セットより
朝食を頼めばよかった

7/22 7:13

唐松岳手前にコマクサ

7/22 7:34

唐松岳山頂
三角点有り
展望は無い
風速は5mくらい

7/22 7:35

予報より風も弱いので
不帰キレットに踏み込む

7/22 8:26

不帰�曲�南峰
風が少し強くなる
10mくらいか？
霧雨も

7/22 8:27

ヤハズハハコ？

7/22 8:41

ハクサンシャクナゲ？
ピンクのメッシュ入り

7/22 8:43

花崗岩から
青灰色の岩に変わる
少し滑るし
もろい部分も有る

7/22 8:48

と思ったら
不帰�曲�北峰
回りくどい名付け
�曲�・�景�でいいのに
ここから鎖が続く

7/22 8:55

雷鳥オス
なぜか？今回は
オスばかり三羽見た

7/22 9:00

チシマギキョウ
花が毛深い
ガクが反って無い

7/22 9:16

カラマツソウ

7/22 9:18

7/22 9:21

一枚岩を巻く所に
不帰険という看板が有った
撮影しないで通過したけど
あれが不帰�喫�だったか？

7/22 9:25

鉄梯子か1ヶ所

7/22 9:35

斜めった鉄橋が1ヶ所
ここは横を通った

7/22 10:38

不帰キレット底で
2日目に見た唯一の風景
不帰沢の雪渓と
岩岳スキー場

7/22 10:55

天狗の大下り
北行なら大登り
ガレ・ザレ斜面

7/22 11:05

クモマスミレ？

7/22 11:41

シコタンソウ

7/22 11:50

天狗の大下りを
登りきった

7/22 12:27

深山のダイコン畑

7/22 12:35

天狗の頭
ここからザレ場の緩斜面
風通し良い

7/22 12:38

ミヤマシオガマ

7/22 12:42

〇〇オウギ？

7/22 12:43

・・オウギ？
葉が違う

7/22 13:05

アオノツガザクラ

7/22 13:07

天狗山荘までたどり着いた
不帰だけど
帰宅厳守である

7/22 13:08

山荘前の水場
雪田の融水？
早目にチェックイン
5時スタートなら
余裕で通過できたけど

7/23 6:10

翌朝は晴れスタート

7/23 6:10

妙高山と火打山
左端は焼山か？

7/23 6:10

左端は乙妻山
その右高妻山
右に続く戸隠山
右奥は上信国境の稜線？

7/23 6:10

山荘前の雪田を登る
スプーンカットの
凹みに足を置けば
蹴り込む必要も無い

7/23 6:26

右が四阿屋山
左が根子岳？

7/23 6:27

ウルップソウ
天狗の頭から三国境まで
たくさん有ったが
やや古い
天狗池から白馬鑓ヶ岳の
間が咲き始めできれい

7/23 6:33

毛勝三山

7/23 6:34

劔岳と
立山三山
この後は雲に隠れた

7/23 6:34

目指す白馬鑓ヶ岳

7/23 6:42

振り返る天狗の頭

7/23 6:45

鑓温泉分岐
白馬鑓ヶ岳はガスに
包まれる
ここから今回一の風
20mを超えていた

7/23 6:48

霧の動きは激しい

7/23 7:19

白馬鑓ヶ岳山頂

7/23 7:28

風とガスの中
お花畑が次々に現れる

7/23 7:37

ミヤマオダマキ
風が強くて・・

7/23 8:18

杓子岳山頂

7/23 8:44

大雪渓を見下ろす
たしかに雪ひ少ない
8月7日目指して
夏道整備中だが
間に合うかどうか？

7/23 8:47

白馬岳の霧が取れた
右は小蓮華岳付近

7/23 8:54

振り返る杓子岳
右奥は白馬鑓ヶ岳

7/23 9:20

お花畑が点在する
ハクサンフウロと
シロウマタンポポ
クルマユリ

7/23 9:25

クロユリ

7/23 9:27

ミツバオウレン

7/23 9:27

クワガタソウ

7/23 9:32

登りたい旭岳
もう1泊して・・
と思ったけど
明日は大荒れ予報
とっとと下山しよう

7/23 9:47

ミヤマダイコンソウと
白い点々はコゴメグサ

7/23 9:56

白馬山荘手前から
振り返る
左 杓子岳
その右 白馬鑓ヶ岳
頂上宿舎右上は丸山
花が多いピークだった

7/23 10:13

白馬山荘は
ヘリで荷揚げ中

7/23 10:31

白馬岳頂上
三角点有り
晴れ間も有るけど
霧で展望は無い

7/23 10:47

ミヤマキンバイ？
黄色い五弁花は
見分けに自信無し

7/23 10:49

ミヤマアヅマギク
向こうはイワベンケイ？

7/23 10:50

ツクモグサは
果穂になっていた

7/23 10:52

右は雪倉岳
左奥の朝日岳は
すぐにガスに隠れた

7/23 11:22

三国境を超えて
小蓮華岳を目指す

7/23 11:27

イワギキョウ

7/23 12:03

小蓮華岳山頂
三角点と
奉納された鉄剣が立つ

7/23 12:25

イブキジャコウソウ

7/23 12:25

タカネナデシコ
カワラとタカネの違いは
場所か？

7/23 12:29

華やか

7/23 12:39

トウヤクリンドウ
つぼみ出る

7/23 12:51

振り返る小蓮華岳

7/23 12:56

船越の頭
どこをどうやって
船が越えたのか？

7/23 13:25

リンネソウロード
写真に撮れないし
気付く人もまれ

7/23 13:30

ゴゼンタチバナ密集

7/23 13:46

広がるチングルマ

7/23 13:54

白馬大池
対面はなだらかな
白馬乗鞍岳
見た目と違って大石ゴロ
山荘周辺も
お花畑が広がる

7/23 13:55

タテヤマリンドウ

7/23 13:56

アヤメ

7/23 13:56

ムカゴトラノオ畑

7/23 13:56

オトギリソウ

7/23 13:57

ハクサンイチゲ

7/23 13:58

チングルマ

7/23 14:07

白馬大池から振り返る
船越の頭と小蓮華岳

7/23 14:08

白いコケモモ

7/23 14:29

白馬乗鞍岳のケルン
ここより
高いところも有るけど
寄る時間も道も無い

7/23 15:17

天狗原の湿地で
トンボソウの仲間？

7/23 15:18

天狗原
RW駅までコースT1h
終発は4時40分 焦る
乗り遅れたら
ステーションビバーク
まさかの雷雨 通り雨
カッパを着てカメラをしまう
よって撮影はここまで

撮影機器：

Canon EOS R8 Canon

感想

つうぶう

不帰(かえらず)キレットと 未踏の杓子岳・白馬鑓ヶ岳を目的に歩いた。
梅雨明けで麓の週間予報には 晴れマークが続いている。
花と天候と展望に期待して入山。
花に恵まれ、歩く励みになったが、風と雨で撮影カットはずいぶん少ない。
天候は予想外で、曇り・霧・晴れ・雨に加えて強風の不安定な3日間だった。
20mくらいの風でも、雨がなければ行動に支障無いことを確認できた。
展望は、一時的に霧が晴れると現れる絶景が より強く印象に残った。

明けた24日は 麓でも強目の雷雨。
三国境から白馬大池を経て下る道中、入山する人がたくさんいた。
彼らは 山小屋に缶詰めになっているのだろうか？無理な行動がないことを願う。
山行が不帰にならないように・・