191 幌尻岳

2024年07月25日(木) ~ 2024年07月27日(土)

• GPS: 16:32
• 距離: 30.4km
• 登り: 1,926m
• 下り: 1,930m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:29
• 休憩: 0:11
• 合計: 4:40

距離 11.0km 登り 641m 下り 173m

11:29 第2ゲート
12:06 奥幌尻橋 登山口
13:30 13:41 北海道電力取水施設
16:09 幌尻山荘

2日目

• 山行: 6:22
• 休憩: 0:48
• 合計: 7:10

距離 8.5km 登り 1,114m 下り 1,112m

4:59 幌尻山荘
6:30 6:49 命の水
8:39 8:42 大岩
8:45 振内・新冠コース分岐
9:01 9:18 幌尻岳
9:27 振内・新冠コース分岐
10:55 11:04 命の水
12:09 幌尻山荘

3日目

• 山行: 4:31
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:31

距離 10.9km 登り 171m 下り 645m

6:40 幌尻山荘
9:19 北海道電力取水施設
10:40 奥幌尻橋 登山口
11:11 第2ゲート

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 飛行機

往路:新千歳空港からガイド車で「とよぬか山荘」乗換え、シャトルバスで「第２ゲート」
復路:「第２ゲート」からシャトルバスで「とよぬか山荘」乗換え、ガイド車で新千歳空港

コース状況／危険箇所等

百名山:076/100
シャトルバス（要予約）時刻
とよぬか山荘発4:00、8:00、10:40
第２ゲート発9:30、12:00、17:00
※額平川が増水すると運休します。
渡渉は深い所で股くらい(身長160cmの場合)
本流の渡渉回数24回(下山時調べ)
※増水後にルート・回数は変わることがあります。

その他周辺情報

ガイドツアー:Guide Office Pika
https://mg-pika.com
前泊:日高町/ひだか高原荘
宿泊:幌尻山荘
温泉:びらとり温泉/ゆから

写真

7/25 8:14

シャトルバスの発着点、とよぬか山荘。
ここまでの公共交通機関なし!
車を運転しない人にとっては既に秘境。

7/25 8:01

小中学校の廃校を宿泊施設に転用しています。お風呂やコインランドリーあり。客室は２段ベッド。
乗る予定だった8:00のシャトルバスが運休したため、10:40まで山荘内で待機。

7/25 8:14

バス乗車券は自販機で購入。往復7,000円となかなかのお値段。新札使えます。

7/25 10:11

幌尻岳シャトルバス。1・2便は運休したため、本日唯一運行の3便は2台運行。
なお、前日・前々日は増水のため全便運休していたので3日ぶりの運行。

7/25 10:18

出発!車内ではビールや炭酸飲料水の販売があります。所要時間は第２ゲートまで45〜50分くらいでした。

7/25 11:30

第２ゲートを出発。

7/25 11:57

ウメバチソウ

7/25 11:57

こんな感じの林道を8km歩きます。平取町にふるさと納税をすると、この区間をパスできる百名山ハンターにはウルトラ素敵な特典があります。
※アブがいます!

7/25 12:34

今年から国立公園に昇格しましたので、この看板も作り替えられることでしょう。

7/25 13:04

林道を歩いていると滝に出くわします。滝�　�

7/25 13:12

滝��

7/25 13:25

あと1kmで北電取水施設。

7/25 13:28

滝��

7/25 13:32

北電取水施設前には携帯トイレブースがあります。ここを過ぎると、幌尻山荘までトイレはありません。

7/25 13:42

北電取水施設。ここを渡る訳ではない。

7/25 13:47

本格的登山道の開始。最初はへつりから。

7/25 14:08

第一渡渉地点。雨の後なので水量は多め。ガイドさんのレクチャーを受け渡渉を開始します。

7/25 14:29

渡渉点にはピンクテープが付いています（増水により渡渉点が変わることもあります）。

7/25 14:30

膝くらいの浅い所は特に問題なく。

7/25 14:43

深いと水の抵抗を強く受けます。上流側を向いてカニ歩き。

7/25 14:46

死亡事故があった核心部には橋が架けられました。一人ずつ渡ります。

7/25 14:55

対岸へ渡らず、遡行する区間も。

7/25 15:06

ここはちょっと深かった。

7/25 15:35

流れの速いところの渡渉。

7/25 15:44

滝が至る所にあります。水が豊かな山域です。

7/25 16:08

小屋前の最終渡渉点

7/25 16:27

幌尻山荘に到着(^ω^)
小屋内にはザックは持ち込めないので、小屋前のブルーシートで荷物を仕分け。ザックは床下倉庫へ。

7/25 17:20

小屋の販売品。バッジはありません。とよぬか山荘で買ってください。Tシャツや手ぬぐいは、とよぬか山荘と別デザインのものがあります。

7/25 18:00

夕食・朝食はガイドさんが作ってくれます。この日の夕食は麻婆春雨丼。

7/26 5:05

山行２日目、天気予報が10時から雨のため、朝早めの出発に。
樹林帯の急登を登っていきます。エゾライチョウの群れがいました。

7/26 6:21

少し開けた所まで登ってきました。戸蔦別岳の隣の1881峰が雲から顔を出しました。

7/26 6:30

命の泉分岐。水場は少し下った所にあります。

7/26 6:36

ダケカンバの森

7/26 7:10

森林限界を超えました。

7/26 7:14

左手に北カールを見ながら（ガス多め）の稜線歩き。

7/26 7:22

エゾシオガマ

7/26 7:22

チシマフウロ

7/26 7:24

ウサギギク

7/26 7:24

ミヤマアキノキリンソウ

7/26 7:25

エゾツツジの群生

7/26 7:29

北カール

7/26 7:32

北カール斜面のお花畑

7/26 7:41

トラノオの仲間?

7/26 8:02

北カール。残念ながら周囲の峰々は姿を見せず。

7/26 8:03

チシマフウロの白花

7/26 8:10

来た道を振り返る。

7/26 8:15

イワブクロ

7/26 8:21

ハイマツ帯を進みます。傾斜緩く楽しい道のり。
一瞬でも山頂見えないかなー(´・ω・`)

7/26 8:43

新冠陽希コース分岐

7/26 8:53

幌尻岳登頂!
思えば遠くまで来たもんです…（感慨深げ）

7/26 9:01

戸蔦別岳方面

7/26 9:01

東カール。山頂からは両側にカールが見渡せます。

7/26 9:33

チシマギキョウ

7/26 10:18

彩り鮮やかなお花畑

7/26 12:24

雨はパラついた程度で、無事山荘に帰着。

7/26 16:32

２日目の夕食は炊き込み御飯でした🍚

7/27 6:32

３日目。今日は下山日です。
今回の山行ではレンタルで沢靴と靴下、沢スパッツを調達（現地でヘルメットも追加）していました。この靴、学校の上履きみたいですけど9000円もするそうです。でも、足元の確かな安定感アリ。お見逸れしました<(_ _)>

7/27 6:41

小屋下の最初の渡渉点。来た時より水量は少なく穏やか。

7/27 7:06

イワナが棲んでいそうな淵

7/27 7:41

🐻さんの💩!!
往きは無かったので、ここ2日間のうちに用を足されたようです…

7/27 7:53

水しぶきを受けて気持ちいい(´ω｀)

7/27 7:56

不老の滝

7/27 8:39

最終渡渉点。下山時に数えたら、本流の対岸への渡渉は24回でした（他に対岸へ渡らない渡渉や支流の渡渉、四ノ沢出合の仮橋あり）。ここで沢靴から登山靴へ切り替えます。

7/27 9:12

北電取水施設まで戻ってきました。

7/27 11:18

第２ゲートの待合室?避難小屋?
最終バスに乗り遅れたらここでビバークです。

7/27 11:18

【重要なお知らせ💥】

撮影機器：

XQ-DQ44 Sony

感想

yokohamanoG3

公共交通機関の便が超絶悪い幌尻岳は、車を運転しない人間にとってはこの上ない秘境です。何度も繰り返す渡渉、ヒグマの危険、さらにはシャトルバスや小屋の予約の困難さも加わり、色んな意味で日本百名山最難関になっています。
今まで初めて行く山は全てソロ山行でしたが、ここだけはどうにも一人で行ける気がせず、初のガイドツアー参加となりました。
前日までまとまった雨が降り、シャトルバスが運休していて入山できるか心配でしたが、3便のみ運行確定の情報がありホッとしました。幌尻はバス運休で入山できず、何年か越しでようやく山頂に立てる方も多いと聞くので、１回で入山できた自分は運が良い方かも知れません。
額平川コースの核心部である渡渉は、案内していただく安心感からか、不安を感じることなく楽しくこなす事ができました。冷たくて気持ちいい(ﾟ∀ﾟ)!沢靴の安定感にもビックリ!殆ど滑りませんでした。
小屋から山頂までは難しいところもなく、曇天ながらも予想以上のお花畑が見られて大満足。
深田百名山を始める前には知らなかった山が、こんなにも楽しませてくれる山だったとは思いも寄らず、とても良い経験になりました。
最後に、今回ガイドしていただいたGuide Office Pikaさん、ツアー同行のKさん、Fさん御夫妻、本当にお世話になりました(^ω^)皆様の健脚健康をお祈り申し上げます。