そそり立つ岩のドームの塩見岳(鳥倉登山口〜三伏峠〜小河内岳)
- GPS
- 27:56
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 2,524m
- 下り
- 2,524m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 8:41
天候 | 1日目:晴れ&ガス 2日目:晴れ&ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
伊那大島 6:45 → 鳥倉登山口 8:30 (\1680+荷物\840=\2520 南アルプス登山バス 鳥倉線) ・帰り 鳥倉登山口 14:25 → 伊那大島 16:06 (同) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・トイレ 鳥倉登山口、三伏峠小屋 ・テント場 一泊\2000、水場は小河内岳方面へ往復30分 --- ・鳥倉登山口〜三伏峠小屋 粘土質の土が多く滑りやすい 1/10から9/10まで目印がある。 スタートから4/10は急登 4/10〜7/10はトラバースアップダウンと丸太桟橋 8/10〜最後は九十九折り急登 7/10あたりに水場があるが苦くて飲めなかった。 何となくだけど仙丈ヶ岳の樹林帯に似てた。 ・三伏峠小屋〜小河内岳 烏帽子岳、前小河内岳のピークがある。 一部変な分岐がある。 烏帽子、前小河内間は一部崩落で足場が狭かった。 南アルプスがよく見える。 ・三伏峠小屋〜塩見岳 時々泥濘あり。 三伏山、本谷山のピークがある。 本谷山では右の分岐に進む。 広い林でテープを見失わないように注意。 山頂直下は鎖場多数。落石注意。黄ペンキ目印。 |
写真
装備
個人装備 |
調理器具
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
|
---|---|
共同装備 |
調理器具
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
|
感想
お盆2日目からは塩見岳の方へ。
南海トラフの影響もあり、中央線が遅れていた為、前日の伊那大島入りが出来なくなるところでしたが、電車の接続はちゃんと待ってくれる温情措置により無事前日入り出来ました。
この辺りのホテルはどこも満室なので最終手段の野宿発動。
伊那大島駅前はちゃんとしたベンチもあるし、コンビニもあるし、駅舎も何故か開いてるので、寒さのないこの時期は実は野宿が最適解なのかも、
自分の他にも3人いました。
皆さん逞しすぎます。
3時半ごろになるとジャンボタクシーで鳥倉にいく登山客がわんさかと。
一体どこからやって来たのか。
大勢の前で寝ていたのが恥ずかしい。
6時過ぎには豊橋からの電車が入って来てバス停の前は10数名の登山客で賑わいました。
もう日差しで暑い状態です。
バスはもっと早い時間の出発でも良さそうなものですが、何せ不便なところなので上下線の電車待ちはマストなのでしょうね。
バスは一台で乗り込めましたが、途中利用の方のために2台で出発しました。
マイクロバスで先払いの形式です。
結構揺れましたが眠りにはつけました。
鳥倉登山口は一般車が入れない所なのでアドバンテージがあります。
車持ちに対するこの優越感、しばらく味わってなかったような。
〜1日目〜
登山口からはいきなりの急登でペースを掴むのに苦労しました。でも一定の心拍で登ることを意識すると意外と疲れにくくなるものです。
登山道は1/10ことに看板があり、励みになります。
最後の方は怪しかったけど、割と等間隔になってそうでした。
三伏峠小屋は10時半だというのに三割がたテントが埋まっています。
今日は混雑が予想されるので、区画を無視して出来るだけ詰めて下さいとのこと。
隣と密着するような距離感でぎゅうぎゅう詰め。
これはこれで賑やかで良いけど夜中に出ていくのは気が引けるなぁ。
というのも、ここは翌朝10時までに撤収しないと倍額取られてしまうので、とくに塩見岳なんか、往復8時間はかかるのでものすごく早く出なくてはならない。
無料のデポスペースはあるけど、夜中の撤収は大変だし、結露もあるしね。
あとはこのテン場、水場が恐ろしく遠くて、下り登りで往復30分。
これが何気に辛いです。
極力回数は減らしたい所です。
設営完了後まだ午前中なので、計画通り小河内岳に向かいました。
標高差はそんなにないけど、何度かピークを超えるのでアップダウンがあります。
もう周囲は結構ガスってたのでめちゃくちゃ良い景色は拝めませんでしたが、道中何度かガスが抜ける瞬間があり、塩見岳や北側東側はよく見えました。
やっぱり形ですぐわかる塩見岳は秀逸でした。
小河内岳では2時間弱粘って数分良い景色が見られた程度。
荒川三山は期待していただけに残念でした。
あと読み方おごうちかと思ってたら標識こごうちだった。
4時を過ぎると天候が安定して来て北岳や甲斐駒ヶ岳などもよく見えました。
夕焼けは三伏峠近くの三伏山にて見ました。
若干時間に遅れましたが綺麗な空に山々が映えました。
ここはテント場近いしおすすめスポットかも。
〜2日目〜
自身最速記録1:00にスタートしました。
この時間でも三伏山には星景写真を撮られる方が数名。
この日は天の川も出ていたので良い写真が撮れたでしょうね。
景色のいい場所はそこくらいで後は樹林帯。
傾斜は緩いし夜道でもわかりやすい登山道だったので助かりました。
迷いやすい所は、本谷山の分岐とそこから下り切った所の広い林くらいですかね。
意外と下るので目的地につかないかもという不安が押し寄せて闇夜だけに病みそうでした。
やっぱり早く出過ぎたのか塩見岳の岩場さえもガスと闇に包まれて結構怖かったです。
岩場で間違えると致命的ですもんね。
ガスのせいでトワイライトの明るさもいまいちでしたし。
でもその分雲海が広がってたので見応えはありました。
塩見岳ではお一人とご一緒できまして写真を撮りあったり有意義に過ごせました。
南アルプスだけではなく富士山や北アルプスまで見えて、あんな良い景色1人で堪能するのはもったいないので本当に良かったです。
しかも雷鳥の子供がすごい近くまで寄って来てくれたのはめちゃくちゃ嬉しかったです。
朝日を浴びて映えてました♪
帰りは同じ道をピストン。
こんなに登ったっけ?っていうくらい登る。
途中まで苗場山より楽かもと思ってましたが、そんなことはありませんでした。
モウヤダツライ。
でも目標の10時には間に合ったので心の中では万々歳。
三伏峠で回復した後は2時間下るだけ。
暑くて辛かったけど、本当に辛いのはトイレとベンチ以外何もない鳥倉登山口で2時間待たなければならなかったこと。
幸い同じ方が何人もいらっしゃったことで待ち時間が苦にならなかったことが救いでした。
しかし、この辺りを登る人って何泊もして縦走する方ばかりで、話を聞いてただただ驚くばかりでした。
もっとこの辺りの山域に詳しければ、もっとたくさん話を引き出せたはずなので、そこは少し後悔しました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する