ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7106782
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剱岳(別山尾根ルート)

2024年08月05日(月) ~ 2024年08月07日(水)
 - 拍手
ジュピタ その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
17:46
距離
17.7km
登り
1,845m
下り
1,837m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:44
休憩
0:18
合計
4:02
8:34
0
8:34
8
8:42
4
9:00
9:01
17
9:18
106
11:04
11:21
75
2日目
山行
6:16
休憩
2:39
合計
8:55
4:23
4:27
30
4:57
5:05
25
5:30
5:40
65
6:45
6:52
20
7:12
7:18
20
7:38
7:52
3
7:55
8:05
27
8:32
9:11
24
9:35
9:43
11
9:54
10:08
14
10:22
10:29
6
10:35
10:36
60
11:36
11:43
21
12:04
12:27
26
12:53
12:54
8
13:11
宿泊地
3日目
山行
3:47
休憩
0:31
合計
4:18
7:01
54
宿泊地
7:55
8:05
8
8:13
8:23
12
8:35
8:38
60
9:38
9:39
25
10:04
10:05
15
10:20
10:21
12
10:33
10:34
18
10:52
10:55
10
11:05
10
11:15
11:16
3
11:19
ゴール地点
天候 午前中はほぼ晴れ。
午後から曇りや夕方・夜は雨。
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
富山電鉄立山駅前の駐車場に車を止める(いくつもある)。この時間は駅に一番近い第一駐車場に止められた。8割ほど埋まっている。数年ぶりに着たらゲートができていた(今のところ無料)。入退場の実績をとっているものと思われる。
-------
参考情報:
高速代 約 11000円 (往路:3400円(敦賀〜流杉スマート 深夜割引、復路:7300円 富山〜 平日昼間料金)
ガス代 :約5000円 (162円*20.31L + 170円*10L) : 富山でのガス代 170円/L
アルペンルート代:7380円(往復割引後)
自家用車 CO2 排出量 70Kg (往復約675km キロ当たりCO2排出量 103g/km )
コース状況/
危険箇所等
言わずと知れた山道。
浮石ですが、鎖があるところにはほぼありません(その周囲、鎖とは全く関係ないところには多数あり)。三点支持をして降りることができたら問題ないです。ヨコバイの一歩目は少し大きくとる必要があります。しっかり覗き込んで確認しましょう。
その他周辺情報 ♨: 立山吉峰温泉 JAF/モンベル会員証で 700円→ 630円に。1割引。
https://www.yoshimine.or.jp/?page_id=37
🍴:すし玉 (昼前後に行くと2時間〜3時間待ちになるので要注意)
https://sushitama.co.jp/news-kakeo/
予約できる山小屋
ミヤマリンドウ
2024年08月05日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
4
8/5 11:17
ミヤマリンドウ
徹夜で車を運転してもうヘロヘロ状態でピントも合ってません。
ミヤマダイコンソウ?
2024年08月05日 11:18撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
3
8/5 11:18
徹夜で車を運転してもうヘロヘロ状態でピントも合ってません。
ミヤマダイコンソウ?
クチバシシオガマ
2024年08月05日 11:19撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
4
8/5 11:19
クチバシシオガマ
テント設営完了。遠くに劔。フライシートはしっかりとピンと張ります。テント本体と接触すると、内部が濡れます。
2024年08月05日 12:41撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
5
8/5 12:41
テント設営完了。遠くに劔。フライシートはしっかりとピンと張ります。テント本体と接触すると、内部が濡れます。
混み具合はこんな感じ。左下のテントが私のものです
2024年08月05日 18:43撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
5
8/5 18:43
混み具合はこんな感じ。左下のテントが私のものです
7時頃に寝落ちして、ふと起きたら快晴。
この後、もう一度12時過ぎまでぐっすり寝ました。
これで、体調回復しました。
2024年08月05日 20:22撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
5
8/5 20:22
7時頃に寝落ちして、ふと起きたら快晴。
この後、もう一度12時過ぎまでぐっすり寝ました。
これで、体調回復しました。
二日目。
3時起床し、4時過ぎに出発。
剣山荘が見えてきます
2024年08月06日 04:44撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
3
8/6 4:44
二日目。
3時起床し、4時過ぎに出発。
剣山荘が見えてきます
コオニユリ
2024年08月06日 05:41撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
3
8/6 5:41
コオニユリ
急登。こんなのずっと続きます。
2024年08月06日 06:14撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6
8/6 6:14
急登。こんなのずっと続きます。
前劔に到着(右が私)
2024年08月06日 06:48撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
8
8/6 6:48
前劔に到着(右が私)
危ない橋も、みんなで渡れば、怖くない(笑)
橋の左側におちても無事でしょうが、右側に落ちると、命はないようです。橋はとってもしっかり作ってあり全く揺れなかったので、安心して渡れました。
(ここは登りと下りでルート違います)
2024年08月06日 06:56撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
5
8/6 6:56
危ない橋も、みんなで渡れば、怖くない(笑)
橋の左側におちても無事でしょうが、右側に落ちると、命はないようです。橋はとってもしっかり作ってあり全く揺れなかったので、安心して渡れました。
(ここは登りと下りでルート違います)
自分の順番をまってます(友人のカメラで撮影。5分位カメラの時計、早いです)
2024年08月06日 07:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/6 7:04
自分の順番をまってます(友人のカメラで撮影。5分位カメラの時計、早いです)
6番目鎖場 前劔
前の鎖のトラバースを超えると斜面を下ります(振り返って撮影)
2024年08月06日 07:07撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
4
8/6 7:07
6番目鎖場 前劔
前の鎖のトラバースを超えると斜面を下ります(振り返って撮影)
平蔵の頭(往路 一方通行)
斜面を下りていき、下の方で左に水平移動します。
2024年08月06日 07:38撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
4
8/6 7:38
平蔵の頭(往路 一方通行)
斜面を下りていき、下の方で左に水平移動します。
平蔵の頭を私がおります(友人のカメラ)
2024年08月06日 07:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/6 7:45
平蔵の頭を私がおります(友人のカメラ)
タテバイが見えてきました(奥の岩の中ほど、水平になっているところに人がいますが、そこがタテバイを上がったところ)
2024年08月06日 07:45撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
5
8/6 7:45
タテバイが見えてきました(奥の岩の中ほど、水平になっているところに人がいますが、そこがタテバイを上がったところ)
タテバイを登ります。写真の外、一番右から回り込もうとしたら、浮石だらけでガラガラと石が崩れたのを覚えています。写真の少し右から回り込むのがいいようです。
 タテバイ自体は、適度に杭が打ってあるので、鎖・杭をうまく使うと三点支持をして登れます。上の方、少し足をどこに置くかためらうようなところもあったりしますが、杭、鎖を止めてるアンカーの2つを足場にしました。
2024年08月06日 07:53撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6
8/6 7:53
タテバイを登ります。写真の外、一番右から回り込もうとしたら、浮石だらけでガラガラと石が崩れたのを覚えています。写真の少し右から回り込むのがいいようです。
 タテバイ自体は、適度に杭が打ってあるので、鎖・杭をうまく使うと三点支持をして登れます。上の方、少し足をどこに置くかためらうようなところもあったりしますが、杭、鎖を止めてるアンカーの2つを足場にしました。
タテバイ
見にくいですが、写真右下、豆粒のようなサイズの私が、
タテバイを下から見上げているところを
友人のカメラで撮影(1つ前の写真参照)
2024年08月06日 08:00撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/6 8:00
タテバイ
見にくいですが、写真右下、豆粒のようなサイズの私が、
タテバイを下から見上げているところを
友人のカメラで撮影(1つ前の写真参照)
タテバイを登っている人(左)。タテバイを登り終わった友人(右)
2024年08月06日 08:04撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
5
8/6 8:04
タテバイを登っている人(左)。タテバイを登り終わった友人(右)
槍沢とその向こうに立山。右の遠くに槍も見えます。
2024年08月06日 08:13撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
5
8/6 8:13
槍沢とその向こうに立山。右の遠くに槍も見えます。
トーチョー!。
2024年08月06日 08:37撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
7
8/6 8:37
トーチョー!。
白馬のほうの山々、右端に鹿島槍
2024年08月06日 08:55撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
3
8/6 8:55
白馬のほうの山々、右端に鹿島槍
降りていきます(振り返って撮影)
2024年08月06日 09:10撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
2
8/6 9:10
降りていきます(振り返って撮影)
正面の岩、平蔵の頭。向かって左に縦の筋が一本、もう少し右に折れ曲がった白い筋があります。
左が登頂時のルート(斜面を降りる方)
右が下山時のルート(斜面を上る方)
2024年08月06日 09:12撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
3
8/6 9:12
正面の岩、平蔵の頭。向かって左に縦の筋が一本、もう少し右に折れ曲がった白い筋があります。
左が登頂時のルート(斜面を降りる方)
右が下山時のルート(斜面を上る方)
タテバイとヨコバイの分岐あたり
写真のフレームの左外に、タテバイからのルートがあります。この写真は、ヨコバイの最初の下り部分。
2024年08月06日 09:32撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
4
8/6 9:32
タテバイとヨコバイの分岐あたり
写真のフレームの左外に、タテバイからのルートがあります。この写真は、ヨコバイの最初の下り部分。
私が降りる番(友人のカメラ)
赤い↑がついているところが、最初の足を置くところだったと思います。慎重におり、平行移動(ヨコバイ歩き)が始まるところに移動。
2024年08月06日 09:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/6 9:42
私が降りる番(友人のカメラ)
赤い↑がついているところが、最初の足を置くところだったと思います。慎重におり、平行移動(ヨコバイ歩き)が始まるところに移動。
ヨコバイの第一歩。ヨコバイの名前の通り横方向に動きます。チェーンもそれに沿って走ってます。この谷、落ちたら数十m そのまま落下します。(ヨコバイを終わった後、振り返って撮影)
2024年08月06日 09:39撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
7
8/6 9:39
ヨコバイの第一歩。ヨコバイの名前の通り横方向に動きます。チェーンもそれに沿って走ってます。この谷、落ちたら数十m そのまま落下します。(ヨコバイを終わった後、振り返って撮影)
ヨコバイが終ってほっとできるのか、と思ったら梯子。(振り返って撮影)
2024年08月06日 09:43撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
2
8/6 9:43
ヨコバイが終ってほっとできるのか、と思ったら梯子。(振り返って撮影)
さらに鎖場もいくつも出てきます。1つだけアップしてますが、連続してます。(振り返って撮影)
(登りと下りでルート違います)
2024年08月06日 09:47撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
2
8/6 9:47
さらに鎖場もいくつも出てきます。1つだけアップしてますが、連続してます。(振り返って撮影)
(登りと下りでルート違います)
平蔵の頭
今頃、大きなザックを持った3人が山に上がってくる(この斜面を降りてくる)と思ったら、富山県警山岳警備隊の方々でした。ご苦労様です。
(登りと下りでルート違います)
2024年08月06日 09:57撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
3
8/6 9:57
平蔵の頭
今頃、大きなザックを持った3人が山に上がってくる(この斜面を降りてくる)と思ったら、富山県警山岳警備隊の方々でした。ご苦労様です。
(登りと下りでルート違います)
同、平蔵の頭(帰り)
この鎖場が一番怖かった。まず鎖で上に登り、次、向かって左に水平移動。移動時の足場、微妙に傾きがあるが鎖はないのです。
滑らないというのがわかるのですが・・滑り始めたら下まで落ちます。水平移動が終わったらまた鎖が出てきます。
(登りと下りでルート違います)
2024年08月06日 10:00撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6
8/6 10:00
同、平蔵の頭(帰り)
この鎖場が一番怖かった。まず鎖で上に登り、次、向かって左に水平移動。移動時の足場、微妙に傾きがあるが鎖はないのです。
滑らないというのがわかるのですが・・滑り始めたら下まで落ちます。水平移動が終わったらまた鎖が出てきます。
(登りと下りでルート違います)
ずいぶんとしたまで降りてきたところです。花も撮ったりして
2024年08月06日 11:47撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
4
8/6 11:47
ずいぶんとしたまで降りてきたところです。花も撮ったりして
ミヤマキンポウゲ
2024年08月06日 11:53撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
2
8/6 11:53
ミヤマキンポウゲ
無事、剣山荘まで降りてきました。
友は生ビール、私はカルピスウォーター(500円也)を買いましたこの山、負荷が高かったようで、しばらく休んで体が冷えてくると、右足の筋肉に痛みが出てきました。
2024年08月06日 12:02撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
7
8/6 12:02
無事、剣山荘まで降りてきました。
友は生ビール、私はカルピスウォーター(500円也)を買いましたこの山、負荷が高かったようで、しばらく休んで体が冷えてくると、右足の筋肉に痛みが出てきました。
アオノツガザクラ
2024年08月06日 12:40撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
2
8/6 12:40
アオノツガザクラ
テント場まで帰ってきてひと眠りした後。日暮れ時の風景
2024年08月06日 19:30撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
3
8/6 19:30
テント場まで帰ってきてひと眠りした後。日暮れ時の風景
三日目。2時半から始まった話し声ですっかり目が覚めてしまい。夜景の撮影を楽しむことに。テントから星空と剱岳を望む。劔の中腹にはヘッデンの光が見える。
筋肉痛でるかな?と思ったらありませんでした。
2024年08月07日 03:42撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
2
8/7 3:42
三日目。2時半から始まった話し声ですっかり目が覚めてしまい。夜景の撮影を楽しむことに。テントから星空と剱岳を望む。劔の中腹にはヘッデンの光が見える。
筋肉痛でるかな?と思ったらありませんでした。
劔人の(劔澤小屋限定)Tシャツを着て劔御前山から劔を望む
2024年08月07日 08:14撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
5
8/7 8:14
劔人の(劔澤小屋限定)Tシャツを着て劔御前山から劔を望む
リンドウの群生
2024年08月07日 08:43撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
2
8/7 8:43
リンドウの群生
チングルマ畑
2024年08月07日 09:10撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
3
8/7 9:10
チングルマ畑
・・・と、雷鳥の親子!
2024年08月07日 09:33撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
3
8/7 9:33
・・・と、雷鳥の親子!
室堂に帰ってきました
2024年08月07日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
6
8/7 11:03
室堂に帰ってきました
すし玉にて。最初の一皿だけ撮影😄
2024年08月07日 15:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
5
8/7 15:31
すし玉にて。最初の一皿だけ撮影😄
3日間ほぼ快晴。やっと劔を登れました。
6
3日間ほぼ快晴。やっと劔を登れました。

装備

個人装備
アタックザック
1
必須
1日目 水1.5L
1
0.5L 消費
2日目 水2.0L+ポカリスエット粉 1.5L 分
2.0
1.5L 消費+帰り劍山荘で500cc ジュース を消費
3日目 水1.5L
1.5L
1.0 L 消費
食べ物(パスタ、煮込みごはん、ラーメン等)
8食分
6食分(1日目昼夜、2日目 朝昼夜、三日目朝)を消費
衣類(行動中)
写真参照(半袖Tシャツ, アームカバー), スポーツタイツ+短パン
衣類(就寝中)
メリノウール薄長袖+前ボタンシャツ+フリース類
シュラフ
1
NANGA UDD 380
靴(モンベル トレイルグリッパー & BOA 採用モデル)
できるだけ滑らない靴底+紐の結びなおしが要らない靴
備考 一日目の体調だと二日目は登れないなと思っていたが、ちゃんと回復してよかった。下山途中、「こんなにしんどいとは思わなかった」と、途中で登頂をあきらめて降りてこられた方に出会った。適切な判断をされる方だなと思う。

感想

知人と二人で劔に行ってきました。

[事前準備]
■ 体力・筋力アップ
知人が一日 100回のスクワットをしているということで、私も100回のスクワットを始める。結局4回しかできてないが・・10kg の負荷をかけて実施すると、1回目右足が筋肉痛、2回目左足が筋肉痛となりそれぞれ3日休養。3回目で筋肉痛がなくなり、4回目で当日近くとなり、終了。
■ 計画
岩場が多いので雨も考慮して1日予備日を設け、5-7 or 5-8 で予定。
 あとコースタイムは この手の岩場で 1.0 は出たことないので(前穂)、1.3あたりで設定し、雷が鳴りだす昼頃には稜線から降りてこられる時刻で逆算、またモンベルの MOC の出発時刻なども参考に、4時をテン場出発としました。
[一日目]
関西を深夜12時に出発。途中で少し休みながら立山駅に6時半頃だったかに到着。駅にはすでに 15人位並んでいる。列に並ぼうとすると、[ジュピタさん!」と呼ぶ声、振り返ると カヨさん(kayokos)の顔。びっくり。「どこに行くんですか?」と聞くと、「ナイショ」との返事(笑)。
 さて室堂につく。登山届提出を求められる。私は、mt-compass にて提出済というと、「OKですとのこと」知人は別途紙に書いて提出した。
 その後、湧き水を補給し出発。寝不足の体に、雷鳥沢から剣御前小屋までの急登が堪え、フラフラになってテント場に到着。リュックを下して空荷になってもフラフラ・めまいがする。「このままならば、明日は登らずにテント場にいよう」という決心をして寝る。
 晩飯後、すぐ眠たくなって眠る。何度か目が覚めたもののぐっすり寝られた。
[二日目]
朝3時まえに起床。体は動く。これならば行けそう。ただし、外はポツリポツリと雨。スマホの電波が届かず(au で1本立つのだが、情報が入らない) 。この雨が止むのかどうかわからないものの、とりあえず劍山荘まで行く。山荘での天気予報は晴。トイレも借りた。100円。水洗の綺麗なトイレです。
 あとは写真のコメントの通りで、橋を渡り、延々と急登、鎖場が続きます。ほとんど気が抜けない状態で、タテバイに入ります。(なお橋は帰りはわたりません)。
(事前学習動画1. https://www.youtube.com/watch?v=zDKf5YSLuZ0 )

 タテバイは、杭が打ってあり、鎖が通してあるので基本、杭に手かけたり足で踏んだりして登ります。登りきって、岩の隙間を登っていくと、ヨコバイ(復路)との分岐ポイントに出ます。そのあとも急登が続きますが登りきると頂上。
(事前学習動画2. https://www.youtube.com/watch?v=L6Dh03fisz0&t=405s )

 帰りは、ヨコバイに入ります。ヨコバイと言っても最初は急な下り。途中で横に進む第一歩。ここがかなり緊張します。岩には、赤い□のマークがつけてあり「ここに足を入れます」サインがあります。が、やはりわかりづらいので、鎖に体重を預け、身を乗り出して足場を探します。
(事前学習動画3. https://www.youtube.com/watch?v=0dH1aY83vYI )

 私の場合、体は山側に向けて降りるので(体を谷に向いて降りたり、半身で降りる場合は左足からと書かれていたりしますが)一歩目は右足です。鎖に体重を預けつつ、一歩目を徐々に下します。結構下までおろしたと思います。赤いペンキまで下して一歩目。次に左足、右足よりも少し下に同じく赤枠あったかと。ここまでくると十分余裕ができて、鎖を持ちながら下を覗き込むことができます。(確か)そこに両足を揃えて、後はカニ歩きして移動していきます。

 ヨコバイの一歩目、「ここで何人も亡くなっているんだよな〜」なんて余計なこと考えていたものですから、緊張が体に走ります。下りのときの三点支持の腕は低いところで支える習慣があるのですが、(怖くて?)両手とも鎖を持っている関係で、なかなか覗き込めず焦りました。二人目はそれを見て通るので楽と連れは言ってました。
 ヨコバイを通ったあとは楽かなーと思ったらすぐに梯子、さらに鎖場・鎖場・・・と連続していきます。往路は尾根の左斜面をとっていますが、復路は基本ヨコバイを過ぎたところから前劔まで、尾根の右斜面を歩きます(途中合流するところもあります)。右側でも、急な岩場・ガレ場・ザレ場を下り続けます。槍(ヶ岳)の穂先の部分をずっと歩いているような状態が延々と続く感じ。緊張状態が続きます。
 ちなみに一服劔から下で、2回ほど右足を躓きかけました。正直、かなり疲れていたかと思います。剣山荘で休憩していたら、弱い方の右足が疲労痛を起こしてました。

[三日目]
二日目の夜は、深夜 8℃位まで下がってます(メリノウール+長袖前ボタン+フリース+シュラフを上にかぶって寝ました)。
 帰りは、剣御前小屋から雷鳥沢までを直で降りるコースで計画していたが、斜面が緩やかということで、新室堂乗越(大日岳方面の道)経由で降りる。こちらはチングルマ畑が一面に咲いているいいコース。人も少なくてのんびりできます。雷鳥もいたりと素晴らしいコースでした。

----- 以下テント場での感想・食事 -----
[トイレ, 水場]
トイレは2か所あります。バイオトイレともう一つ。私はバイオトイレしか使っていませんが、テントが混みだすと「におい強烈です」とのこと。和式のトイレで、大のほうの前には「なんで、スマホ持ってきた?落としたら取れないよ」との張り紙(笑)。もう一つのほうは使ってません。
水場は、管理棟近くの、塩素消毒をしている水場と、そうでない水場の2か所。水量は豊富です。

[大学のワンゲル・登山部]
 今回テント場におそらく、3組の登山サークル/部がいた。1組は三角屋根をしたテントを張っていたグループ。このグループは一番統率が取れていた気がする。朝に準備運動を全員でしていて、終わったと思ったらリュックを背負って静かに出発していた。
 二つ目は、オーバル型の赤いテントと緑の大きなテントを持っていたグループ、ここも静かにテントを張り、撤収していた。三日目に私たちを抜かしていったが、グループ全体が、リーダを中心にしっかり動いてたと思う。
 で、問題は、3つ目のグループ、6角形のテントを2張ほど張っていた。xx大学という名前を書いてあったとのこと。このグループ、朝の2時半ごろから、出発するまでずっと話をしていた。何かの指示・打ち合わせのような気もしたが、よくまあしゃべる。その声で目が覚めた私は、夜空を眺めて時間を過ごしていました。

[山のテント場をオートキャンプ場と思っている?]
 ここの、水場、2つあるうちの一つはコンクリートでできてて、蛇口が8つ位あります。が、そこに麺を捨ててる人いるんですね。排水口に麺が溜まってました。
 単に、その人のごみの問題でなく、やがて熊がやってきて残飯をあさり、そのうちテント場に危険が及ぶのではとか考えてしまいます(利用者のごみで閉鎖になった) 。ゴミ流してても誰か、自然が、掃除してくれると思ってる?高山ではそんなことはありません。ちゃんと自己責任で処理しましょう。
参考1 大野山アルプスランド ごみ問題: https://www.town.inagawa.lg.jp/soshiki/kikakusomu/kankou/kanko/ooyasann2/1608682751480.html
参考2 木梨平 熊によるテント被害 : https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1188

参考:食事道具および具材
一日目夜:パスタ+オニオンスープ
具材:3分パスタ+ソース (https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550583935801), オニオンスープ(https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550583965723)
道具:メスティン 1.5合用
作り方:
少量の水で、パスタソースを温める。温めたお湯でそのままパスタをゆでる(水が足りない場合は多少入れるが、水がほぼない状態にし、最後ソースをかけて完了

二日目夜:モンベルの白ご飯+炊き込みご飯のもと
(https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550584132728)
具材:モンベルの白ご飯 1.5合(230g位)。
作り方:お湯を沸かし、炊き込みご飯の素を入れて再度沸騰。そこにモンベルの白ご飯を入れ、5分ほど待って完了。

その他
ガスの使用量 60g (6食分) 。なお夏仕様のガスは三日目の朝 10℃を下回った時に出力が低下しました。

[計画と実績について]
以下、ヤマレコで作成した計画と実績です。計画はヤマレコの標準 x 1.3 で作成しました。

         計画   実績
一日目:(計画では 9時出発だがペースを確認したいために出発時間合わせた)
室堂      8:34発  8:34発
みくりが池   8:47着  8:42着
雷鳥荘     9:13着  9:00着
剱御前小舎   12:05着 11:04着
剱沢キャンプ場 12:47着 12:36着 ← ここへの到着を昼頃に設定


二日目: (同、元計画は4時出発)
剱沢キャンプ場 4:16発  4:16発 
剣山荘     4:46着  4:16発
一服剱     5:28着  5:30着〜5:40着
前剱      6:46着  7:12着〜7:18着
剱岳      8:52着  8:32着
前剱      10:37着 10:35着
一服剱     11:42着 10:04着
剣山荘     12:05着 12:04着 ← ここへの到着を昼頃に設定
剱沢小屋    12:27着 12:53着
剱沢キャンプ場 12:44着 13:02着

三日目は省略

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コメント

jupitaさん、こんにちは^_^
立山駅ではびっくりでしたね、平日でしたし
手に汗握る大冒険ですね👀

テント場のグループ、困りましたね
大学名の看板背負ってそんな……
水場の使い方も

ともあれ、無事の下山、お疲れさまでした!
私は4泊5日のロングで筋肉痛です(?*?_?*?)
2024/8/10 11:10
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1
kayoさん、私もびっくりしました。私の名前を呼ぶ人がいる??と。まさか駅で合うとは・・・。テント場の人、挨拶するとか礼儀は正しいかったとのことですので、深夜・早朝の会話はもう少し考えてくれたらいいかと思いました。
 水場は、捨てたというか、洗った残飯の麺類が大量に散らかってて、こりゃひどいと思いました。ここで洗うのでなく、土に埋めるだけで、ずいぶんと違うでしょうね。
 楽しい2泊3日でした。kayo さんの4泊5日のレポート楽しみにしています。
2024/8/10 11:34
とても詳しくて怖すぎる写真達、ビクビクしながら読みました。30数年前に登ったのですが、前剣、一服剣、そのうえの横ばいから縦ばいへと懐かしさが甦りました。当時は曇っていて最後に雨が降り出して景色がこんなに美しくなかったので尚更です。
2024/8/11 10:57
Konnichihaさん、こんにちは!
平日で人も混んでおらず、隙間をあけて歩けそうだったので(その分足場や手がかりは自分で探さないといけませんが・・・)、要所要所でできる限り写真を、と決めて撮影していました。懐かしく思ってもらってよかったです😄
2024/8/11 12:03
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地蔵です。
ヨコバイの写真ありがとうございます。よく撮れていて、いい写真だと気に入っています。加工しなくとも良いです。他の写真も気合いが入ったものばかりですね。帰路、雷鳥に遭遇されたのですね。羨ましい限りです。また、どこかでお会いしましょう。
2024/8/11 15:35
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地蔵さん、山の写真、人と一緒にとらないと、傾斜角度、大きさなどがわかりづらいので、地蔵さんをモデルに撮影しよう!と思って撮影したのが、あのヨコバイの写真でした。気に入っていただいてありがとうございます。またどこかでお会いできることを楽しみにしています。
2024/8/11 16:10
ジュピタさん、こんにちは。

剱岳は早月尾根と別山尾根で以前に登っているのですが、その時ときっと今はまた違う感性で登れたら楽しいだろう、また行きたいなと思っているところにジュピタさんのレコ、私は岩場を全てテキトーな感覚で登っているので緻密なレポートを楽しませていただきました。

山岳部のマナーは残念ですね。7月8月は高校大学山岳部の合宿などがあるようで私もテント場では学校名入りのテントをよく見かけます。大抵どの学校の学生さんも挨拶はいいんですけど、マナーや学習姿勢は不可解な部分が多いです。最近、テントを張り綱・ペグ固定しない山岳部テントをよく見ます。テント倒壊か紛失だろうなと思いつつ見てます。マナーや安全を重んじるよい先輩がいないんでしょうね。
2024/8/27 22:53
minislopeさん、コメントありがとうございます。
 これが初めての劔でした。普段から写真を撮っていますが、せっかくなので、どういうところか、というのが記憶・記録に残るようにと思い、写真を撮るだけでなく、その時に何を考えていたかも含めて記載していましたので、コメント頂いてうれしいです。
 山岳部、連れは「とっても元気な挨拶してたよ〜」といい印象をもっていたので、2時過ぎごろから話がとぎれなかったのは残念だと思います。
 今日の計画の確認ならば前夜にする。当日の天候に基づく注意ならば、登り口の剣山荘でするとか、色々やり方はあったように思いながら、話し声を聞いていました。
2024/8/28 11:42
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