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記録ID: 711410
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ハイキング
朝日・出羽三山

祝瓶山ー針生平から鈴振尾根を登る

2015年09月05日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.6km
登り
1,058m
下り
1,042m

コースタイム

日帰り
山行
5:00
休憩
1:10
合計
6:10
7:20
5
7:25
15
7:40
120
祝瓶山・大朝日岳分岐
9:40
9:45
30
10:15
11:05
35
11:40
11:45
65
12:50
13:00
15
13:15
15
祝瓶山・大朝日岳分岐
13:30
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口までは小国町から県道261号で25キロほど。途中から無舗装の林道となるが5,6キロで登山口に到着する。駐車場は4,5台のスペースがある。登山口て前にも数か所、駐車スペースがある。
その他周辺情報 登山口から数キロの、五味沢に「白い森交流センターりふれ」に日帰り入浴施設がある。
登山口の駐車場
2015年09月05日 07:18撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 7:18
登山口の駐車場
荒川に架かる大石橋。不安定なつり橋。
2015年09月05日 07:22撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
2
9/5 7:22
荒川に架かる大石橋。不安定なつり橋。
祝瓶山への分岐。
2015年09月05日 07:42撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 7:42
祝瓶山への分岐。
朝日連峰主脈は雲の中。
2015年09月05日 07:57撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 7:57
朝日連峰主脈は雲の中。
萩に似た花が盛り。
2015年09月05日 07:59撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 7:59
萩に似た花が盛り。
2015年09月05日 08:05撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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一の塔までまだ遠い。
2015年09月05日 08:21撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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一の塔までまだ遠い。
2015年09月05日 09:06撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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ナナカマドの赤い実が秋を感じさせる。
2015年09月05日 09:31撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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ナナカマドの赤い実が秋を感じさせる。
一の塔。
2015年09月05日 09:40撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
2
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一の塔。
祝瓶山の山頂まであとひと登り。
2015年09月05日 09:41撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
5
9/5 9:41
祝瓶山の山頂まであとひと登り。
朝日連峰の稜線は雲の中。
2015年09月05日 09:41撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 9:41
朝日連峰の稜線は雲の中。
最後の登り。
2015年09月05日 10:08撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
3
9/5 10:08
最後の登り。
山頂に着いた。誰もいない一番乗り。
2015年09月05日 10:15撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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山頂に着いた。誰もいない一番乗り。
グループの人達が登っていく。
2015年09月05日 11:14撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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グループの人達が登っていく。
2015年09月05日 11:21撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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リンドウ?
2015年09月05日 11:24撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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リンドウ?
朝日連峰主稜。大朝日岳、中岳、西朝日岳。
2015年09月05日 11:26撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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9/5 11:26
朝日連峰主稜。大朝日岳、中岳、西朝日岳。
ミヤマアキノキリンソウ
2015年09月05日 11:40撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
1
9/5 11:40
ミヤマアキノキリンソウ
一の塔から大朝日岳。
2015年09月05日 11:41撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 11:41
一の塔から大朝日岳。
クワガタが岩の上で息絶えていた。
2015年09月05日 11:42撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 11:42
クワガタが岩の上で息絶えていた。
赤鼻尾根の彼方に大朝日岳。
2015年09月05日 11:42撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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9/5 11:42
赤鼻尾根の彼方に大朝日岳。
左は大天山?
2015年09月05日 11:43撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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左は大天山?
山頂を振り返る。
2015年09月05日 11:43撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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9/5 11:43
山頂を振り返る。
一の塔が遠くなった。
2015年09月05日 12:43撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 12:43
一の塔が遠くなった。
大朝日岳の山頂に雲が掛る。
2015年09月05日 12:43撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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大朝日岳の山頂に雲が掛る。
鈴出の水場。木の枝を伝いながら下る。結構急な道。水筒を山頂に忘れたことに気付く。
2015年09月05日 13:02撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 13:02
鈴出の水場。木の枝を伝いながら下る。結構急な道。水筒を山頂に忘れたことに気付く。
角楢小屋方面との分岐まで戻る。
2015年09月05日 13:17撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
9/5 13:17
角楢小屋方面との分岐まで戻る。
大石橋を渡って…
2015年09月05日 13:31撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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9/5 13:31
大石橋を渡って…
登山口に無事下山。
2015年09月05日 13:31撮影 by  PENTAX Optio I-10, PENTAX
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登山口に無事下山。
撮影機器:

感想

 祝瓶山。いわいがめやま、と読む。何やらお目出度い名前の山だ。朝日連峰のほぼ南端に位置し、日本三百名山のひとつで、しかも東北のマッターホルンといわれている。数年前から、一度登ってみたいと思っていた山だった。
 自宅からアプローチが近い小国口の針生平から、鈴振尾根を登ることにする。予報は久しぶりに、昼には晴れるという。それを、期待して出かける。
 五味沢の集落を過ぎると、1車線の砂利道となるが、いくらも走らないうちに登山口に着いた。登山口には既に、3台ほど車がとまっていた。ほぼ同時に、到着した車から、5,6人の男女のパーティーが降りてきた。
 どちらに登るのですか、と尋ねると、祝瓶山だという。初めての山なので、同時に登り始める人達がいるのは、心強い。

 最初に荒川に架かる大石橋を渡る。幅30センチほどの細い板が渡してあるだけの、つり橋だ。川面からの高さがあまりないので、さほどの恐怖心は起きないが、ぐらぐら揺れるので、やはり緊張する。
 渡り切って、直ぐに再び、沢に掛かる板の橋を渡ると、赤い三角屋根の小屋が見えてくる。
 ここから分岐点までの1キロ弱は、平坦な遊歩道のような道が続く。分岐の標識(至・カクナラ・大朝日岳/至・祝瓶山)を右に道を取ると、本格的な登山道らしくなる。

 灌木の茂る尾根道をひたすら登る。道の脇には、ところどころ萩に似た花が咲いている。標高618メートルから817メートルまでは、けっこうな急登が続く。クマよけの鈴がにぎやかに鳴る。それで鈴振尾根というのだろうか。時折、右手に朝日連峰の主稜部が見えるが、上の方は雲が掛かって、見えない。
 標高817メートルから一旦50メートルほど下り、登り返しとなる。はるか遠くに、三角に尖ったピークが眺められるが、あれが山頂だろうか。しかし、山頂の手前に、一の塔というピークがあるはずだ。そうだとすると、まだまだずいぶん先が長いと感じる。
 登るにつれて、ナナカマドの赤い実が目立ち始める。いくつかの急登を経て、岩の重なる個所を越え、ようやく一の塔にたどり着いた。鋭く尖った山頂は大分、大きくなって来た。しかし、山頂は時折ガスが掛かり、見えたり隠れたりを繰り返している。
 かなり疲れが出ていたのだろう、標高1350メートルにある分岐、赤鼻を経て、祝瓶山荘に下る道との分岐にも気が付かなかった。最後の急坂を喘ぎながら登り切ると、視界が開けて、山頂に立った。

 そこには、三角点の石柱と、祝瓶山1417Mと書かれた、ちょっとみすぼらしい木の柱が淋しく建っていた。強い風が吹いていて、誰もいなかった。
 すると、登山口に3台ほどあった車の持ち主は、大朝日に登ったのだろうか。それとも釣り人だろうか。
 山上にはガスが掛かって、朝日の主稜は見えない。下の方は晴れていて、南西方向に小さく祝瓶山荘と木地山ダム湖が意外な近さで、眺められた。
 風が強いので、山頂のはずれの草薮の中で、食事を取ることにした。コッヘルでインスタントラーメンを煮ていると、ブヨだろうか、虫が次々に飛び込んでくる。そのたびに、箸でつまんで取り除ける。むろん、虫は絶命している。ブヨでだしを取るなんて、絶対したくない。こんな経験は、あまり記憶にない。祝瓶山のブヨはラーメンに目がないのだろうか。
悪戦苦闘して食事をしていると、こんにちはという声がして、ひとりの男性が登って来た。登山口にいた団体さんかと思ったが、他の人がいないので、違うようだ。
 食事を終わって、声を掛けると、その人は、こちらとは違う祝瓶山荘からのコースを登って来たそうだ。
 新潟にはいい山が沢山ありますよね、というので、いやいや、山形の方があるんじゃないですか、と互いにエールを交換する。
 山上を覆うガスは、いつまでたっても晴れそうもないので、下山することにする。晴れていれば、素晴らしい景色が展望できるだろうに、残念だ。
 下り始めてすぐに、登山口で一緒だったグループの人達が登ってくるのに出会った。皆さん和気あいあいと、楽しそうに登ってくる。
 赤鼻への分岐あたりまで下ってくると、朝日連峰の主稜線が見えてきた。雲が取れて、大朝日の尖った三角形が姿をあらわした。

 鈴出の水場まで下って来て、せっかくなので、水を汲んで持ち帰ろうと、リュックを開けるが、水筒がない。山頂で食事をした時、まとわりつく虫に気が取られて、忘れてきてしまったに違いない。30年以上使ってきた水筒なので、愛着があるが、ここからまた山頂を往復するだけの力は残っていない。あきらめて、悄然と山を下る。あれを持って、あの山この山、と随分登ったな、と多少感傷的になりながら、登山口にたどり着いた。

 2日後、パソコンで「飯豊朝日連峰の登山者情報」という、よく見るサイトをのぞいて、あっと声が出た。何と、あの水筒が写真入りで載っているではないか。親切な方が、麓の小国警察署に届けてくれたのだ。
 多分、同じコースを登った、あのグループの人達にちがいない。あのような古い、ボロの水筒をわざわざ警察署に届けていただき、ありがとうございました。山で受けた親切のお蔭で、祝瓶山は忘れがたい山となった。

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コメント

水筒が無事届いて良かったです。
こんばんは。祝瓶山でお会いしたグループの一人です。

磨かれた年代物の水筒で、きっと大切にされていたんだろうな〜〜と、そのままにしておけませんでした。

新潟の方だったのですね。私達も新潟です。水筒を目印に、どこかのお山でお会いできるかもしれませんね 〜〜。
2015/9/9 23:50
Re: 水筒が無事届いて良かったです。
おはようございます。届けてくださったのは、やはりあのグループの方だったのですね。水筒は随分長く使ったのだから、あきらめようと、自分にいいきかせていた矢先でした。ほんとうに、感謝いたします。新潟の方たちだったのですね、そうですね、またどこかでお会いできるかもしれないですね。レコ楽しく拝見させていただきました。
2015/9/10 9:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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