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Yamareco

記録ID: 7106463
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

兵庫県&岡山県 鍋ヶ谷林道〜船木山〜駒の尾山〜大海里峠+ひまわり畑

2024年08月05日(月) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:10
距離
9.8km
登り
679m
下り
680m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:35
休憩
0:36
合計
4:11
9:38
2
せせらぎランド駐車場
11:18
11:28
20
11:48
6
11:54
11:56
20
12:16
3
駒の尾山&鍋ヶ谷山分岐
12:19
12:39
3
12:42
24
駒の尾山&鍋ヶ谷山分岐(2回目)
13:06
42
13:49
せせらぎランド駐車場
展望や旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離10km、歩行時間3時間30分、歩行数18,200歩、消費カロリー1,200Kcal
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 せせらぎランドの駐車場に自動車を停めました。10台程駐車可能です。
 以前は鍋ヶ谷林道の途中に駐車する方もおられましたが、入口<写真09>から車両進入禁止のようです。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。船木山<写真15〜17>登山道の一部にササを片手でよけないと肩や頭に当たる細道があります。足元は見えますし迷いようがありませんが、これをヤブコギという人もいるかもしれません。
 船木山頂上<写真15〜17>から駒の尾山頂上<写真24〜29>を経て大海里(だいかいり)峠<写真34>まではきれいに整備され歩きやすいです。
 大海里(だいかいり)峠<写真34>からせせらぎランド駐車場までは、一部、ぬかるみやちょろちょろ流れの渡渉がありますが、大雨でなければ大丈夫でしょう。

 せせらぎランド駐車場から船木山頂上<写真15〜17>までは、一部、ササが体に当たる細道があります。
 舗装道路から鍋ヶ谷林道に入ると、入口<写真09>から一般車両進入禁止になったようでした。小石がゴロゴロして溝状に掘れている箇所がありますが、歩くのには支障ありません。渡渉はなく、1か所水たまりになりかけがあっただけでした。
 船木山登山口<写真11>は道標の右に取り付き点があります。最初は石埋まりで少し崩れやすいですが、ステップが切ってあり、すぐに踏み固められた道になります。
 標高1,200m辺りからシダの間の細道になり、足に当たりますが足元は見えます。シダはそのうちにササにかわり、片手でよけないと肩や頭に当たる細道がしばらく続きました。足元は見えますし迷いようがありませんが、これをヤブコギという人もいるかもしれません。

 大海里(だいかいり)峠<写真34>からせせらぎランド駐車場までは、一部、ぬかるみやちょろちょろ流れの渡渉があります。
 大海里(だいかいり)峠<写真34>からは基本は木の間の細道で、2か所程ぬかるみがありました。
 標高1,010m辺りでちょろちょろ流れを渡りますが、ここだけは少し周辺を確認しました。石ゴロ道にちょろちょろと水が流れていましたがすぐに終わり、また明瞭な細道になりました。
 苔むした石がゴロゴロした箇所もありますがすぐに越えられ、木製のはしご状の橋を渡るとほどなく舗装道路が見えてきます。 
その他周辺情報  兵庫県宍粟(しそう)市では11月14日までの土日に猟友会による害獣駆除活動が実施されます。兵庫県側の山中や麓は要注意です。
01南光ひまわり畑漆野・本村地区…山行前に兵庫県佐用町の南光ひまわり畑に寄り道。漆野・本村地区はこの日から8月12日まで開園だそうです。漆野公民館近くの駐車場から千種川沿いに北上し、奥(北)から2番目でやっとこの状態でした。草が茂ったあぜ道を歩きながら動画も撮りました。
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01南光ひまわり畑漆野・本村地区…山行前に兵庫県佐用町の南光ひまわり畑に寄り道。漆野・本村地区はこの日から8月12日まで開園だそうです。漆野公民館近くの駐車場から千種川沿いに北上し、奥(北)から2番目でやっとこの状態でした。草が茂ったあぜ道を歩きながら動画も撮りました。
02ひまわり畑越しに中国自動車道高架…北端のここが最もよく咲いていました。背後に中国自動車道の赤い高架が見えています。今年は猛暑で管理が大変だったようです。協力金中学生以上200円で足りるのでしょうか。
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02ひまわり畑越しに中国自動車道高架…北端のここが最もよく咲いていました。背後に中国自動車道の赤い高架が見えています。今年は猛暑で管理が大変だったようです。協力金中学生以上200円で足りるのでしょうか。
03北端のひまわり畑…実は、駐車場から遠いほう(北)ほどよく咲いており、奥から2番目<写真01>とここ以外はほぼつぼみでした😅駐車場が満車(30台)になったら、空きが出るまで閉園だそうですが、見終わるまで貸し切り状態でした。
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03北端のひまわり畑…実は、駐車場から遠いほう(北)ほどよく咲いており、奥から2番目<写真01>とここ以外はほぼつぼみでした😅駐車場が満車(30台)になったら、空きが出るまで閉園だそうですが、見終わるまで貸し切り状態でした。
04ひまわり畑を飛ぶアキアカネ…中央少し上のほうに飛翔中のアキアカネが写っています。動画を撮っていると何度か映りました。千種川の水音で聞こえにくいですが、ミンミンゼミの鳴き声がよく聞こえていました。
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04ひまわり畑を飛ぶアキアカネ…中央少し上のほうに飛翔中のアキアカネが写っています。動画を撮っていると何度か映りました。千種川の水音で聞こえにくいですが、ミンミンゼミの鳴き声がよく聞こえていました。
05ヒナバッタ…せせらぎランドの駐車場に自動車を停めて靴を履き替えていると、車の窓枠に体長3cm足らずのバッタがいました。ヒロバネヒナバッタに似ていますが、翅はほぼ一定の幅で体色は全体的に薄く、腹部の黒い縞模様と首の付け根辺りの白い「く」の字型の模様も特徴です。ヒロバネのほうはたまに見かけますが、こちらは初めて見ました。
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05ヒナバッタ…せせらぎランドの駐車場に自動車を停めて靴を履き替えていると、車の窓枠に体長3cm足らずのバッタがいました。ヒロバネヒナバッタに似ていますが、翅はほぼ一定の幅で体色は全体的に薄く、腹部の黒い縞模様と首の付け根辺りの白い「く」の字型の模様も特徴です。ヒロバネのほうはたまに見かけますが、こちらは初めて見ました。
06鍋ヶ谷山…舗装道路を歩き始めると、前方に目指す鍋ヶ谷山<写真22>が見えました。縦走路ではピーク感がなく通過点としか思えませんが、麓から見上げるときれいな山容です。特に、駐車場北の池越しはお気に入りのアングルです。
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06鍋ヶ谷山…舗装道路を歩き始めると、前方に目指す鍋ヶ谷山<写真22>が見えました。縦走路ではピーク感がなく通過点としか思えませんが、麓から見上げるときれいな山容です。特に、駐車場北の池越しはお気に入りのアングルです。
07後山…今度は前方に後山が見えました。2週間前に登ったので、今回は行きません。
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07後山…今度は前方に後山が見えました。2週間前に登ったので、今回は行きません。
08西河内川段々滝…上流を振り返ってみました。ここは鍋ヶ谷渓谷の上流部にあたり、水と岩が美しい景観をつくり出しています。動画も撮りました。
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08西河内川段々滝…上流を振り返ってみました。ここは鍋ヶ谷渓谷の上流部にあたり、水と岩が美しい景観をつくり出しています。動画も撮りました。
09鍋ヶ谷林道入口…ここから舗装道路から逸れて小石がゴロゴロした道に入ります。自動車は進入禁止のようです。溝状に掘れている箇所がありますが、歩くのには支障ありません。
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09鍋ヶ谷林道入口…ここから舗装道路から逸れて小石がゴロゴロした道に入ります。自動車は進入禁止のようです。溝状に掘れている箇所がありますが、歩くのには支障ありません。
10西河内川支流…たまに沢が見えます。渡渉はなく、1か所水たまりになりかけがあっただけでした。
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10西河内川支流…たまに沢が見えます。渡渉はなく、1か所水たまりになりかけがあっただけでした。
11鍋ヶ谷林道船木山登山口…周辺の苔むす石群を動画にも撮りました。取り付きは道標の右側です。
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11鍋ヶ谷林道船木山登山口…周辺の苔むす石群を動画にも撮りました。取り付きは道標の右側です。
12船木山登山口苔むす岩群…登山口の道標<写真11>の向かいです。比較的大きな岩で、以前からあります。落石をよけたのでしょうか。なお、ここからさらに林道を進むと標高1,035m辺りに鍋ヶ森神社奥の院があります。7年前はそこから後山に登りました。最後は根曲がり竹の間をぬうように歩けましたが、現在は完全なヤブかもしれません。
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12船木山登山口苔むす岩群…登山口の道標<写真11>の向かいです。比較的大きな岩で、以前からあります。落石をよけたのでしょうか。なお、ここからさらに林道を進むと標高1,035m辺りに鍋ヶ森神社奥の院があります。7年前はそこから後山に登りました。最後は根曲がり竹の間をぬうように歩けましたが、現在は完全なヤブかもしれません。
13アキアカネ…ナツアカネに似ていますが、胸部側面にある3本の黒い筋模様のうち真ん中が先細りになります。
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13アキアカネ…ナツアカネに似ていますが、胸部側面にある3本の黒い筋模様のうち真ん中が先細りになります。
14稜線出合…写真ではササヤブに見えますが、かき分けずに出られました。ただし、道中は手でよけないと頭や肩に当たる細道がありました。
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14稜線出合…写真ではササヤブに見えますが、かき分けずに出られました。ただし、道中は手でよけないと頭や肩に当たる細道がありました。
15船木山頂上…岡山県美作(みまさか)市側のピーク標の左奥に後山頂上がわずかに見えています。
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15船木山頂上…岡山県美作(みまさか)市側のピーク標の左奥に後山頂上がわずかに見えています。
16オトギリソウ…花の直径は1cm少々と少し小さめでした。花弁や萼に黒斑があるのが特徴です。サワオトギリは花弁の縁に黒斑があります。
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16オトギリソウ…花の直径は1cm少々と少し小さめでした。花弁や萼に黒斑があるのが特徴です。サワオトギリは花弁の縁に黒斑があります。
17アキアカネ♂…成熟したオスは腹部のみが真っ赤になります。船木山周辺のリョウブなどにも止まっていました。鍋ヶ谷林道の途中からずっとついてきたアカウシアブのメスたちは、彼らをシカトしてこちらに襲いかかってきましたが、すぐに払えば大丈夫でした。
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17アキアカネ♂…成熟したオスは腹部のみが真っ赤になります。船木山周辺のリョウブなどにも止まっていました。鍋ヶ谷林道の途中からずっとついてきたアカウシアブのメスたちは、彼らをシカトしてこちらに襲いかかってきましたが、すぐに払えば大丈夫でした。
18船木山西尾根より日名倉山…南方面少し東寄りです。右端のほうに白い鐘楼が見えているのですぐにわかります。以前はこの中に入りリュバンベールの鐘を鳴らすことができましたが、現在は駐車場横のベルピールホールとともに施錠されています。一時は「コスプレーヤーの聖地」とも呼ばれたのですが、寂しい限りです。周辺の散策は可能です。
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18船木山西尾根より日名倉山…南方面少し東寄りです。右端のほうに白い鐘楼が見えているのですぐにわかります。以前はこの中に入りリュバンベールの鐘を鳴らすことができましたが、現在は駐車場横のベルピールホールとともに施錠されています。一時は「コスプレーヤーの聖地」とも呼ばれたのですが、寂しい限りです。周辺の散策は可能です。
19船木山西尾根より駒の尾山&鍋ヶ谷山&大海里山…西北西方面です。左奥が駒の尾山<写真24〜29>、右手前が鍋ヶ谷山<写真22>、右端奥の尖ったのが大海里山(だいかいりやま)です。
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19船木山西尾根より駒の尾山&鍋ヶ谷山&大海里山…西北西方面です。左奥が駒の尾山<写真24〜29>、右手前が鍋ヶ谷山<写真22>、右端奥の尖ったのが大海里山(だいかいりやま)です。
20リョウブ&ヤマウラギンヒョウモン?…後翅裏側の翅の付け根周辺の白斑が3つくっつくように並んでいることでギンボシヒョウモンと、同翅の縁の白斑が明瞭なM字型ではないことでオオウラギンヒョウモンと見分けられます。ウラギンヒョウモンは本州に2種類いますが、前翅の縁のくびれがきつくなさそうなのでサトウラギンヒョウモンではないと判断しました。動画にはハナカミキリの仲間も映っています。
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20リョウブ&ヤマウラギンヒョウモン?…後翅裏側の翅の付け根周辺の白斑が3つくっつくように並んでいることでギンボシヒョウモンと、同翅の縁の白斑が明瞭なM字型ではないことでオオウラギンヒョウモンと見分けられます。ウラギンヒョウモンは本州に2種類いますが、前翅の縁のくびれがきつくなさそうなのでサトウラギンヒョウモンではないと判断しました。動画にはハナカミキリの仲間も映っています。
21三角点「粟倉」…標高1,235.1mの三角点です。道からわずかに逸れる位置にあり道標がないので、知らなければスルーしてしまうかもしれません。
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21三角点「粟倉」…標高1,235.1mの三角点です。道からわずかに逸れる位置にあり道標がないので、知らなければスルーしてしまうかもしれません。
22鍋ヶ谷山頂上…5年前は山名プレートが割れていましたが、このとおり、立派なピーク標ができていました。しかも、西側が切り拓かれ駒の尾山<写真24〜29>がよく見えます。これは衝撃でした。
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22鍋ヶ谷山頂上…5年前は山名プレートが割れていましたが、このとおり、立派なピーク標ができていました。しかも、西側が切り拓かれ駒の尾山<写真24〜29>がよく見えます。これは衝撃でした。
23鍋ヶ谷山西尾根より駒の尾山…西方面に目指す駒の尾山<写真24〜29>が見えました。この手前では歩きながら動画を撮りました。目的地を見ながら歩けるので楽しいです。
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23鍋ヶ谷山西尾根より駒の尾山…西方面に目指す駒の尾山<写真24〜29>が見えました。この手前では歩きながら動画を撮りました。目的地を見ながら歩けるので楽しいです。
24駒の尾山頂上…手前の白っぽい小さいのが標高1,280.5m頂上三角点「大茅」です。日陰はありませんが、ピーク標を中心にストーンサークルがあり、座る場所には困りません。もちろん、この時期にはやけどしそうなほど熱くなりますが。少し進んで360度パノラマ動画を撮りました。
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24駒の尾山頂上…手前の白っぽい小さいのが標高1,280.5m頂上三角点「大茅」です。日陰はありませんが、ピーク標を中心にストーンサークルがあり、座る場所には困りません。もちろん、この時期にはやけどしそうなほど熱くなりますが。少し進んで360度パノラマ動画を撮りました。
25駒の尾山ピーク標に止まったアキアカネ…乱舞とまではいきませんが、アキアカネがあっちこっちにいました。ピーク標に止まらないかと構えていたら、期待通りでした。
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25駒の尾山ピーク標に止まったアキアカネ…乱舞とまではいきませんが、アキアカネがあっちこっちにいました。ピーク標に止まらないかと構えていたら、期待通りでした。
26駒の尾山頂上より大海里山&ダルガ峰&東山&鳴滝山…北方面です。中央手前が大海里山(だいかいりやま)、すぐ左奥の平らなのがダルガ峰(なる)、中央最奥が東山(とうせん)、その左の少し高いのが鳴滝山、すぐ右手前は標高1,196.1m「若杉」峰です。動画にはもう少し左(西寄り)にある沖ノ山(おきのせん)も映っています。
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26駒の尾山頂上より大海里山&ダルガ峰&東山&鳴滝山…北方面です。中央手前が大海里山(だいかいりやま)、すぐ左奥の平らなのがダルガ峰(なる)、中央最奥が東山(とうせん)、その左の少し高いのが鳴滝山、すぐ右手前は標高1,196.1m「若杉」峰です。動画にはもう少し左(西寄り)にある沖ノ山(おきのせん)も映っています。
27駒の尾山頂上より那岐山…「西」と彫られた石の上から西方面を望みました。那岐山(なぎさん)はうっすらとしか見えませんでした。
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27駒の尾山頂上より那岐山…「西」と彫られた石の上から西方面を望みました。那岐山(なぎさん)はうっすらとしか見えませんでした。
28駒の尾山頂上より日名倉山…南尾根に続く道の側からは南南東方面に日名倉山(ひなくらさん)がよく見えました。天気が良ければこの奥に瀬戸内海と淡路島が見えます。
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28駒の尾山頂上より日名倉山…南尾根に続く道の側からは南南東方面に日名倉山(ひなくらさん)がよく見えました。天気が良ければこの奥に瀬戸内海と淡路島が見えます。
29駒の尾山頂上より鍋ヶ谷山&後山&船木山…東南東方面です。左手前が先程登った鍋ヶ谷山<写真22>、中央最奥が後山、すぐ右手前が船木山です。動画も撮りました。
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29駒の尾山頂上より鍋ヶ谷山&後山&船木山…東南東方面です。左手前が先程登った鍋ヶ谷山<写真22>、中央最奥が後山、すぐ右手前が船木山です。動画も撮りました。
30駒の尾山東尾根より三室山…引き返し始めるとすぐに北東方面に見えました。左から三室山、岩峰(標高1,300m峰)、中ショウ台(標高1,240m峰)、下ショウ台(標高1,198m峰)です。駒の尾山頂上<写真24〜29>からは木々やササが茂って見えにくくなっていたので、ほっとしました。
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30駒の尾山東尾根より三室山…引き返し始めるとすぐに北東方面に見えました。左から三室山、岩峰(標高1,300m峰)、中ショウ台(標高1,240m峰)、下ショウ台(標高1,198m峰)です。駒の尾山頂上<写真24〜29>からは木々やササが茂って見えにくくなっていたので、ほっとしました。
31駒の尾山&鍋ヶ谷山分岐より鍋ヶ谷山&後山&船木山…道標の右、東南東方面に小さく鍋ヶ谷山&後山&船木山<写真29>が見えています。ここから左の道に入りました。
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31駒の尾山&鍋ヶ谷山分岐より鍋ヶ谷山&後山&船木山…道標の右、東南東方面に小さく鍋ヶ谷山&後山&船木山<写真29>が見えています。ここから左の道に入りました。
32標高1,211m峰頂上…いつの間にか味のあるプレートができていました。展望は効きませんが、2,3人なら座って休憩できそうです。
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32標高1,211m峰頂上…いつの間にか味のあるプレートができていました。展望は効きませんが、2,3人なら座って休憩できそうです。
33マンネンスギ…岡山県では大丈夫ですが、兵庫県では絶滅危惧IB類に指定されています。高さは10cm前後で、杉の木の赤ちゃんのように見えますが、シダ植物です。大海里山の北にロープで囲まれた群生地がありますが、実はここも同規模の群生地です。マンネンスギじゅうたんを動画に撮りました。
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33マンネンスギ…岡山県では大丈夫ですが、兵庫県では絶滅危惧IB類に指定されています。高さは10cm前後で、杉の木の赤ちゃんのように見えますが、シダ植物です。大海里山の北にロープで囲まれた群生地がありますが、実はここも同規模の群生地です。マンネンスギじゅうたんを動画に撮りました。
34大海里峠…いつも西側の道標を撮るので、今回は東側を撮影しました。ササの間の細道はすぐに終わり、木の間の踏み固め道になりました。
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34大海里峠…いつも西側の道標を撮るので、今回は東側を撮影しました。ササの間の細道はすぐに終わり、木の間の踏み固め道になりました。
35ヤマジノホトトギス…花柱に斑点がなく、花の中心部は赤紫色です。また、花被片は反り返りません。花の中心部が黄色のセトウチホトトギスは花期がもっと遅いです。今回見かけたのはこれだけでした。
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35ヤマジノホトトギス…花柱に斑点がなく、花の中心部は赤紫色です。また、花被片は反り返りません。花の中心部が黄色のセトウチホトトギスは花期がもっと遅いです。今回見かけたのはこれだけでした。
36タゴガエル…ニホンアカガエルとは違い、背中線は内側に「く」の字に曲がります。ヤマアカガエルよりも多少小さめで鼻先からお尻まで3cm少々の個体が多く、後ろ足の水かきはとても小さいです。岡山県では中北部に分布し、準絶滅危惧種に指定されています。県北の登山道で見かける小さいカエルはたいていこれです。
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36タゴガエル…ニホンアカガエルとは違い、背中線は内側に「く」の字に曲がります。ヤマアカガエルよりも多少小さめで鼻先からお尻まで3cm少々の個体が多く、後ろ足の水かきはとても小さいです。岡山県では中北部に分布し、準絶滅危惧種に指定されています。県北の登山道で見かける小さいカエルはたいていこれです。
37苔むす岩塊流…道の左側です。谷沿いに転がってきたようで、苔むした岩が奧へと続いていました。動画も撮りました。
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37苔むす岩塊流…道の左側です。谷沿いに転がってきたようで、苔むした岩が奧へと続いていました。動画も撮りました。
38苔むす岩群…道の左側です。この周辺だけ大きめの岩がありました。
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38苔むす岩群…道の左側です。この周辺だけ大きめの岩がありました。
39ヒグラシ…胸部側面に明るい青緑色が見えたのでわかりました。この日は飛び立つ姿は少なく、鳴き声も聞こえませんでした。
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39ヒグラシ…胸部側面に明るい青緑色が見えたのでわかりました。この日は飛び立つ姿は少なく、鳴き声も聞こえませんでした。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【せせらぎランドから船木山へ】
 この日は盆休み前最後の山行となりました。
 出発点としたのは「せせらぎランド」です。駐車場に10台程自動車を停めることができます。この日は1台もなかったので、ここから後山山系に登る方はおられないようでした。実際に山行中誰一人会うことはありませんでした。
 すでに標高が820mあるので比較的涼しく、すぐに舗装道路から鍋ヶ谷林道に入りました。以前は林道の途中に駐車する方もおられましたが、入口から一般車両進入禁止になったようです。小石がゴロゴロして溝状に掘れている箇所がありますが、歩くのには支障ありません。渡渉はなく、1か所水たまりになりかけがあっただけでした。
 船木山登山口<写真11>は道標の右に取り付き点があります。最初は石埋まりで少し崩れやすいですが、ステップが切ってあり、すぐに踏み固められた道になります。
 標高1,200m辺りからシダの間の細道になり、足に当たりますが足元は見えます。シダはそのうちにササにかわり、片手でよけないと肩や頭に当たる細道がしばらく続きました。足元は見えますし迷いようがありませんが、これをヤブコギという人もいるかもしれません。8年前と比べると少し歩きにくくなった印象でした。
 思っていたより涼しく、尾根に出てくると27℃前後に気温が下がり、アキアカネの大群が適温場所として気持ちよさそうに飛び交っていました。彼らはその先の鍋ヶ谷山、駒の尾山まで途絶えることがありませんでしたが、鍋ヶ谷林道の途中からずっとついてきたアカウシアブのメスたちにはシカトされていました。小柄なアキアカネはアブ対策にはならないようです。
 最初の目的地である船木山<写真15〜17>の標高は、岡山県第2位ですが、登山口<写真11>から頂上までの高度差は400m足らずです。予想よりも順調に登れましたが、休憩を始めるとやはりアカウシアブのメスたちに襲われました。2週間前と同様の数でたいしたことはなく、すぐに払えば大丈夫でした。

【船木山から鍋ヶ谷山を経て駒の尾山】
 船木山から鍋ヶ谷山<写真22>、駒の尾山<写真24〜29>と中国自然歩道を歩きました。きれいに整備されており、景色を常に見ながら歩行ができるので、まるで天空の道を歩いているようです。この稜線はアキアカネロードと化しており、途絶えることなく見られました。兵庫県側も岡山県側も麓が相当暑いのでしょう。この地域でもっとも高い県境尾根に群がるのは当然だと思います。昆虫嫌いの方にとっては、地獄でしかないロケーションですが、大好きな我々にとっては、アブの恐怖をも忘れさせてくれる貴重なシーンでした。
 衝撃だったのは、鍋ヶ谷山頂上です。5年前は山名プレートが割れていましたが、立派なピーク標ができていました。しかも、西側が切り拓かれ駒の尾山がよく見えました。これで岡山県標高5位の割にはスルーされがちだった鍋ちゃんも認められるでしょう。
 天気が予報よりも悪めだったこともあり、尾根歩きで暑さや疲れを感じることなく駒の尾山頂上に辿り着きました。

【駒の尾山から大海里峠を経て下山】
 駒の尾山頂上に着くと、恒例の360度パノラマ展望<写真26〜29>を楽しみました。ここは、岡山県、兵庫県、鳥取県の高峰(他地域では低山かもしれませんが・・・)がほぼ一望できるこの山域でも屈指の展望地です。ちなみに、岡山県最高峰は後山で、2番は船木山<写真15〜17>、そして3番目に高い山がこの駒の尾山です。4番は那岐山(なぎさん)で、5番は鍋ヶ谷山<写真22>です。このうち、那岐山を除く4座は同じ稜線上にあります。駒の尾山頂上より岡山県標高ベスト5の山々がはっきりと見えるのです。兵庫県第2位の三室山は木々やササが茂って見えにくくなっていましたが、頂上から引き返し始めるとすぐに見えました。
 駒の尾山頂上から出発点となる「せせらぎランド」までの一般的な最短コースは、大海里(だいかいり)峠<写真34>経由のルートとなります。標高1,130m辺りから峠までは相変わらずマンネンスギ<写真33>の宝庫で、マンネンスギじゅうたんが広がっていました。マンネンスギはヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の常緑シダ類で、いわゆる杉ではありません。岡山県では大丈夫ですが、兵庫県では絶滅危惧IB類に指定されています。高さ10cm前後のミニ杉のような緑のじゅうたんが癒やしの空間となっており、この周辺を通るときはいつもほっこりします。まだ登山道にはみ出してはいませんが、踏まないかと足元に気を付けて歩きました。
 大海里峠から「せせらぎランド」までは、高度差約300mの下りですが、トラバース道も多く傾斜が緩いので、歩きやすいです。基本は木の間の細道で、2か所程ぬかるみがありました。
 標高1,010m辺りでちょろちょろ流れを渡りますが、ここだけは少し周辺を確認しました。石ゴロ道にちょろちょろと水が流れていましたがすぐに終わり、また明瞭な細道になりました。
 苔むした石がゴロゴロした箇所もありますがすぐに越えられ、木製のはしご状の橋を渡るとほどなく舗装道路が見えてきます。この道も久しぶりに歩きましたが、豪雨などの影響はあまりなかったようでほっとしました。
 下りが苦手な連れの訓練がほとんどできないまま盆休みを迎えますが、無理せず安全登山を楽しみたいと思います。



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